緋弾と暗黒卿   作:るーあじょーじ

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 あまり文章はうまくないですー。なので違和感を感じて、不快に思う人にはお勧めできないです。


始まり

 銀河帝国の皇帝であるパルパティーンことダースシディアスの右腕であるダースベイダーは、今の自分に置かれた状況に困惑していた。

 目の前の光景は、ベイダー卿がこれまで見てきたどの星よりも、異質に思えた。

 見た感じ文化レベルは低く、宇宙船も飛び交っていないし、他種族が全然見当たらない。だから全身黒色で統一されているベイダーは、周りの目を引き、じろじろとこちらを見てくる視線を感じる。

(たしかスターデストロイヤーに乗っていたはずだ。なのになぜこんな辺鄙な土地にいる?もしかしてハイパースペースが失敗したか、いや、そうならば私一人しかいないのはおかしい)

 腕を組み、もくもくと思考の底に埋まっていくベイダー。しかしいくら理屈をあわせても、全然答えがでてこない。いつも余裕の態度をしているベイダーであったが、今回ばかりはさすがに焦っていた。

 歩道のど真ん中で立ち止まり、腕を組む2m近くの黒い物体を恐怖に思うのか、道行く人々は避け、雪にまいた塩化ナトリウムみたいな図が出来上がっていた。

(フォースを使っても、皇帝と連絡がとれない。これじゃどうしようもない。)

 フォースの調子が悪いのか、波長があわない。仕方がない、港を探して、帝国とコンタクトのとれる星まで宇宙船で移動するしかない。さっさと港を見つけばいいのだ。いくら辺鄙な土地でも港ぐらいはあるだろう。

 めんどくさそうに、ノソノソ動き始めた。

 

 

 

 

「こ、こあわーるどですか?」

  空港の受付カウンターで、周りに威圧感を与えている黒い巨体、ベイダーが腹の奥から悪魔の声のような、くぐもった声を発した。ベイダーを対応している受付の女性は今にも泣きそうだ。

「そうだ。コアワールドと連絡が取れる星へ航行する船はないのか?」

「ほ、星ですか?」

 心を覗いてみたが、相手は混乱しているからうまく読み取ることができなかった。

「もういい。下がってろ。」

 相手が使いものにならないと思い、くるっと後ろに振り返る。女性からため息をついているのが感じられた。かなり緊張したのだろう。

(それにしても、さっきからフォースの流れが悪い。いやなことが起きる前兆だ。)

 急にフォースの流れが悪くなった。さっさとこの場から離れた方がいいだろう。余計なことにはかかわりたくないし、港の受付が満足にできないような土地で、警戒するのもなんだが、ベイダーは銀河帝国の右腕で、それなりの地位がある。

 そんな彼がわけのわからない辺境に理由もなく飛ばされ、ウロウロしていたら、帝国中の笑いの的にされるだろう。シスの暗黒卿が笑いの種にされるのは、さすがに堪える。

 そんな心配をしている最中、突然ドアから武装した数人の男たちが乱入してきた。

 

 

 

「ここにいるやつら全員人質だあ!死にたくなかったらおとなしく言うこと聞け!」

 男達は怒鳴りながらバババババっと銃を上に向けて乱射した。それに触発されて、ベイダーの受付をしていた女性なんか、頭を抱えけたたましい悲鳴をあげていた。

 ベイダーはずっと男達を観察していたが、もちろんジェダイでもないし、武器はプラスター銃でもない原始的な武器だ。フォースが警告したわりには全然たいしたことのない脅威だったので、興味が失せてしまった。

「全員両手を後ろにしろ!抵抗したり、警察や武偵に連絡しようと思うなよ!そんなことしてみろ!お前の頭に風穴開けてやるからな!」

 張りのある怒鳴り声に感化されて、ベイダー以外の人々は、中心に集まり、恐れながらも両手を縄で縛られていった。

 一人のリーダー格の男が、それらの行動をみていたが、ふと隅の方に巨大な黒い鎧のような男がボサっと突っ立っているのに気づいた。あれだけ怒鳴りたてたのに言うことをきかない神経に、激情が沸いた。

「おい、そこの腕組みしている気色悪いお前!さっさとこっちに来て両手を後ろにまわせってんだよ!」

 マシンピストルを向け、再度命令をしたが、相手は聞こえているのか、そうでないのか、なんの反応もおこさない。それが外見と重なり、とても不気味な印象を与えた。

「貴様ぁ!ふざけやがって」

「時間の無駄だ。」

 さっきまでの沈黙を破り、ノシノシと大またで男たちに近づいてくるベイダー。闇のような服に全身包んだ大男がこちらに近づいてきたのに、動揺したのか、銃を持つ手がプルプルと情けなく震えていた。

「死ねぇ!」

 喚き、胴体に向けて銃を発砲することは・・・なかった。ベイダーが指を動かしたら、男が首に手を当て苦しみ始めたからだ。

「うぐ・・・うぇ・・・」

「その減らず口を二度と喋れないようにしてやる」

 だんだん男の顔色が変わり、赤らみた顔が青白く変化していき、抑えていた手をぐったりと力なく垂らした。

「な、何が起こった」

「超能力だ!武偵が隠れていやがったんだ!」

 仲間が未知なる攻撃によって、殺されたことにかなり動揺しているようだ。

 相手が混乱している隙に、小さく手を動かすと、前にいる男が持っていた武器が手から飛び出し、ベイダーが片手で受け止めた。

「ぐっ」

 銃を取り上げられたことに、気がついたのか、今度は裾からナイフを取り出すと、こちらに向かって突進してきた。

「愚かな」

 右手に突き出しフォースの衝撃波を打ち出すと、突進してきた男は勢いよく跳ね飛ばされ、コンクリートに頭を勢いぶつけた。あれだと首の骨が折れて死んでいるだろう。

 他の男達も衝撃波を受けたようで、ガラスに頭ごと突っ込んで、鋭利なガラスが刺さり、血を吹き出した者もいた。微小にガラスの破片が中心でまるまっていた人に降りかかり、悲鳴が上がる。

「くそがあああ」

 残りの者はやっとベイダーに向けて発砲し始めた。

 しかし弾はベイダーに届くことはなく、不可視の力によって止められていた。

「お返しだ」

 空中に止めていた弾を吹き飛ばし、男たちに命中させると、何の反抗もなくなった。

 

 

 

 

 

 

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