バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第8問:政治・経済


 問 日本国憲法第76条『裁判官の職権の独立』について、
   以下の( )に正しい語句を記入しなさい


 『すべての裁判官は、その( )に従ひ( )してその( )を行ひ、
  この( )及び( )にのみ拘束される。』

《解答》
 姫路瑞希の答え
  『すべての裁判官は、その(良心)に従ひ(独立)してその(職権)を行ひ、
   この(憲法)及び(法律)にのみ拘束される。』

  教師のコメント
   大変よくできました。
   これは日本国憲法における重要な条文の一つですね。
   裁判官の権限の行使にあたっては、政治的権力や裁判所の上級者からの
   指示に拘束されないことが憲法上保障され、
   それによって独立して職務を執行できるということです。
   この内容には裁判官の身分保障なども含まれていますね。
   豆知識として覚えておくとよいでしょう。


 吉井明久の答え
  『すべての裁判官は、その(ピー)に従ひ(ピー)してその(ピー)を行ひ、
   この(ピー)及び(ピー)にのみ拘束される。』

  教師のコメント
   憲法第76条が大変なことに。


 土屋康太の答え
  『すべての裁判官は、その(本能)に従ひ(脱衣)してその(全裸体操)を行ひ、
   この(現行犯により警察の手が)及び(手錠)にのみ拘束される』

  教師のコメント
   すべての裁判官の皆様に対しての誠意ある謝罪文を要求します。


 三浦悠斗の答え
  『すべての裁判官は、その(事実)に従ひ(自信をもって)してその(判決)を行ひ、
   この(良心)及び(憲法)にのみ拘束される。』

  教師のコメント
   一生懸命考えたようですが、最初と最後しか合ってません。



第8話バカテスト政治・経済:おかしな明久3

 

 

 

放課後

 

 

福原「それじゃ、みなさん寄り道せずに帰ってくださいね。」

 

HRも終わって放課後になった。

 

 

 明久「雄二、ちょっといい?」

 

 雄二「ん?どうした明久?」

 

 明久「今日なんだけどさ、雄二の家に泊めてくれない?

    それで、期末テストの出題範囲の勉強を教えて欲しいんだ。」

 

 

はい?

 

ザワッ

 

明久がそう言った瞬間、教室にざわめきが広がった。

 

 

 F「おい・・・聞いたか、今の・・・?」

 

 F「確かに聞いたぜ。俄かには信じがたいことだが・・・。」

 

 F「まさか、アイツらがな・・・。」

 

 F「ああ。まさかあの吉井と坂本が・・・」

 

 F「「期末テストの存在を知っているなんて・・・。」」

 

 

教室のあちこちで『信じがたい』との声が上がる。

 

帰りの支度を途中で辞めて明久達のところに行く。

 

雄二「勉強を教えて欲しいだと?」

 

明久「うん。」

 

雄二「やれやれ・・・。お前はまだ七の段が覚えられないのか?」

 

明久「待って!僕は一度も九九の暗唱に不安があるなんて言った覚えはないよ!?

   分数の掛け算だってきちんとできるからね!?」

 

康介「5分の2×0はなんだ?」

 

明久「そんなの簡単だよ。5分の2だね。

   僕を馬鹿扱いするのは辞めなさい。」

 

・・・・・・。

 

明久「あ、あれ?皆どうしたの?」

 

明久に可哀想な物を見る目が集中する。

 

美波「アキ、掛け算は0を賭けたら全て0になるのよ。」

 

雄二「惜しかったな明久、足し算だったら正解だったのにな。」

 

明久「ひっかけ問題だったか・・・。」

 

雄二「凄ぇ!その返しは流石の俺でも予想外だ!」

 

明久「ち、ちがうんだ。さっきは勢いでしゃべっていたから

   わすれていただけで、問題で出たらきちんと解けるから!」

 

康介「そういう奴は絶対答えられない。」

 

明久「うぅ、ちょっと間違えただけなのに・・・。」

 

あれをちょっとというのか・・・。

 

瑞希「あの、明久君。」

 

そうやってみんなで話しているところに、

 

姫路が鞄を手に抱えてやって来た。

 

明久「なに、姫路さん?」

 

瑞希「あのですね、九九の覚え方にはコツがあるんですけど、」

 

明久「言えるからね!?

   いくら僕でも九九くらいはきちんと言えるからね!?」

 

本当に言えるんだろうか。

 

秀吉「しかし、急にどうしたのじゃ?

   明久が勉強なぞ、特別な理由でもない限り考え難いのじゃが。」

 

秀吉が特別な理由というところで姫路に意味深な目線を送る。

 

明久「いや、ホラ。さっき雄二が説明したじゃないか。

   『試験召喚システムのデータがリセットされる』とか、

   『期末テストの結果が悪いと夏期講習がある』って

   木刀と学ランなんて装備をそろそろ卒業したいし、

   夏休みも満喫したいし、頑張ってみようかな~、なんて。」

 

ムッツリーニ「……明久らしくない。」

 

みゆき「吉井がそんな理由で勉強をするなんて思えない。」

 

そこにムッツリーニと みゆき もやってきた。

 

瑞希「あの、明久君。私で良かったら・・・一緒にお勉強、しませんか?」

 

姫路がおずおずといった感じで手を挙げた。

 

これは明久にとって願ったりかなったりだろう。

 

明久「姫路さんの家に泊めてもらうわけにはいかないしなぁ・・・。」

 

瑞希「え?明久君、私の家に来たいんですか?」

 

明久「あ、いやそうじゃなくて。」

 

瑞希「そ、それなら、家に電話して

   お父さんにお酒を飲まないように言っておかないと・・・。

   その・・・、もし、ですけど、明久君がお父さんに大事なお話があるのなら、

   酔っ払っちゃってると困りますし・・・。」

 

もじもじとして顔をほのかに赤らめる姫路。

 

あれ?話がなんか別の方向に行っている気がする。

 

明久「まさか転校の話!?だとしたら説得に行くけど!」

 

瑞希「転向、ですか?明久君のお家って、仏教じゃないんですか?」

 

???何を言ってたんだっけ。元々は勉強云々言っていたはずが・・・

 

明久「ほぇ?何の話?」

 

瑞希「いえ、ですから、お家の宗教の違うことをお話を・・・。」

 

さっきから会話が噛み合っていない。

 

雄二「たまに姫路の思考回路って明久と同レベルになる時があるよな。」

 

康介「そうだな。」

 

なんというか、明久以下・・・。

 

秀吉「朱に交われば赤くなるといったところじゃろうか。」

 

ムッツリーニ「……似たもの同士。」

 

結果から言うとお似合いという事か。

 

雄二「それはそうと明久。

   朝から気になっていたんだが、どうして俺の家に泊まりたがる?

   自分の家に何かあったのか?」

 

そういえばそんな話をしてたな。

 

明久「あー、えっと、実は――」

 

雄二「嘘をつくな!」

 

明久「――急に勉強に目覚めて・・・って、早いよ!まだ何も言ってないのに!」

 

雄二「まぁ、次の試召戦争のこともあるし、勉強くらい教えてやらんでもないが、」

 

明久「え?ホント?」

 

雄二「ただし、お前の家で、だ。その方がやり易いだろ。」

 

明久「だ、ダメだよ!僕の家はダメ!

   今日はちょっと、その、都合が悪いんだ!」

 

もの凄い勢いで否定する。

 

何か隠している。そんな気がする。

 

雄二「都合が悪いって、何かあるのか?」

 

明久「う、うん。実は今日、家に改装工事の業者が。」

 

雄二「嘘つけ。本当なら今日はお前の家で

   ゲームをやる予定だったろうが。

   改装業者が来るはずないだろ。」

 

明久「じゃなくて、家の鍵を落としちゃって。」

 

雄二「マンションなんだから管理人に言えば開けてもらえるだろ。」

 

明久「でもなくて、家が火事になっちゃって。」

 

雄二「火事に遭ったくせに弁当用意して

   Yシャツにアイロンをかけてきたのか?

   お前どこまで大物なんだよ。」

 

明久「あー、えっと、他には他には・・・。」

 

雄二「いい加減にしろ。お前の嘘は底が浅いんだよ。」

 

明久「ぐ・・・。」

 

すべて雄二に否定され明久は苦しそうな顔をする。

 

明久「わかったよ。今日はおとなしく家に帰るよ・・・。」

 

明久が鞄を担いで立ち上がると、秀吉が背を向けた明久の肩を掴んだ。

 

秀吉「待つのじゃ明久。お主は何をそこまで隠しておるのじゃ?」

 

明久「うぇっ!?いや、別に何も!」

 

雄二「このバカがそこまで隠そうとすることか。」

 

エイミー「何かあるンデショウカ?」

 

ムッツリーニ「……気になる。」

 

雄二「んじゃ、確認しに行ってみるか?」

 

明久「な、何を言ってるのさ!」

 

美波「そうね、何かアキの新しい一面が見られるかもしれないし。」

 

瑞希「私も興味あります。」

 

秀吉「うむ、丁度部活もないし、ワシも行ってみようかの。」

 

明久の顔がどんどん曇っていく。

 

明久「ダメだよ!今日はダメなんだ。

   そ、その、凄く散らかっているから!」

 

う~ん、あまり人の事を詮索するのは良くない。

 

という事はわかっているのだが、明久がここまで拒むと気になるな。

   

瑞希「あの、それならお手伝いしますけど?

   綺麗にしないとお勉強に集中できませんし。」

 

普段なら喜ぶだろう明久は、どんどん顔色が悪くなっていく。

 

明久「でも、散らかっているのは2000冊以上のエロ本なんだ!」

 

・・・さすがは明久。すばらしい脳みそだ。ある意味で。

 

ムッツリーニ「……任せておけ(グッ)」

 

 エイミー「師匠?」

 

瑞希「お片付けします!」

 

美波「そうね。きちんと片付けないと!」

 

明久「しまった!もの凄い逆効果だ!」

 

雄二「よし、それじゃ意見もまとまったことだし、明久の家に行くか。」

 

皆「「「おーっ」」」

 

明久「やめてーっ!」

 

全力で抵抗をした明久だったが、

 

結局は首根っこを掴まれて連行される形になった。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

雄二「何があるんだろうな。」

 

秀吉「ムッツリーニと違って明久は滅多に隠し事なんてせんからな。

   何があるのか楽しみじゃな。」

 

ムッツリーニ「……隠し事なんて何もない。」

 

雄二「女物の下着に興味はあるか、ムッツリーニ?」

 

ムッツリーニ「……あるわけがない。」

 

秀吉「流石に隠し事になれておるだけあるの。

   嘘も堂に入ったものじゃ。」

 

ムッツリーニ「………!(ブンブン)」

 

瑞希「でも、なんでしょうね?

   明久君がそこまで隠すものって?」

 

美波「何かしらね。」

 

明久の家に向かう途中。楽しそうに会話をしながら歩いていた。

 

康介「気になるのはわかるが、

   あまり他人のテリトリーを土足で踏み荒らすようなことは

   するべきではないと思うが。」

 

明久「康介!」

 

みゆき「まあね。誰にだって秘密にしたいことはあるだろうし。」

 

エイミー「ソウデスネ。」

 

明久が捨てられたチワワのような涙目になって俺やみゆき、エイミーを見る。

 

今の明久に俺とみゆき、エイミーは聖人君子に見えているのだろうが、

 

頼むから涙目でこちらを拝まないでほしい。

 

雄二「大丈夫だ。土足では踏み荒らさないから。」

 

ムッツリーニ「……靴下で踏み荒らす。」

 

明久「全然大丈夫じゃないよ!」

 

見事な連係プレーだ。

 

康介「ほどほどにしとけよ。んじゃな!」

 

みゆき「また明日ね。」

 

エイミー「私も帰りマス。」

 

買いものをして帰る為にここで皆と別れる。

 

秀吉「なんじゃ、お主らは帰えるのかの?」

 

康介「ああ、生野が今日は早いからな。」

 

期末試験の関係で文化部は休止、運動部は活動時間が短くなっている。

 

明久「康介!水谷さん!エイミー!僕を見捨てないで!」

 

雄二「じゃあな。ほら、行くぞ明久。」

 

美波「また明日。」

 

瑞希「気をつけてかえってください。」

 

秀吉「うむ。それではの。」

 

ムッツリーニ「……気を付けて。」

 

エイミー「ハイ!」

 

 

明久たちと別れて、商店街で買い物して皐月壮にもどった。

 

それから晩飯の前に悠斗が帰って来て、久しぶりに全員揃った晩飯になった。

 

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