「あー...あっついわね...」
「んー、もう夏ですからねー。ね、あうんちゃん」
「はひぃ...暑いですぅ~...」
お天道様に睨みを利かせている霊夢ちゃんを横目に、ぐったりとしているあうんちゃんをナデナデする。んー、大変ですねぇ二人とも
「なーんでアンタは平気そうなのよ...全身真っ黒の癖して」
「あははー、元々が鉄の処女ですからね。冷たくできるんですよ、身体。ほーれ」
「冷たっ?!...そうだったのね......えいっ」
「うわっと!?積極的ですねー、霊夢ちゃんは」
私の冷たさを利用しようと背中に抱きつかれる。むー、いつもは抱きつかれるの嫌がる癖に...現金ですねぇ、可愛いから良いですけど
そんな訳で今日も私は博麗神社にて暇を潰しているところですね。ナデナデしているあうんちゃんも心なしか涼しそうに見える。ほーれほれ、ここがエエんやろー?うりうり
「み、皆さーん!ちょっと助けてくださーい!」
「ん?この声は...大ちゃん、かな?」
縁側でそんなことをしていると、境内の一画から助けを呼ぶ声が聞こえた。ん?大ちゃんは確かチルノちゃんとか、他の妖精さんと遊んでた気がするんだけど...何かあったのかな
「よっ、と。ほら、霊夢ちゃん、ちょっと行ってくるから離れて、ほら」
「やーだー、私ごと持って行きなさいよ」
様子を見に行こうと立ち上が...れない。背中にへばりついた霊夢ちゃん...もー、今はダメだって。私そんなに力ないし
「引きずられたく無かったら離れなさいな、良い子だから...ね?」
「......分かったわよ。戻ってきたらまた使わせなさいよ」
私は氷枕か、なんてツッコミは心に仕舞い込み、大ちゃんの声のする方へ...境内の裏にある樹の根本に大ちゃんはいた。それと
「あ、お姉さん!チルノちゃんが...」
「ありゃ、大丈夫?」
「きゅう~...」
チルノちゃんが目を回してバッタリ倒れていた。あれー、大丈夫?どうかしたんかな
「何があったの?大ちゃん」
「それが...」
んー、説明を聞く限り人で言う熱中症かなぁ...。元々が氷精だし、暑さには弱いって聞いてたけど、こんなになるなんてねぇ
「軽い熱中症みたいなものかな」
「熱中症、ですか...」
「...大ちゃん、もっかいゆっくり言ってみて」
「え?...えっと、ねっ...ちゅう...しょお...ですか?」
はー...ご馳走さまです。私天才か?天才だわ、あいむじーにあすいぇあ。なんでもっかい言わされたのか分かっていない様子の大ちゃんを横目にチルノちゃんを見る
んー、熱中症なら日陰で寝かせて置けば良くなるだろうけど...氷精ってなると何かで...それこそ氷とかで冷やさなきゃ......ん?冷やす?...やはり天才ですね、私
「はー、冷たいわー...夏はずっと居てくれないかしら」
「わっ、ホントですね...ひんやりしてて気持ち良いです...」
「わふぅ...お姉さんつめたーい...」
「すぅ...すぅ...」
ここが天国かな?はー、役得役得、身体冷たくできるだけでこんな...あっ、あー......召されるが、こんなん。...そんな訳で倒れちゃったチルノちゃんを抱っこし、両サイドからあうんちゃんと大ちゃんに寄り添われ、背中側にべったり霊夢ちゃん...もう、何よこれ。一周回って四面楚歌って感じだが?前後左右から讃美歌聞こえるが?やっぱ天国かな?はー、みんな良い匂いなの困るが?
えふんえふん...さーて、チルノちゃんなんですが氷精なのもあってほんのり冷たいですね。...この、羽根?みたいなのは氷なのかな?...ついっ
「んっ...んぅ...」
反応可愛いなぁ...というか、羽根ついてる子は皆こんなえちえち反応なんですか!?ちょっと変な気持ちになるじゃないですかこんな声聞いたら!わきまえますけどね!?抑えますけどね!?鋼の意志で!アイアンメイデンだからね!R15、R15!
ふぅ...やれやれ、やっぱり妖精は最高ですね。言わずもがな髪さらっさらー、ちょっと汗でしっとりしてるけど...ってあれ?
「「「すぅ...すぅ...」」」
気が付くと三人共寝てる...って、流石に四人となると重いっ...くぅ。...でも、まあ
「これくらいなら、良いかな...なんて」
ちりーん...と、風鈴が涼しげに揺れていた...
こんな感じですかね。まだまだ、活動報告にてリクエスト募集中ですので、良ければどうぞ。それでは、また