アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート   作:朕好こう

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黒は黒で塗り潰せない

 百城千世子と知り合いは嫌だ、百城千世子と知り合いは嫌だ…

 

 そんなことを祈りながら実況していきましょう。今回はあれですね。気配を消すとか気配を察知するとかそう言う暗殺者としての技能を育てて行きたいですね。俳優は落ちました(報告)。

 

 やっぱり、俳優ビルドとかじゃないと難しいですね。俳優ビルドでも運が絡んでくるのに暗殺者ビルド(オーバーフロー)持ちで合格出来るわけ無いですよ。これからは暗殺者一筋で頑張って行きたいですね。

 

 >貴女が起きると不合格書を二通持った夜凪景は少し悲しそうな顔をして座っていた。

 

 大丈夫だよ、君はこれから女優になれるから、とでも言いたいですが、流石に何言ってんのってなるので慰めておきましょう。ほら慰めてあげよう、おいでよ(ブスボ)。

 

「ありがとう、恋歌。でも諦めが着いたわ。バイトもクビになってしまったけれど」

 

 なんでバイト、クビになったんですかねぇ?こんないい子をクビにするなんて!まぁ、無愛想さが反感を買ったとかでしょうか。そんなことより、気配系アビリティ習得したい。慰めてると好感度が上がりますが、そもそも名前呼びな時点で結構な好感度だと思うんですよね。ならアビリティ上げに時間使いたいというか(人間のクズ)。あとここで諦めが着いたという台詞が出たら、レイちゃんとまでは行かなくとも、景ちゃんには女優が天職、君には才能があるみたいな感じを言っておきましょう。君が友人を増やしてくれないと主要人物とのパイプと暗殺が出来ないでしょう?

 

 >貴女が夜凪景を慰めていると、登校の時間になる。レイとルイも呼んで仕度をしよう。

 

 あ、これは堀くん(星アキラ)が来ますね。レイちゃんが景ちゃんの演技が怖いっていうシーンです。確かに勝手に泣いたり映画観なきゃ笑顔思い出せないとかやばいですよね。暗殺者より怖いわ。

 

 >ルイとレイが泣き始めた。貴女は両方とも宥めるがルイは泣き止まない

 >貴女は車の気配を察知した。『気配察知Lv-』習熟度が少しだけ上がった。

 

 お、『気配察知』を持ってないですがアキラくんの気配を感じましたね。このまま景ちゃん連れてってください。そして、ここで一旦育成させてくれ。自分はオーディションは不合格でしたし、ここでアキラくんに着いて行くことは無いだろうと安心はしてます。黒山墨字から演技しろって振られましたが、その後のアクションは無かったので大丈夫でしょう。ぶっちゃけ演技ステータス上げてると暗殺者ビルド難しいんですよね。目立つので。

 

 >車の中から金髪の爽やかイケメンが現れた。彼は確か…

 

「すまないが、一緒に来てくれないか」

「ウルトラ仮面だ!!」

 

 >ルイが泣き止み、興奮した様子で話す。そうだ、彼はウルトラ仮面だった。怪人でも出たのだろうか。そう思い、自分も聞いてみる。

 

 恋歌ちゃんはステータス的にアホです。『知力Lv1』なので身近な人の名前しか覚えられません。なので堀くんって言ったりウルトラ仮面としか星アキラを認識出来ません。今のところはですが。器用なのに頭悪いってなんだよ……

 

「えっ」

 

 >星アキラは貴女に話しかけられて、顔が引き攣る。

 

「君もウルトラ仮面を観てるのかい?」

 

 >勿論だと貴女は頷き、全話見てると興奮気味に話す。そうこうしていると周囲がざわめき出す。星アキラが居ることに気付かれたようだ。

 

「頼む、早く車に乗ってくれないか…」

 

 イケメンの言うことなんか聞けるかよ、ペッ(唾吐き)。なんてね、行ってらっしゃい景ちゃん。がんばれ、がんばれ。と気軽に応援しましょう。このイベントが終わったら全力疾走して学校に行かないと遅刻します。体力なども上がるので別に困りませんが遅刻は知力が下がる原因にもなるので…マイナスとかは無いですが流石に0に近いのはやばいです。

 

「いや、それが君もなんだ。頭鬼恋歌君」

 

 頭鬼恋歌?誰ですかね?……いや、現実逃避してる場合じゃないですね。これはポジティブに考えれば主要人物との縁が結べます。ネガティブに考えると暗殺アビリティが習得出来ません。最悪じゃないですか。なんだこれ。断っても良いですが、景ちゃんが嬉しそうな顔で恋歌も行くならと言い始めていますね。ダメだコレ、投げ出してぇよ……

 

 

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 夜凪景を見た時、コイツだと思った。俺の映画にはコイツが必要だと思った。だから、落とされた時はあのババァに文句を言った。

 

 頭鬼恋歌を見た時、違うと思った。夜凪景のメソッド演技、百城千世子の技術(テクニック)を持つ鬼才にも関わらず、本当の意味での個性が無い。あらゆる物が誰かの模倣でしか無い。そんな印象を抱かせた。だが…

 

「その演技は本物で、技術は磨かれていた」

 

 黒山墨字が持つ『大黒天』に勧誘はしない。だが、あの頭鬼恋歌は必ず夜凪景の糧となりうる。

 あの少女には壁となって貰う。夜凪景が女優“夜凪景”となる為の。

 

「だからチャンスを与えるぞ、頭鬼恋歌。お前はスターズで変革を起こせ。つまらねぇ演技するアイツらをもう一度輝かせて見せろ」

 

 これはあのババァへの仕返しだ。八つ当たりとも言う。酒をグイッと飲み干して、空を見上げる。夜には満天の星、そして月。夜凪景にはありふれた星ではなく、月として夜に映えて貰わなければならない。頭鬼恋歌には太陽として夜凪景を輝かせて貰わなければならない。

 

「楽しくなってきたな」

 

 彼、黒山墨字はこの業界に起きるであろう変革に思いを馳せながら、帰路に着いた。

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