ONE PIECE エピソードオブ恋姫†無双 無双の姫たちと九人の海賊   作:HAY

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第67話 “パイパイちゃん”

ルフィ達が桃花村を出発してから数日―――

 

「コウソンサン…コウソンサン…」

 

「やっぱり思い出せないのだ…」

 

「お、見えてきたぞ」

 

「「「「「「「!」」」」」」」

 

一行は公孫瓚が治める街のすぐ近くまで来ていた。

 

「あれが、公孫瓚さんが治める街なんですね」

 

「ようやく着いたな」

 

「伯珪ちゃんが手に入れたっていう宝剣、私のだといいな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この道、見覚えがあるのだ!」

 

「確か、あっちに鈴々の村があったよな」

 

「あれが赤銅山か…」

 

「ああ、お主と二人で潜入した隠れ家あった山だ」

 

「!…あ、あの…」

 

「「「「「「「?」」」」」」」

 

突然朱里が顔を赤らめる。

 

「せ、潜入するために小さな箱に二人で入って、ぐんずほぐれつしたっていう…」

 

「おい星、朱里に何て話をしたんだ?」

 

「事実をありのまま話しただけだが?」

 

(十中八九、余計な脚色をして話したわね…)

 

密かに確信するナミだった。

 

「お、門が見えてきたぞ」

 

昔話をしているうちに城門に着いた。

 

「!これは趙雲殿!関羽殿にルフィ殿、張飛殿も!」

 

門の見張りをしていた兵士が、ルフィ達に気付き声をかけた。

 

「こ、これは皆さま…!」

 

「ん?お主どこかで…?」

 

…と、もう一人の兵士の顔を見て星は考え込む。

 

「お主もしや…あの時我々と一緒に崖から落ちた賊か⁉」

 

「はい!あの後、太守様のご慈悲で、兵として働かせて貰える事になりまして!」

 

「そうだったのか」

 

「悪行を改めたのなら、何よりだ」

 

「これも全て、あなたに助けて貰ったおかげです!あの時は本当にありがとうございました!」

 

…と、兵士はルフィに礼を言うが…

 

「誰だっけ?」

 

「だああっ⁉」

 

「助けた方はこの通りだ。必要以上に恩を感じることはない」

 

「は、はァ…」

 

何とも複雑そうな顔をするのだった。

 

「ところで皆さま、我が主に何か御用で?」

 

「ああ、取次ぎを頼む」

 

「はっ!それにしても関羽殿、相変わらず美しい黒髪ですね。では…」

 

兵士は去って行った。

 

「さすが黒髪の山賊狩りの名は伊達じゃないですね!」

 

「前に来た時も褒められていたのだ!」

 

劉備と鈴々は言うが…

 

「ああ…黒髪()()な…」

 

「ま、気にすんなって」

 

「『おれは、愛紗は髪だけでなく全て綺麗だと思っているから』」

 

「…星、ルフィの声色をマネて何をやっている?」

 

「やはりバレたか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、以前訪れたときと同じ円卓で、ルフィ達は公孫瓚を待っていた。

 

「お待たせしてすまない」

 

しばらくして公孫瓚がやって来た

 

「⁉“桃香(とうか)”⁉桃香じゃないか!」

 

「伯珪ちゃん久しぶり!」

 

劉備に気付いた公孫瓚が、彼女の真名らしき名前を呼ぶ。

 

「どうしてお前が趙雲達と一緒に?」

 

「あのね伯珪ちゃん…」

 

「おいおい、私とお前の仲じゃないか。昔、机を並べて一緒に勉強していた時みたいに、真名で呼んでくれよ」

 

「え?」

 

「どうした?まさか私の真名を忘れたわけではあるまい?」

 

「ギクッ!」

 

(今、ギクッて言わなかったか?)

 

(今、ギクッて言ったわよね?)

 

(今、ギクッて言ったな…)

 

(今、ギクッて言ったぞ…)

 

(今、ギクッて言いましたね…)

 

「も、もちろん覚えているよ!た、確か…ぱ…ぱ…」

 

額に指をあて、汗だくになって思い出そうとする桃香。

 

「!“パイパイ”ちゃん!」

 

「“白蓮(ぱいれん)”だ!」

 

そして見事に間違えた。

 

「……ほ、ほら、昔はそう呼んでいたからつい…」

 

「昔は昔だ。これからちゃんと白蓮と呼んでくれよ…」

 

ため息交じりに白蓮は席に着く。

 

「それにしても、本当に久しぶりだね」

 

「そうだな。みんなで一緒に“風鈴(ふうりん)”先生の所に遊びに行った時以来だな」

 

「え?」

 

「おい桃香…まさかその事まで忘れたのか?」

 

「ううん、それは覚えているんだけど…その時ってパイパイちゃんいたっけ?」

 

「白蓮だ!ほら、みんなでお花摘んで行っただろ⁉」

 

「うーん…お花摘んだことは覚えてるんだけど…」

 

「……むゥ…」

 

桃香と白蓮のやりとりを見て、複雑そうな顔をする星。

 

「どうした?」

 

「いや…さすがにあのようなモノを見せられると、影が薄い事をいじっていた事に対する罪悪感が…」

 

「そうですね。劉備さんは悪意がないから、ある意味星さんより質が悪いかも…」

 

朱里がそんな事を言った直後…

 

「思い出したのだ!公孫瓚ってこのお姉ちゃんの事だったのだ!」

 

「ああ、そうだそうだ!すっかり忘れてた!」

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

さらに悪意のない2人が白蓮にとどめを刺した。

 

「ま、まァそれはともかく…趙雲、関羽、ルフィ、張飛、お前達も久しぶりだな。何人か知らない顔がいるが…」

 

「ああ、この2人はおれの仲間で…」

 

「“ロロノア・ゾロ”だ」

 

「“ナミ”っていうの。よろしくね」

 

「それでこちらが…」

 

「ひょっとして、関羽とルフィの子か?」

 

「なっ⁉ち、違います!その者は“孔明”といって、ただの旅の同行者です!」

 

「そうだ。そもそもこの二人は、まだ子供を作る行為は一度も…」

 

「余計なことは言わなくていいー!」

 

話がややこしくなる前に星の口を塞ぐ愛紗だった。

 

 

 

 

 

 

そして、たびたび話が脱線しつつも、白蓮に桃香が宝剣を探してやって来たことを話し…

 

「え?宝剣はここにはない?」

 

「ああ…。

昨年、幽州は大変な不作でな、なんとか遣り繰りしていたのだがそれも限界になり、少し前に冀州渤海郡の太守、袁紹に食料を貸してくれるよう私が頼みに行ったんだ」

 

白蓮は申し訳なさそうに話す。

 

「袁紹?州牧の韓馥(かんふく)殿ではなく?」

 

「確かに州牧は韓馥殿だが、冀州の実権を握っているのは袁紹だし、あいつの所が一番豊かだからな。

それで…袁紹の奴が、私が宝剣を手に入れたという話をどこかで聞いていたらしく…。

食料を貸す条件として、その宝剣を預けるように言われて、やむを得ず…」

 

「袁紹殿に宝剣を渡したということか…」

 

「本当にすまない桃香!お前の物だとわかっていたら、食料の形になんてしなかったのだが…」

 

白蓮は頭を下げて詫びる。

 

「それはしょうがないよ。知らなかったんだし…」

 

「いや…今思えば鞘の造りといい、柄の宝珠といい、あれは間違いなく、昔お前の家で見せてもらった宝剣だった…!

少し考えれば気付きそうなものだったのに…!」

 

「気にしなくていいよ。それに宝剣を形にしたのは、みんなのご飯のためだったんでしょ?

それなら私の母様やご先祖様だって、誰も文句は言わないよ」

 

「桃香…」

 

「もちろん私もね」

 

(劉備殿…)

 

当然のように宝剣よりも民を優先する桃香に、愛紗は驚きを隠せずにいた。

 

「…お前、全然違うな…」

 

「へ?」

 

突然ルフィが口を開いた。

 

「違うって?」

 

「ニセ劉備とだよ」

 

「確かに…あいつは宝剣を渡すぐらいなら、民を餓死させかねねェ奴だったな」

 

「領民が納める税のことを考えれば渡すかもしれないけど、民自身のために渡すような事はしない気がするわね」

 

ゾロとナミも同意する。

 

「は、はァ…」

 

「とにかく、宝剣がここにはない以上、長居は無用だな」

 

話を切り替える星。

 

「何日もかけて来たのが無駄になっちゃったのだ…」

 

「まさか旅の途中で、入れ違いになってしまうとはな…」

 

「本当にすまなかったな…間が悪かった事といい、宝剣を渡してしまった事といい…」

 

「まー腹が減るのは一番困る事だし、お前は悪い事してねェと思うぞおれは」

 

「そうそう、ルフィさんの言う通りだよ」

 

「こうなったら、その袁紹さんの所へ行って、宝剣を返してくれるよう頼むしかないですね」

 

「そういう事なら、私も一緒に行って返してくれるように掛け合おう。私にも責任があるからな」

 

「ありがとうパイパイちゃん!」

 

「白蓮だ!」

 

またも間違える桃香にため息を吐く一同。

 

「しかし袁紹か…」

 

「あの袁紹さんね…」

 

「?」

 

「お二人は袁紹殿と面識があるのですか?」

 

「まあな…」

 

「ちょっとだけね…」

 

麗羽に会ったことがあるゾロとナミは、何となく簡単にはいかないであろう予感を覚えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冀州渤海郡、麗羽の城―――

 

「~♪~♪」

 

その一室で袁紹軍の二枚看板の一人、斗詩が水着を試着していた。

 

「う~ん…やっぱりお腹を出す水着は止めた方が良いかなァ…」

 

鏡を見て、腹を触りながら呟く斗詩。

 

「何言ってんだよ。斗詩は何着ても可愛いぜ」

 

「きゃあああ⁉」

 

いつの間にか部屋に入って来ていた猪々子に斗詩は驚く。

 

「ちょっと文ちゃん!勝手に入ってこないでって…」

 

「細かいことは気にすんなって」

 

そう言うと猪々子は斗詩の背後に歩み寄り、肩に手を添える。

 

「そんなことより、斗詩は今のままが一番可愛いぜ」

 

「ぶ、文ちゃん…」

 

「だから、胴回りの数値が冀州の城の数と同じでも、気にすることないぜ」

 

「⁉ないわよそんなに!」

 

諸説ありますが、当時100個ほどあったそうです。

 

「ちょっと斗詩~…って猪々子もいたの?」

 

「真直ちゃん、どうしたの?」

 

「公孫瓚殿が訪ねて来たんだけど、麗羽様がどこにいるか知らない?」

 

「麗羽様なら…」

 

「この時間なら、按摩(あんま)でもして貰っているんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猪々子の言った通り、麗羽は城の一室で侍女達にマッサージをしてもらっていた。

 

「ああん…そこそこ…もっと強く…」

 

「麗羽様~」

 

猪々子達がやって来た。

 

「何ですの三人とも、わたくしの憩いの時間を邪魔しないでもらえます?」

 

「いいじゃないですかちょっとくらい。麗羽様は憩いの合間に人生やってるようなものですし」

 

「何ですってェ⁉」

 

「ふん」

 

怒って上体を起こす麗羽に対し、猪々子はそっぽを向く。

 

「あの~…先ほどから公孫瓚殿がお待ちなんですが…」

 

「わかってますわよ!あんな辺境の貧乏領主、いくらでも待たせておけばいいのよ!」

 

「そんなこと言って、お客様を待たせたりなんてしたら、麗羽様の評判にも傷がつきますよ…」

 

「わかりましたわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ルフィ達は謁見の間で、だいぶ待たされていた。

 

「あらゾロさんにナミさん、あなた達も来ていたんですの?」

 

ようやくやって来た麗羽が、見覚えのある2人に気付く。

 

「よォ、袁紹」

 

「久しぶりね」

 

「遅いぞ麗羽!いつまで待たせる気だ!」

 

「あ~ら白蓮さん、人から物を借りている割には態度がデカいのではありませんこと?」

 

「ぐぬぬ…」

 

あからさまに上から目線で物を言う麗羽。

しかし白蓮も借りがあるのは事実であるため、強く言い返すことができない。

 

「あの…袁紹さん…」

 

「あなたが劉備さん?」

 

「は、はい…」

 

「要件は大体聞きましたわ。あの宝剣を返して欲しいということですわね?」

 

「はい」

 

「駄目ですわ。

あれはわたくしがそこの貧乏領主に貸した、食料の形として預かっているのですわ。

返して欲しいのなら、貸した食料を耳をそろえてお返ししなさい」

 

(ま、それが当然よね…)

 

金にうるさいナミは納得する。

 

「麗羽、そこを何とか頼む!食料の形なら、何か他の物を代わりに渡すから!」

 

「お断りですわ!……と、普段なら言うところですが、丁度退屈していたところですし、あなた達がわたくし達と勝負して、勝てたら返してあげてもいいですわよ」

 

「「「⁉」」」

 

「勝負?」

 

「また武闘大会でも開くのか?」

 

「武術ではありませんわ。もっと他の色々な競技で勝負するのです。いかがですか?」

 

「どうする?」

 

「まー良いんじゃねェか?面白そうだし」

 

「他に選択の余地はなさそうですし…」

 

「そうだな…わかった。その勝負、受けてたとう」

 

「決まりですわね」

 

「ちょ、ちょっと袁紹様!」

 

「何ですの田豊さん?」

 

「何勝手な事言ってるんですか⁉あの宝剣は…」

 

「わたくし達が勝てば何の問題もないでしょう?」

 

「負けた時どうするんですかって話をしてるんです!」

 

「わたくし達があんな貧乏領主の寄せ集め集団なんかに負けるはずないでしょう?だから考える必要はありませんわ」

 

(ああもう!どうしてそういう事ばかり…ううっ、またお腹痛くなってきた…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謁見から数分後―――城下町の広場にイベント用ステージが設置され、見物人が大量に集ってきた。

 

『さァ!袁紹様の気まぐれで始まった宝剣争奪戦!司会進行は毎度おなじみ、陳琳が務めさせていただきます!』

 

観客から見て左側に麗羽達、右側にルフィ達がいる。

 

『果たして勝つのは、名門袁家の現当主にして、可憐で優雅な袁紹様か⁉影の薄い貧乏領主の公孫瓚か⁉』

 

「くっ…好き勝手言いおって…!」

 

(影が薄いことを含め、否定できないのがまた哀しいな…)

 

密かにそんな事を思う星だった。

 

『では、さっそく第一試合に参りましょう!第一試合は田豊対諸葛亮の知識対決です!』

 

すでにステージ中央に解答者席が用意され、そこに真直と朱里は座っている。

 

「へっへ~ん!朱里はおっぱいはちっちゃいけれど、頭はすっごく良いのだ!そんな奴に負けるワケないのだ!」

 

「はうう…」

 

何故か味方からの声援で、負傷する朱里だった。

 

「何を~!うちの真直だって、普段は軍師らしいことしてないけど、頭はすごっく良いんだからな~!」

 

(あんたと麗羽様がもう少し話を聞いてくれれば私だって…!)

 

こちらも何故か、味方からの声援で哀しくなるのだった。

 

『第一試合、知識対決のお代は……“袁紹様の秘密”です!』

 

「え⁉」

 

「⁉」

 

お代の内容に戸惑う朱里と麗羽。

 

『それでは早速第一問!【今日の袁紹様の下着の色は?】』

 

ピーン!

 

早押しで真直が解答権を得る。

 

「黒!」

 

『正解!』

 

「っ!」

 

思わず座りなおす麗羽。

 

『第二問!【袁紹様が怖い夢を見ないよう、寝る前にしているおまじないは?】』

 

ピーン!

 

またしても真直が解答権を得る。

 

「枕を裏返して三回たたく!」

 

『正解!』

 

「…………」

 

赤面する麗羽。

 

『第三問!【袁紹様の最後のお通じはいつ?】』

 

こんな問題が許されていいのだろうか?

 

「三日前!」

 

『正解!』

 

そして何故、こいつらは正答を知っているのだろうか?

 

「………っ!」

 

そんなこんなで試合は進み…

 

『では最後の問題!【袁紹様がおねしょをしていたのは何歳まで?】』

 

「十二歳!」

 

『正解!』

 

「~~~っ!」

 

『第一試合!百対零で、田豊の完全勝利です!』

 

完全敗北した朱里は、トボトボと控え席に戻る。

 

「してやられたな朱里…」

 

「すみません…どの書物にも書いていない事ばかりでしたので…」

 

「やむを得ん。教えられても知りたくもない事ばかりだったからな」

 

星の言葉に苦笑いする一同だった。

 

一方…

 

「こっちが勝ったのに、何となく気分が悪いのは何故かしら…?」

 

「気のせいですって」

 

自身のプライバシーを赤裸々にされ、勝利に重い対価を支払うことになった麗羽だった。

 

 

 

 

 

 

『続いて第二試合は、鰻の掴み取り対決です!生簀の中の鰻を制限時間内にどれだけ捕まえられるか競っていただきます!』

 

すでにステージ上には巨大な生簀が用意され、中で大量のウナギが泳いでいる。

 

『ただし!鰻を手で摑まえるのではなく………おっぱいで挟んで捕まえてもらいます!』

 

「「「「「「「「「「おおおおおーーーっ!」」」」」」」」」」

 

競技内容を聞き観客、特に男性が歓声を上げて盛り上がる。

 

「ちぇーまたおれ出れねェや」

 

「どっかのコックが大はしゃぎしそうな競技だな…」

 

対してルフィとゾロは冷めている。

 

「愛紗、出番だな」

 

愛紗の肩に手を置く星。

 

「…ってさも当然のように私に振るな!」

 

「おっぱい勝ち組の力、見せてやるのだ~!」

 

「そうですね…残念ですけどこの勝負…私や鈴々ちゃんには荷が重いようですし…」

 

自分の非力さ(?)を嘆く朱里。

 

「よかったら私が出ましょうか?」

 

「ナミ殿⁉よろしいのですか⁉是非お願いします」

 

「わかったわ。愛紗さんと星さんに貸し、それぞれ黄金一斤分ね♪」

 

「やっぱりいいです!」

 

「何故私まで⁉」

 

「星さんにだって出場権はあるんだから当然でしょ?」

 

ナミが良心でこのような事を引き受ける筈がなかった。

 

「どうしましたの?誰が出場するか、早くお決めなさい。それとも棄権してわたくし達の不戦勝かしら?」

 

挑発する麗羽。

 

「私が行きます!」

 

「劉備殿⁉」

 

「この勝負は、私の宝剣を取り戻すためのもの…皆さんにばかり、迷惑はかけられません!」

 

そう言うと桃香は服を脱ぎ捨てた。

 

 




当時の通貨では黄金一斤=222.7gは1万銭に相当するものでした。

政府の役人の給与が、月2,000銭
つまり1万銭は、当時の国家公務員の給料5か月分

当時の相場は…

一般的な家一軒=1~3万銭
高価な絹1匹=約23mが2,000~2,800銭
白米1石=約16.7㎏が400銭
高いお酒1斗=2ℓが50銭
牛肉1斤=40銭

…だったそうです。

ハーメルン掲載 資料 恋姫時代の後漢 より

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