アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート 作:朕好こう
さて、明神阿良也邂逅回ですね。今の恋歌ちゃんならちょっと覚えて貰えるでしょう。景ちゃんには劣るかもしれませんが。
>貴女は夜凪景とお揃いの服を着る。可愛らしいデザインに貴女は満足する。
いやセンス無さすぎだろ。なんだ、『TASMANIAN DEVIL*1』って。でも景ちゃんがオススメしてくれたので唇を噛み締めながらダサいと言わずに着ます。
「恋歌、似合っているわ」
景ちゃんも満足そうに写真を撮らないでください。黒歴史ですよこれ。早く行きましょう。
>貴女が劇場に着くと客席数は3000を超えている筈だが、殆ど埋まっている。席に座ると夜凪景と開始まで静かに話す。
そろそろ始まりますね。阿良也くんの演技は勉強になりますが、景ちゃんの方が経験値としてはうま味です。俺ァ、舞台とか出ねぇからなぁ…(フラグ)。じゃあ、なんで見に来たんだよって話ですが、暗殺の為ですね。そこそこ印象残しておかないと殺しにくいんですよ。本来ならターゲットから外しても良かったんですけど“暗殺の天使”ENDは主要人物殺害がメインですからね。嫌になりますよもう。
>照明が点く。そこに立つのは一人の青年だ。彼は静かにセリフを読み上げる。
「その羆に親父が喰われたのは、俺が15になった夜のことだった。親父はマタギだった」
>舞台の上という遠い場所に居るはずなのに、近くに居るように錯覚する。観客が彼に引き寄せられるのを感じる。
景ちゃんと比べるとやはり高い表現力ですね。今の景ちゃんが持ってないものを殆ど持ってます。感情に基づいた芝居を身体全体で観客に表現する。まさに化け物ですね。
「恨みはない、ただ今夜奴を殺して喰うのはこの俺だ」
>彼は涙を流しながら決意する。
>拍手と共に幕が下がる。終わると人々は席を立ち、感想を言い合っているようだ。
さて、終わりました。面白かったですね。いや、面白いなんて言う陳腐な感想しか言えない自分が嫌になりますね。景ちゃんは成長したらあれを超えるのか…その前に天使の実績解除しなければなりませんね。じゃあ、行きましょうか。何処に?阿良也くんのとこだよォ!
>貴女はまだ舞台を見ている夜凪景に明神阿良也の所へ行かないかと提案する。
「…うん、そうね。私、あの人のサインが欲しいわ」
>貴女は頷くと、星アキラに連絡する。でも夜凪景の言葉にモヤっとする。
なんか度々モヤモヤしてますけど、恋歌ちゃんどうかしました?まぁ、いいか。アキラくーん、いーれーて。
「はい、星アキラです。えっと、恋歌君何かな?」
>貴女は明神阿良也のサインが欲しいので、会見場に入れて貰えないかと頼む。
「えっ…僕も明神阿良也の舞台行きたかったんだが…まぁ、それは良いか。分かった。確か知り合いのスタッフが居たはずだ。伝えておくよ。僕の分もサインよろしく」
>星アキラからの連絡を終えると会見場に向かう。沢山の記者たちが明神阿良也を取り囲んでいる。話を聞いていると急に彼は立ち上がる。
「じゃケイコがあるんで」
>貴女は夜凪景にサインを貰いに行こうと言いに行く。すると記者たちが貴女を見て騒ぎ始める。
「おい、あれって頭鬼恋歌じゃないか」
「確か、スターズの新星とか呼ばれてる奴か?でもパッとしない顔だな。あれくらいならどの事務所もいんだろ」
「いやいや、頭鬼恋歌のCM見たか?あれはやべぇよ、カレーのルーとか嫁に頼んだの初めてだわ。嫁には変な顔で見られるしよ」
>急に記者たちが押し寄せてくるので貴女は困惑する。
邪魔なんですけどぉ!?アキラくん居ないとこうなるんですね、面倒臭いな!?
「…ねぇ、君ら役者?」
>いつの間にか明神阿良也が近くに居て、貴女と夜凪景を見ている。
「いいね、君。凄く臭う。俺の好みの
「…嘘」
>夜凪景に薄い笑いを見せて彼は話す。夜凪景は臭いと言われたことがショックなようだ。そして貴女をじっと見る。
「君は…なんだ?臭う。それも強烈な
「恋歌はいい匂いよ。死臭なんてしないわ」
なんかめちゃくちゃ興味持たれてませんか?いや、ちょっと興味持って貰えるだけで良いんですけど…
「…君は良いな。君、無意識に共演者を振り回すタイプだ」
「…千里眼?」
>夜凪景に目を移す。夜凪景は明神阿良也からそう言われると後ずさる。
「千里眼?面白いねそれ。そう俺、千里眼持ってるんだ。俺の千里眼によると君の尻はまだ青い。だから、まだ早い。んで、君は…やばい。鳥肌が立ったのなんて久しぶりだ。つーことでまた会おう」
>笑って夜凪景に言うと、貴女を見て更に笑う。そして言いたいことだけ言うと帰っていく。
嘘やん…なんか恋歌ちゃん、臭いフェチストーカー男に狙われてるんですけど。
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演技が終わったあとの会見は要らないと思う。自分の言いたいことを理解しない奴らに何を言っても無駄なのだから。会見をしたとしても一言で済ませたい。稽古の方が何倍も重要だし、疲れたので寝たい。
「一人演じる度に、生まれ変わったような気分になる。そのために生きてる気がするというか」
これを理解してくれるのはここに何人いるだろうか。一人でも居れば僥倖だ。これ以上は無駄だと判断し、帰ろうとする。引き止める声が聞こえるが、無視していると別のざわめきが起こったのを感じる。そして出会った。あの2人に。
「君ら、役者?」
思わず、記者達を押し退けてその2人に話し掛けていた。1人は俺好みの臭いをさせた女、もう1人は異常なほどの臭いをさせた女。どっちも興味がある。特に、異常な方。こいつは臭いが混じっている。隣にいる俺好みの臭いと似た臭いもすれば偶に無臭になったり俺好みじゃないけど他の匂いがする。でも1番は。
「死臭に近いな。もしくは、熟れ過ぎた果実?いや、例えが思いつかない」
腐った様なそれでいて美味いと錯覚させる臭いだ。鳥肌が立つのを感じる。この役者を知れたことに感謝しかない。もっと知りたい。だけど、それは叶わないな。これから銀河鉄道の夜がある。ウチに彼女が来てくれれば面白いんだけど。
暫く喋っていると俺好みの臭いの方が俺の事を千里眼って言ってくる。だからそれに乗って喋った。また会える日を楽しみにしておく。まぁ、俺好みの方はもう少し熟れてからの方が好きだけど。
劇場に帰ってくると巌さんが居たから話しておく。今日出会った俺好みの臭いと鳥肌が立つ程の臭いのしたあの2人の話を。
「…いつか、共演出来たら面白いな」
それがあんなにも早く来るとは思わなかったし、あの鳥肌が立つ程の臭いの女…頭鬼恋歌と対決するとは夢にも思っていなかった。