フューチャーカード バディファイトデッド   作:スラ☆K

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今回はファイト回なのでバディファイトって感じしますよ(きっと)。
ファイトシーン書くとどうしても文字数が…


第2話 シノンの驚異のファイトスタイル

 

シノンがリィとバディになってから丁度1週間。既にシノンはコアデッキケースを手に入れていた。

シノンとリィがバディになったあの日以来、リンは毎日のようにシノンへのアプローチを続けた。時には優しさをアピールし、時には趣味の話をしたり、時にはちょっとした豆知識を教えてみたり。「死人さん」と呼ばれる自分にここまでしつこくしてきたのはリンが初めてで、シノンはリンと友達になる事を決めた。

リンは改めて星見(ほしみ)リンだと自己紹介をした。

そして今日もシノンは相棒学園に通っていた。

 

ガラガラガラ

 

シノンは教室に入ると席に着き、スマホをカバンから取り出した時、突然後ろから声をかけられた。

 

「おっはよ!シ〜ノンちゃん♪」

「ひゃあ!!」

 

突然背後から何者かに両肩を触れられたシノンは、普段の彼女が発するとは思えない声を上げて驚き、その拍子に手に持っていたスマホを落とした。シノンが後ろを振り向くと隣のクラスのはずのリンの姿が。次の瞬間、シノンは無表情でリンの頬を両手でつねった。

 

()いひゃい(痛い)ごへん(ごめん)〜!わ、わひゃひがわゆかっひゃから(私が悪かったから)ゆ〜る〜ひ〜へ〜(ゆ〜る〜し〜て〜)!」

 

リンはつねられながら半泣きで謝り、シノンもすぐにつねるのをやめた。

 

「いててて……」

 

リンは赤く腫れた頬を両手で撫でていた。

 

「急に話しかけられるとびっくりして変な声出るんだから…」

 

シノンが口を開かなかったのは家庭の事情みたいなものらしく、今では問題ないようなので普通に会話をしている。

 

「それよりも、どうしてリンがこのクラスにいるの?」

 

「それはね〜?先生に『隣のクラスの友達が心配なんで隣のクラスに移動したいです!』って頼んだらOK貰っちゃった♪友達思いの先生は見過ごせなかったんだろうね!」

 

「よく許可得たわね」

 

シノンはスマホを触りながら言った。リンはすぐにシノンのスマホを覗き見る。シノンのスマホに表示されていたのはネットショッピングのサイトだった。

 

「シノンちゃん、ネットでお買い物するんだ?」

 

「今時珍しくないでしょ」

 

「確かに〜。シノンちゃんはどんな物が欲しいんだろ……え?」

 

リンは改めて画面を見て固まった。シノンが見ていたのは、ナイフやカッター、ハサミ、その他もろもろ、凶器と言わざるを得ない物ばかりだったのだ。

 

「だ、だだダメだよシノンちゃん!早まらないで!?」

 

リンはシノンの腕を掴む。

 

「何想像してるか知らないけど、護身用よ?人生何があるから分からないから」

 

「あ、ああ。そーゆーことね?てっきり私、シノンちゃんが自殺するんじゃないかって思って…。ほら、ちょっと前のシノンちゃんならやりかねないし…」

 

「はぁ…。やるわけないでしょ」

 

 

 

放課後、2人は今日発売されるという新パックが1人1パック無料配布されるという話を聞き、カードショップ『キャッスル』に来ていた。

 

 

「よし、パックゲット〜!」

 

「元気いいわね…」

 

2人はパックを手に入れ、ちょうどファイティングステージが上から見えるところで歩いていた。

 

「じゃあ早速開けよ?シノンちゃん」

 

2人はパックを開ける。

 

「お!ラッキー!イラスト違い、かつ超ガチレアで再録のシャイニング・レイン!スタードラゴンW使うから欲しかったんだよね。シノンちゃんは?」

 

「ま、当たりね。イラスト違い、超ガチレアのアビス・シンフォニア。ダークネスドラゴンWのドローカードね」

 

「良かったじゃん!シノンちゃんはダークネスドラゴンWのデッキなの?」

 

「そうよ」

 

「へぇ。私シノンちゃんとファイトしたいな〜、というか今からやろうよ!」

 

「絶対ファイトどころじゃなくなるからダメ」

 

「何その理由〜」

 

リンが少し頬を膨らませて言った。その直後、横から会話が聞こえた。

 

「おい見ろよドラム!この青竜の盾、俺とドラムで使ってるぜ!かっけぇな!」

 

『本当じゃねぇか!お前とバディだった時の事を思い出すなぁ…』

 

『バルにも見せてほしいバル〜!』

 

『ドラムのがあるって事は当然俺様のもあるって事だよな!』

 

「あるに決まってるぜ、バッツ!」

 

それは牙王、ドラム、バル、バッツと呼ばれる少年とモンスター達の会話だった。

 

今何時だ?

 

シノンのデッキからリィが出てきて、シノンの頭の上に乗った。

 

「おはよう、リィ。もう昼過ぎよ。…そこ気に入ったの?」

 

そうだぜェ!最初乗った時すげぇ落ち着いたから、起きてる時はここに乗る事にしたんだァ!

 

「まぁなんだっていいんだけど」

 

お?おォ!あそこにいるの未門牙王だよなァ!いやァ本物は初めて見たぜェ!

 

「未門牙王?ああ、有名人なんだっけ?あんまり知らないけど…リン?」

 

シノンとリィが会話しているとシノンがさっきまで隣にいたリンがいない事に気付く。

 

 

「ねぇねぇ、ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?」

 

既にリンは牙王のところにいた。

 

「リン、何してるの?」

 

シノンが牙王と話しているリンの元へ歩いて言った。

 

「いいぜ!」

 

「ありがとう!というわけで今からシノンちゃんには牙王君とファイトしてもらいます!」

 

「……意味が分からないわ。どうして私?」

 

「この子がアンタのファイトを見たいけど、自分とはファイトしないって言うからかわりに俺がファイトしてくれって頼まれちまってよー?俺断れないんだよな、頼み事とか。バディファイトの事なら尚更な!」

 

牙王は笑顔で説明した。

 

「……分かったわ。ファイトしましょう」

 

「やったー!ついにシノンちゃんのファイトが見れるー!」

 

「じゃ、俺たちはファイティングステージに行こうぜ。丁度使ってないみたいだしな!」

 

2人は下の階に降りた。ファイティングステージは降りたところのすぐ近くにあった。

 

「……あれね。ファイティングステージの入り口は」

 

「そんじゃ、俺はあっちの入口入るから」

 

「じゃあ私はこっちね」

 

2人は別々の入り口へ入り、ファイティングステージに立った。今ファイトが始まろうとしている。つまり、あの人が来る。

 

「ワープ成功!バディファイトあるところ、奈々菜パルコあり!」

 

「お!パルコー!今回も実況頼むぜ!」

 

「牙王ちゃん、任せちゃってー!え〜とぉルミナイズは〜…」

 

「今からだぜ!」

 

「それじゃあ両者ルミナイズしちゃってください!」

 

「今回は……バル!お前でいくぜ!」

 

『やったバル!バルが選ばれたバル!』

 

『じゃあオイラたちはここで観戦してるぜ』

 

『バル!しっかりやれよ!』

 

『バルに任せるバル!』

 

「“合わさる拳!繋がる心!光輝け、超太陽!”

ルミナイズ!【太陽の弾丸】!」

 

さ、オマエもルミナイズしろォ!

 

リィがシノンに言った。

 

「めんどくさいから半分やって」

 

しゃーねぇなァ

 

「“人よ狂え、人でなくなるその瞬間まで!

非道の惨劇。瞳に映るはたった1つの真実のみ。”

!【キルズ・ブラッディ】!」

 

シノンのコアガジェットは長い髪を縛る髪留め型となり、シノンの髪型はポニーテールとなった。

 

(ポニーテール……。実は1度こういう髪型にしてみたかったのよね…)

 

「バディーファイッ!」

 

 

「「オープン・ザ・フラッグ!!」」

 

「ドラゴンワールド!」

 

「ダークネスドラゴンワールド」

 

牙王、シノンの順番でフラッグが公開される。

 

「先攻は譲るぜ!」

 

先攻くれるみたいだぜェ、シノン?

 

「えぇ、分かってるわ。私のターンドロー、チャージ&ドロー。ゲージ1を払い、私はダメージ1を受けてキャスト、《血染の契約》」

 

シノン

【ライフ 10→9】

【ゲージ 3→2】

 

シノンは魔法使用の宣言をすると、ポケットから護身用のナイフを取り出した。

 

「あれってナイフ?じゃあ今日見てたのってスペアの護身用って事?…ていうかなんで今出す必要あるんだろう?」

 

リンが独り言を言っていると、次の瞬間。

 

ザシュ

 

「え?」

 

リンは一瞬何の音か分からなかったが、目の前の光景を目にした瞬間、理解できた。シノンが護身用のナイフで左手首を切り裂いた音だったのだ。この光景にファイトを見ていた者は静まり返った。

 

「お、おい!何やってんだよ!」

 

ファイトしていた牙王もこれには驚く。

 

「何ってナイフで手首切っただけよ」

 

淡々と説明するシノンの左手首は、大量というほどではないが出血していた。しかし、シノンの表情は一切変わらない。また不思議な事に、出血して下に落ちていくはずの血液は重力に逆らい、上がっていく。そして、シノンの前で、血液が徐々に形を成していき2枚のカードとなった。

 

「ちょっとちょっと!自分の体は大事にしないと!」

 

パルコも黙っていない。

 

「別にいいのよ。魔法の効果でデッキからデスレイジードラゴンのサイズ3のモンスターとアイテムを手札に加えるわ」

 

シノン

【手札 7→8】

 

「お前、痛くねぇのか?」

 

牙王が恐る恐るシノンに聞く。

 

「……痛くないわ。私、痛みを感じないのよ。何故かは私でもさっぱり、きっとそういう体質なのよ。ゲージ2を払い、私はダメージ1を受けて《漏血の狂死竜マッド・デストリィ》をセンターにバディコール」

 

早速出番だなァ!

 

シノン

【ライフ 9→8→9】

【手札 8→7】

【ゲージ 2→0】

 

シノンの頭の上に乗っていたリィが飛び立ち、センターエリアに移動した。それと同時にその姿を変えた。赤黒い液体を垂らす四足歩行のドラゴンに。

 

デストリィ

S3 A6000 D6000 打3 ソウル2

汝の血の契約の下、参上した。……なぁんてなァ!

 

「これが私のバディ、そして噂されているドラゴンの姿よ。リィの攻撃力と防御力はこのファイト中に私が受けたダメージ1の回数だけ1000プラスされるわ。既に私はダメージ1を2回受けている。つまり今のリィの攻撃力と防御力は8000よ」

 

「ダメージを受けて強くなるんだ…。何かシノンちゃんの血を吸ってるみたい…」

 

リンが呟いた。

 

「《狂尾竜ティレイン》をレフト、《魔狂竜ディリーパー》をライトにコール」

 

シノン

【手札 7→5】

 

ティレイン

S0 A3000 D2000 打1

『さて…血を頂くとしよう…』

 

ディリーパー

S0 A2000 D2000 打1

『ヒャハハハー!血の匂い…堪んないねェ!』

 

「ディリーパーの能力発動。ダメージ1を受けてデッキから《デスレイジードラゴン》の設置魔法を手札に」

 

『ヒャハ!血とカードのギブアンドテイクだァ!』

 

シノン

【ライフ 9→8】

【手札 5→6】

【ダメージ1カウンター 2→3】

 

「ダメージ1を受けた事で、リィの攻撃力と防御力が上昇。さらに、ティレインの能力発動。私がダメージ1を受けた時、私のライフを3プラス」

 

シノン

【ライフ 8→11】

 

「シノン選手、自ら削ったライフを回復したー!」

 

「ダメージ1を受けて《魔狂血界》を設置。さらにダメージ1を受けて《血界防陣》を設置」

 

シノン

【ライフ 11→9】

【手札 6→4】

【ダメージ1カウンター 3→5】

 

垂れたシノンの血液が床に溜まりシノンの足元で紋章を描いた。

 

「ディリーパーと魔狂血界の能力発動。ダメージ1を受けた時、ディリーパーはゲージを2プラス、魔狂血界はゲージとライフを1プラスするわ」

 

シノン

【ライフ 9→10】

【ゲージ 0→3】

 

「ゲージ1を払い、ダメージ1を受けて装備、《狂気の魔眼ークレイデス・アイ》」

 

シノンの右目に紅いDの文字が刻まれた。

 

シノン

【ライフ 10→9】

【手札 4→3】

【ゲージ 3→2】

【ダメージ1カウンター 5→6】

 

クレイデス・アイ

A4000 打2

 

「リィ、ファイターにアタックよ」

 

まかせなァ!

 

デストリィの体から垂れて床に溜まった赤黒い液体が槍へと形を変えて牙王に飛んでいく。

 

牙王

「ぐっ…!」

【ライフ 10→7】

 

「リィのバトル終了時、リィの能力で1ドローして、私にダメージ1。クレイデス・アイの能力でゲージを1プラスして1ドロー、さらに私にダメージ1」

 

シノン

【ライフ 9→7】

【手札 3→5】

【ゲージ 2→3】

【ダメージ1カウンター 6→8】

 

「これでターン終了よ。私の場の《デスレイジードラゴン》のカードは魔狂血界で能力を無効化されなくなり、血界防陣で相手のカードの効果で破壊されず、場から離れないわ」

 

 

シノン

【ライフ 7 】

【手札 5 】

【ゲージ 3 】

【ダメージ1カウンター 8 】

 

センター:デストリィ(ソウル2)

ライト:ディリーパー

レフト:ティレイン

アイテム:クレイデス・アイ

設置:魔狂血界、血界防陣

 

 

牙王

【ライフ 7 】

【手札 6 】

【ゲージ 2 】

 

センター:なし

ライト:なし

レフト:なし

アイテム:なし

設置:なし

 

 

「さぁ、シノン選手のターンが終わって牙王選手のターンです!」

 

「防御力14000か!こりゃバルの強さをいきなり見せれるぜ!俺のターン、ドロー!チャージ&ドロー!ゲージ1を払って装備!太陽に届け、俺の拳!《太陽拳バルナックル》!」

 

牙王

【手札 7→6】

【ゲージ 3→2】

 

バルナックル

A4000 打2

 

「さらに《フレアファング・ドラゴン》をレフトに、ゲージ1を払って《太陽の竜バルドラゴン》をライトにバディコール!」

 

牙王

【ライフ 7→8】

【手札 6→4】

【ゲージ 2→1】

 

フレアファング

S1 A3000 D1000 打1

 

バル

S2 A5000 D3000 打2

『バル、がんバル!』

 

「そっちもいきなりバディの登場みたいね…」

 

「ああ!最初から全力で行かせてもらう!フレアファングの能力発動!ゲージを1プラスして1ドロー!」

 

牙王

【手札 4→5】

【ゲージ 1→2】

 

「バル!俺と連携攻撃だ!」

 

『分かったバル!』

 

「バルは攻撃したターン中、攻撃力が5000プラスされる!」

 

「バルナックルと合わせて丁度14000、リィの防御力に届くわけね。でもそう簡単にリィを倒せるとは思わない事ね。ダメージ1を2回受けてキャスト、《魔狂の血鏡》。その攻撃を無効化し、相手にダメージ1を与える」

 

リィに向かう牙王とバルの目の前に巨大な赤黒い鏡が現れる。2人はそのまま鏡を破壊するが、割れた鏡の破片が牙王に突き刺さった。

 

シノン

【ライフ 7→5】

【手札 5→4】

【ダメージ1カウンター 8→10】

 

牙王

【ライフ 8→7】

 

「無効化されてダメージも受けちまった…」

 

「まだよ。このカードによって私が受けたダメージ分、相手のゲージを破壊する!」

割れた鏡の破片から血液が放たれ牙王の2枚のゲージを包み、そのままドロドロと溶けていった。

 

牙王

「俺のゲージが!」

【ゲージ 2→0】

 

「それに今私はダメージ1を2回受けたわ。私のカードの能力が発動。リィのパワーアップ、ディリーパーでゲージを2プラス、ティレインでライフを3プラス、魔狂血界でゲージとライフを1プラス、血界防陣でライフを2プラスして、そのターン中、私のデスレイジードラゴンのモンスターの防御力が3000プラスよ」

 

シノン

【ライフ 5→11】

【ゲージ 3→6】

 

「そしてバトル終了。リィとクレイデス・アイの能力発動。ゲージを1プラスし、2ドロー。そして私はダメージ1を2回受けるわ。さ、次はどうする?」

 

シノン

【ライフ 11→9】

【手札 4→6】

【ダメージ1カウンター 10→12】

 

「おぉ…。シノンちゃん、バディファイト強いんだね!やっぱり私もファイトしたいー!でもバディいないし勝てるかなぁ…」

 

「俺のターンはこれで終了だ…」

 

「牙王選手、攻めるどころか逆にダメージを受けてザ・ムーブエンド!」

 

 

シノン

【ライフ 9】

【手札 6】

【ゲージ 6】

【ダメージ1カウンター 12】

 

センター:デストリィ(ソウル2)

ライト:ディリーパー

レフト:ティレイン

アイテム:クレイデス・アイ

設置:魔狂血界、血界防陣

 

 

牙王

【ライフ 7】

【手札 5】

【ゲージ 0】

 

センター:なし

ライト:バルドラゴン

レフト:フレアファング

アイテム:バルナックル

設置:なし

 

 

「私のターンドロー、チャージ&ドロー」

 

シノン

【手札 6→7】

【ゲージ 6→7】

 

「ティレインでバルドラゴンに、ディリーパーでフレアファングにアタック」

 

『汝の血を頂く…』

 

ティレインの尻尾がフレアファングの胴体を貫き破壊した。

 

『ヒャハー!血を…ヨコセー!』

 

『バルの出番少なかったバルー!』

 

続けてディリーパーが爪でバルを引き裂き破壊する。

 

「リィ、アタック」

 

オラァ!

 

リィはその鋭い鉤爪で牙王を裂く。

 

牙王

「…くっ!」

【ライフ 7→4】

 

「リィとクレイデス・アイの能力発動」

 

シノン

【ライフ 9→7】

【手札 7→9】

【ゲージ 7→8】

【ダメージ1カウンター 12→14】

 

「ダメージ1を受けた事で連鎖して能力が発動」

 

シノン

【ライフ 7→13】

【ゲージ 8→11】

 

「遂にマッド・デストリィの攻撃力と防御力が2万になってしまったぁ!どうする牙王選手!」

 

「リィ、2回攻撃」

 

もう1発、いくぜェ!

 

「キャスト!《青竜の盾》!」

 

牙王

【手札 5→4】

【ゲージ 0→1】

 

「出たー!牙王選手お得意のドラゴンシールド!」

 

「ゲージ1を払いキャスト、《正気抹消》。これでリィは再攻撃可能となる。アタック」

 

シノン

【手札 9→8】

【ゲージ 11→10】

 

「キャスト!《青竜の盾》!」

 

牙王

【手札 4→3】

【ゲージ 1→2】

 

「キャスト、《正気抹消》。リィ、アタック」

 

シノン

【手札 8→7】

【ゲージ 10→9】

 

「キャストォ!《ドラゴニック・フォーチュン》!」

 

牙王

【手札 3→2】

【ゲージ 2→0】

 

「こいつは攻撃を無効化し、お互いにデッキの上から1枚をドロップゾーンに置く。それがモンスターだったファイターは、そのサイズ分のダメージを受けるんだ!」

 

「なら私から、私は……サイズ0の《狂爪竜ネルケイトス》。ダメージ0よ」

 

「次は俺だな。俺は……サイズ1の《メラブレード・ドラゴン》だ…」

 

牙王

【ライフ 4→3】

 

「牙王選手!ドラゴニック・フォーチュンの効果で自らにダメージ1を受けてしまった!」

 

「私はこれでターン終了よ」

 

シノン

【ライフ 13】

【手札 7】

【ゲージ 9】

【ダメージ1カウンター 14】

 

センター:デストリィ(ソウル2)

ライト:ディリーパー

レフト:ティレイン

アイテム:クレイデス・アイ

設置:魔狂血界、血界防陣

 

 

牙王

【ライフ 3】

【手札 2】

【ゲージ 0】

 

センター:なし

ライト:なし

レフト:なし

アイテム:バルナックル

設置:なし

 

 

「俺のターン…ドロー!チャージ&ドロー!」

 

牙王

【手札 2→3】

【ゲージ 0→1】

 

「来た!《太陽神の欠片バルドラゴン》をライトにコール!」

 

牙王

【手札 3→2】

 

欠片バル

S2 A5000 D3000 打2

『今のバルは何でもできる気がするバル!』

 

「太陽神の欠片バルドラゴンの能力発動!ライフ1を払ってデッキからバルソレイユ1枚を手札に!」

 

牙王

【ライフ 3→2】

【手札 2→3】

 

「キャスト!《太陽の恵み》!」

 

牙王

【手札 3→2】

【ゲージ 1→4】

 

「ゲージ2を払い、太陽を超えた超太陽!《超太陽竜バルソレイユ》をライトにコール!」

 

牙王

【手札 2→1】

【ゲージ 4→2】

 

バルソレイユ

S3 A7000 D7000 打2

 

「太陽を超えた超太陽…綺麗ね」

 

「キャスト、《太陽神の相棒(バディ)》!ゲージとライフを2プラスし、1ドロー!」

 

牙王

【ライフ 2→4】

【手札 1→0→1】

【ゲージ 2→4】

 

「さらに!ゲージ2を払ってキャスト!《ドラゴンデルタ・DDD(トリプルディー)》!俺の場にいる《太陽竜》、《ネオドラゴン》、《黒竜》の内の属性分、ドローする!そしてバルソレイユはこの3つの属性を持つ!よって3ドロー!さらに、バルソレイユがいればデッキからあるアイテムを1枚手札に加える!」

 

牙王

【手札 1→5】

【ゲージ 4→2】

 

「キャスト、《サンシャイン・パワーチャージ》!俺のモンスターのワールド名の種類分、ゲージとライフを増やす!バルソレイユは《ドラゴンW》、《スタードラゴンW》、《ダークネスドラゴンW》の3つのワールドを持つ、トリプルカードだ!」

 

牙王

【ライフ 4→7】

【ゲージ 2→5】

 

「俺の場にバルがいる事で、《ドラゴン・フォース“太陽の弾丸”》!解放!」

 

牙王の体が赤く輝き、その両拳は炎のオーラをまとっている。

 

牙王

【手札 5→4】

 

太陽の弾丸

A5000 打3

 

「おー!牙王君すっごいキラキラしてる!」

 

リンが姿が変わった牙王を見て目を輝かせている。

 

「キャスト!《俺たちの太陽は沈まない!》!」

 

牙王

【手札 4→3】

 

「バル!俺と連携攻撃だ!」

 

『了解バル!』

 

「攻撃力の合計は…12000。ここから上がるのかしら?」

 

「ああそうさ!ここで《俺たちの太陽は沈まない!》の効果で、攻撃した太陽竜の攻撃力をそのターン5000プラスする!だがそれが連携攻撃なら、かわりに10000プラスする!」

 

「という事はそれぞれ10000プラスされて…攻撃力の合計は32000!?」

 

「おりゃああ!!」

 

バルと牙王の連携攻撃がデストリィを破壊した。

 

「俺とバルの貫通!」

 

「クレイデス・アイの能力で私は2以上のダメージを受けるかわりに、そのダメージ数と同じ回数分、ダメージ1を受ける」

 

シノン

【ライフ 13→7】

【ダメージ1カウンター 14→20】

 

「ダメージ1を受けた。能力発動よ」

 

シノン

【ライフ 7→13】

【ゲージ 9→12】

 

「これに加えて、ゲージ1を払いドロップゾーンの《狂爪竜ネルケイトス》の能力発動。ディリーパーにかわってライトにコール」

 

シノン

【ゲージ 12→11】

 

『ヒャハ!ヒャハハハー!』

 

ディリーパーは狂ったように笑いながらドロップゾーンへ送られ、そのかわりに両爪が異常に発達した紫色のドラゴンが現れた。

 

ネルケイトス

S0 A1000 D1000 打1

『何をバラバラにしよっかなぁ〜?ギヒヒ…』

 

「さらにリィの能力、ダメージ1を受けた時、相手の場のカード全ての打撃力をこのターン、ー1するわ」

 

「ここで新たなモンスターが出現!そして、マッド・デストリィの隠された能力が発覚!」

 

「そしてリィはソウルガードで復活」

 

破壊されたデストリィは元の形状に戻った。

 

デストリィ

〈ソウル 2→1〉

 

「バトル終了時、リィ、クレイデス・アイの能力発動」

 

シノン

【ライフ 16→14】

【手札 7→9】

【ゲージ 11→12】

【ダメージ1カウンター 20→22】

 

「太陽の弾丸は、太陽竜と連携攻撃すれば何度でも再攻撃可能となる!バル!もう一度俺と連携攻撃だ!」

 

『今度こそやっつけてやるバル!』

 

「牙王選手の《俺たちの太陽は沈まない!》の能力でバルソレイユとドラゴンフォースの攻撃力がさらにアップします!」

 

「キャスト、《魔狂の血鏡》。攻撃を無効化し、相手にダメージ1。そして、あなたのゲージも破壊」

 

シノン

【ライフ 14→12】

【手札 9→8】

【ダメージ1カウンター 22→24】

 

牙王

【ゲージ 5→3】

 

「攻撃は無効にされちまうが、バルソレイユにソウルがあれば俺が受けるダメージは1減らされる!」

 

「俺でネルケイトスを攻撃!」

 

『何もバラバラに…できなかったァー!』

 

再攻撃可能となった太陽の弾丸でネルケイトスの破壊に成功する。

 

「これであなたの攻撃は終了。次のターンで終わりにするわ」

 

「次のターンが来るかどうかはアンタ次第だぜ!」

 

「…私次第?」

 

「ファイナルフェイズ!」

 

「ここで牙王選手がファイナルフェイズを宣言!」

 

「太陽の弾丸はファイナルフェイズ開始時に再攻撃可能となり、このファイナルフェイズでアタック可能となる!そして!必殺コール!ゲージ2を払い、バルソレイユを…必殺モンスターに!

 

牙王

【手札 3→2】

【ゲージ 3→1】

 

「必殺コール…?」

 

「超太陽竜バルソレイユは、攻撃力11000、防御力6000、打撃力2のモンスターとなる!」

 

必殺モンスターとなったバルソレイユの周りには円盤のようなものが多数浮いていた。

 

「俺とバルで連携攻撃だ!」

 

「ファイナルフェイズにコール可能なモンスターで、ファイナルフェイズ中にアタックできるのね」

 

「バルの能力発動!連携攻撃した時、相手のゲージを1枚破壊して、相手にダメージ1を与える!」

 

シノン

【ライフ 12→11】

【ゲージ 12→11】

【ダメージ1カウンター 24→25】

 

連携攻撃は見事に決まり、デストリィが破壊される。

 

「ダブル貫通だ!」

 

シノン

【ライフ 11→8】

【ダメージ1カウンター 25→28】

 

「……ソウルガードよ」

 

リィ

〈ソウル 1→0〉

 

「牙王選手の怒涛の連続攻撃でついにマッド・デストリィのソウルが無くなったぁ!」

 

「太陽の弾丸は再攻撃可能となり、ゲージ1を払ってバルの能力発動!再攻撃可能となる!連携攻撃!まずはゲージ破壊とダメージ1だ!」

 

牙王

【ゲージ 1→0】

 

シノン

【ライフ 8→7】

【ゲージ 11→10】

【ダメージ1カウンター 28→29】

 

「リィ、悪いけどもう防御魔法無いわ…」

 

え?それってこのままオレがやられ……

 

バルソーサー・インフィニティストライク!

 

グアアア!!!!

 

ソウルの無いデストリィは完全に場から退場した。

 

ダブル貫通バル!

 

シノン

【ライフ 7→4】

【ダメージ1カウンター 29→32】

 

「牙王選手、見事マッド・デストリィを倒しました!」

 

「太陽の弾丸はさらに再攻撃可能となる!ここは……ファイターにアタック!」

 

シノン

【ライフ 4→2】

【ダメージ1カウンター 32→34】

 

「俺はこれでターン終了だ!!」

 

シノン

【ライフ 2】

【手札 8】

【ゲージ 10】

【ダメージ1カウンター 34】

 

センター:なし

ライト:なし

レフト:ティレイン

アイテム:クレイデス・アイ

設置:魔狂血界、血界防陣

 

 

牙王

【ライフ 7】

【手札 2】

【ゲージ 0】

 

センター:なし

ライト:バルソレイユ“バルソーサー・インフィニティストライク!”

レフト:なし

アイテム:太陽の弾丸

設置:なし

 

 

「私のターン、ドロー。……ノーチャージ。キャスト、《アビス・シンフォニア》」

 

シノン

【手札 8→10】

【ゲージ 10→9】

 

「ここでシノン選手がドローカードのアビス・シンフォニアをキャスト!」

 

「あれはさっきシノンちゃんが当てたカード!」

 

「……来たわね。ファイナルフェイズ」

 

「何もせずにいきなりファイナルフェイズを宣言だー!」

 

「私がデスレイジードラゴンのアイテムを装備していて、このファイト中に受けたダメージ1の回数が4回以上なら使え、その数2回につきダメージ1を与える必殺技よ。手札0のあなたでは、抵抗できないわね」

 

「マジか…!」

 

「ゲージ5を払いキャスト」

 

シノン

【手札 10→9】

【ゲージ 9→4】

 

5つのゲージが光となって、シノンの左手首の傷口に集まると、滝のように出血し始めた。

 

「我が漏血よ…竜の型となりて全てを思うがままに喰らい尽くせ…」

 

「シノンちゃん…!死んじゃうって!」

 

リンが心配しながら見ていると、出血したシノンの血液は人を簡単に飲み込めるほど巨大な竜へと形を変えた。

 

「え?え?あれ全部シノンちゃんの血?シノンちゃんの体どうなってるの?」

 

「必殺…、デッド…ブラッディ…バイト…」

 

「う、うおあああ!!??」

 

シノンの大量の血液でできた巨大な竜は牙王を飲み込み、四方八方に飛び散った。ファイティングステージは真っ赤に染まり、中の様子が見えなくなってしまった。

 

「こ、これ本当に大丈夫なの!?シノンちゃん…!」

 

リンは我慢できずに、下の階へと降りて行く。

 

「え〜…。思いもよらぬアクシデントで急遽こちらから中の様子を映像で映し出しております…。結果は…」

 

ゲームエンド。WINNER『死乃峰シノン』

 

「との事なんですが…その勝者が倒れてしまっています。これは大変です!映像中断!」

 

パルコが映し出した映像が消えた。

 

(シノンちゃん!死んでないよね!?)

 

そう信じながらも心配で落ち着かないままリンはエスカレーターで降りて行く。

 

「ちょっとシノンちゃん!大丈夫!?」

 

パルコがうつ伏せで倒れたシノンを心配して駆け寄る。

 

「………」

 

返事がない。

 

「うそ。本当に死んじゃ…」

 

「そんなわけないでしょ」

 

おい喋るなよォ。血を与えてる最中だろうがァ

 

よく見ると左手首には包帯が巻かれて止血されており、コウモリの姿となったデストリィが右腕に噛み付いている。

 

「え〜っと…。大丈夫って事?」

 

ああ、問題ない。オレがバディとしてこいつを生かす。っとォ、終わったぜェ、シノン

 

リィがそう言って腕から口を離すと、ゆっくりとシノンが立ち上がる。

 

「……まだ少しクラクラするわ」

 

そう言いながらふらふらとファイティングステージから降りるシノンだった。

 




今回のように牙王だけじゃなくていろんな人出るんで楽しみにしていてくださ〜い。
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