ぐきゅるるるぅ~
「...お腹空いたぁー」
時間はだいたい...お日さまがてっぺんを越えた辺り。まあ、いわゆるお昼時。お腹の虫が盛大にその鳴き声を恥ずかしげもなく周囲に晒す。そう言えば、今日は朝何も食べてなかったっけ...
朝はお日さまが眩しくて元気出ないから仕方ないけど...流石にお昼まで抜いてしまうとお腹と背中がごっつんこしちゃいそう。
「...何か探そっと、そいっ」
ひとまずはこのお腹をおとなしくさせないといけない。私はいつもの通り自身の周りを闇で覆い隠す。...よし、これでお日さまは大丈夫。前は見えないけど...匂いで分かるからもーまんたい、さてと探しに行こー、わぷっ?!...木にぶつかっちゃった
「むー...見つかんないなー」
何度か木やら岩やらにぶつかりながら、何か食べ物を探してみたけれど、何も見つからない。んー...また夜に出直した方が良いかなー、みすちーの屋台もまだだろうし...
「むー...ん?くんくん、これは...」
半ば諦めかけていたとき、何かの焼ける良い匂いが鼻を掠める。パチパチという火の跳ねる音と共に水の流れる音も聞こえる。いつの間にか川の近くまで来ていたらしい
一旦周りの闇を仕舞い、辺りを見渡す。すると、そこには見覚えのある背中が釣竿の糸を川に垂らしているのが見えた。あ、あれは...!
「おねーさーん!」
「ん、あら、ルーミアちゃん。やっほー」
「どう、美味しい?」
「んー!美味しー!」
「あはは、それなら良かった」
私の膝の上で美味しそうに焼き魚を頬張るルーミアちゃん。最近はご無沙汰だったけれど、よくお腹を空かせているこの子に何か食べさせてあげたらなついてくれた。なに?野良猫か何かですか?可愛くない?
はー、このサイズ感はもう娘ですよ娘。ウチの子になりませんかルーミアちゃん?養いますよ、モリチカが。くんかくんか
「ぷはー、お腹いっぱい!いつもありがと、おねーさん!」
「いえいえ、あんなに美味しそうに食べて貰えて、私も嬉しいですよ...ん?」
満足げに膨れたお腹をぽんぽん、と叩くルーミアちゃん。振り返って満面の笑みでお礼を言ってくれる。あぁ、もう...ね、私も食べる?ルーミアちゃんなら良いよ、本望本望。
「ほっぺた、ついてますよ...ほら、取れた」
「ん、あむっ...むぐむぐ」
「 」
...指が食べられた......馬鹿落ち着け馬鹿お前、ちょっ、一旦深呼吸...すーはーすーはー、くんかくんか...ふぅ、落ち着かない。や、落ち着いてられるか?!無理やんな!?な!!暖かい!!好き!!べとべと!!
「ぷあっ...ごちそーさま!」
「...お粗末様です」
...分かってやってらっしゃる?もしやこれがじゃぱにーず据え膳、ってやつ?合意?和姦?純愛モノ?...ごめんなさい、ちょっと興奮してました。すーはーすーはー、りぴーとあふたみー、私は常識人、せいっ!...ごめんて
「よっと、またね!おねーさん!」
「ば、ばいばーい...」
ぴょんっ、と膝から脱出したルーミアちゃんはそう言うと元気そうにとことこ帰っていった。...恐ろしい子、私でも扱い切れないなんて...ちょっと疲れちゃった。
...今日は手、洗わんとこ
脳みそとろっとろにして書けるの良いなぁ...今回ちょっと暴走気味。まだまだ活動報告にてリクエスト受け付けてますので、良ければどぞ!それでは、また