「ふんふふんふふ~ん♪」
鼻唄混じりに足を弾ませる。ここは湖畔、うっすらと立ち込める霧の中、少し遠くには見知った顔の妖精さんや、可愛らしい少女たちの姿も見え、こっちに手を振ってくれている。んー、目の保養目の保養っと
さて、今日は紅魔館にお呼ばれしているので、あの少女たちとの交流はまたの機会ですかねー。いやー、人気者は困っちゃうなあー。あははー
「お、今日も真っ赤...んーん、真っ紅ッかだなー」
もう歩き慣れた道を踏み締め、森の中を進む。すると、木々の合間から目に痛い程に紅い館の屋根が葉の緑を押し退け見え隠れしている。わっかりやすいねー、ホント
たったかと歩を進め、これまた真っ紅な装飾のあしらわれた門が、その姿を露にする。その脇にはいつものように腕を組み、仁王立ちしている門番...美鈴ちゃんが職務を全うしていた。っと、挨拶挨拶~
「やっほー、美鈴ちゃ......ん?」
「......ぐぅ」
近付いてみると...両の目を閉じ、寝息を立てているようだった。特に俯いている訳でもなく、ただ立ったまま寝てる...なんというか、ここまで来ると職人技やんなー...褒められたモノじゃあないケド
...しかし、これはチャンスでは?いつもは、そんな歳じゃないですからー、なんてはぐらかされてしまうけれど、今なら抱き放題!...いや、言い方ちょっとアレか。げふんげふん...ぎゅっとし放題なのでは!?
「んー...ちょっと迷うケド...よし。いざ!」
ここはおーそどっくすに正面から!ぎゅーっ!...むふー、言うまでもなく、抱き心地はまるですね...んー、なでなですりすりすーはーすーはー...これ、出てるでしょ。まいなすいおん...だっけ
背中側へ回した手を、長い赤みがかった髪に絡ませる。んー、まごうことなきさらっさら。お手入れ大変だろうになー...すんすん...んー、良い匂い!それはそう!おひさまの匂い!すき!
「...やっぱり、他の娘たちよりはおっきいですねー」
言わない。何がとは決して。ソレ目当てで正面からぎゅってしてる訳ない。たわわ。......ごめんて
...ま、冗談は胸囲だけにしてもろて。この高身長、帽子抜きなら美鈴ちゃんよりまだまだ上!つまり私がお姉さんなんですわー。観念してぎゅってされろ!ふんす!
「...あれ?あ、もう来られてたんですね、こんにちわ...って、ふえっ!?」
「んー?お、青色妖精メイドちゃん。フランちゃんもう起きてるー?」
「へ?いや、えっと...はい、フラン様はもう起きて...え、門番さんと...え?」
事案中呼び掛けて来たのは館に住み込みで働いてる妖精メイドちゃんのひとり。あははー、混乱しておるしておる...反応可愛いなー、この娘も。まぁ、今日はフランちゃんとレミリアちゃんにお呼ばれしたのでまた今度、かなー
さて、名残惜しいけど...ま、珍しく堪能させて貰ったし満足満足~、と
「それじゃ、案内よろしくね...えっと、よーちゃんだったっけ」
「わ、分かりました......うーん...?」
「美鈴、今日は...寝てないみたいね」
「ふぇっ!?...さ、咲夜さんですか...びっくりした...」
「こっちは貴女が寝てないことにびっくりよ...あら...顔、赤いわよ?」
「そ、そりゃ赤くもなりますって...うぅ...」
「?」
こんな感じですかね。まだ、活動報告にてリクエスト募集中です。それでは、また