フューチャーカード バディファイトデッド   作:スラ☆K

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本日2話目です。どうぞ〜。


第26話 地下のバトルロイヤルファイト!シノン&リンVSカイト!

シノン

【ライフ 10】【手札 6】【ゲージ 2】

【ドロップ 0】

場 なし

 

リン

【ライフ 10】【手札 6】【ゲージ 2】

【ドロップ 0】

場 なし

 

カイト

【ライフ 11】【手札 7】【ゲージ 3】

【ドロップ 5】

場 センター:ヴァルズァック

 

 

※バトルロイヤルのルールについて

〈その1〉

全プレイヤーの1ターン目は先攻扱い。

 

〈その2〉

Aプレイヤーのカードの使用にBプレイヤーが対抗(カウンター)したら、Cプレイヤーはそれにさらに対抗(カウンター)できる。そのCプレイヤーの対抗(カウンター)に対して、既にカードの使用を宣言しているA、Bプレイヤーは対抗(カウンター)できない。

処理順は、使用した順番とは逆の順番で行う。

 

例:1、Aが魔法を使う。

  2、Bが対抗(カウンター)し、《鬼道 桜吹雪》でAの魔法を無効化しようとする。

  3、Cが《…という夢を見たのさ》でBの《鬼道 桜吹雪》を無効化する。

  4、Cの《…という夢を見たのさ》がBの《鬼道 桜吹雪》を無効化し、Aの魔法は通常通り使用される。

 

〈その3〉

自分以外のファイターは相手とみなす。「相手の場のカード全てを破壊する」といった相手の場全体に及ぶ効果は、自分以外のファイター全員が対象となる。

 

例:1、Aが《暴君の束縛》を使う。(暴君の束縛は相手の場のモンスターと

    アイテムを全てレストする魔法)

  2、B、Cの場のモンスターとアイテムが全てレストされる。

 

 

 

「ズァックで死乃峰シノンにアタック!」

 

『消えよ、災いの種!』

 

「キャスト、《黒竜の盾》」

 

シノン

【ライフ 10→11】

【手札 6→5】

 

「ズァックの能力発動!」

 

『ワールド・コントロール!』

 

「チェンジ・ザ・フラッグ!《スタードラゴンワールド》!俺はこれでターンを終了する」

ヴァルズァックは能力が発動されると同時に右手の甲の眼が開き、1枚のカードがカイトのフラッグに重なると、ドラゴンワールドがスタードラゴンワールドに変化した。

 

「これがフラッグを変える能力ね」

 

「スタードラゴンワールドに変えたって事は、手札にスタードラゴンワールドのカウンター魔法があるって事だよ!」

 

「一応警戒しておくわ。私のターンドロー、チャージ&ドロー。キャスト、《血染の契約》」

 

シノン

【ライフ 11→10】

【手札 6→5】

【ゲージ 3→2】

【ダメージ1カウンター 0→1】

 

「デッキからアイテムとサイズ3のデスレイジードラゴンのカードを手札に加える魔法だな」

 

「そうよ。効果でリィとクレイデス・アイを手札に加えるわ」

 

シノン

【手札 5→7】

 

(今のところは順調なんだけど…なんだか嫌な予感が…)

 

「センターにバディコール」

 

シノン

【ライフ 10→9→10】

【手札 7→6】

【ゲージ 2→0】

【ダメージ1カウンター 1→2】

 

キタキタァ!

 

「《漏血の狂死竜 マッド・デストリィ》!」

 

リィ

このファイトには地球がかかってんだァ!ビビってる場合じゃねぇぜェ!

S3 A6000 D6000 打3 ソウル2

 

「キャスト!《アンチマター・クラウド》!マッド・デストリィのコールを無効化する!」

 

カイト

【手札 7→5】

【ゲージ 3→2】

 

「しまった…!」

 

またかよォ!?

リィが黒い霧に包まれる。そしてこれからリィはソウルごと消滅する。

 

はずだった。

 

「させない!キャスト!《シャイニング・レイン》!アンチマター・クラウドを無効化するよ!」

 

「チッ…」

 

リン

【ライフ 10→9】

【手札 6→5】

【ゲージ 2→1】

 

助かったぜェ…

 

「リン…ありがとう…」

 

「いいんだよ!友達として当然のことをしただけだから!」

 

「《魔狂竜 ディリーパー》をライトに、《狂爪竜 ネルケイトス》をレフトにコール。ディリーパーの能力でデッキから《血界防陣》を手札に加え、ダメージ1を受けて設置。そしてディリーパーの能力が発動」

 

シノン

【ライフ 10→8】

【手札 6→4】

【ゲージ 0→2】

【ダメージ1カウンター 2→4】

 

ディリーパー

『ヒャハハハ!!』

S0 A2000 D2000 打1

 

ネルケイトス

『ギヒヒ…。今日も切り刻むぜェ!』

S0 A1000 D1000 打1

 

「装備、《狂気の魔眼 クレイデス・アイ》。同時に血界防陣の能力も発動」

 

シノン

【ライフ 8→7→9】

【手札 4→3】

【ゲージ 2→1】

【ダメージ1カウンター 4→5】

 

クレイデス・アイ

A4000 打2

 

「リィ、アタックよ」

 

任せときなァ!

リィはシノンに攻撃を指示され、ヴァルズァックへ向かった。だが、それはシノンの意外な一言で止められた。

 

「リィ、そっちじゃないわ」

 

はァ?でもアタックできる奴なんてアイツしか…

 

「いえ、まだいるわ。私がリィにアタックしてほしい相手は、リンよ!」

シノンはリンに指を差して言った。

 

何で味方をアタックしなきゃなんねぇんだよォ!?

 

「いいから行きなさい」

 

…分かったよォ!どうなっても知らねェからなァ!?

リィは行く先をヴァルズァックからリンに変え、鋭利な爪を剥き出しにし、襲いかかった。

 

「キャスト!《プロト・バリア》!」

 

リン

【手札 5→4】

【ゲージ 1→2】

 

(仲間割れか?味方に無駄に防御魔法を使わせるとはな)

 

「リィとクレイデス・アイの能力を発動し、ターンを終了するわ」

 

シノン

【ライフ 9→7】

【手札 3→5】

【ゲージ 1→2】

【ダメージ1カウンター 5→7】

 

「私のターン、ドロー!チャージ&ドロー!まずはレフトに《超次元虹影(ハイパーレインボーヴィジョン) シャドウスキアー》をコール!」

 

リン

【手札 5→4】

 

超シャドウスキアー

『マイマスター、ご命令を』

S1 A6000 D1000 打1

 

「さらに!ゲージ3を払って、《超越星竜王(エクシード・スター) エーヴィヒカイト》をライトにコール!」

 

リン

【手札 4→3】

【ゲージ 3→0】

 

エクシード・エーヴィ

S3 A9000 D6000 打2 ソウル1

 

(プロト・バリアでゲージを増やさなければエーヴィヒカイトは出せなかった。まさかとは思うがこいつら…)

 

「シャドウスキアーはサイズ1だけど、サイズ2以上のネオドラゴンがいればサイズ0になる!そして、ネオドラゴンにソウルが入った時、デッキの上から3枚を見て、その中の1枚を手札に、1枚をゲージに、もう1枚をネオドラゴンのソウルに!」

 

リン

【手札 3→4】

【ゲージ 0→1】

 

エクシード・エーヴィ

〈ソウル 1→2〉

 

「ソービットがソウルに入ったからエーヴィヒカイトは攻撃力+4000と2回攻撃を得る!キャスト!《アイリス・ライラック》!エーヴィヒカイトのソウル1枚を捨てて、デッキの上から3枚をチェック!1枚を手札に加えて、残りをゲージに!ソウルから捨てられたソービットの能力で、ライフ1払ってデッキから《スターハンド エクシードアームズ》を手札に加えて装備!」

 

リン

【ライフ 9→8】

【手札 4→3→4→5→4】

【ゲージ 1→3】

 

エクシードアームズ

A6000 打2

 

「エーヴィヒカイト!ヴァルズァックにアタック!」

 

『開け、EXフューチャーゲート!』

 

「3枚チェック!私はセンターに《大竜装機(ビゲスト・ドラグアームズ) フォトンランサー》をコール!」

 

フォトンランサー

S3→0 A7000 D7000 打2

 

「チェンジ・ザ・フラッグ!《ドラゴンワールド》!」

 

カイト

【フラッグ スタードラゴン→ドラゴン】

 

「さらにキャスト!《帝竜の援軍》!その効果でドロップゾーンの《鍛造竜 ダリス》をレフトにコール!センターにズァックがいることで1ドロー!ダリスの能力でデッキから《帝竜剣 カタストロフ・ソード》を手札に加える!」

 

カイト

【手札 5→4→6】

 

ダリス

S1→0 A3000 D5000 打2

 

「でも攻撃は止まらないよ!お願い!エーヴィヒカイト!」

 

『エクシード・ブラスター!』

 

『グオオ!!』

エーヴィヒカイトの攻撃が命中し、ヴァルズァックは破壊された。しかし、レフトのダリスを破壊し、ヴァルズァックが再生した。

 

「忘れたか?ズァックの能力を」

 

「忘れてなんかないよ。それに、今ダリスが破壊されたから設置魔法を手札に加えるんでしょ?」

 

「そうだ。だが、センターにズァックがいることで、手札に加えずにノーコストで設置させてもらう。この《理の支配》をな」

 

「リン、あれは?」

 

「あれが魔法を別の魔法に変える能力を持ってる設置魔法だよ!」

 

「そう。あれが…」

 

「破壊しようと思っているなら残念だったな。理の支配はあらゆる能力を受け付けない」

 

「やっぱりそれズルイよ!ターン終了!」

 

「では俺のターンだ。ドロー、チャージ&ドロー。装備、《帝竜剣 カタストロフ・ソード》。さらに、チェンジ・ザ・フラッグ!《ダークネスドラゴンワールド》!」

 

カイト

【フラッグ ドラゴン→ダークネスドラゴン】

【手札 7→6】

 

カタストロフ・ソード

A10000 打2

 

「《獄卒竜 グローシュ》をライトにコール」

 

カイト

【手札 6→5】

【ゲージ 3→2】

 

グローシュ

S2→0 A9000 D4000 打2

 

「ゲージとライフを1払い、グローシュの能力発動!相手の場のカード1枚を能力を“無視して”破壊する!」

 

カイト

【ライフ 11→10】

【ゲージ 2→1】

 

「無視?無効化してとかじゃなくて?」

 

「そうだ。能力の無視は、あらゆる能力を貫通する!どんな耐性があろうと関係ない。俺はグローシュの能力により、《血界防陣》を破壊する!」

 

『グルァァ!!』

グローシュがその手に持つ鎌を振りかざし、設置状態の血界防陣を真っ二つにした。

 

「くっ…」

 

「ズァック!マッド・デストリィにアタックだ!」

 

『貴様、なぜ死乃峰シノンのバディになった?』

 

あァ?そんなの、普通じゃなかったから、としか言えねぇなァ?

 

『所詮貴様は奴の家臣というワケだ』

ヴァルズァックは右手でリィを押し潰した。

 

「ネルケイトスの能力発動。ダメージ1を受け、自身を破壊することで、リィの破壊を無効化する」

 

シノン

【ライフ 7→6】

【ダメージ1カウンター 7→8】

 

家臣だか何だから知らねェが、オレはただシノンのバディでいたいだけだぜェ?

 

「リィ、クレイデス・アイ、ディリーパーの能力発動」

 

シノン

【ライフ 6→4】

【手札 5→7】

【ゲージ 2→5】

【ダメージ1カウンター 8→10】

 

「ならば、グローシュでエーヴィヒカイトにアタック!」

 

『ガアアアア!!』

 

「キャスト、《ミッドナイト・シャドウ》」

 

シノン

【手札 7→6】

 

「シノンちゃん助かったよー!」

 

「(ここで防御魔法だと?グローシュの能力を知っていたからか?いや、そんなはずはない…。ならば、味方を守ったというのか…?)

カタストロフ・ソードは俺のセンターにモンスターがいても攻撃できる。沈め!フォトン・ランサー!」

カイトがカタストロフ・ソードを振るった。フォトン・ランサー目掛けて斬撃が放たれ、フォトン・ランサーは破壊される。

 

「ターン終了だ」

 

「私のターンドロー、チャージ&ドロー。キャスト、《アビス・シンフォニア》で2ドロー。さらに、ライトに《狂尾竜 ティレイン》をコール」

 

シノン

【手札 8→9→8】

【ゲージ 6→5】

 

ティレイン

S0 A3000 D2000 打1

 

「ディリーパーとティレインでグローシュに連携攻撃」

グローシュはディリーパーとティレインを迎撃するべく鎌を振るが、2体はなんなく躱し背後に回ると、ディリーパーは爪で心の臓を、ティレインはその異様に発達した鋭い尻尾で喉元を狙い、貫いた。

 

「リィでヴァルズァックにアタック」

 

オラァ!行くぜェ!

 

「マジック・ドミネイション発動!手札の《ミッドナイト・シャドウ》を《ダークエナジー》に変え、キャスト!ズァックの破壊を無効化し、そのターン反撃を与える!」

 

カイト

【手札 5→4】

【ゲージ 1→0】

 

ヴァルズァックは腕でリィの血の槍を弾き返した。明後日の方向に飛んでいく槍に注意を引かれたリィの頭をヴァルズァックが掴み、地面に叩きつけた。

 

クッソォ…!

地面に叩きつけられたリィは破壊されるが、ソウルガードにより復活した。

 

リィ

〈ソウル 2→1〉

 

「設置魔法が無いお前のドラゴンなど、ガラス細工同然。簡単に壊れる!」

 

「くっ…。バトル終了時、リィとクレイデス・アイの能力発動。さらに、ティレインとディリーパーの能力も発動」

 

シノン

【ライフ 4→2→5】

【手札 8→10】

【ゲージ 5→8】

【ダメージ1カウンター 10→12】

 

(ここでまたヴァルズァックにアタックしても反撃でやられるのが目に見えてる。なら…)」

シノンは目線をヴァルズァックからリンに向けた。リンもそれに気付き、手札を確認する仕草を見せたリンは小さく頷いた。

 

「リィでエーヴィヒカイトに2回攻撃!」

 

「また味方を…」

 

またかよォ!?ヴァルズァックに攻撃できねぇからってリンに攻撃してどうすんだァ!

リィはシノンに言うが、シノンは表情を変えずにただ黙ってリィを見ていた。

 

……だァもう分かったよォ!エーヴィヒカイトに攻撃すりゃいいんだろォ!

 

リィは言われた通り、エーヴィヒカイトを鉤爪で引き裂き、破壊した。

 

「ソウルガード!」

 

エーヴィヒカイト

〈ソウル 1→0〉

 

おい!エーヴィヒカイト破壊しちまったじゃねぇかァ!

 

「それでいいのよ。リィ」

 

あァ?

 

「ライフ1払ってキャスト!《スタージャック・デストラクション》!私のネオドラゴンが破壊された時、相手の場のモンスター1枚を破壊して、ダメージ1を与える!破壊するのはもちろんヴァルズァック!」

 

リン

【ライフ 9→8】

【手札 4→3】

 

「何!?」

 

『フン!』

エーヴィヒカイトがヴァルズァックに突撃し、破壊した。

 

「ぐっ…!だがズァックは不滅!手札1枚を糧に再生しろ!」

カイトが手札1枚をセンターエリアに投げ飛ばすと、そのカードが消えて、かわりにヴァルズァックが姿を見せた。

 

カイト

【ライフ 10→9】

【手札 4→3】

 

(確信した!この2人、互いの手札に何があるか分かっている…!最初の星見リンに対するアタックは、プロト・バリアを使わせてゲージを増やすため、今のはエーヴィヒカイトの破壊をトリガーにスタージャック・デストラクションを使い、ズァックを破壊するためだ!正直星見リンは舐めていた。所詮はバディを持たない者と。だが死乃峰シノンとの共闘なら、その強さは未門牙王や龍炎寺タスクにも匹敵する!)

 

「ターン終了よ」

 

「私のターンドロー!チャージ&ドロー!キャスト!《ドラグアームズ・ピット》を設置!これで私のネオドラゴンはカードの効果による破壊耐性とソウル破壊耐性を得たよ!私とシャドウスキアーでヴァルズァックに連携攻撃!」

 

リン

【手札 4→3】

 

『イエス、マイマスター』

 

「マジック・ドミネイション発動!手札の《デビル・スティグマ》を《通告「防衛占術」》に変え、理の支配のもう1つの能力、メタモルフォーゼ発動!属性を1つ指定し、このターン、俺の場のカード全てにその属性を与える。俺が指定する属性は《天球竜》!」

 

「てんきゅーりゅー?聞いたことないよ」

 

「私達が知らないだけでしょ」

 

「とにかく!ヴァルズァックは破壊させてもらうよ!」

 

「チェンジ・ザ・フラッグ!《スタードラゴンワールド》!そして、キャスト!《通告『防衛占術』》!シャドウスキアー、エーヴィヒカイト、エクシードアームズの3枚はこのターン、攻撃力と防御力をー5000、打撃力をー1する!」

 

カイト

【フラッグ ダークネスドラゴン→スタードラゴン】

【手札 3→2】

 

「攻撃力ー5000は無理だよ〜!でもエーヴィヒカイトでヴァルズァックにアタック!」

リンとシャドウスキアーは連携攻撃をやめ、エーヴィヒカイトと入れ替わるように下がった。

 

「攻撃力は足りてない。狙いは能力か…」

 

「エーヴィヒカイトの能力発動!3枚チェック!出でよ!《超雷星(サンダースター) レイトニング》!」

 

レイトニング

S2→0 A5000 D4000 打2 ソウル1

 

「あれはゲージを補充するネオドラゴン…」

 

「シャドウスキアーの能力発動!もう1回3枚チェック!手札に1枚、ゲージに1枚加えて、残った1枚、《大竜装機(ビゲスト・ドラグアームズ) ザ・メインフォース》をエーヴィヒカイトのソウルに!」

 

リン

【手札 3→4】

【ゲージ 4→5】

 

エクシード・エーヴィ

〈ソウル 0→1〉

 

「今回のアタックは攻撃力が足りてないからヴァルズァックは破壊できない。ドラグアームズ・ピットの能力!ドロップゾーンのフォトン・ランサーをレイトニングに星合体(クロスナイズ)!レイトニングでヴァルズァックにアタック!この時、レイトニングの能力発動!私の場のカードのワールド名の種類だけゲージをプラスする!」

 

リン

【ライフ 9→8】

【ゲージ 5→7】

 

レイトニング

〈ソウル 1→2〉

 

「ゲージ補充のための攻撃か」

 

「ゲージ補充兼ヴァルズァックの破壊だよ!キャスト!《ドラグアームズ・エナジー》!私の場かソウルにある竜装機(ドラグアームズ)の攻撃力と防御力を、バトル中のネオドラゴンに与える!レイトニングのソウルにあるフォトン・ランサーの攻撃力7000をレイトニングに加えて、その攻撃力は12000になる!」

 

「ソウルの竜装機(ドラグアームズ)の力をネオドラゴンに与えただと!?」

 

レイトニングは腕から電撃弾を放ち、ヴァルズァックを破壊した。

 

カイト

「チッ…」

【手札 2→1】

 

『我は不滅なり!』

 

「これでターン終了!」

 

「俺のターンドロー、チャージ&ドロー。チェンジ・ザ・フラッグ、《ダンジョンワールド》。そして俺は、《竜帝魔王 シャイカン》をライトにコール!」

 

カイト

【手札 2→1】

【フラッグ スタードラゴン→ダンジョン】

 

シャイカン

S3→0 A8000 D5000 打3

 

「こいつは本来ゲージ3を必要とするが、場のカードのワールド名が3種類以上であればノーコストでコールできる。そして、シャイカンの能力発動!登場時、相手の場のカード全てを破壊する!」

 

「出ただけで全部破壊!?」

 

「バトルロイヤルルールでは、自分以外は相手となる。つまり、お前たち2人の場のカード全てを消し去る!」

 

「私のネオドラゴンはドラグアームズ・ピットで効果による破壊はされない…。でも、シノンちゃんは…!」

 

『消え去れ!』

 

「シノンちゃ…きゃああ!!」

 

「うぐっ…あああ!!」

 

シャイカンがその他に持つ斧を地面に叩きつけ、衝撃波を放った。その衝撃波により、リンはエクシードアームズ、ドラグアームズ・ピットを、シノンは全てのカードを破壊され、2人は勢いよく吹っ飛ばされた。

 

リィ

〈ソウル 1→0〉

 

「シャイカンでマッド・デストリィにアタック!」

 

シノン

「キャスト!《ブラッディーフェンス》!」

【手札 10→9】

【ゲージ 8→7】

 

「無効化したな?シャイカンの攻撃を。シャイカンは攻撃を無効化された時、相手の場のモンスター1枚を破壊し、そのサイズ分のダメージを相手に与える!」

 

『汝に滅びを与えん!』

 

『何ィ!?ぐあああ!!』

リィはシャイカンが放った暗黒弾を受けて、消滅した。その直後、破裂した暗黒弾の残りがシノンへと放たれた。

 

シノン

「リィ!きゃああ!!」

【ライフ 5→2】

 

「シャイカンの2回攻撃!」

 

シノン

「キャスト…!《ミッドナイト・シャドウ》…!」

【手札 9→8】

 

「再びシャイカンの能力発動!」

 

「でももう私の場にモンスターはないわ」

 

「もう1人はそうでもないようだな?」

 

「…!リン!」

 

「消え去れエーヴィヒカイト!」

 

シャイカンが再び放った暗黒弾は、エーヴィヒカイトを破壊し、リンを襲った。

 

リン

「うっ…!フォース・リベレート!」

【ライフ 8→5】

【ゲージ 7→6】

 

リンはダメージを受けてしまうが、ザ・メインフォースの能力を使い、エーヴィヒカイトを復活させた。

 

「ゲージ1を払えば1度だけ場に残るんだったな。だが!シャイカンの最後の能力!ライフ1を払い、シャイカンを再攻撃可能にする!」

 

カイト

【ライフ 9→8】

 

「つまり合計で3回攻撃ができるモンスター…!」

 

「シャイカンで死乃峰シノンをアタックだ!」

 

(もう防御魔法が…)

 

リン

「キャスト!《ミラージュ・ヴィジョン》!」

【ライフ 5→6】

【手札 4→3】

 

レイトニング

〈ソウル 2→1〉

 

「シャイカンの能力発動。エーヴィヒカイトを破壊する!」

 

リン

「うっ…きゃああ!!」

【ライフ 6→3】

 

エーヴィヒカイト

〈ソウル 1→0〉

 

「ズァック、エーヴィヒカイトを破壊しろ!」

 

『魔眼邪光!』

 

リン

「キャスト!《ミラージュ・ヴィジョン》!」

【ライフ 3→4】

【手札 3→2】

 

レイトニング

〈ソウル 1→0〉

 

「ならば…これはどうだ!」

カイトはカタストロフソードによる斬撃を放った。

 

リン

「キャスト!《スターブロック》!攻撃先をレイトニングに変更!」

【手札 2→1】

 

エーヴィヒカイトの前にレイトニングが立ち塞がり、エーヴィヒカイトの代わりに破壊された。

 

「守り切るか…。ターン終了」

 

「私のターンドロー。チャージ&ドロー。《漏血の狂死竜 マッド・デストリィ》をセンターにコール!」

 

シノン

【手札 9→8】

【ゲージ 8→6】

 

『再登場だぜェ!』

 

「シャイカンにアタック!」

 

『さっきの分のお返しだァ!』

リィはいつもより多く血の槍を作り出し、シャイカンへと飛ばした。

 

 

「チェンジ・ザ・フラッグ!《ドラゴンワールド》!これにより、ダンジョンワールドのモンスターであるシャイカンは情報を失い、ドロップゾーンに置かれる。そしてキャスト!《カイザー・エスケープ》!ドロップゾーンから《偵察竜 グラード・ヴァイン》を手札に加える。その後、俺の手札が2枚以下なら、2ドロー!」

 

カイト

【手札 1→3】

 

「回避と手札補充を同時に行うだなんて…。バトル終了時、リィの能力発動」

 

シノン

【ライフ 2→1】

【手札 8→9】

【ダメージ1カウンター 12→13】

 

「ダメージ1を受けたから、ドロップゾーンにある《ブラッディーフェンス》を手札に加えるわ」

 

【手札 9→10】

 

「シノンちゃん、ライフが!」

 

「リィ、2回攻撃よ!」

 

『手札を何枚増やそうが、関係ねェ!』

 

カイト

「マジックドミネイション発動。手札の《ドラゴンシールド 金竜の盾》を《帝竜の援軍》に変え、キャスト。ドロップゾーンから《鍛造竜 ダリス》をライトに復活、1ドロー」

【手札 3→2→3】

 

『オラァ!』

リィは再び血の槍を飛ばし、ヴァルズァックに突き刺した。だが、ヴァルズァックはダリスを破壊し、すぐに復活した。

 

『残念だったな』

 

「最初からヴァルズァックを倒すつもりはなかったわ」

 

「何だと?」

 

「行くわよ、リィ」

 

『あァ。1発ブチかましてやるぜェ!』

 

「ファイナルフェイズ!」

『ファイナルフェイズ!』

 

「センターに必殺コール!ゲージ3を払い、マッド・デストリィを必殺モンスターに!」

 

シノン

【手札 10→9】

【ゲージ 6→3】

 

必殺リィ

『力がみなぎるぜェ!』

S3 A11000 D7000 打0

 

「漏血の狂死竜マッド・デストリィは、サイズ3、攻撃力11000、防御力7000、打撃力0のモンスターとなり、能力発動!私がこのファイト中に受けたダメージ1の回数分、このターン、打撃力を1プラスする!よって、今の打撃力は13!さらに、ソウルにリィがあれば、相手のセンターにモンスターがいてもファイターをアタックでき、その攻撃は無効化されない!リィ、ファイターにアタック!」

 

『トドメだァ!!』

リィはカイトの目の前まで飛び立つと、片方の爪に血を集めて巨大な血の爪を完成させ、カイトに振るった。

 

「キャスト!《ドラゴンシールド 火竜の盾》!デッキの上から3枚をドロップゾーンに置き、ダメージを1度だけ0にする!ダメージ減少なら防御できるだろう?」

 

カイト

【手札 3→2】

 

「くっ…!ターン…終了よ」

 

「大丈夫だよシノンちゃん!私に任せて!」

 

「リン…」

 

「よーし!私のターンドロー!チャージ&ドロー!《竜装機(ドラグアームズ) キャストネッター》をセンターにコールして、星合体(クロスナイズ)!この時、星合体(クロスナイズ)に成功したキャストネッターの能力で、ヴァルズァックは次の相手のターンの初めにスタンドできない!」

 

「何!?まだそんなカードを隠していたとは…」

 

「さらに、シャドウスキアーの能力発動!手札とゲージを増やして、《大竜装機(ビゲスト・ドラグアームズ) ソニックブラスト》をエーヴィヒカイトに星合体(クロスナイズ)!」

 

リン

【手札 3→2→3】

【ゲージ 8→9】

 

エクシード・エーヴィ

〈ソウル 0→2〉

 

「ライフ4以下で場にサイズ3のネオドラゴンがいる時、このカードを解放できる!《エクシードフォース》、解放!!」

 

リン

【手札 3→2】

 

エクシードフォース

A9000 打3

 

「キャスト!《プラネット・メモリー》!さらにキャスト!《ドラグナー・ウイング》!ドロップゾーンの《大竜装機(ビゲスト・ドラグアームズ) トリプル・バスター》をエーヴィヒカイトに星合体(クロスナイズ)して、2回攻撃を与える!」

 

リン

【手札 2→3→2】

【ゲージ 9→8】

 

「シャドウスキアー、私と連携攻撃してヴァルズァックを倒すよ!」

 

『イエス、マイマスター』

 

「残念だが、その望みは叶わない。キャスト!《魔皇帝の波動》!」

 

カイト

【手札 2→1】

 

「うぁっ…!」

 

リン、シャドウスキアー、エーヴィヒカイトは、カイトが使用したカードから出てきた無数の紫の触手に縛られ、身動き1つ取れなくなってしまった。

 

「これでお前のカードは全てレストされ、2度とスタンドすることはない」

 

「エクシードフォースでも…ダメなの…?ターン終了…」

 

「ならばその前に、チェンジ・ザ・フラッグ、ここは適当に《デンジャーワールド》とでも言っておくか」

 

カイト

【フラッグ ドラゴン→デンジャー】

 

「俺のターン。そろそろこのファイトを終わらせるか。ドロー、チャージ&ドロー。チェンジ・ザ・フラッグ、《ドラゴンワールド》」

 

カイト

【フラッグ デンジャー→ドラゴン】

 

「ドラゴンワールドに戻した?変える意味があったって言うの…?」

 

「その意味はコイツらだ。来い、《魔皇帝の右腕 ヘルニクス》、《魔皇帝の左腕 メルジェナス》!ヘルニクスをライト、メルジェナスをレフトに、ノーコストコール!!」

 

カイト

【手札 2→0】

 

ヘルニクス

S3→0 A15000 D8000 打2

 

メルジェナス

S3→0 A6000 D12000 打1

 

『『我らの命、魔皇帝様のために有り!!』』

 

ライトには巨大な槍を握る赤いドラゴン、レフトには胸や翼などいたるところに紋章のようなものが刻まれた白いドラゴンが現れた。

 

「コイツらは俺のフラッグが変更されたターンなら、ノーコストでコールができる。やれ!ヘルニクス!星見リンにアタック!この瞬間、ヘルニクスの能力発動!相手の場のカード1枚を能力を無視して破壊!さらにダメージ2を与える!」

 

「また能力無視…!」

 

「エクシードフォースには消えてもらう」

 

ヘルニクスが握っている赤い槍をリンに向けて投げ飛ばす。直撃したリンに纏っていたエクシードフォースは跡形もなく消え去った。役目を終えた赤い槍は自らの意思で帰るようにヘルニクスの元へ戻っていった。

 

リン

「あぁっ…!エクシードフォースが…!」

【ライフ 4→2】

 

『ぬぅん!』

 

「キャスト…!《プロト・バリア》…!」

 

リン

【手札 2→1】

 

『ディバイン』

メルジェナスがそう唱えて右手をかざす。すると、リンの目の前に現れたプロト・バリアは粉々に砕け散った。

 

「スタンドしているメルジェナスがレフトにいる時、俺のカードの攻撃中に相手が使用した魔法を無効化する。何度もな」

 

「そんな…!」

 

「キャスト!《ブラッディーフェンス》!この魔法は無効化されないわ!」

 

シノン

【手札 9→8】

【ゲージ 3→2】

 

「たしかに、無効化されない魔法は問題なく使用できるな。だが、2回攻撃だ!能力により、シャドウスキアーを破壊!」

 

リン

「うっ…ああああ!!!」

【ライフ 2→0】

 

「リン!!」

 

「マッド・デストリィにアタック!」

 

「くっ…キャスト!《ミッドナイト・シャドウ》!」

 

シノン

【手札 8→7】

 

「ではファイナルフェイズ」

 

「手札が無いのに何をするつもり…?」

 

「メルジェナスの能力。俺のファイナルフェイズ開始時、手札が1枚以下なら、2ドロー」

 

カイト

【手札 0→2】

 

「また手札が少ない時に発動するドロー効果…!」

 

「…どうやらこのターンで終わるようだ。キャスト!《ワールド・ドミネイション》!その効果により、チェンジ・ザ・フラッグ!《ダークネスドラゴンワールド》!」

 

カイト

【手札 2→1】

【フラッグ ドラゴン→ダークネスドラゴン】

 

ヘルニクス、メルジェナスはフラッグが異なるため、ドロップへと送られた。

 

「魔法でフラッグを変更した…!?」

 

「現出せよ!世界を揺るがす我が刃!」

 

「あなたの必殺技は、ゲージ4が必要なハズ!」

 

「ヤイバの情報か。だが、残念だったなぁ!この必殺技は、俺とお前のフラッグ名が同じなら、ノーコストで使える!!」

 

「ノーコストの…必殺技…!?」

 

「フルパワーのこの必殺技は相手を絶命させる。ヤイバは友を理由に気絶程度で済ませたが、死乃峰シノン!貴様は死ななくてはならない!」

 

「どうしてそこまで私の命を奪おうとするのかしら?」

 

「そんなもの決まっている。貴様という存在が、多くの命を奪い、世を狂わせるからだ!」

 

「私はそんなことしな……いや、まさか…」

 

「ようやく気付いたか?」

 

「……失われている私の記憶の中に…?」

 

「その通りだ。その記憶が戻る前にお前が死に至れば、全てが解決する!」

 

「……そう。なら、やりなさい」

 

「そうさせてもらおう!

キャスト!必殺!ドミネイト・パニッシャー!!

 

(もし、そうだとすれば……これで、いいわ…)

シノンは目を閉じ、カイトが放った必殺技をその身で受けた。

 

「シノンちゃーん!!」

リンの目に映るのは、無数の眼が広がる大剣に押し潰されるシノンだけだった。

 

「これで…これでようやく…!地球が、人類が守られた!」

ファイトはカイトの勝利で終わり、同時に徐々にドミネイト・パニッシャーも消えていく。完全に消えた時、そこにシノンの姿はなく、あったのは、地面がドミネイト・パニッシャーによって抉られていた事実だけだった。

 

「……死乃峰シノンの遺体が無い!どこに消え…」

上空を見上げたカイトの視線の先には、紺色の鎧を見に纏ったヒカリが気を失っているシノンを抱えたいる姿があった。

 

「シノンは死なせない。絶対に」

 

「ヒカリ!」

 

「何のつもりだ、輝夜ヒカリ!」

 

「シノンが死んで地球は救われるかもしれない。でも、シノンと関わってきた人達は大切な人を1人失うことになる。それは真実を知っても変わらない」

 

「ならばお前は地球がどうなってもいいと言うのか?」

 

「シノンを殺さずして地球を救う方法を考える」

 

「無理だな。絶対に不可能だ!ズァック!」

ヴァルズァックが飛び立ち、ヒカリに襲いかかった。その一方でヒカリは一切動こうとしない。そしてヴァルズァックはそのするどい爪でヒカリを切り裂こうとするが、突然現れたアルゼータがそれを受け止めた。

 

『ヒカリに手を出させはしない』

 

『貴様も我らの邪魔をするならば、消すだけだ!』

ヴァルズァックはアルゼータの急所目掛けて尻尾を突き出した。それに合わせてアルゼータも受けて止めていたヴァルズァックの腕を流して、ヴァルズァックの後ろに回り込んだ。

 

『フン!』

アルゼータはヴァルズァックを殴り飛ばした。

 

『グアア!』

 

『ヒカリ!逃げるぞ!』

 

「分かってる!」

ヒカリが賛同すると、アルゼータは倒れているリンを抱えてヒカリと共にこの場から去って行った。

 

 

 

「また逃げられた…」

 

『我が反撃を貰うとは…。あのドラゴン、一体何者だ…?』

 

「ズァック、()はどうだ?」

 

『……少しずつだが数を減らされている』

 

「ヤイバが倒れている今、帝竜供に対抗できるのは……未門牙王達だな…」

 

『上の奴らに報告しておこう。…カイト、ここに来た3人目の人間が居なくなっている』

 

「ん?あぁ、そう言えばもう1人居たな。どうせ逃げたんだろ。ズァックの力を見て臆してな」

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、地上。帝竜達は、ヤイバ、バンジョウ、マナ、そして救援に来た牙王とタスクの活躍で、減少の一途を辿った。

 

『これで最後です!』

クロスは最後の1体を斬り付け、帝竜達を倒しきった。やられた帝竜達は死体になる事なく消えていったため、辺りには半壊した街だけが残った。

 

「これで全部か?」

辺りが静かになるのを確認したヤイバがマナに聞いた。

 

「うん。今回はこの辺りだけ」

 

「『今回は』か…。もう二度と来てほしくないものだがな」

 

「未門さんと龍炎寺さんもご協力ありがとうございます」

 

「僕達は当然の事をしたまでだよ」

 

「バッツがすぐに気付いてくれたおかげだな!」

 

『俺様に感謝しやがれ!』

 

「それはそうとあの2人は大丈夫なんかな?」

 

「帰って来る筈だ。あの2人は約束を破るような人間ではない」

ヤイバがそう答えた時、相棒学園方面から、シノンを抱えたヒカリとリンを抱えたアルが飛んで来て、皆と合流した。どうやら逃げ切れたようだ。

 

「シノン!リン!」

 

「無事…ではないみたいだね。シノンちゃん、完全に気絶してる」

マナがヒカリに抱えられているシノンをじっくりと見て言った。

 

「とりあえず、私の家に運べ!」

ヤイバがそう指示すると、全員がヤイバの家に向かった。

 

 

 

ヤイバの家に到着すると、2人を畳の上に敷かれた敷布団に寝かせた。リンは気を確かにしていたため断ったが、それでもダメージはあるだろうと、ヤイバに無理矢理寝かされた。

その後、全員がリビングに集まった。

 

「何であの2人はあんな風に?」

何も知らない牙王が誰に聞くでもなく言った。

 

「未門牙王と龍炎寺タスクは知らないだろうが、あの2人、そして私達が止めようとしている者は、ファイトで人の命を奪うことができる人物だ」

 

「バディファイトで命を!?許せねぇ…!」

 

「詳細は後で話す。気になる事が色々あるが、まずは輝夜ヒカリ、お前だ。どうしてここにいる?」

 

「カイトの事を調べるために地下を歩き回ってる途中で2人を見かけたから、バレないように尾行したらカイトの所に着いたって事」

 

「カイトについて何か知れたのか?」

 

「あの2人と同じ情報量だよ。って、何で聞くの?」

 

「カイトを止めようと思っているからだ」

 

「ヤイバ、親友だからって気にしてる?」

 

「……悪いか」

 

「ううん、とっても友達思いでいいことだと思う。あ、そういえば地下でリン達とは違う人を見かけたよ」

 

「それは冥鈴ではないのか?」

 

「冥鈴?ちょっと誰のことか分かんないけど、私が見たのはジオだよ。天谷ジオ」

 

「天谷ジオだと?極力外に出る事を避けるのに何故…」

 

「ジオ君が地下にいるのは当然の事だよ」

マナが一言言うと、もう一言付け加えた。

 

「だって、ジオはカイトの仲間だからね」

 

 

 

 

 

 




「今日の最強カードのコーナー!シノンとリンが動けないから今日は私、輝夜ヒカリと霧山ヤイバがお送りするよ」

「まさか2度もやることになるとは…」

「では…」

「今日の最強カードはこれ!」
「今日の最強カードはこれだ」

「「《竜帝魔王 シャイカン》!」」

竜帝魔王 シャイカン
モンスター|ダンジョンW|Dエネミー、魔王、帝竜|サイズ3
A 8000
D 5000
打 3

◻︎場のカードのワールド名が3種類以上なら、このカードの【コールコスト】を払わなくてよい。
◻︎【コールコスト】ゲージ3を払う。
◻︎このカードが登場した時、相手の場のカード全てを破壊する。
◻︎このカードの攻撃が無効化された時、君の場にカード名に「ヴァルズァック」を含むモンスターがいるなら、相手の場のモンスター1枚を破壊し、そのサイズの数値分、相手にダメージを与える。
◻︎【対抗】【起動】君のターン中、ライフ1を払ってよい。払ったら、このカードをスタンドする。この能力は1ターンに1回だけ使える。
『2回攻撃』


「カイトが使ってたダンジョンWの帝竜だね。条件付きのコスト踏み倒し、登場時の相手のカード全破壊、攻撃無効化時に破壊とダメージにターンに1回のスタンド能力。改めて見るととんでもないモンスターだね…」

「本来はサイズ3故の性能なのだろうが、ヴァルズァックと使うことで横に並べることができる。2体も出てくれば致命傷は免れないだろうな」

「スタンド能力のせいでレストで対策するにも2回使わないといけないし、破壊耐性で防ぐしかないね。
それじゃあ、今日はここまで!またね!」

「さらばだ。またいつか、な」

ーーー
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