アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート 作:朕好こう
カレーCM、終わりですね。お疲れ様でした。大黒天のメンバーと帰ろうと思ったら、恋歌ちゃんのマネージャーさんにスターズに寄って欲しいと言われましたね。なんですかね?イベントだとは思うんですが…
>貴女が呼ばれたのはスターズの社長室。ノックして入室していいか、許可を取る。
社長室…え、まさか、
>そこに居たのは美人だが少し怖い女性と、巷では天使と呼ばれる美しい少女、百城千世子だ。
しかも百城千世子まで居るとか罰ゲームか??なんでこの実況ガバガバなんだよォ!?チャート組んでないからですかね。いや、でもここで貴女のこと知ってるよって言われても大丈夫だと思います。オーディションを見たからって言われ、隅々まで演技の評価をされますが彼女が恋歌ちゃんに興味を持つことは無いです。景ちゃん並の才能を持っていなければ目をつけられません。芝居好きの少女の演技をしている筈です。はー(クソデカため息)、ビビらせないで欲しいですね。全く。
>百城千世子は貴女に近寄ると笑顔で話しかけてくる。
始まりましたね、ここで演技ステータスの再評価などが行われます。技術という点で彼女は非常に素晴らしいです。恐らく、作中でも1位を誇るでしょう。なのでここで再評価されることで演技ステータスの伸びも変わってきます。意外と重要なイベントですが、マイナス方向にも変わりかねないことと話が長いのでRTA勢には好まれない手法ですね。“暗殺の天使”ENDでは、俳優ビルドの適度な調整が必要になるので助かります。大好きだよ、千世子ちゃん(手のひらドリル)。
「久しぶりだね、頭鬼恋歌さん。覚えてるよね?」
>話しかけてくる彼女は笑顔だが、その裏には怒りの感情が見え隠れしている。そう言えば彼女とは街であった事がある。覚えていると返事をすると、彼女は満足そうに頷いた。
待って。待ってください。知り合いはキツイぞ。千世子ちゃんは元々知り合いにも厳しいので、再評価に問題はありませんが、感情に怒りが入ってるのはよく分かりません。感情マイナススタートはこのゲームでは有り得ない話ではありません。嫉妬などの感情は俳優ルートなどでは当たり前です。ですが、怒りってなんだ?興味でも無く、怒りってなんだ(錯乱)。
あと知り合いスタートがキツイと言ったのは、感情は揺れ動くものとはいえ、ジェットコースター並に上がる訳では無いからです。怒りの感情からスタートしたということは怒りの感情から普通、普通から親しいまでの流れが必要になる訳ですね。RTAしていたら再走案件です。
このゲームにおいて好感度は目に見えてわかるものではありません。確かに名前呼びで親しいなど簡単には分かります。ですが数値化されていないので、その好感度が高過ぎるのか低過ぎるのか適切なのかが掴めずBADENDに行くことが多々あります。因みに暗殺者ルートでは好感度は友人が望ましいと最初らへんで説明しましたが、低過ぎる場合は速攻で犯人だとバレます。高過ぎる場合は試したことがないので分かりませんが。
そんな風には説明をしていると進みましたね。どうやら新しいお仕事みたいです。景ちゃんとは違う仕事がいいですね…
>貴女はドラマのエキストラの仕事を得た。どうやら青春系ラブコメディのようだ。
いいですね!これはいい!エキストラの仕事は地味だとか、主人公がいいだとか言われますが、エキストラとはその世界を作り上げるのに非常に重要な仕事です。台詞もかっこいいものはありませんが、見ている人にこの世界ではこういう言葉を話す、こういう服を着ていると印象付けることが出来ますからね。群衆無くして主人公は成り立ちませんから。
それにエキストラの仕事では、空気になることが大切です。空気になると言うのはその場にいて当たり前、それが無いと落ち着かないという意味で自分は使ってます。目立たないようにする『気配遮断』、それと一緒に空気を読み、視点を理解する技術である『百式演技術』を磨くことが出来ます。
これはいい仕事を引きました。暗殺者ビルドも俳優ビルドも上げられるとか良物件過ぎますね。
>貴女は頷いて立ち去ろうとすると、百城千世子に呼び止められた。
ん?なんでしょうか。これ以上ウキウキな気分を破壊しないで頂きたい。
「宜しくね、頭鬼恋歌さん」
挨拶、でしょうか。さっきもしたのに不思議な子ですね。そういう所が素敵だと思いますが、友達出来ない要因では?
次回はエキストラの仕事から始めたいと思います。ご視聴ありがとうございました。
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私が呼んだのは、頭鬼恋歌だけだったはずなのに何故かあの子まで来ていた。
「アリサさん、頭鬼恋歌ちゃんって子、採用したんだよね?」
「…えぇ」
“天使”と呼ばれ、周囲の視線を気にする彼女が自分の前で肉を目の前にした飢えた獣のように目を光らせているのを初めて見た。頭鬼恋歌を採用したのは失敗したか、そう後悔した。
本来であれば採用するはずがなかった。メソッド演技という異能、百城千世子の技術を持つとはいえ、彼女は簡単に他の役者を喰らい潰す。そんなことをされてはスターズが成り立たない。だが
「頭鬼恋歌、良いですね。ビジュアルは少しいい程度だが、彼女の演技は良かった」
「まぁ、夜凪景を落としてしまった以上、彼女には劣るとは言え、商業的価値はあるでしょうしね。取っておいては如何ですか、社長」
大半の審査員からそう言われてしまっては独断で落とす訳には行かなかった。苦々しく思いつつ合格通知を彼女の元に郵送した。
そんな風に思っていると、ノックと入室許可を求める快活な声が聞こえた。憂鬱な気持ちを息を少し吐くことで引き締め、前を向く。入室を許可すると、笑顔の少女が入ってくる。千世子に目を少しだけ向けると、満面の笑みを浮かべているのが見える。それを見てくだらないことを思い出す。確か笑顔の起源は威嚇だという説だったような気がする。…あながち間違ってないのかもしれない。
礼儀良く頭鬼恋歌は挨拶すると、早速千世子が仕掛ける。ある程度進むと満足したらしく、私の方に目線を掛ける。
「話は終わったかしら。頭鬼恋歌、貴女に仕事がある」
仕事の内容はドラマのエキストラ。彼女ほどの才能をここで使うのは惜しいと言われかねないし、普通の役者であれば文句を言うものも少なくない。役者であれば目立ちたい筈なのだから。
だが、彼女は違った。役者の仕事に貴賎はないと言い放ち、やらせてくださいとまで言ってきた。
…認めたくは無いが、そういう気概は役者にとって必要なものだ。幸せなまま輝き続ける一番星というのがスターズの目標である以上は手放しで褒めることは出来ないが。
千世子がまた話しかける。というよりは挨拶だろう。このドラマの主演は千世子であり、推薦してきたのも彼女なのだから。
この後のことを考えると、頭痛が止まらない。今よりずっと煌めいているスターズのことを、そしてそれを焼き尽くすほどの熱を持つ太陽のことを。手網を握らなければと気をもう一度引き締める。