氷柱は冷酷だそうです 作:太一
舞目線
屋敷から出ると蝶屋敷へと行くという宇髄さん
カナヲちゃんとかを連れてくるのかな?
それにしても、花街かぁ
キラキラしてそう
そして今
「あれ?善逸に炭治郎、伊之助!?」
道を歩いていると、黄色い物体が見えてくる
一瞬、善逸を栄養が行き渡り過ぎて巨大化したタンポポかと思ったが違った
「あっ、舞さん!!舞さんも一緒ですか?」
「うん、花街なら一緒だよ」
えっ、なんで男の子?
その疑問に至ったが、大して気にしなかった
「あの男の人、超怖いんだけど!!」
「お、おう、どうしたの?善逸」
話を聞くと何やら蝶屋敷で揉め事があったらしい
それで、炭治郎達も花街にくるという
「大丈夫だよ、音柱様は師範も憧れている程の人だからね」
「いや、氷柱が憧れてるとなると安心できないわ」
そういえば、善逸
伊之助と間違えられて1回、頭を叩かれたんだった
哀れだなと思いつつ、善逸の肩を2回叩く
「えっ、何、普通に怖い」
もう2回追加で叩く
「なんなんだよー!!?」
あちゃー、そういう風になっちゃったか
「そういや、紅白饅頭どうしたんだ?」
紅白饅頭じゃないんだけど・・・
まぁ、そりゃ隊服も半分半分色が違うし、弄りたいのはわかる
天才剣士なんて言われてる人にそんな事いうかね
「紅白饅頭じゃなくて、氷柱の時雨 無銘さんだよ」
「師範は、まぁ諸々の事情で引きこもりになってるね」
「引きこもり?」
不思議そうに善逸が聞いてくる
まぁ、さすがに自傷行為に走ってるのは言えないからね
師範が居たら、言ってやりたい
こんなに、師範思いな継子はそうそう居ないと
「そう、私が考えてみたんだけど、お部屋にひっついて離れない部屋カタツムリ!」
余談だが、これを本人に言ったら蜘蛛の部屋第2弾が発生する
「引きこもりってなんだ?」
そっか、伊之助は山育ちだから知らないよね
敢えていうなら山に居るなら引きこもる事もないから
「部屋に引きこもってずっと出てこない事だよー」
「なんで、部屋からでて来ねぇんだ?」
「・・・煉獄さんの事で色々、思う事もあるみたい」
私の思いつく限りの答え
これで違うのであれば、お手上げです
あの人、大人びて見えるけどまだ14歳だし、炎柱様には色々とお世話になってたから悲しいんじゃないかな
「良いか?俺は神だ!お前らは塵だ!まず最初はそれをしっかり覚えろ!!もう1度言うぞ、俺は神だ!」
あっ、危ない人の発想だ
待って、師範はこんな人になりたいの!?
将来のためにも危険思想を禁止させないといけない
「俺が犬になれと言ったら犬になり、常に俺の機嫌を伺ってこびへつらうのだ!」
絶対に無理
人間が犬になれるわけがないでしょ!?
いや、もしかしたら炭治郎ならなれるかもしれない
「そして、もう一度言う!俺は神だ!!」
結構危ない人だなぁ
まぁ、いくら炭治郎が純粋だとは言え信用しないよね
「具体的には何を司る神なんですか?」
信用しちゃったよ、炭治郎
しかも、めっちゃ純粋に聞いてるよ
「良い質問だ、お前には見込みがある」
アホな質問ですよね!?
これのどこに見込みがあるんですか?!
炭治郎はもちろん良い子だ
良い子だけども
「派手を司る神・・・そう、祭りの神だ」
この人は、色々とダメかもしれない
「そうか、祭りの神!!俺は山の王だ!」
「何言ってんだお前。キモイ」
いや、貴方とまったくもって同じレベルですよ!?
「花街までの道の途中に藤の家があるからそこで
そう言って後ろをくるっと向いた音柱様
私はそれと同時に走り出した
藤の家紋がある屋敷
色々とあれこれ偉そうに指示をする音柱様
「遊郭に潜入したらまず、俺の嫁を探せ。俺も鬼の情報を探るから」
3人のお嫁さんが居るんだよね
変な人だけど、なんでそんなにモテるんだろう
「とんでもねぇ話だ!!」
「あぁ?」
「どうしたの、いきなり!?」
いかにも不機嫌と言わんばかりの音柱様
そして、私の単純な疑問
「ふざけないでいただきたい、自分の個人的な目的で嫁探しに部下を使うなんて!!」
「待って待って待って!!」
何回待ってって連語したのだろう
今日、初めてこんなに連語した
「はあ?何勘違いしてやがる!?」
「だから待って「良いや言わせてもらおう!」
段々、喧嘩みたいになっていく会話
「アンタみたいに奇妙奇天烈な奴はモテないだろうけど、だからって鬼殺隊員の俺らが貴方の嫁が欲しいからって使うな!!」
そして、わたしはこれを止めるのを諦めて炭治郎を眺める
あぁ、頑張って善逸を止めてるなぁ
頑張って、炭治郎
とてもじゃないけど私は、この喧嘩に入る気はもう無いよ
「馬鹿かテメェ!!俺の嫁が遊郭に潜入して鬼の情報を集めてんだよ!定期連絡が途絶えたから確認しにいくんだっての!!」
一気に場が鎮まった
善逸も理解したのかな
「そういう妄想をしてらっしゃるんでしょ?」「クソガキが!!」
「少なくともそれを善逸が言って良い事じゃないね」
人様の妹を勝手に“嫁”にしている時点で・・・
「これが鴉経由で届いた手紙だ!!」
物凄い量の手紙の量
これをみたら認めるしかないだろう
3人のお嫁さんでこの量かぁ
かなりの量の手紙だよね
「かなりの量ですね。長い期間、潜伏していたんですか?」
「3人いるからな、嫁」
あっ、知らなかったんだ
その後、遊郭にへと再び出発した
舞目線終了