ONE PIECE エピソードオブ恋姫†無双 無双の姫たちと九人の海賊   作:HAY

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第156話 “虎牢関の戦い”

 

華琳と雪蓮は並んで馬を進めながら会話をしていた。

 

「孫策殿、気がついた?」

 

「ええ。さっきまでの敵軍には名の知れた将の姿が全く見えなかった…。きっと敵の主力は虎牢関に集中しているわ」

 

「そうね。この戦いはここからが本番よ…!」

 

「虎牢関が見えたぞー!」

 

誰かが叫び、全員が虎牢関とそこに翻る旗印に目を向ける。

 

「確かに韓馥、孔伷、劉岱、龔景、王匡、張楊、鮑信、それに五胡、南蛮、烏桓、山越の旗があるわね」

 

「それに広陵(こうりょう)太守の張超(ちょうちょう)東郡(とうぐん)太守の喬瑁(きょうぼう)山陽(さんよう)太守の袁遺(えんい)の旗もあるわね」

 

「それに…張繡⁉徐栄も⁉」

 

「黄巾党や黒山賊の残党もいるみたいだな」

 

「ええっ⁉劉繇様…いや劉繇の旗もある…。裏切者ってそういう事か…」

 

「大殿と黄祖に喧嘩売った後、官爵を剥奪された筈なのに…」

 

「賂じゃろうな…」

 

「荊州で見た事のある旗もちらほら見えるな…」

 

「李厳共の旗もあったぞ…。あやつらどこに行ったのかと思えば、よりにもよって張譲共の所におったとは…」

 

「ああ!あれって淳于瓊(じゅんうけい)の旗じゃない!あいつこんな所に…!」

 

兪渉(ゆしょう)の旗もあるぞ!あやつめ~!妾を裏切りおって~!」

 

旗印を確認し、雪蓮、蓮華、華琳、白蓮、梨晏、粋怜、祭、黄祖桔梗、真直、美羽達は様々な反応をする。

 

「みんな!ここに布陣している将兵達は、間違いなくさっきまでの敵より強いわ!気を引き締めていくわよ!」

 

「「「「「「「「「「おおーーーっ!」」」」」」」」」」

 

連合軍は虎牢関及び、その前方の陣に向かって攻撃を開始した。

 

 

 

 

 

 

「敵が来たぞォー!」

 

「陣に近づけるなァ!霹靂車用意!撃てー!」

 

 

 

 

 

 

「岩が飛んでくるぞー!」

 

「伏せろー!」

 

敵陣から放たれた岩が飛んでくるのを見た連合軍の将兵は、足を止め身を守ろうとする

 

「“ゴムゴムの”ォ~“風船”!」

 

 

 

 

 

 

「ぎゃー⁉」

 

「隊長!岩が跳ね返されました!」

 

「え~⁉何で~⁉」

 

「怯むなァ!次の岩を飛ばせェ!」

 

「りょうか…⁉」

 

「うわっ⁉な、何だこの腕は⁉」

 

 

 

 

 

 

「まったく…危ない事するわ…」

 

「“三刀流百八煩悩(ポンド)(ほう)”‼」

 

「“必殺三連火薬星”‼」

 

「オラよっと!」

 

「“ビーンズ(レフト)”‼」

 

「こういう時こそ豪天砲の出番じゃ!」

 

「こんな岩!ふん!」

 

「とりゃー!」

 

「ハァーッ!」

 

岩を飛ばして来る相手に対してルフィは岩を跳ね返し、ロビンは相手を妨害、ゾロ、ウソップ、サンジ、フランキー、桔梗、焔耶、季衣、流琉も岩を破壊し攻撃を防ぐ。

 

「今だ!進めー!」

 

「霹靂車を止めろー!」

 

岩を食い止めつつ連合軍の将兵は進み、敵陣に迫る。

 

霹靂車は飛距離の微調整が利かない為、遠すぎる敵は勿論、近すぎる敵にも攻撃が当たらないのである。

しかし、当然敵もそれを理解している。

 

「敵を近づけるなー!」

 

その為、鉄車隊を繰り出し応戦してきた。

 

「突撃だー!」

 

「一気に片付けろー!」

 

猛スピードで鉄車を走らせ、矢と槍で攻撃してくる鉄車隊。

 

その様子を見て、翠と春蘭が前に出た。

 

「あれは馬超と夏侯惇だ!討ち取れば大手柄だぞ!」

 

「やっちまえー!」

 

二台の鉄車が二人に向かって行く。

 

「「ハァーッ!」」

 

しかし二人は慌てる様子もなく得物を構え…

 

ザン!

 

「は⁉」

 

「なっ⁉」

 

鉄車を斬り裂いた。

 

「韓遂の時の二の舞にはならないぞ!」

 

「こんなにも早く修行の成果を生かせるとはな!」

 

「あいつら…!」

 

そんな二人の様子を見ながらゾロも次々と鉄車を斬り裂いていく。

 

「“ゴムゴムの”…“攻城砲(キャノン)”‼」

 

「“羊肉(ムートン)ショット”‼」

 

「“ストロングハンマー”‼」

 

「豪天砲発射!」

 

「どりゃー!」

 

「おりゃーっ!」

 

「たーっ!」

 

ルフィ、サンジ、フランキー、桔梗、焔耶、季衣、流琉も鉄車を壊す。

 

「乗り手さえ倒してしまえば…!“十輪咲き(ディエスフルール)”…“クラッチ”‼」

 

「では私も乗り手を…!“眠り歌・フラン”‼」

 

ロビンは鉄車の乗り手に関節技を決め、ブルックは相手を眠らせる。

 

「真桜!()()をやるぞ!」

 

「了解や!沙和いくで!」

 

「任せるの!」

 

真桜は巨大なドリルの様な鏃がついた槍、螺旋槍(らせんそう)を構え、その後ろに凪と沙和が待機する。

 

「凪の気とウチの絡繰りの融合!“噴射爆風攻撃(ふんしゃばくふうこうげき)”や‼」

 

凪の気の力で真桜の槍を強化し、3人は驀進し鉄車を破壊する!

 

「「「「「ぐわァ⁉」」」」」

 

「どうや⁉」

 

「ぐっ…!このォ…!」

 

破壊された鉄車に乗っていた一人が起き上がり、動きが止まった真桜達に斬りかかる。

 

「させないの!」

 

「ぐあっ!」

 

しかし、沙和によって斬り裂かれる。

 

「成程…もう一人はそういう役目なのね」

 

「ただくっついている訳じゃないの!」

 

蓮華の言葉に沙和は笑って応える。

 

「鉄車もほとんど無力化した!一気にかかれ!」

 

「霹靂車をぶっ壊せー!」

 

「迎え撃てー!」

 

跳んでくる岩の攻撃と鉄車隊を潜り抜けた連合軍は、作物に群がるイナゴの様に敵陣に襲いかかり、敵味方入り乱れる大混戦となった。

 

 

 

 

 

 

「どけい!我こそは西姜の越吉(えつきつ)元帥!敵将よ、尋常に勝負しろ!」

 

両手に棍棒を手にした男が愛紗の前に出て来た。

 

「良いだろう!」

 

偃月刀を構え向かって行く愛紗。

 

越吉は右手の棍棒を愛紗めがけて振り下ろし、愛紗はそれを受け止める。

 

「…っ!成程、大した力だ。だが…」

 

続いて振り下ろされた左手の一撃を愛紗は上方へはじき返し、越吉が大きく仰け反った瞬間、叩き斬った。

 

「ぎゃあ!」

 

「私の敵ではないな…!」

 

 

 

 

 

 

「うおおお!我こそは北海の武安国(ぶあんこく)なり!」

 

鉄の槌を手にした大男が次々と連合軍の兵を叩きのめしながら暴れ回り、その勢いで鈴々に向かって行った。

 

「どうだ⁉我が五十斤の鉄槌は⁉」

 

そう言いながら、連続で鈴々に叩きつける!

 

しかし…

 

「…大した事ないのだ!」

 

鈴々は全ての攻撃を軽々と受け止める。

 

「鈴々達の武器には…沢山の人の想いが乗っているのだ!それに比べれば―――そんな物重たくもなんともないのだァー!」

 

「ぐおっ⁉」

 

そう言って鉄槌を叩き返し、そのまま一刀の下に斬り倒してしまった。

 

 

 

 

 

 

「小童に用はない!敵将はどこだ⁉」

 

女が一人、大鉞を手に暴れ回っていた。

 

「ほう。少しは骨のある奴がいる様だな!」

 

その姿を見て星が戦いを挑んだ。

 

「我は常山の趙子龍!」

 

「我が名は刑道栄(けいどうえい)!」

 

二人は接近し数合打ち合ったのち…

 

「そこだ!」

 

「がっ!」

 

星の一突きで刑道栄は倒れた。

 

 

 

 

 

 

「そこの女!西涼の馬騰が一子、馬超とみた!」

 

「?…私の事?」

 

「そうだ!我が名は李蒙(りもう)!尋常に勝負しろ!」

 

そう言って男が一人、槍を手に襲い掛かる!

 

「はいっと!」

 

「ぐあっ⁉」

 

しかし、一突きでやられてしまった。

 

「そんな腕でよくお姉ちゃんと戦おうとしたね…」

 

「こら蒼!人違いだってちゃんと言えよ!」

 

「え~?だって私でも十分そうだったし…」

 

「本物の馬超!我が名は王方(おうほう)!勝負しろ!」

 

「っ!大事な話しの邪魔すんな!」

 

「がっ!」

 

新たに向かって来た男も、翠に呆気なく倒された。

 

 

 

 

 

 

「我は南蛮の忙牙長(ぼうがちょう)!相手になる者はいないのか⁉」

 

「ここにいるぞー!」

 

大鉞を振り回す男に、蒲公英が向かって行った。

 

「小娘が!我が怪力を受けてみよ!」

 

「そんなのやだよー!」

 

蒲公英は忙牙長が振り回す鉞をただひたすら躱し続ける。

 

「くそォ!ちょこまかと…!」

 

「隙ありィ!」

 

「ぐおっ!」

 

忙牙長は頭に血が上り、動きが大振りになった所を蒲公英の一撃で斬り倒されてしまった。

 

「こんなのも防げないって、ただの馬鹿力自慢じゃん…」

 

「蒲公英ー!」

 

「鶸!」

 

「姿が見えなかったから捜してたんだけど、大丈夫だったみたいだね」

 

倒れている忙牙長を見ながら鶸は言う。

 

「貴様ら!西涼の馬超の一族だな⁉」

 

「「⁉」」

 

見ると槍を手にした将らしき男がいた。

 

「我こそは上党太守張楊(ちょうよう)!馬一族なら相手にとって不足なし!」

 

そう言うなり槍を構えて向かって来る張楊。

 

「蒲公英は少し休んでて!」

 

そう言うなり鶸は槍を手に迎え撃つ。

 

鶸は最初張楊の攻撃を受けているだけだったが…

 

「槍っていうのは…こうやって使うんですよ!」

 

「ぐうっ!」

 

そう言って張楊を一突きにしてしまった。

 

 

 

 

 

 

「ハァッ!」

 

「ぐっ!」

 

「ぎゃっ!」

 

「ぐあっ!」

 

美花は襲って来る敵兵を次々と短刀を投げつけて倒していた。

 

「だ、駄目だ!あの女に近づけねェ!」

 

「何を怖気づいているか!」

 

「楊奉将軍!」

 

兵士達の後ろから戟を手にした男が現れた。

 

「おれが相手になってやる!」

 

「官軍の将、楊奉…!お手並み拝見…!」

 

戟を構え向かって来る楊奉。

 

「はァっ!」

 

「っ⁉」

 

しかし、美花の放った一本の短刀が胸に刺さり、地面に倒れ込んだ。

 

「口ほどにもありませんね」

 

 

 

 

 

 

「ハァーッ!」

 

「ぬうっ!」

 

桔梗は一人の女と戦っていた。

 

「流石ね厳顔…」

 

「当然だ李厳…!まだ貴様に負ける程耄碌(もうろく)はしとらん…!」

 

「けど…あなたのかつての弟子、放っておいていいの?」

 

李厳が指した方を見ると、焔耶が一人の女剣士と戦っていた。

一見、焔耶は防戦一方に見える。

 

「どうしたの魏延⁉さっきから私の剣を受けるばかりじゃない⁉」

 

「…っ!」

 

「貴様の元弟子も冷苞(れいほう)には歯が立たない様ね…。加勢に行かなくていいの?それとも破門した弟子がどうなろうと構わないの?」

 

「貴様の目は節穴か?」

 

「?」

 

「先日再会して確信したわ…。あやつはわしの所にいた時よりも確実に強くなっておるとな!冷苞ごときに遅れはとらんわ!」

 

「ほざけ!」

 

李厳は偃月刀を手に斬りかかる。

 

「ふん!」

 

「⁉」

 

偃月刀が振り下ろされた瞬間、桔梗は高く飛び上がり…

 

「おおおっ!」

 

「ぐあっ!」

 

そのまま豪天砲の刃の部分で叩き斬った。

 

一方、焔耶はある程度冷苞の攻撃を受けた後、一旦距離を取った。

 

「どうしたの?そろそろ降参する気になった?」

 

「まさか…!今まで攻めなかったのは貴様が私より格上の可能性を考慮しての事。貴様の実力は見切った!」

 

「戯言を…!」

 

冷苞は再び剣を手に焔耶に斬りかかる!

 

「貴様程度ならっ―――!」

 

「がっ⁉」

 

しかし、焔耶は一撃で簡単に冷苞を吹き飛ばしてしまった。

 

「難なく倒せるわ!」

 

「隙あり!」

 

「⁉」

 

その瞬間、何者かが焔耶に背後から斬りかかる!

 

「がっ⁉」

 

「⁉」

 

…が、何者かの放った矢がその男の兜に当たり、男は倒れる。

 

「何奴⁉不意打ちとは卑怯だぞ!」

 

「あなたには言われたくありませんね…」

 

見ると紫苑が弓を手に立っていた。

 

「魏延さん。その人は私が貰って構いませんか?」

 

「ああ、いいぞ」

 

「貴様、何者だ⁉」

 

「かつて荊州にその人在りといわれた黄忠!」

 

「成程お前が…。我が名は益州の鄧賢(とうけん)!相手になってやるぜババ…ぐふゥ⁉」

 

次の瞬間、鄧賢はいつの間にか目の前に迫っていた紫苑に殴り飛ばされていた。

 

「こ…黄忠殿?何故弓を使わないのですか?」

 

「だって…直接ぶん殴りたかったんですもの…♪」

 

笑顔でそう答える紫苑を見て、焔耶は背筋が寒くなるのだった。

 

 

 

 

 

 

「さァかかって来い木っ端ども!夏侯元譲が相手になってやるぞ!」

 

春蘭は得物を手に、敵陣の中へ突っ込んで行く。

 

「あれが夏侯元譲⁉片目じゃねェか!この曹性(そうせい)様が討ち取ってやる!」

 

曹性は春蘭めがけて矢を放つ。

 

「ふん!そんなへろへろの矢に当たるかァー!」

 

しかし春蘭は矢を全て弾き、距離を詰めていく。

 

「ぐっ…!」

 

「でえェェェい!」

 

「ぎゃあっ!」

 

曹性は後退しながら矢を放ち続けるが、ついに斬り伏せられた。

 

 

 

 

 

 

「そこのお前!中々身分がありそうな将だな!」

 

秋蘭の前に一人の男が立ち塞がった。

 

「おれは鮮卑族の長和連(かれん)様だ!」

 

「ほう、鮮卑族の…。どれ程の腕が見させて貰おうか…」

 

「それはこっちの台詞だ!」

 

和連は剣を手に秋蘭に斬りかかる。

 

「ハァッ!」

 

対して秋蘭は連続で、それも防ぎにくい場所を的確に狙って矢を放つ!

 

「う、うおっ⁉」

 

「!そこだっ!」

 

「うあっ!」

 

和連はついに防ぎきれなくなり、胸の真ん中に矢を受け倒れた。

 

 

 

 

 

 

「どりゃーっ!」

 

「てりゃーっ!」

 

季衣と流琉は互いの背中を守りながら次々と敵兵を薙ぎ払っていた。

 

「そこの貴様ら!虎痴将軍の許緒と悪来典韋だな!」

 

「「⁉」」

 

2人の男が目の前に現れた。

 

「わしは薛蘭(せつらん)!」

 

「おれは李封(りほう)!いざ尋常に我らと勝負…」

 

「「でりゃーっ!」」

 

「「ブヘェ~⁉」」

 

「薛蘭将軍!李封将軍!」

 

防御や回避をする間もなく、2人はやられてしまった。

 

 

 

 

 

 

「おおおっ!」

 

「回すでー!螺旋槍全開やー!」

 

「ハァーッ!」

 

凪、真桜、沙和は息の合った連携で敵陣の中を進んでいた。

 

「つ、強いぞこいつら!何者だ⁉」

 

「我々は曹操様の家臣であり、城下町の警備を務めている者達だ!」

 

「はっ!ただの街の警備員か!なら、大した将ではなさそうだな!」

 

「どいてろお前ら!」

 

「叩き潰してやる!」

 

成廉(せいれん)様!高雅(こうが)様!」

 

黄邵(こうしょう)の御頭!」

 

「強いと言っても小部隊の隊長に毛が生えた程度だろ!」

 

「おれらの敵じゃねェ!」

 

そう言いながら成廉は凪、黄邵は真桜、高雅は沙和に向かって行く。

 

「舐めるなァ!」

 

「がっ!」

 

「雑魚はすっこんどきィ!」

 

「ぐへっ!」

 

「ちゃんと鍛えられてるのー!」

 

「ぐはっ!」

 

「「「「「「「「「「え~~~⁉」」」」」」」」」」

 

しかし、3人共あっさりとやられてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

「柳琳!まだいけるっすか⁉」

 

「当然よ!姉さんこそ疲れてない⁉」

 

「あたしはまだまだ元気っす!」

 

「曹純様!敵の一部隊がこちらへ向かってきます!旗印を見るに鮑信とその妹鮑忠(ほうちゅう)かと!」

 

「鮑信と鮑忠の姉妹が⁉」

 

「そこにいる二人!曹操の一族と見た!」

 

「「!」」

 

見ると双剣を手にした2人の女がいた。

 

「我は済北の相鮑信!」

 

「その妹鮑忠!尋常に勝負せよ!」

 

「姉さん、鮑忠は私が引き受けるわ!」

 

「了解っす!」

 

そして華侖は鮑信に、柳琳は鮑忠に向かって行く。

 

「ハァーッ!」

 

鮑信は華侖に向けて素早く剣を振り下ろす!

 

「そりゃーっ!」

 

「っ!」

 

しかし、それよりも早く華侖の剣が振り下ろされ、鮑信を叩き斬った。

 

「おおおっ!」

 

一方、鮑忠も柳琳に向かって剣を振り下ろす!

 

「ハアアアァァァッ!」

 

「なっ⁉」

 

しかし、柳琳は真横に剣を振るい鮑忠の剣を吹き飛ばす!

 

「たァーっ!」

 

「がはっ!」

 

そしてその衝撃で大きく仰け反った所を斬り裂いた。

 

 

 

 

 

 

「ハァーッ!」

 

華琳は大鎌を振るい、敵軍の中を進んでいた。

 

「曹操を討ち取れーっ!」

 

「「「「「「「「「「おおおーーーっ!」」」」」」」」」」

 

その首を狙い、多くの敵兵が向かって来る。

 

「貴様らに討ち取られる様な曹孟徳ではないわー!」

 

「「「「「「「「「「ギャアアアァァァ!」」」」」」」」」」

 

次々と敵を斬り倒して進む中、華琳は見覚えのある顔を見つけた。

 

「!張繡!」

 

「っ!そ、曹操…!」

 

「……いつぞやは世話になったわね…。そのお礼、今ここでさせて貰おうかしら?」

 

「曹操…貴様とは腐れ縁らしいな…!その首…今ここで私が貰う!」

 

そう言いながら張繡は戟を振るう!

 

「やってみなさいよ!」

 

華琳も鎌を振るい応戦する!

 

そのまま両者は数合打ち合い…

 

「くたばれェ!」

 

「ぐああっ!」

 

華琳の一撃が、張繡を仕留めた。

 

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