アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート 作:朕好こう
たまに私は神様のような視点を観ることがある。その時は色んな人の事が手に取るようによく分かる。いつもより頭が冴えている気がする。その代わりに他人が
つまり、私の視点と“私”の視点には乖離が起きる。多分、それが私の感情がおかしい理由。私と“私”の感情が一致してないから、自分に基づいた感情を上手く出せない。
原因は分かっている。
でも、私はそれでもいい。治さなくていい。だって演じるのに支障はない所か、この視点を中学生の時に得てから演技力が高まっている気さえする。視点が自分から乖離すればするほど、私は女優としての階段を昇る。
それに景ちゃんと千世子ちゃん達と同じ舞台に立てるなら、私の感情なんて些末なものだから。
だから…私なんて要らないんだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
文化祭当日ですね。それでは実況をしていきたいと思います。
>貴女は教室の窓から校門を見下ろす。校門の前には大勢の人集りが出来ている。
景ちゃんと恋歌ちゃんの名を天知さん経由で宣伝したからか、原作より沢山の人が来ましたね。これのせいで景ちゃん達は上映不可能になりますが、そこはもう既に手を打ってあります。
という訳で文化祭を楽しみましょう。恋歌ちゃんのクラスはメイド喫茶です。恋歌ちゃんは文字通り看板娘なので、満面の笑みで入口に立っておきましょう。
>貴女が入口に立つと長蛇の列が出来る。あまりにも人が多いので整理券を配ったり、列を切らなければならなくなった。
やっぱりメイド喫茶は集客率高いですね。この高校が顔面偏差値高いのも有るでしょうが…
>貴女が入口で対応していると、百城千世子と星アキラが変装した状態で並んでいることに気付く。
…無視です。なんで居るんですかね?2人とも暇なんですか??
>貴女は顔を逸らすも、あと数名で2人は貴女の近くに来るだろう。貴女は自分の姿を見て、笑われることを恐れる。
そこじゃないんだよなぁ?恋歌ちゃん。和風チックなメイド服は好きですよ個人的に。でも、そこじゃない。原作だと千世子ちゃんとアキラくんがこの文化祭に来ていませんでした。アキラくんの方は、景ちゃんの撮影を見に来ていましたが千世子ちゃんが来るのはおかしいです。一体何が彼女をそこまで…?
「こんにちは、恋歌ちゃん。その服、可愛いね。でもちょっと、生地薄くない?」
>百城千世子が貴女に話しかけてくる。貴女は服装を可愛いと言われ、気分が上がる。
「ここってお触りOKなお店だと思う?アキラくん」
「いや、普通にセクハラだと思うんだが…」
>貴女はお触りOKの意味が分からず、首を傾げる。中に誘導しようとして、星アキラに一緒に回りたいと言われる。貴女は星アキラに冷やかしなら帰ってくれ、と返し、百城千世子には後で一緒に見回ろうね、と話す。
「僕に対しての扱いが雑じゃないか!?」
「恋歌ちゃん、今一緒に回りたいんだけど…ダメかな?」
アキラくんに優しい扱いとか天地がひっくり返っても有り得ません。イケメンは氏ね。…ふむ、千世子ちゃんに誘われましたね。でも別に、後で良いですかね。上目遣いとかされてもダメですよ。ちょっとぐらつきましたが、金を稼ぐ方が重要です。
>貴女が首を横に振ると、百城千世子は少し拗ねたような目をして、星アキラと中に入っていく。
それにしても驚きましたね。良い関係値にあると文化祭に来るとかあるんですね…
「れ、恋歌ちゃん…あのさ」
>貴女はどこか怯えたクラスメイトに話しかけられる。どうやらシフトを代わって欲しいらしい。
ん?1時間くらい延長でしょうか。あと20分くらい恋歌ちゃんのシフトがある筈ですけど。
「えっと誘導係は私に任せて、回ってきて?うん、もうずっと回ってきていいから!あと、メイド服は脱がないでいいから!」
>貴女は必死な顔をしたクラスメイトに、店内に居る百城千世子と星アキラの方に押される。貴女は、よく分からず百城千世子の隣に座らせられる。
「し、失礼します」
あ、クラスメイトさんが行ってしまいましたね。というかこれどういうこと…?取り敢えず切り替えて、千世子ちゃん達と回りますか。その後は天知さんと合流して、最後に景ちゃんと合流します。
>一通り見終わり、一般公開が終了する。貴女は百城千世子と星アキラを見送る。見送ると、校門近くに止まっている車の後部座席の窓をノックする。窓が開くと、天知心一が相変わらず胡散臭い笑みを浮かべて座っている。
「百城千世子が来るとは思っていませんでしたね。この情報を流せばもっと観客が来たのでは?」
いや、走者も全然把握して無かったです。というかあれ以上の観客は流石に学校側も中止する可能性があります。それだと今まで用意してきた景ちゃん専用イベントがパァになります。天知さんの金儲けは諦めてもらいましょう。
>貴女は今日の朝より観客が来てはパニックになりかねないと天知心一に伝える。
「…貴女がそう言うのであれば。ところであの情報は役に立ちましたか?」
猿が盛ってる写真ですね。まぁ、あれ天知さんが手配した女に引っかかった教師を激写したので自演みたいなもんなんですけど。
>貴女が頷くと、天知心一も満足そうに頷く。
「夜凪景はいい
何言ってんだこいつ…(呆れ)。恋歌ちゃんに洗脳なんて出来るわけないだろ、いい加減にしろ!!景ちゃんに演技力と魅力値で負けているのは自覚してますが、技術力で何とかカバー出来ます。羅刹女編までは、ですが。その前に仕留めなければなりませんね。
>貴女は分かっている、と答える。天知心一は分かっていればいいのですが、と言うと窓を閉める。
さて、天知さんと喋っているといい感じに時間が潰せますね。後夜祭は景ちゃん達のところに向かいましょう。
>貴女は後夜祭でフォークダンスしている者達を通り過ぎて、校舎の夜凪景達のところに向かう。
「…恋歌」
景ちゃんがだいぶ落ち込んでいますね。友達と撮った自分の映画を見せたかったのに、自分のせいで上映出来なかったと思っているからでしょう。あと少しで元気になりますが…少しだけあれですね。なんて言えばいいのでしょうか。
…ごめんね、景ちゃん。
>外がざわめく音が聞こえる。花井遼馬が映写を始めたのだろう。吉岡新太が気付き、夜凪景が見てくる、と言って走っていく。
さて、リョーマくんと景ちゃんが普通の高校生についての話をしている間は暇ですね。
>貴女は校舎に映写された映画を見る。最初はきちんとしたカメラで撮られた映画だ。だが暗転するとスマホ動画に転換する。夜凪景と朝陽ひな、貴女がご飯を食べている所が映っている。
……あぁ。良いですね。うん。青春って感じで。
>貴女は想起する。もし自分が普通の女子高生だったら、自分はどうなっていたのか。夜凪景や朝陽ひなと一緒に登校したり、お昼を食べたり色んなことをしていたかもしれない。
>もしそうだったら、きっと幸せなんだろうなと貴女は思う。と言っても、今も幸せだ。役を演じるのは楽しいし、夜凪景や百城千世子、星アキラと過ごす日々も好きだ。
>だけど、私がもし普通だったなら。心の底から笑って、友達と喧嘩して、誰かと恋に落ちる。そんな幸せもあったかもしれない。もしもは有り得ないけど、有り得ないからこそ尊くて、私は少しだけ泣いてしまう。こんな感情は知らない。人間が泣くのは悲しいときだけじゃないのか。
>朝陽ひなも吉岡新太もエンドクレジットを見て、涙ぐんでいる。…あぁ、人は嬉しくても泣くんだ。知らなかった。こんなにも綺麗な涙があるなんて、私は知らなかった。
…映画、終わりましたね。ちょっとしか出ていないのに新太くんはエンドクレジットに出してくれたみたいです。彼がこの映画を作ろうと言わなければこの章は始まりませんでしたから、後でお礼を言っておきましょう。
これにて“普通の女子高校生”編、終了です!お疲れ様でした。