「はいっ!ゲームしゅーりょー!」
「うわー...負けちゃったかぁ...」
最後の人間が処刑され、そこで主催から終わりの合図が声高らかに宣言される。むー...やっぱり人間側は難しいや
「はー、ホントにモリチカは口が回りますねー...そーゆーのに手でも染めてたんです?」
「おいおい、人聞きの悪い...せめて話術に長けている、と言って欲しいね」
「かー、物の見事に丸め込まれちまったぜ」
「私の勘が外れるなんて...」
各々、ゲームの結果に一喜一憂しながら、参加した人やら妖怪やらと談笑している...まぁ、感想戦と言ったところですかね
...ん?あ、ここは香霖堂。今はその一画を借りた形で、皆で集まってゲームをしていたところですね。因みに主催は...
「んー、惜しかった!あそこさえ乗り切ってたらね」
「むぅ...やっぱり人間は難しいよ、影狼ちゃん」
そう、この子...影狼ちゃんだ。普段は迷いの竹林に住んでいるらしく、時折こうやって人を集めて遊んでいるのだ。うんうん、笑顔が可愛いですね
「ん...おっと、もうこんな時間か。すまんが私はもうおいとまするとするぜ。またな、影狼」
「あら、もう日も暮れちゃってるじゃない。今日はこの辺ね」
「あ、ばいばーい!また遊ぼうねー......帰っちゃった」
と、もうそんな時間になっていたんですね。次々に帰っていった少女たちを見送る。店内に残ったのは私と影狼ちゃん...とモリチカ。急に静かになってしまったなぁ...
ふと影狼ちゃんの方を見る...うん、顔には出ていないけれども、どこか寂しそうに見える。しっぽも元気が無いようだ...よし
「んー、そろそろ新しい役職作った方が良いかもね...そうだ!一緒に考えない?影狼ちゃん」
「!...うん!良いよ!私もちょっと考えてたのがあって...」
ぴこんっ!と耳を立てて、しっぽを振り回しながら嬉しそうに話す影狼ちゃん。この子もまた、わんこなんやなぁって...
「それでね、こういうことが出来て...」
「へー...面白いと思うよ?」
私がやりたくて遊んでいるゲーム。それの改善だとか、新しい要素だとかの相談に乗ってくれるお姉さん。うんうんと頷きながら、真剣に、楽しそうに話を聞いてくれる...
うん、この人なら...相談してみても良いかな?きっと、ちゃんと聞いてくれると思うから
「...ねぇ、少し別の相談事しても良い...かな?」
「んー?...ふふっ、良いよ?」
「あのね、実は...」
「なるほどねぇ...」
「うん、どうしたら良いかな...?」
楽しくお話!...と思っていたのだけれど、突然のお悩み告白たいむになってしまった。して、その内容は...
「体毛が、ねぇ...うーん」
そう、彼女、影狼ちゃんは人狼という半分妖怪?のような存在らしく、狼側の体の特色にコンプレックスを持っているらしい。いや、女の子にとっては死活問題だかんね?マジで
「へ?あちょっ、お姉さん?」
んー...でも正直な話、外見ではまったくと言って良いほどに分からない。実際そう言われるまで気にしたことも無かった。元から肌の露出が少ないようには感じてはいたけど、そういう理由だったんだね...んー、乙女やんなー
「ひぅっ?!お、お姉さん...?」
私はまぁ、付喪神だからそんなのはないけど...あっ、けーねとかもそんな感じなんだろうか?もしかすると、わりと一般的な悩みなんだろうか...
「ちょっ、あっ...お、お姉さん!」
「んー?どしたの?」
「なんで服の中、手を...ひうっ?!」
影狼ちゃんの後ろに回り込み、襟首から手を突っ込んでまさぐっていると、そう言われる。んー?いや、ねぇ...
「実際に触ってみよっかなー、って」
「やっ、そんな...ひゃうんっ//」
うーん...確かに少し生えてはいるけど...そんなに気にならないし、むしろ触り心地良いけどねー、さわさわ。むっ、影狼ちゃん...もしや着痩せするタイ...この辺で止そう、うん
特に獣臭いわけでもないしねー、くんかくんか。うん、女の子って感じの良い匂いやんなー...まあ、そんなわけで
「うん、あんまり気にしなくて良いと思うよ」
「ひうっ、わ、わかった...わかったからぁ...んぅ//」
......もうちょっと堪能させてねー。すりすりくんくん
「くたぁ......」
「...やり過ぎちゃったや」
「おーい、そろそろ店仕舞いなんだけど...」
こんな感じでどうですかね?因みにゲームの名前は、汝は人間なりや?、らしいです。人狼ゲームと似たようなものですかね?活動報告にて、まだまだリクエスト受付中ですので、良ければどぞ。それでは、また