てかあれですね。本当にバディファイトの小説って書かれてる方少ないですよね。更新があんまりされない…。私はカナシミ。
ここは相棒学園の生徒会室。そこには1人の生徒会長とそのバディが何やら言い合いをしている。一体どんな話なのだろうか…?
「ガロウズ!何回言ったら分かるですし!」
独特な語尾の生徒会長、祠堂孫六が怒鳴った。
『オレじゃないゲー!なんでもかんでもオレが悪いみたいに言わないでほしいゲー!』
反論したのは祠堂のバディ、ガロウズ。浮遊している、赤いマフラーを巻いたガイコツだ。SD状態では小さくなるため、その姿は愛らしい。しかし、通常のサイズに戻れば、たちまち腰が抜けるほど恐ろしい姿となる、ダークネスドラゴンワールドのモンスターだ。
「じゃあ“コレ”はどういうことですし!」
と言って祠堂は机の上に置いてある皿を指差した。その皿には何も乗っていない。しかし、何か食べ物が乗っていた痕跡がある。
『それはマゴロクが食べたゲー』
「僕が?ハッ!そんなの記憶に無いですしー!」
祠堂は少し馬鹿にした口調で言い返した。
『ハァ…』
ガロウズはため息をついてから、昨日の放課後の出来事を語り出した。
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「有り得ないですし!」
祠堂がガタン!と机を叩いた。
『なにがゲー?』
「僕以外が目立つことですし!」
『そのセリフ何度も聞いたゲー。そう思うならマゴロクもそれなりの努力をすればいいだけゲー?』
「僕だって人一倍努力してるですし!なのに…なんで僕に注目が集まらず、あの死乃峰シノンに注目が集まるですしー!?」
『ゲシャゲシャ!それはきっとマゴロクが嫌われてるからだゲー。無様だゲー!』
ガロウズは祠堂を笑った。
「笑うなですし!どいつもこいつも僕のことを馬鹿にして〜!」
祠堂が悔しそうにしながら言うと、机の引き出しから、カステラと皿を取り出した。
(なんでそんなの入ってるんだゲー…?)
「今に見てろですし〜…死乃峰シノン!」
祠堂はカステラを暴食した。
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『と、いうワケだゲー。思い出したゲー?』
「た、たしかにそんなことがあったような気がするですし…」
祠堂は目を逸らした。
『や〜っぱり悪いのは覚えて無かったマゴロクの方だゲー』
どうやら祠堂のおやつを食べたのが誰かという、どうでもいい話だったようだ。
コンコン
2人がそんなどうでもいい話をしていると、この生徒会室のドアをノックする音が聞こえた。
『オレはデッキに入るゲー』
ガロウズが光の塊となり、祠堂のデッキに入っていった。
基本的にダークネスドラゴンワールドのモンスターは恐れられている。そのため、ガロウズは祠堂以外の前では姿を見せないようにしているのだ。祠堂が命令した事だが。と言っても、祠堂がガロウズをバディにしている事を相棒学園の生徒たちは知っている。
「入っていいですしー」
ガロウズがデッキに入ったことを確認した祠堂は、入ることを許可した。
「失礼します!」
ドアを開けたのは、紫色の髪を持つ少年だった。ただ、両目の色が違うオッドアイの持ち主で、左目が赤色、右目が青色である。
「えっと…これ…言われた通り…」
少年は4枚のカードを祠堂に渡す。
「フッ…よくやったですし、
「では…!」
「この中から1枚、好きなカードを持ってっていいですし」
祠堂が棚から取り出したカードファイルには、簡単に手に入るノーマルカードから何千万と売れるほどのレアカードまで、たくさんのカードが入っていた。
「ありがとうございます!」
ケンヤは何にしようかと、迷っていた。
(くっくっくっ。『秘剣 絶命陣』。このカードが無ければ如月斬夜は本来の力を発揮できないですし。つまり、次の僕と如月斬夜のファイトは僕の勝ちが決まったもんですし)
祠堂は渡された4枚の『絶命陣』のカードを見ながら心の中で笑っていた。
ケンヤとは、『如月斬夜のデッキから絶命陣を抜いてきてくれれば、好きなカードを1枚差し上げよう』という取り引きをしていたようだ。
「じゃあこれ貰いますね!」
ケンヤの手には超レアカード『王剣エクスカリバー』が握られていた。
「構わないですし」
「おぉぉ……」
ケンヤはしばらくエクスカリバーのカードを眺めていた。よほど欲しかったモノなのだろう。
その後、ケンヤはまたお礼を言って、生徒会室を後にした。
ガラガラガラ…バタン
『マゴロクも変わってないゲー…』
「僕はどんな手段を使おうともこのネオABCカップに優勝しなければならないですし…!」
祠堂は絶命陣を持っていない方の拳を握った。
《 さぁ!本日のネオABCカップ開幕です!第3試合に出場するファイターは準備をお願いします! 》
パル子の放送が入り、祠堂は絶命陣をポケットに入れて生徒会室を出ていった。
〜相棒学園 ファイティングステージ〜
「それではネオABCカップ第3試合、如月斬夜選手と祠堂孫六選手のファイトです!」
「………」
斬夜はなんだか様子がおかしい。どこか焦っているようにも見える。
「如月斬夜!臥炎カップの借り、ここでかえさせてもらうですし!」
「祠堂会長も僕の布石に踏まないように気をつけることですね…」
(お前はその布石を打つことすらできないですし)
「両者、ルミナイズしちゃってください!」
「“ 宵闇に、貴様を弔う死の刃”
ルミナイズ!【如月忍法帳】!」
「“魂を刈り取る死神の姿、見るがいいですし!”
ダークルミナイズ!【ファントム・DEATH死】!】」
斬夜は日本刀型、祠堂は黒い星型のコアデッキケースを用いる。
「バディー…ファイッ!」
「「オープン・ザ・フラッグ!!」」
「カタナワールド!」
「ダークネスドラゴンワールドですし!」
「先攻は祠堂選手!」
「ドロー、チャージ&ドロー。《潜影街オンブル》を設置、さらに《デスルーラー・アイアンメイデン》をセンターに、《デスルーラー・バーリオル》をライトにコールですし!」
祠堂
【手札 7→4】
アイアンメイデン
『苦しいか?辛いか?ハグしてやろうか?』
S0 A0 D1000 打1
バーリオル
『オマエで…何人目だったかな?』
S1 A1000 D1000 打2
拷問器具『アイアンメイデン』を模したガイコツと、棺を鎖で引いている、鍬のような武器を持ったガイコツがコールされた。
「バーリオル、ファイターをアタックですし!」
『忘れた、なら最初から。まずは一人目』
バーリオルは棺を投げつけ斬夜のライフを奪った。
斬夜
【ライフ 10→8】
「アイアンメイデンの能力でゲージを1プラスして、ターン終了ですし」
祠堂
【ゲージ 3→4】
「僕のターンドロー、チャージ&ドロー。《電子忍者 紫電》をレフトにコール」
斬夜
【手札 7→6】
紫電
S1 A3000 打1 D1000
「紫電の能力、サイバー・アナライズ。手札の忍法を捨てて2ドロー」
斬夜
【手札 6→5→7】
【ゲージ 3→2】
「ライトに《ナノマシン忍者 白夜》をコール。さらにセンターに《ナノマシン忍者 月影》をバディコール!」
斬夜
【ライフ 8→9】
【手札 7→5】
白夜
S1 A5000 打1 D1000
『拙者の出番でござるんるん!』
月影
S1 A5000 打1 D1000
『忍ッ!』
「紫電!アイアンメイデンにアタック!」
『フォーカスト斬!』
紫電は連続で瞬間移動しながらアイアンメイデンに接近し、その刀で斬りつけ破壊した。
「月影でファイターをアタック!」
祠堂
【ライフ 10→8】
「白夜も続け!」
祠堂
【ライフ 8→7】
「…これでターン終了だ…」
「僕のターン開始時、設置済みのオンブルの能力が発動され、ドロップゾーンのアイアンメイデンをレフトに復活!ドロー、チャージ&ドロー。ゲージ2を払い、《
祠堂
【手札 5→4】
【ゲージ 5→3】
センターにダークネスドラゴンワールドの大きな魔法陣が現れ、そこから左手に指揮棒を持った黄金の巨大なガイコツが現れた。
コーダ・ジュデッカ
『汝らの嘆きを歌に乗せ、我に聞かせたまえ!』
S3 A4000 打2 D3000 ソウル1
コーダ・ジュデッカの登場により、サイズオーバーでバーリオルがドロップへと送られた。
「さらにライトにバディコール!」
祠堂
【ライフ 7→8】
【手札 4→3】
『ゲシャゲシャ。ようやく出番だゲー』
「《
ガロウズ
『魂を吸い尽くしてやるゲー!』
S0 A0 打1 D3000
祠堂の隣にいたガロウズはアゴが文字通り2つに割れているガイコツとなった。左手には赤と緑をメインに着色された鎌に近いような武器を持っていて、足は無く、かわりに尻尾のようなものが付いていた。
「ガロウズ…?うっ…!」
観戦していたシノンがガロウズの名と姿を知った瞬間、頭を押さえた。
「大丈夫?シノンちゃん?」
隣にいたリンが倒れそうになるシノンの体を支えた。近くにこころの姿はない。
「大丈夫よ…少し目眩がしただけ。(ガロウズ…。どこかで聞いたことが…)」
「アイアンメイデン!ファイターをアタックですし!」
「斬夜君のセンターにはモンスターが…」
「センターのモンスターを無視してファイターを直接アタックする能力、“潜影”よ」
「それってリィの必殺モンスターみたいな?」
「そうよ。センターにモンスターがいることでドラゴンシールドのようなカウンター魔法は使えない。強力な能力の1つよ」
アイアンメイデンがその大きな両爪で斬夜を引き裂く。
斬夜
【ライフ 9→8】
「アイアンメイデンの能力でゲージを1プラス。さらに、ガロウズの能力でライフ1プラスして1ドロー!」
祠堂
【ライフ 8→9】
【手札 4→5】
【ゲージ 3→4】
「ガロウズも続くですし!」
『ゲシャゲシャ!潜影でファイターを直接アタックだゲー!』
ガロウズが力を込めると、その手に持つ鎌が青白い炎に包まれた。そしてそのまま敵をすり抜け、斬夜に対して鎌を振るった。
斬夜
【ライフ 8→7】
「再びガロウズの能力でライフ1プラスして1ドローですし」
祠堂
【ライフ 9→10】
【手札 5→6】
「コーダ・ジュデッカは相手のセンターにモンスターがいる時、攻撃力9000、打撃力3になるですし。ファイターにアタックですし!」
『苦痛を聞かせよ!』
コーダ・ジュデッカは右手からドクロの顔のエネルギー弾を飛ばした。
「キャスト、《うつせみの術》!」
斬夜
【手札 5→4】
「2回攻撃ですし!」
『次は、絶望を聞かせよ!』
再びドクロの顔のエネルギー弾を飛ばす。
「キャスト、《うつせみの術》!」
斬夜
【手札 4→3】
「斬夜選手、2枚のうつせみの術でコーダ・ジュデッカの強烈な攻撃を躱します!」
「ターン終了ですし」
「僕のターンドロー、チャージ&ドロー。まずはサイバー・アナライズで手札の忍法を捨てて2ドロー!」
斬夜
【手札 4→3→5】
【ゲージ3→2】
「行くぞ!月影!白夜!」
『忍!』
『分かったでござるんるん!』
「白き夜に、浮かぶ印は、月の影!ライトにコール!鬼神合体!《鬼神 剛刃丸》!」
月影と白夜が空中で交差し、光を放つ。光り終えると、ところどころ月影と白夜をモチーフにしている両手に刀を持つモンスターが現れた。
斬夜
【手札 5→4】
【ゲージ 2→1】
剛刃丸
S2 A7000 打2 D7000 ソウル2
「装備!《天下五剣 鬼丸》!」
斬夜
【手札 4→3】
【ゲージ 1→0】
斬夜は刀身が薄く緑に光る、禍々しい刀を装備した。
鬼丸
A6000 打3 ソウル2
「紫電でコーダ・ジュデッカにアタック!」
『フォーカスト…斬!』
「ソウルガードで復活ですし」
コーダ・ジュデッカ
ソウル 1→0
「剛刃丸でコーダ・ジュデッカにアタック!」
『剛刃刀 一の太刀!』
コーダ・ジュデッカは剛刃丸の攻撃で破壊された。
『剛刃刀 二の太刀!』
祠堂
「うぎゃあ!!」
【ライフ 10→8】
「天下五剣…鬼丸!」
祠堂
「くっ…!」
【ライフ 8→5】
「僕のターンはこれで終了だ」
鬼丸
ソウル 2→1
斬夜のターンが終了すると同時に、斬夜が装備していた鬼丸のソウルが1枚捨てられた。これは鬼丸の高い攻撃力と打撃力を持つが故のデメリットだ。ソウルが無くなった状態で斬夜のターンが終了されれば、鬼丸は破壊されてしまう。つまり、鬼丸は最高でも3ターンしか持たないのだ。
「僕のターン、オンブルの能力発動。ドロップゾーンからコーダ・ジュデッカをセンターに復活!」
祠堂
【ゲージ 4→2】
「何度倒してもオンブルがある限り、僕のモンスターは復活するですし!ドロー、チャージ&ドロー。キャスト、《ヘル・マリオネット》!剛刃丸をセンターに移動させ、そのターン中、移動を封じるですし!」
祠堂
【手札 7→6】
「コーダ・ジュデッカ!ファイターにアタックですし!」
「キャスト、《仙術 水身還し》!剛刃丸を破壊し、ゲージとライフを1プラスして1ドロー!」
斬夜
【ライフ 7→8】
【手札 3→2→3】
【ゲージ 0→1】
「センターを空けてコーダ・ジュデッカの打撃力を下げる気ですし?」
「僕の狙いはこれだ!キャスト!《両成敗》!コーダ・ジュデッカのソウルを捨てた後、コーダ・ジュデッカを破壊する!」
「何ぃー!?」
祠堂のセンターにいたコーダ・ジュデッカは、斬夜の魔法により、ソウルと共に破壊された。ソウルを捨てられた後に破壊されるため、ソウル1枚のコーダ・ジュデッカはソウルガードを発動できなかった。
斬夜
【ゲージ 1→0】
「さらにキャスト!《鬼道 月白斬り》!」
斬夜
【手札 2→1】
『なんで俺までー!』
コーダ・ジュデッカに続き、ガロウズまでもが魔法により破壊された。
「一気に僕のモンスターが2体も…」
「剛刃丸はソウルガードで復活!」
剛刃丸
ソウル 2→1
「なら、アイアンメイデンでファイターをアタックですし!」
斬夜
【ライフ 8→7】
祠堂
【ゲージ 3→4】
「キャスト、《デッドリー・ブースト》でゲージ3プラスですし。
祠堂
【手札 6→5】
【ゲージ 4→7】
そしてファイナルフェイズ!」
「ここで祠堂選手がファイナルフェイズを宣言!」
「必殺!《ヘルゲイト・ヴァルター!》!ドロップゾーンからガロウズ・デメントをライト、コーダ・ジュデッカをセンターにコールし、再度アタックフェイズを行うですし!」
突如として現れた巨大なドラゴンのような頭蓋骨の口から、コーダ・ジュデッカとガロウズ・デメントが出現した。
祠堂
【手札 5→4】
【ゲージ 7→2】
「コーダ・ジュデッカ!行くですし!」
斬夜
「ぐっ!」
【ライフ 7→4】
「ガロウズ・デメントの能力でライフ1プラスして1ドロー、コーダ・ジュデッカでファイターに2回攻撃!」
祠堂
【ライフ 5→6】
【手札 4→5】
斬夜
「くうっ…!」
【ライフ 4→1】
「ガロウズ・デメントの能力でさらにライフ1プラスして1ドロー。ガロウズ!トドメを刺すですし!」
祠堂
【ライフ 6→7】
【手札 5→6】
『ゲシャゲシャ!オマエの魂、頂くゲー!』
斬夜
「ぐああ!」
【ライフ 1→0】
斬夜のライフが0になり、斬夜のフラッグが破壊された。
「ゲームエンド!WINNER祠堂孫六!」
「臥炎カップの借りは返して貰ったですし、如月斬夜。それにしても絶命陣が無いとここまで弱いなんて…」
「! なんでそれを貴方が…!」
「さぁ?何故でしょう?」
と言って祠堂はポケットから取り出した4枚の絶命陣のカードを見せ、観客にバレないように斬夜に返した。
「こんな汚い真似を…!」
真実を知った斬夜は祠堂に怒りを覚えた。
「勝つためならなんだってするですし〜アッハハ!」
「っ…!」
斬夜は床を殴った。
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「………」
シノンは休憩時間の間、ずっとこの調子で考え事をしている。
「ねぇ、どうしたのシノンちゃん?ずぅっと考え事してさ」
「あのガロウズってモンスターの事よ。絶対私はあのモンスターと会った事があるのよ」
「あ、そうなの?じゃあ考え事はどこで出会ったか、て事だね?」
「えぇ。どこだったかしら…」
それから、シノンは休憩時間の間、ずっと考えていた。
「ガロウズ…ガロウズ…」
「カード以外の本編の事に関する事はやめよーか?シノンちゃん?」
「あ、なんかすいません…」
「はい!今日のカードは…」
「これよ」
「「ヘルゲイト・ヴァルター!」」
ヘルゲイト・ヴァルター!
ダークネスドラゴンW|必殺技|死
◻︎【使用コスト】ゲージ3を払う。
◻︎君のドロップゾーンのサイズの違う《死》のモンスター2枚までを【コールコスト】を払って別々のエリアにコールし、もう1度アタックフェイズを行う。
「祠堂会長が使ってた必殺技!ドロップゾーンから死属性のモンスターを2体まで復活させて、なんともう1回アタックフェイズが行えちゃう!」
「強力ではあるわよ?でもね、あまりにも重い。このカード自体使うのにゲージ3かかるのに、出すモンスターのコールコストも払わなきゃいけないなんてやってられないわよ」
「その分強いからいーの!と、言うわけで今日はおしまい!またねー!」
「さよなら」