最近バディファイトが文字通り終わるって噂聞いたんだけどマジ?みんな死ぬしかないじゃない!
第7話 開幕!ネオABCカップ!
1ヶ月が経ち、今日はネオABCカップ開催日。今日も2人は元気に登校していた。
「今日は待ちに待ったネオABCカップ…。優勝目指して頑張るぞー!」
「リンが燃えている…」
『そんくらいリンはこの日を楽しみにしてたって事だろ』
「そうね。昨日なんかネオABCカップの話しかしてなかったし…」
『そういやァ、授業はどうすんだァ?』
「ネオABCカップ開催中は全ての授業を停止してネオABCカップに集中するみたいよ」
『ホントに大イベントなんだなァ』
「頑張らなきゃ!ね、シノンちゃん♪」
「そうね。対戦の組み合わせ次第だけど」
ワアアアアアア!!!!!!!
相棒学園のファイティングステージはネオABCカップ開催を前にした生徒たちの熱狂に包まれていた。
「さぁさぁついにこの日がやってきましたぁー!!ネオABCカップー!今までのABCカップでは初等部・中等部から8人のファイターが出場していましたが、ななななんと!!このネオABCカップではその2倍!16人のファイターが出場します!」
生徒たちの熱狂の中、UFOに乗ったパル子がネオABCカップの内容を説明する。
「それでは選手に入場してもらいましょう!」
「死乃峰シノン選手! 星見リン選手! 未門牙王選手! 大宇宙カナタ選手! 黒渦ガイト選手! 霧山ヤイバ選手! 轟ゲンマ選手! 如月斬夜選手! 黒岳テツヤ選手! 虎堂ノボル選手! 祠堂孫六選手! 禍津ジン選手!
「…え、終わり?15人しかいないよ〜?」
「ゲストファイターでしょ。数名って…1人なのね」
「そしてそしてゲストファイターはこの方!中等部3年所属、
ワアアアアアア!!!!!!
「中等部の生徒じゃない。どこがゲストなのかしら?」
「おおー!あの白馬カイトが出場!?これは確かにゲストファイターだよー!」
「そんなに?」
白馬カイトは中等部3年の生徒でありながら、相棒学園で見たものはごく一部と言われるほど見かけないらしい。
「さぁ気になるトーナメント表はこちらです!」
第1回戦
《第1試合》
死乃峰シノン VS 華水こころ
《第2試合》
霧山ヤイバ VS 大宇宙カナタ
《第3試合》
祠堂孫六 VS 如月斬夜
《第4試合》
藤丸ケンヤ VS 黒岳テツヤ
《第5試合》
星見リン VS 黒渦ガイト
《第6試合》
虎堂ノボル VS 未門牙王
《第7試合》
禍津ジン VS 輝夜ヒカリ
《第8試合》
白馬カイト VS 轟鬼ゲンマ
「初戦は私か」
「頑張ってね、シノンちゃん!」
「初戦をかざるのはこの2人!人気急上昇中の初等部6年所属、死乃峰シノン選手と、中等部1年所属、華水こころ選手!」
シノン、そしてこころと呼ばれる三つ編みをした銀髪を左肩にかけている女生徒がファイティングステージに立った。残りの出場者は退場し、その中の数名は観客席に座った。
『あいつって前にネオABCカップのビラ配りしてたやつじゃねぇか?』
「ビラ配りの人か…、見覚えがあって全然思い出せないからモヤモヤしてたところなのよ」
「“人よ狂え。人でなくなるその瞬間まで!
非道の惨劇。瞳に映るはたったひとつの真実のみ”
ルミナイズ!【キルズ・ブラッディ】!」
「“みんなのニガテをこの一品で無くしてみせる!”
ルミナイズ!【オーバーカム・クッキング】!」
こころのコアデッキケースがフライパンとなった。
「「オープン・ザ・フラッグ!」」
「ダークネスドラゴンワールド」
シノンのフラッグが公開される。
「デンジャーワールド!」
シノンに続き、こころもフラッグを公開した。
「シノンちゃんとは是非決勝でファイトしたいなぁ…」
リンは観客席に戻っていた。
「ファイトできるといいね〜」
リンの跡を追うようにやってきたのはジオだった。
「あ、ジオ君。どうしてここに?」
「いやぁどうしてって言われても…生徒だし」
「あ、そうだったんだ」
「中等部1年所属だよ?ボク」
「え…ええーー!?先輩じゃん!これは失礼しました!ジオ先輩!」
リンはジオが先輩と知った瞬間、頭を下げた。
「う〜ん…やっぱジオ君でいいよ…」
ジオは困った顔をしていた。
「え、でも…」
「タメ口でいいよ?」
「…うん」
「キミと一緒にいたあのシノンって子、6年の子だったんだね」
「そだよ、同じクラスなの!」
「先攻はこころ選手!」
「ドロー!チャージ&ドロー!キャスト!《今が旬!超新鮮野菜なのだ!》!デッキからでんじゃらすベジタブルの、サイズ3のモンスターとアイテムを1枚ずつ手札に加える!」
こころ
【ライフ 10→8】
【手札 7→6→8】
「血染の契約と似たような魔法ね」
「装備!《
こころの隣に、下にキャタピラが、側面にはそれぞれ銃口が2つずつ付いている、巨大な圧力鍋が出現した。
こころ
【手札 8→7】
アツリョーク
A0 打0
「圧力鍋…なのかしら?あれは」
「さらにキャスト!《産地直送!》!デッキの上から4枚をチェック、その中のカード名が違うでんじゃらすベジタブルのモンスターを好きな枚数手札に加え、残りをゲージに置く!」
こころは確認した4枚の中から2枚のカードを手札に加え、もう2枚をゲージに置いた。
こころ
【手札 7→6→8】
【ゲージ 3→5】
「《ジャガイモ伍長》をセンターにコール!」
現れたのは、ロケットランチャーをそれぞれの手に持っている顔がじゃがいもの小人だ。
こころ
【手札 8→7】
ジャガイモ伍長
『じゃがいもだからってなめんなよ!!』
S3 A1000 D1000 打2
「キャスト!《う、うまい!うますぎる〜!!》!ジャガイモ伍長を破壊!」
「ライフ2プラスして、2ドロー!ジャガイモ伍長が破壊された事でさらに1ドロー!」
こころ
【ライフ 8→10】
【手札 7→6→9】
「こころ選手!自分でコールしたモンスターを自らの手で破壊してアドバンテージを稼ぎます!!」
「さらに《ナス中尉》をセンターに!」
今度はナス型の双剣を手にした顔がナスの小人が登場。
こころ
【手札 9→8】
ナス中尉
『ナスを嫌う理由はナッスング。なんちて』
S1 A3000 D1000 打1
「あっはは…」
リンも思わず苦笑い。
「アツリョークの能力発動!ナス中尉を破壊して1ドロー!」
こころ
【手札 8→9】
「またモンスターを破壊した…?」
「破壊されたナス中尉の能力で相手の手札が3枚以上ならその内の1枚を捨てさせる!」
シノン
「でんじゃらすベジタブルのモンスターは破壊された時に能力があるようね…」
【手札 6→5】
「センターに《パンプキン准尉》、ライトとレフトに《トマト中佐》をコール!」
銃口が6つ付いたかぼちゃを背負ったかぼちゃの顔の小人と、トマトのショットガンを両手に持つトマトの顔の小人が現れた。
こころ
【手札 9→6】
パンプキン准尉
『オイラに任せな〜…』
S2 A5000 打2 D5000
トマト中佐
『『アタシがその真っ青な顔、赤く染めてあげる!!』』
S1 A3000 打1 D2000
「パンプキン准尉はサイズ2。でもあのモンスターは他のでんじゃらすベジタブルのモンスターの枚数分、サイズが減る」
ジオは流れるように説明した。
「ジオ君、なんで知ってるの?」
「こころは同じクラスでさ、よく自慢してくるんだよ」
「へぇ〜」
「パンプキン准尉でファイターをアタック!トマト中佐の能力で場のでんじゃらすベジタブルのモンスター全ての打撃力がプラスされ、今のパンプキン准尉の打撃力は4!」
『喰らえ〜…』
パンプキン准尉はシノンにめがけて体当たりした。
「キャスト、黒竜の盾」
シノン
【ライフ 10→11】
【手札 5→4】
「私のターン、終了!」
「私のターンドロー、チャージ&ドロー。レフトにコール、《魔狂竜ディリーパー》」
シノン
【手札 5→4】
ディリーパー
『ヒャハハハー!血の匂い…堪んないねェ!』
S0 A2000 D2000 打1
「ダメージ1を受けて《魔狂血界》を手札に」
シノン
【ライフ 11→10】
【ダメ1カウンター 0→1】
【手札 4→5】
「ライトにコール、《狂腕竜アーミレッド》」
真っ黒で異常に発達した両腕を持つ、二足歩行の赤いドラゴンがコールされた。
アーミレッド
S0 A3000 D1000 打1
「アーミレッドは登場した時、ダメージ1を受ければデッキからデスレイジードラゴンのモンスターをコールできる。センターにバディコール」
シノン
【ライフ 10→9→10】
【ダメ1カウンター 1→2】
【手札 5→4】
【ゲージ 3→1】
『出番だなァ!』
マッド・デストリィ
『死にてぇ奴は前に出なァ!』
S3 A6000 D6000 打3 ソウル2
「ダメージ1を受けた事で、ディリーパーの能力でゲージ2プラス、アーミレッドの能力で場のデスレイジードラゴン全ての攻撃力を5000プラスし、貫通を与える。《魔狂血界》を設置、《狂気の魔眼ークレイデス・アイ》を装備」
シノン
【ライフ 10→8】
【ダメ1カウンター 2→4】
【手札 4→2】
【ゲージ 1→3→2】
「魔狂血界の能力でゲージとライフを1プラス。リィでパンプキン准尉をアタック」
シノン
【ライフ 8→9】
【ゲージ 2→3】
『オラァ!』
「アツリョークの効果でパンプキン准尉を破壊!」
こころ
【手札 6→7】
『かわされたか…』
リィが振った尻尾は空振りした。
「そしてパンプキン准尉が破壊された時、相手のゲージを1枚破壊!」
シノン
【ゲージ 3→2】
「リィとクレイデス・アイの能力で合計2ドロー。さらに2回攻撃」
シノン
【ライフ 9→7】
【手札 2→4】
【ゲージ 2→3】
『次はオマエ本体だぜ?どうだァ!』
リィの鋭い鉤爪がこころを襲う。
こころ
「くっ!」
【ライフ 10→7】
「ディリーパーでライトのトマト中佐に、アーミレッドでレフトのトマト中佐にアタック」
「トマト中佐の能力でゲージを2プラス!2体破壊されたから合計ゲージ4プラス!」
こころ
【ゲージ 5→9】
「ターン終了よ」
「私のターン!ドロー!チャージ&ドロー!レフトに《アスパラ兵長》、センターに《ネギ狙撃兵》をコール!」
現れたのは、アスパラ型の槍とアスパラ模様の盾を持ったアスパラの顔の小人とネギの顔のスナイパー。
こころ
【手札 8→6】
アスパラ兵長
『私のアスピアさばきをとくと見よ!』
S1 A6000 D1000 打1
ネギ狙撃兵
『目標を逃がす事は、決してない』
S1 A6000 D1000 打1
「アツリョークの能力でネギ狙撃兵を破壊!」
こころ
【手札 6→7】
「ネギ狙撃兵の能力で今あなたが装備しているそのアイテムを破壊!」
「しまった…!」
ネギ狙撃兵が撃ったネギ型の弾がシノンの右目に当たる直前で爆発し、クレイデス・アイは破壊された。
「ゲージ1を払い、《ピーマン大佐》をライトにバディコール!」
こころの隣にいたピーマンの顔の小人がライトエリアに立った。その手には黒いムチが握られている。
こころ
【手札 7→6】
【ゲージ 10→9】
ピーマン大佐
『野菜ギライは殲滅あるのみ!なのだ!』
S1 A4000 D4000 打1
「ピーマン大佐の能力発動!ドロップゾーンの《パンプキン准尉》をセンターにコール!そしてこれがニガテを克服する最終兵器!ゲージ2を払い、場のアスパラ兵長、パンプキン准尉、ピーマン大佐をソウルに入れ、センターにコーール!!」
こころ
【手札 6→5】
【ゲージ 9→7】
「戦略兵器 でんじゃらす野菜カレー!」
センターに、側面に銃口が2つある巨大なカレーソースポットが現れ、中には前方斜め上に向いた大砲が設置され、様々な刻まれた野菜が入ったカレーが入っており、ピーマン大佐、アスパラ兵長、パンプキン准尉が乗っている。
「戦略兵器 でんじゃらす野菜カレー。サイズ3、攻撃力、防御力ともに20000、打撃力3!貫通と3回攻撃を持ち、ソウルの元々のサイズ2以下のでんじゃらすベジタブルのモンスターの能力全てを得る!」
でんじゃらす野菜カレー
『『『これぞ!我らの最終兵器!!!』』』
S3 A20000 D20000 打3
「はぁ…、またソウルの能力を得るモンスターか…」
「ライトに《パプリカ上等兵》をコール!」
ヘルメットをかぶったパプリカの顔の小人が現れた。バッグをしょっており、その中にはいくつかのパプリカが入っている。
こころ
【手札 5→4】
パプリカ上等兵
『ピーマン大佐ー!自分も乗せてほしいでありますー!』
S1 A1000 D1000 打2
『パプリカ上等兵よ!お前はそこで待機なのだ!』
でんじゃらす野菜カレーに乗っているピーマン大佐が下のパプリカ上等兵に指示した。
『了解でありますー!』
パプリカ上等兵はピーマン大佐に敬礼した。
「サイズ1のモンスターコールしちゃったら、せっかくのサイズ3モンスターがサイズオーバーでドロップゾーンに送られちゃうのになんで?」
リンがこころのプレイに対して疑問を抱いた。
「そうはならないよ。ソウルにあるパンプキン准尉の能力を得たでんじゃらす野菜カレーは他のでんじゃらすベジタブルのモンスターの数だけサイズが1減るからね」
「そっか…、じゃあ今はサイズが1減ってサイズが2になってるからサイズオーバーにはならないって事だね」
「でんじゃらす野菜カレーはピーマン大佐の能力を得ている!ドロップの《ジャガイモ伍長》をレフトにコール!そしてキャスト!《う、うまい!うますぎる〜!!》!ジャガイモ伍長を破壊!」
こころ
【ライフ 7→9】
【手札 4→3→6】
「…たくさんドローしたかいがあったよ、ホント…」
「何よ急に?」
「今私の手札にある《気竜同舟》。ライフ1を払い、ゲージを1プラスしてドロップゾーンのカード1枚を私の場のモンスターかアイテムのソウルに入れる事ができる魔法。私はこれを…4枚キャストする!」
こころは手札にある4枚の気竜同舟と呼ばれるカードを公開する。
こころ
【ライフ 9→5】
【手札 6→2】
【ゲージ 7→11】
「ありゃりゃ…。これはまずいねぇ…」
観戦していたジオが独り言を呟く。
「ドロップゾーンの、《ネギ狙撃兵》、《ナス中尉》、《トマト中佐》2枚を、でんじゃらす野菜カレーのソウルに!」
でんじゃらす野菜カレー
〈ソウル 3→7〉
「ついでに《デンジャラスREIZI》も設置しーちゃお♪最後に《ヤングコーン訓練兵》をレフトにコール!」
レフトエリアにヤングコーンの顔の小人がコールされた。その大きさは今までのモンスターのどれよりも小さい。
こころ
【手札 2→0】
ヤングコーン訓練兵
『ボクもやるです!』
S0 A2000 D2000 打1
「パプリカ上等兵で魔狂竜ディリーパーを、ヤングコーン訓練兵で狂腕竜アーミレッドをアタック!」
パプリカ上等兵はバッグにしまっていたパプリカを投げつけるとそのパプリカは爆発し、ディリーパーを破壊した。そしてヤングコーン訓練兵もアーミレッドに頭突きをして破壊する。
「そしてお待ちかね!でんじゃらす野菜カレーでセンターにアタック!」
「別に待ってないわよ。キャスト、《狂怪線》」
シノン
【ライフ 9→8】
【ダメ1カウンター 4→5】
【手札 4→3】
「あれは場のカード1枚をそのターン能力を無効化しつつ、打撃力をー3するカウンター魔法!」
「残念だね〜、でんじゃらす野菜カレーは能力を無効化されないんだよ〜」
こころは余裕の表情を浮かべる。
「なら打撃力だけでも…」
「アスパラ兵長の能力を得て、打撃力は下がんない♪」
「なっ…」
「しかし!シノン選手がダメージ1を受けた事で魔狂血界の能力が発動され、ゲージとライフが1プラスされます!」
シノン
【ライフ 8→9】
【ゲージ 3→4】
『喰らうのだ!でんじゃらすカレーキャノン!』
でんじゃらす野菜カレーの大砲からカレールーが飛ばされた。
『ぐほぁっ!』
飛ばされたカレールーに直撃したリィは破壊された。
「貫通!」
シノン
「くぅっ…!ソウルガード…!」
【ライフ 9→4】
リィ
〈ソウル 2→1〉
(気竜同舟で2枚のトマト中佐がソウルに入ってるから今の打撃力は5。しかも3回攻撃待ち。どう凌ぐか見ものだねぇ…)
ジオはシノンがどう対処するのかを楽しみにしている。
「でんじゃらす野菜カレーはソウルのピーマン大佐の能力を得て、モンスターを破壊した時に再攻撃可能となる!しかもこの能力は1ターン中に何回も発動する能力!」
「モンスターを破壊し続ければ何度でも再攻撃できるのか…。とりあえずリィの能力でダメージ1を受け、1ドロー」
シノン
【ライフ 4→3】
【ダメ1カウンター 5→6】
【手札 3→4】
「もっかいセンターにアタック!」
「キャスト、《ミッドナイト・シャドウ》」
シノン
【手札 4→3】
「2回攻撃!」
「キャスト、《ブラッディーフェンス》。攻撃を無効化する」
シノン
【手札 3→2】
【ゲージ 4→3】
「まだまだ!3回攻撃!」
「ダメージ1を受けてキャスト、《ドラゴンシールド 血竜の盾》。攻撃を無効化し、ライフ3プラス」
シノン
【ライフ 3→2→5】
【手札 2→1】
「ヤングコーン訓練兵をでんじゃらす野菜カレーのソウルに!これででんじゃらす野菜カレーは再攻撃可能となる!これでどうだぁー!」
でんじゃらす野菜カレー
〈ソウル 7→8〉
「さっき私が使った魔法、ブラッディーフェンスは私がダメージ1を受けた時にドロップゾーンから手札に加える事が可能よ」
「えっ、じゃあ…」
「キャスト、《ブラッディーフェンス》」
シノンは手札に戻したブラッディーフェンスを再び使った。
シノン
【手札 1→2→1】
【ゲージ 3→2】
「…アタックフェイズ終了時、デンジャラスREIZIの能力発動。デッキの上から1枚をでんじゃらす野菜カレーのソウルへ」
こころ
【ゲージ 11→10】
でんじゃらす野菜カレー
〈ソウル 8→9〉
「ターン終了。(ジャガイモ伍長がソウルに入った!防御力も上がってよりやられにくくなった。もうこれは勝ちでしょ、私)」
こころは勝利を確信していた。
「私のターンドロー、チャージ&ドロー。キャスト、《アビス・シンフォニア》で2ドロー」
シノン
【手札 2→3】
【ゲージ 3→2】
「《血界防陣》と《血界牢獄》を設置。さらにキャスト、《デス・トラップ》。でんじゃらす野菜カレーを破壊」
シノンの魔法により、でんじゃらす野菜カレーは破壊される。
シノン
【ライフ 5→4】
【手札 3→0】
「ソウルのネギ狙撃兵の能力を得たでんじゃらす野菜カレーの能力発動!でんじゃらすベジタブルのモンスターがカードの効果で破壊された時、ライフ1を払ってそのカード、すなわちでんじゃらす野菜カレーを場に残す!」
こころ
【ライフ 5→4】
「サイズ2のでんじゃらす野菜カレーに対して使用したデス・トラップはゲージ1を払う事で手札に戻り、血界牢獄の効果で破壊したモンスターのサイズ分、ゲージとライフをプラス」
シノン
【ライフ 4→6】
【手札 0→1】
【ゲージ 2→1→3】
「破壊されたでんじゃらす野菜カレーの能力発動!ヤングコーンでゲージとライフを1プラス、ジャガイモで1ドロー、アスパラでマッド・デストリィのソウルを捨て、パンプキンであなたのゲージを破壊、ナス…は手札3枚無いから発動しないね、2体分のトマトでゲージ4プラス、最後にネギでマッド・デストリィを破壊!」
「血界防陣の能力により、場のデスレイジードラゴンはカードの効果で破壊されず、場から離れないわ」
「じゃあ、ネギ以外の能力が発動されるよ!」
シノン
【ゲージ 3→2】
リィ
〈ソウル 1→0〉
こころ
【ライフ 4→5】
【手札 0→1】
【ゲージ 10→15】
「キャスト、《デス・トラップ》。再びでんじゃらす野菜カレーを破壊」
シノン
【ライフ 6→5】
「ライフ1を払って場に残し、そのまま能力発動!何度やっても同じだよ!」
「どうかしらね。血界牢獄の能力はセンターにリィがいれば1ターンに何回でも発動される」
シノン
【ライフ 5→7】
【ゲージ 2→1→3】
こころ
【ライフ 5→4→5】
【手札 1→2】
【ゲージ 15→20】
「ゲージ1を払い、デス・トラップを手札に戻し、キャスト」
シノン
【ライフ 7→6】
【ゲージ 3→2】
「ライフ1を払って場に残す!」
こころ
【ライフ 5→4】
「私の勝ちよ」
「え?」
「あなたはジャガイモ伍長で1ドローし、ヤングコーンでゲージが1プラスされる。するとどうなる?」
「どうなるって…手札とゲージが増えるじゃん」
「ゲージが増えるって事は、その分、デッキが無くなるのよ」
「え、デッキ?……! あぁー!!」
こころ
【デッキ 2】
「あなたは自分のカードの効果でアドバンテージを取りすぎた。それ故にデッキが無くなる。私も似たような経験したから、あなたの1ターン目にゲージや手札をたくさん増やした辺りからあなたのデッキの枚数を数えていたのよ」
「そ、そんなぁ〜!」
こころ
【ライフ 4→5】
【手札 2→3】
【ゲージ 20→21】
【デッキ 2→0】
「ゲームエンド!WINNER死乃峰シノン選手!相手のアドバンテージを利用したデッキ破壊により勝利しましたー!!」
「さっすがシノンちゃん!私とファイトしてた時も何度かデッキアウトで負けそうになってたもんね!」
「リン!あんまり余計な事言わないで!」
「第2試合は昼休憩を挟んだ後に行いたいと思いまーす。それでは〜」
ファイトが終わると、シノンとリンは屋上のベンチで昼食をとっていた。
「シノンちゃん、おにぎり3つだけで足りるの?」
「私、小食だから」
「そういえば、母さんが何度か出してるご飯もそんなに食べないもんね」
「いつも、結構です、って言ってるのに…」
えぐっ…ぐすっ…だってぇ…
後ろから誰かの泣いている声が聞こえ、気になった2人は見に行くことにした。そこには
「あの〜どうしましたか?」
「ぐすっ…え…?」
女生徒が振り向いた。その顔には見覚えがあった。
「さっきの対戦相手の…」
「先輩、こんなところで泣いてどうしたんですか?」
「あ…えっとぉ〜…」
『ファイトに負けていじけてるのだ〜』
こころの体で隠れて見えなかったピーマン大佐がシノンとリンが見える位置に移動して端的に説明した。
「ちょっとぉ〜!ミドリーン!なんで言っちゃうのぉ〜!?」
『何度も大佐と呼べと言っt…』
「ねぇ〜ヒドイよぉ〜!」
こころが泣きながら自分の顔くらいの大きさしかないピーマン大佐に抱きついた。
『わ、悪かったのだ!だから離れるのだ!つ、潰れる〜!』
「お、落ち着いて〜!」
ーーーーーーーーーー
『ゼェ…ゼェ…た、助かったのだ〜…』
ピーマン大佐はリンが止めに入って一命をとりとめた。
「うぅ〜…」
こころはまだ少し泣いている。
「先輩の話聞きますから、落ち着いてください」
「ぐすっ…あ、ありがとう…、私ね、ファイトに負けても悔しいとか思わないの、なんならもっと強くなるチャンスだって思うくらいよ」
「じゃあどうして…」
「自分ではそう思ってるつもりなの、でも私、ついネガティブ思考になっちゃうの…なんだかそんな自分が悲しくなっちゃって…ぐすんっ…」
「なるほど…先輩!私たちと友達になろうよ!あ、すみません…ついタメ口で…」
「名案ね。どういうワケか、友達と一緒にいると少し心が軽くなるし。ま、あんたはそんな事考えてなかったんでしょうけど」
「シノンちゃん私を何だと思ってるの〜!?」
それからしばらくリンとシノンは言い合っていた。
「プッ…ハハ!…あなたたちを見てたら自分がバカバカしく思えてきちゃった。こんな私でいいなら喜んで友達になるよ」
こころはすっかり泣き止んでおり、笑顔を見せていた。
「本当ですか!星見リンです!よろしくお願いします!華水先輩!」
「先輩はナシ!これからは気軽にこころちゃんって呼んで?」
「じゃあよろしく!こころちゃん!」
「勝った相手だからって下には見ないわ。失礼だし、そもそも先輩だし。…よろしく、死乃峰シノンよ」
「2人ともよろしく!」
『すっかり仲良くなったのだ』
『ニンゲンっておもしれーよなァ?ミドリン』
『ムッ!ミドリンではなく大佐と呼べ!』
『あぁ悪りぃ悪りぃ、まぁ仲良くしてくれよ大佐』
〈さぁ間もなく第2試合がスタートします!皆さんファイティングステージにゴーゴー!〉
パル子の声が放送により相棒学園中に響いた。
「行きましょう?」
「ま、待って!まだ食べ終わってない!」
「たまごやきも〜らい♪はむっ…え、何コレうま…」
リンの弁当の中身をつまみ食いしたこころは、あまりの美味しさに言葉を失った。
「あ〜!ちょっと〜!」
第2試合を観戦するため、3人は笑いながらファイティングステージへ向かうのだった。
「リン、時間」
「あ、はいは〜い。シノンちゃんから声をかけてくれるなんて嬉しいな〜♪」
「「今日の最強カードはこれ!」」
「「《デストラップ》!」」
デストラップ
魔法|ダークネスドラゴンW|死、破壊
◻︎【使用コスト】ライフ1を払う。
◻︎相手の場のモンスター1枚を破壊する。破壊したモンスターがサイズ2以下の場合、ゲージ1を払ってよい。払ったら、このカードを手札に戻す。
「モンスター以外も紹介する時あるのね」
「もちろん!最強「カード」だからね!というワケで、ズバリこのカードを使った本人であるシノンさん、このカードはどういったところが強いのでしょうか?」
「そうね…、この魔法はライフとゲージがあれば、サイズ2以下のモンスターを全滅させる事が可能よ。相手がサイズ1のモンスターを大量に出すタイプのデッキならこのカードを1枚デッキに入れておけば対策になるわ」
「なるほど〜。みんなもサイズ2以下のモンスターで困ったらこのカードを入れてみよう!それじゃ、また次回!」
「ただし、ダークネスドラゴンワールド限定よ」
ーーーーー
神バディファイトのカード出してみました。皆さんどうですか?アド取りすぎでデッキアウトとかありますか?僕は分かりみ〜ですよ。神バディファイトのカードなんかそんなもんやで。…カオスも例外ではないが。
感想はモチベに若干繋がりますのでどうかお願いします…
シノンとリン、みんなはどっち派?(唐突)
-
死乃峰シノン
-
星見リン