絶望の蜥蜴人   作:たーなひ

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大体2〜3000字ぐらいを目安に書いていきたい。
だいぶ内容薄いけど許してくれ。


みてい

さて、目標を確認しておこう。

最終目標は『〈不落要塞〉をコキュートスの前で発動させる』だ。

そこまで行けば、“コキュートスの一撃を止める武技を持つ蜥蜴人”としての地位を得ることが出来、おそらく死んでも生き返らせて貰えるぐらいは出来るだろう。

 

で、肝心の〈不落要塞〉の習得方法だが………不明である。

一部の天才しか習得出来ないらしいが、そんなもんはぶっ壊す前提じゃないと生き残れない。だからそんな設定は無いものとする。いいね?

〈要塞〉の上位互換であることは確定なので、おそらく〈要塞〉を習得した上でなんやかんやすれば良いはずだ。多分。知らんけど。

 

 

だから当面の目標は〈要塞〉の習得だ。

 

 

じゃあその〈要塞〉はどうやって習得するのかと言うと、それも分からない。

戦士系のクラスを持っていれば武技自体の習得は可能らしいので、とりあえず組み手やら撃ち合いやらをすれば良いんだろうが、どうすれば〈要塞〉を習得出来るのかは謎だ。

だが、才能無い系人間筆頭のクライムが習得してるんだから俺が習得出来ない筈はない。

 

武技は恐らく、この世界の生物しか習得出来ないスキルのようなもののはずだ。

つまり、耐性を獲得するのと同じように、何度も何度も我慢して攻撃を受けることで〈要塞〉を獲得出来るのではないだろうか。

 

これが一先ずの仮説だ。

 

 

とにかく今は、戦士系のクラスを獲得する為に行動しよう。

 

 

 

 

「なぁなぁザリュース!喧嘩しようぜ!」

 

「………は?」

 

失敗か。

てか「喧嘩しようぜ!」ってどこのヤンキーやねん。もうちょっと言い方あったやろうが……。

 

 

「ゴホン!…では気を取り直して。…ザリュース!闘おう!」

 

「さっきと何が変わったんだ?」

 

……確かに。

でもそれ以外に良い言い方思いつかんくないか?

 

「じゃあなんて言ったら闘ってくれるんや?」

 

「闘わねぇよ!」

 

「なんでやねん!」

 

「こっちのセリフだよ!!」

 

「むぅ……強情やな」

 

別にやってくれても良いと思うんやけどなぁ…。

 

 

「……まあええや」

 

そう言ってここから去ろうと踵を返した。

 

「どこに行くんだ?」

 

「森」

 

(おか)ーーというか水辺以外はリザードマンにとってはアウェイだ。

特に森は魔物なんかの発見も遅れるから野伏(レンジャー)が居なければ滅多に入らない。

 

なのに何故森に向かおうかとしているかと言うと、単純に修行のためだ。

恐らく戦わなければ戦士系のクラスは獲得出来ないし、経験も技術もつかない。ただただ素振りをしているだけでは身にならないのだ。だから相手が居ないなら多少危険を冒してでも相手を見つける必要がある。

後で時間が余るのは全然構わないのだが、もし万が一習得が間に合わない時の事を考えると1日ーー特に日中の動ける時間帯ーーも無駄に出来ない。

 

 

「何をしに?」

 

「修行」

 

これをザリュースに隠す意味は無い。

付き合ってくれるのなら全く問題が無い。なんなら危険を冒さずにすむから付き合って欲しい。

 

「……危険だ」

 

「知ってる。ザリュースが付き合ってくれへんならそうするって話」

 

これは殆ど脅しだ。

こいつは優しいから俺が一人で森に入ることを許可するはずがない。

つまり勝ち確ってことやな!

 

 

「はぁ……分かった、付き合ってやるよ」

 

「ああ、よろしく」

 

やったぜ。

 

 

 

 

 

向かい合う俺とザリュース。

所謂ガキの決闘やから武器は木の棒やし、特にルールとかがあるわけでもない。

 

 

「……よし、行くで」

 

「こい!」

 

さて、ここで今の俺の戦闘スタイルを説明しておこう。

いわゆるサムラァイスタイルだ。

なんちゃってヒテンミツルギスタイルやなんちゃって牙突を使いながら戦っているんだが、これが案外強い。

というのも、相手にしているのが同年代だけだからか知らないが、武器の使い方を余り分かってないヤツばかりだ。だから数々のアニメや漫画を見て、さらに『フタエノキワミ、アーーーッ!!』を何度も見返した俺はある程度武器の扱いには自信がある。まあ、所詮はアニメや漫画やからホンマに実践で使えるんかどうかは疑問やけど、今の同年代のガキどもとチャンバラする分には最強であることは間違いない。

 

 

 

さて、まずはザリュースが踏み込んで袈裟懸けをしてきた。

 

それを木の棒で受けて、蹴り飛ばす。

 

蹴られて下がったザリュースをすかさず追撃する。

抜刀術風の構えだが、さすがに嘘でも天翔竜閃とは言えない。もうちょっとそれっぽく出来たらええんやけどな。

 

踏み込んで居合の要領で横薙ぎをするが、普通に受けられた。

 

 

今、間合いは近く、互いの動きは止まっている。

 

ここで打つ技と言えば一つだろう。

 

ガトツ・エロスタイルーーもとい牙突零式だ。見様見真似やからただの踏み込まない突きなんやけどな。

 

最近分かったことだが、ザリュースに限らず同年代はみんな牙突を含む突きに弱い。まだ突きに対する対応が出来ないんだろう。

 

ーーー〈ガトツ・エロスタイム!!〉ーーー

 

モロに食らったザリュースはまた後ろに下がった。

ただの木の棒だから大して痛くもないだろう。

 

すぐに近づいてフェンシングばりに突きまくる。

対策されたりするまでは突きを使いまくって優位に立つ。

俺は弱点を見つければえぐり出すタイプだ。

俺に弱みを見せてはいけないぞ!

 

 

 

 

 

その日はいっぱい突いて♂終わった。

 

まあ、ジャンプオタクに棒持たせたらそりゃ強いよ。

ことチャンバラに関して言えばジャンプオタクの右に出るものは居ない。多分。知らんけど。

 

 

 

この後「ガトツ・エロスタイムって何?」って聞かれたから、ちょっと恥ずかしくなっちゃって“悪・即・斬”の逃げてしまった。

アカンなぁ…。厨二病患者はそーっとしておきなさいってお母さんに習わなかったのかな?

 

まあこの世界は“武技”ってゆう必殺技みたいなんがあるからな。2次元から3次元に出てこれる可能性がある〈牙突・零式〉も馬鹿に出来へんな。

……………余裕があったら牙突の練習でもやっとくか。

 

_________________________________

 

 

俺には幼馴染が居る。

リューク・ジャルガと言うヤツだ。

とにかく変なヤツで、毎日絶望したような表情をしているかと思ったら、いきなり「喧嘩しようぜ!」なんて誘って来る。

最初はふざけているのかと思ったがその表情は真剣そのもので、とにかく強くなろうとしているのだと分かった。

 

何故俺を誘うのかと聞いたら、一番仲良いからと言われた。

しかも同年代では一番強いくせに全く手加減しないから他の同年代のヤツらは滅多に相手をしてくれないらしい。だからリュークの次に強い俺を誘うしか無いというわけだ。

 

 

そういえば、アイツが突きを使う時に「ガトツ・エロスタイム!!」と叫ぶので、どういう意味なのか聞いたら「アク・ソク・ザンを貫くためや」と遠い目をしながら答えていた。

アイツはよく意味の分からない事を言うが、おそらくは気合いを入れる掛け声みたいなものなのだろう。




はい。
結構『フタエノキワミ アーーーッ!!』ネターーーもといるろ剣ネタ使ってるけどクロスオーバーつけた方が良いんですかね?牙突ぐらいは習得させてあげたいんですけど、ヒテンミツルギスタイルを習得させたりするつもりはないです。
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