アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート 作:朕好こう
頭鬼恋歌の才能の本質は、経験を武器にしたメソッド演技でも、カメラワークを完璧に把握する俯瞰技術でも無い。
あいつが得意としてきた技術の模倣は、とある才能によって出来た結果に過ぎない。
そう、あいつの才能は、夜凪と千世子に対する異常なまでの執着心だ。あいつは誰よりも夜凪と千世子を見てきた。
あいつらに嫌われたくない、好かれたい。あいつらの好きなものを知りたい、嫌いなものを知りたい。あいつらは何をすれば喜ぶ?何をしたら怒る?
演技の技術もそれの付属品にしか過ぎない。
一般人には理解出来ないほどの愛する人への執着が、あいつの原動力であり、唯一無二の才能だ。
だからこそ、2人から本当の敵意を向けられた時に新しい進化を遂げる。今まで好かれようとしてきたあいつでは知り得なかった、愛する人の負の側面を知ることで、頭鬼恋歌は面白くなる。
「…千世子ちゃん」
千世子と目が合った頭鬼が、驚いたように言葉を漏らす。そうだ。千世子の眼を見ろ。お前は千世子の愛憎をどう受け取る?愛は愛だけじゃ成り立たない。憎悪によって引き立てられる。そんな愛もあることを理解しろ。お前も役者なら、稽古で学べ。稽古で進化しろ。
「悪いな、2人とも。少し見学していってくれ」
夜凪達サイド甲、頭鬼と源の2人だけのサイド丙に一言かけておく。すると、頭鬼と目が合う。出会った時は夜凪家以外の人間が映っていなかった闇夜を思わす黒い目が俺を捉える。あぁ、少し怒ってんのか?お前じゃなくて、俺が千世子に手を加えたから。
出会った時はつまらない役者だと思った。夜凪と千世子の模倣で生まれた、完璧な演技をするつまらない役者。せいぜい、夜凪の糧となるだけの役者だと。
デスアイランドで、奴の演技の本質を掴んだと思った。模倣性では無く、他者へのメソッド演技という意味の分からないものだと思った。
星の王子さまでは、正直落胆した。著しい夜凪の進化と比べて、頭鬼は停滞していた。
他の役者も付け焼き刃に近い演技だった。上手いだけの演技。感情の乖離に気づいていないまま演じれば、その後の演技は乱れていく。
そして星の王子様の後は、別人のように演技が変わった。少しずつ、感情が漏れ始めた。それでいい。つまらない演技は必要ない。もっと、お前の演技を魅せろ。
羅刹女で、頭鬼恋歌の
兎も角、お前だけの羅刹女を見せてみろよ。
…ただ、呑まれるなよ、羅刹女に。これでも、お前には期待しているんだからな。
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決意を新たにして、稽古に臨むけど主人公相手と戦うとかやっぱり無理ゲーじゃん…ぴえんなゲーム実況です。どうでもいい話ですが、ぴえんってうざいですよね。
今回は自主練ですね。羅刹女編は他の仕事は殆ど取らずに、“羅刹女”に時間を割きます。まぁ、当たり前だよなぁ……
“羅刹女”はこのゲームでも非常に特殊な位置にありまして、これの動き次第ではENDが大きく変わります。以前も言及したように、“羅刹女”で失敗するとBADENDですし、成功したとしてもここが終着になる可能性が高いです。
理由は、頭鬼恋歌という少女の演技ステータスにあります。
最初から演技ステータスが高いということは、それ以上の伸びが見られないということでもあります。早熟型と言うやつですね。恋歌ちゃんの『器用』で行ってきた演技ステータスへの補正や小手先勝負が通用するのはここまでです。
ここから先も役者として生きることは可能ですが、もう景ちゃんや千世子ちゃんと対等な形での演技は不可能でしょう。
ですので、ここで終わらせます。刺し違えてでも、頭鬼恋歌の手で夜凪景と百城千世子を殺ります。(成功するとは言ってない)
というわけで、自主練をやりましょうか。何故か、休みなのに真咲くんも来ましたが、ルートに実害は無いですし、一緒に稽古でもして、成功確率を少しでもあげましょうかね。
>貴女と源真咲は自主練習を行う。だが、貴女は自分の中にある違和感が拭えない。源真咲も呆然としており、気持ちここにあらずという感じだ。
うーん…伸びが悪いですね。このままだと恋歌ちゃんも真咲くんも評価値B以下ですね、今のところ。ていうか、真咲くん、どうした?
>貴女と源真咲が話していると、柊雪が話しかけてくる。どうやら、貴女に来て欲しいらしい。
あっ、ふ〜ん(察し)。これは例のイベントですね。恋歌ちゃんも何故か千世子ちゃんとの好感度高めなので薪としてくべられるのでしょう。
あ、真咲くんも連れていきましょう。サイド乙から学べるところは学ばせた方がいいですからね。特に演出家が黒山墨字なので、非常に勉強になると思います。
>貴女は頷くと、柊雪に付いていく。道中でサイド甲の面々と合流する。夜凪景が嬉しそうに抱き着いてくる。貴女も久しぶりに出会えて嬉しい気持ちになる。
「ずっと会いたかったわ、恋歌。何週間ぶりかしら。本当に会いたかった」
>貴女が私もだよ、と照れながら答えると、夜凪景はそのまま首筋に顔を埋め……
あっ、ここからはちょっとカットしますね。取り敢えず、景ちゃんのスキンシップが凄かったとだけお伝えしておきますね。…これって、全年齢対象だよね?
>サイド乙の稽古部屋に入ると、和歌月千からの鋭い視線ともうひとつ。愛憎入り混じった視線を感じる。その視線の主は…
何故か、和歌月ちゃんからもヘイトを買っている件について。なんでですかねぇ…恋歌ちゃん、なんかしたっけ。まぁ、取り敢えず先に進めましょうか。
>視線の主は、百城千世子だった。百城千世子と目が合い、貴女は思わず、彼女の名前を呟いてしまう。
ヒェッ…画面越しに見ても震えるくらい恐ろしい眼光ですね。そんなヘイト向けられると殺しちゃいますよ??
恋歌ちゃんの『精神』で耐えられますかね、これ。失神とか、狂気に陥るとか止めてくれよ〜?
>貴女はその眼光に、歓喜する。
は?
>やっと、見てくれた。私を、私だけを見てくれた。好き。大好き。愛してる、なんて陳腐過ぎる言葉かもしれない。愛情と憎悪の入り交じった百城千世子の眼が、貴女には心地好く感じる。
ふぇぇ…なんですか、このログ。狂気に陥りましたかね。そうであってくれ(懇願)
>貴女はその狂おしい程の歓喜を抱えながら、黒山墨字に視線を向ける。彼が百城千世子を変えたことに感謝と少しばかりの怒りを感じる。自分の百城千世子に手を出したことを後悔させたい気持ちと、自分の予想以上の百城千世子を見せてくれたことに興奮を覚える。
この子、怖いんですけど。えぇ…?大丈夫かな?『無我の境地』とか取っておこうかな。これは絶対に冷静にさせたほうがいいよ(震え声)
きょ、今日はここまでにしようかな。皆さん、ご覧頂きありがとうございました。
…恋歌ちゃんってこんな子だっけ?
生存していました。まずは謝罪の言葉を述べさせていただきます。
1ヶ月半程、何の連絡も無く投稿せず申し訳ございません。
実は現実の諸事情によって、小説を投稿する余裕が無くなり、それが終わる目処も立たず、いつ小説を投稿するのか等を報告することすら出来ませんでした。
ですが、先日、無事に決着が着き、小説を執筆し始めました。書き方をすっかり忘れてしまい、下手になっているかもしれませんが元に戻るよう努力致しますのでこれからもよろしくお願い致します。