アイアンメイデンは「ぎゅっ」てしたい   作:微 不利袖

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リクエストありがとうございやす。貰ったもので、あ、これならするする書けそうやんな、ってなったモノからのんびり書かせていただきます。今回は鈴仙ですね、それでは、ゆっくり読んでいってね...なんてね


5、鈴仙をぎゅっ

 

 

「ふぅ...今日も大変だったなぁ」

 

 

高く、空を覆い尽くすほどに鬱蒼とその身を伸ばす竹の群衆、もとい私の住む迷いの竹林のいつもの帰り道を進みながら、そう独り言を呟く。

 

今日はウチ特製のお薬を売りに人里まで向かっていて、今は帰宅の最中です。人里の方々は皆さんとっても優しくて、こんな私でもすんなりと受け入れてくれました...まぁウチのお薬が良く効くから、というのもありそうですが。

 

お薬に関しても、お師匠様から教わった調合方法を自分なりに昇華してみたり、一から配合を考えてみたりと、毎日頑張っています。

 

 

「...れ......い......かー...」

 

「?今何か聞こえたような...」

 

 

いつも通りに帰路を踏みしめていると、どこからかか細い声が聞こえた気がした。んー、また誰かが迷い込んだのかな?

 

ここ、迷いの竹林には時折、外来人の方や人里の方が迷い込んでしまうことが多々ある。だから隠れ住むにはピッタリなんですけどね...少し耳をすませる。

 

 

「...れかー...いま...かー...」

 

「うーん...もう少しかな」

 

 

さっきよりかはっきりと声は聞こえるものの、まだ少し距離があるようですかね...なんだか、聞いたことあるような...?

 

 

「だれかー、いませんかー!」

 

「あれ、この声って...どこですかー!」

 

 

疑念は確信に変わった。どうやら知り合いの方みたいですね...でも声は近いものの、その姿が一向に見当たらない...どこから声が?

 

 

「あっ、鈴仙ちゃん?下だよー、しーたー!」

 

「へ?...あっ、ちょっと待ってて下さいねー!」

 

「助けてー!」

 

 

竹やぶの中目線を落としてみるとそこには、大穴がぽっかりと開いていて、そこから聞いたことのある声がはっきりと聞こえてきた。......あんの悪戯うさぎぃ...!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい!ウチのてゐがこんな...」

 

「んーん、いいよ気にしなくても」

 

 

ふぃー...良かった良かった、あのまま誰も通りかからなかったらここに骨を埋めることになるとこだった...せふせふ。

 

 

「ホントにごめんなさい...そう言えば、どうしてこんなところに...?」

 

「んー...輝夜ちゃんと遊ぼうと思って来たんだけど、如何せんまだ道が覚えらんなくて...そんで、さまよってたら穴にずぼっ、とね」

 

 

んー、ここってどうなってるんだろ。おんなじ場所をぐるぐる回ってるみたいな感覚になるんだよなぁ...わかんないや、うん。まぁ、それはさておき...

 

 

「あ、お願いと言っちゃあれなんだけどさ...」

 

「は、はい...」

 

「お風呂、貸してくんないかな?」

 

 

この泥だらけの身体をなんとかしたいんじゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃー、良いお湯でしたー!」

 

 

鈴仙ちゃんと一緒に入ると思った?残念、ダメでした!...まぁ、鈴仙ちゃん押しに弱そうだから頼めばできそうだけど...流石にえちえちが過ぎる。そーゆーのいけないと思います!私!

 

そんな訳で一人お風呂に浸かって泥やらなんやらを落とした。いや、落とし穴の底に泥水は性格が滲み出てるよてゐちゃんや、可愛いから許すわ。

 

洗面所には既にキレイになった私の洋服が置いてあった。月由来の技術ってすごいやんなー。おら私の生着替えだぞ、喜べよおら

 

しっかりと髪の水気を拭き取り、首にタオルをかける。...あ、あとこれも借りちゃお。洗面所を後にし、お屋敷の中をとことこ歩き回る。まあ、何度か遊びに来ているし、ある程度はお部屋の間取りも分かる。

 

 

「あ、いたいた。鈴仙ちゃーん」

 

「あ、もうお出になられたんですね。湯加減の方は...」

 

「ん、ばっちり。ありがとね」

 

「いえ、元はと言えばこちら側が迷惑を...」

 

 

薬の調合をしている鈴仙ちゃんを見つけ声をかける。んー、気遣いばっちり。この子も将来良いお嫁さんになるやろなー...私の鈴仙をどこの馬の骨かも分からんヤツにはやれん!とか言いたいなぁ...ん?私の役割じゃない?良いじゃんか、それくらい!

 

 

「もう、それは気にしなくていーよ...ただもう一個、お願い良いかな?」

 

「はい、出来ることなら...!」

 

「そっか、じゃあ...」

 

 

すっ、と後ろ手を前へと移動させ、それを見せながらこう言う。

 

 

「髪、といてくれないかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くすぐったくないですか?」

 

「んー、だいじょぶだよー...鈴仙ちゃん上手だねー」

 

「姫様にも良くお願いされますので」

 

 

縁側に腰掛けながら、鈴仙ちゃんと談笑しながら髪をといてもらう。な?!輝夜羨ましい...私も毎晩髪といてもらいたい!一緒に寝たい!夜明かしたい!...失礼、血行が良くなってたからか、かなりアレだったわ。自重。

 

んー、まぁこの辺で良いかな。正直まだしばらくやっててもらいたいけれどね。くるりと身を翻し、鈴仙ちゃんに向けて手を出す。

 

 

「どうしたんですか?」

 

「交代、私もやったげる」

 

「へ?そんな、良いですよ!私は...」

 

「いーから、おねーさんの言うこと聞く!そぉい!」

 

「えぇ?!ちょっ、わぷっ!」

 

 

攻守交代膝の上。ふふん、狙いはこっちよ鈴仙ちゃん!ブラシを半ば奪いとる形で受け取り、ぐいっと鈴仙ちゃんを持ち上げいつものポジションへ。我ながら手慣れてるぅ!

 

 

「へ?ちょっ!なんで膝の上に...ふぇっ」

 

「んー、キレイな長髪だねー...私もちょっと伸ばそっかなー」

 

 

わざとくすぐったくなるようにブラシをかける。ふふん、これでチェックメイトよ。ほな、堪能しましょっかねー。すんすんくんかくんか

 

 

「使ってて思ったけど、良い石鹸使ってるんだねー。そりゃ髪もさらさらな訳だね」

 

「はうぅ...そ、そうですか?んぅ///」

 

 

なんかさ、おんなじ石鹸だとかシャンプーの匂いってさ、興奮するよね。身体からおんなじ匂いするってえっちじゃない?えっちだよね!?賛成多数、えっちで可決します、閉廷。

 

 

「あ、あの!いつまで、んにゅう...やるんですか?」

 

「んー?私が満足するまでー」

 

「そんなぁ!?ふやあぁ...///」

 

 

悶絶するうさぎさんがノックアウトするまで、それは終わらなかったとさ

 

 




筆が乗った。可愛いねー、うさちゃんねー。リクエストは活動報告にて随時募集中につき、良ければどうぞ。それでは、また
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