バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第14問:国語

 問 次の慣用句を用いた文を作りなさい。

   『顔に泥を塗る』

   
《解答》

 坂本雄二の答え
  『人の顔に泥を塗ることになってしまった。』

  教師のコメント
   正解です。


 吉井明久の答え
  『船越先生は顔に泥を塗っていました。』

  教師のコメント
   ・・・それは洗顔パックでは?



第14話バカテスト国語:模擬試験の絶対阻止1

雄二「さて、行くか。」

 

部屋に入って数分。雄二が立ち上がった。

 

明久「了解。覗きだね。」

 

ムッツリーニ「……任せておけ。」

 

秀吉「お主らはどこまでバカなのじゃ・・・」

 

悠斗「悪いことは言わん、辞めとけ。死ぬぞ。」

 

ムッツリーニ「……この俺が死を恐れるとでも。」

 

か、かっこいいよムッツリーニ。これだけならな。

 

雄二「違うぞ、バカども。俺が行こう言っているのは翔子の部屋だ。」

 

明久「え?なんで?」

 

霧島の部屋?

 

康介「そうか、模試の問題を奪おうと。」

 

雄二「まあ、そういうことだ。奪うんじゃなくて封を開けるんだけどな。」

 

雄二らしい考えだ。

 

明久「けど、別に僕らはそんなことする必要なんてないんだけど。」

 

ムッツリーニ「(こくり)……それより、覗きが大事。」

 

雄二「本当にそう思うか?」

 

明久「何が言いたいのさ」

 

雄二「いいか明久、よく考えてみろ。

   お前の家に帰ってきている姉貴は、何を禁止していた?」

 

明久「えっと、①『ゲームは一日三十分』、

   ②『不純異性交遊の全面禁止』――ってヤバイっ!!すっかり忘れてたっ!!」

 

雄二「一緒に寝たりでもしたら即アウトだな。」

 

ニヤッと笑みを浮かべる雄二。

 

明久「あ、でも、バレなければ・・・。」

 

雄二「安心しろ。協力しなければ俺がバラす。」

 

明久「外道っ!この外道っ!」

 

今更何を言ってるんだ。

 

脅して仲間にするのは雄二の常套手段じゃないか。

 

雄二「それにムッツリーニ。お前も危険だぞ。」

 

ムッツリーニ「……どうして?」

 

雄二「出血多量で死ぬ。確実に。」

 

それは確かに。

 

ムッツリーニ「……俺は死など恐れない。」

 

使うとこ間違ってるよ、ムッツリーニ。

 

雄二「そうか、ならいいんだが・・・。

   予想されるテストの結果を考えるとな・・・。

   おまえの相手は誰になるかな?」

 

ムッツリーニ「……なに?」

 

康介「エイミーでは工藤に勝てないだろうからな。」

 

悠斗「そうなれば、一晩、工藤の思い通りってわけだ。」

 

秀吉「それにこの勝負、

   元をたどれば工藤がお主を挑発させた所から始まっておるしのう。

   恐らく、お主を出血させ、弱らせて、保体の王者になるつもりじゃろうな。」

 

雄二「お前らの下らん争いごとに巻き込まれたおかげでひでぇめにあったぜ。」

 

ムッツリーニ「……あんなスパッツごときが俺を陥れようとなどとは

       笑わせてくれる!」

 

それはスパッツじゃなかったらいいんだろうか?

 

雄二「よし。それじゃあ、行くか。」

 

明久「そうだね。」

 

ムッツリーニ「……やむを得ない。」

 

秀吉「ワシも協力しよう。」

 

康介「仕方ないな。」

 

悠斗「ああ。」

 

部屋を出ていこうとする三人に俺らは付いて行く。

 

明久「秀吉、康介、悠斗、どうして?」

 

康介「恩を売っておくのも悪くはないからな。」

 

悠斗「そういうことだ。」

 

秀吉「置いて行かれるのはちと寂しいのでの。」

 

そう秀吉が言うと、明久が秀吉に飛びついて来た。

   

明久「秀吉ぃぃ~。」

 

秀吉「な、なんじゃ明久!?」

 

雄二「下らんことやってないで、早く行くぞ。時間が惜しい。」

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 

 

瑞希「霧島さん。お風呂はどんな感じなんですか?」

 

翔子「……大浴場と露天風呂がある。」

 

美波「す、すごいわね。」

 

エイミー「露天風呂楽シミデス。」

 

愛子「ボクも楽しみだよ。

   温泉も、姫ちゃんや、エイミーちゃんのコレを直に見るのも、ね。」

 

瑞希「きゃっ!ど、どこを触ってるんですか工藤さんっ!』

 

エイミー「は、はぅうう。」

 

愛子「ああ、ホント大きいよね~。」

 

優子「何が入っているのかしらね・・・。」

 

翔子「……羨ましい。」

 

瑞希「やっ……!しょ、翔子ちゃん!?」

 

美波「まったく、大きすぎて不公平よね・・・。」

 

優子「そうよね・・・。」

 

エイミー「こ、怖いデス・・・助けて下サイ!トモか!」

 

ともか「くっ!?」

 

さくら「ともかちゃん。」

 

みゆき「に、逃げ!?あっぅぅうう!やめ・・・。」

 

愛子「さ、一緒にお風呂入りに行こう、ね。

   そんなに離れてちゃ迷子になるよ。二人もさ。」

 

ともか「しまっ!?・・・。どこ・・・さわ・・・って・・・。」

 

優子「さ、行きましょう ともか。」

 

さくら「あ、は、は・・・。」

 

美波「行きましょう。」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

廊下の陰に隠れて一団が通り過ぎるのを待った。

 

雄二「ふう、危なっかった・・・。」

 

康介「間一髪、鉢合わせにならずに済んだな。」

 

悠斗「それにしても、恐ろしいな。」

 

秀吉「下手に助けにでも入ればやけどすることはまちがいないの。」

 

済んでのところで、物陰に隠れ身を潜めることができた。

 

明久「あのさ、雄二。」

 

雄二「なんだ?早く行くぞ。」

 

明久「僕、もう何もかもかなぐり捨てて

   姫路さんたちについて行きたいんだけど。」

 

ムッツリーニ「……同意。」

 

雄二「落ち着けバカどもが。」

 

康介「生野に殺されるぞ。」

 

悠斗「やめた方が良い。」

 

明久「大丈夫、今回は邪魔する人なんていないし、うまくいくよ。」

 

雄二「そうか、じゃあ、仕方がないな。

   おまえの姉貴に今の事を報告させてもらおう。」

 

・・・ころころ変わるなあ明久は。

 

明久「・・・そうだね。辞めとくよ。」

 

雄二「ムッツリーニもいいのか?

   保体の一位を差し出すことになっても。」

 

ムッツリーニ「……!?(ギリッ)・・・スパッツに渡すわけにいかない。」

 

雄二は大きなため息をついて、

 

雄二「行くぞお前ら。」

 

雄二についていく。

 

そして、雄二が扉の前で止まった。

 

康介「ここか?」

 

雄二「ああ、・・・。」

 

ノブを掴んで捻ろうとする雄二。

 

雄二「鍵をかけてやがる。ムッツリーニ。」

 

ムッツリーニ「……三十秒くれ。」

 

そういってムッツリーニは何やら物騒な道具を手に持つ。

 

あんな道具を常備しているのか・・・。

 

明久「自分の家で?う~ん・・・。

   何か大事な物でもしまってあるのかな?」

 

雄二「まあ、お前の場合、独り暮らしだからな。

   鍵をかける必要性がないからわからんだろうな。」

 

悠斗「雄二の部屋には鍵ないのか?」

 

雄二「ある事にはあったんだがな。」

 

秀吉「どういう意味じゃ?」

 

雄二「いくら付け直しても翔子が扉ごと壊すからな。

   部屋全体を補強し、何人たりとも進入出来なくするしか方法がない。

 

そんなことしても、霧島ならどんなトラップでも難無く突破していくだろう。

 

悠斗「どうやって部屋から出るんだよ。」

 

雄二「ああ、そこが問題だ。」

 

ムッツリーニ「……開いた。」

 

そう言ってムッツリーニが扉を開けて見せた。

 

雄二「おお、良くやったムッツリーニ。」

 

ムッツリーニ「……それほどのことは無い。」

 

秀吉「にしても、・・・立派な部屋じゃな・・・。」

   

明久「僕の家ぐらいありそう・・・。」

 

三十畳以上はありそうだな・・・。

 

悠斗「これは探すのが大変そうだな。」

 

康介「・・・手分けして探すか。」

 

雄二「そうだな。

   俺と明久、ムッツリーニはこちら側を探すから

   秀吉と康介、悠斗はむこうの方を頼む。」

 

「「「おおぉぉ!!!」」」

 

悠斗「しかし、具体的にはどうするんだ?」

 

雄二「模擬試験の問題のようなものがあったら全て封を開けるんだ。

   それだけで言いがかりをつけられるからな。」

 

・・・さすが、ペテン坂本。

 

にしても、

 

康介「なんか、人の部屋を物色しているのって良い気がしないな。」

 

悠斗「・・・そもそも、ここは部屋といっていいのか?

   俺には空間といった方がしっくりくるんだが。」

 

霧島の部屋と霧島の空間・・・なぜだろう後者の方がしっくりくるのは。

 

秀吉「そうじゃな。」

 

桐タンスか・・・。まあ、ここにはないだろうけど、

 

滑るように開いた。

 

『雄二』の名が付く冊子が大量に収納されている。

 

悪いとは思いつつ、ついその中から一冊を手に取り表紙を捲った。

 

 

  今日は雄二が笑ってくれた。雄二の笑顔は・・・

 

 

・・・読んでしまった冊子を元の場所に戻して引き出しを直す。

 

うん。これは読まなかったことにしよう。

 

勝手に読んでいてなんだが、常人が意識を保てるものではない。

 

ある意味の禁書だ。封印すべきだろう。

 

 

さて、本題であった模擬試験を探すか。

 

辺りを見回すと、悠斗が本棚の前に立っていた。

 

康介「何読んでんだ?」

 

コイツが集中する本とはなんだろうか?

 

悠斗「・・・黒魔術。」

 

・・・

 

康介「そ、それより、模擬試験を探さないと。」

 

悠斗「ああ、あ、そうだな。」

 

コイツ、まさかとは思うがそう言う世界にはまってないよな・・・。

 

悠斗「しかし、広いなあ。

   模擬試験なんてたくさんあるだろうし、

   全部潰すのは無理じゃないのか?」

 

康介「そうだな。

   ・・・ところで、霧島の性格ってどんなんなんだ?」

 

悠斗「どうって?」

 

康介「めんどくさがり屋だとか、まあ、・・・整理整頓を常にするとか。」

 

悠斗「う~ん、確かに整理整頓を常にするって言うのはわかるな。」

 

模擬試験ってそう毎日するものではない。

 

とはいえ、たまに使うという物でもないだろうから、

 

いざとなったら使えるようなところに置いてあるとみる。

 

整理整頓をしている霧島なら、

 

机の近くには参考書や教科書、ノートを置くだろう。

 

ならば、その周辺か、もしくはその外側かな。

 

そうすると、

 

康介「あのあたりかな?」

 

そう言うと秀吉が適当な棚の引き出しを覗き込んだ。

 

秀吉「あったぞい。」

 

康介「おお、見つけたか。」

 

悠斗「これ全部、封を開ければいいんだな。」

 

康介「そうだ。おい、見つけ・・・。」

 

 

 ムッツリーニ「……っ!(ブバァッ)」

 

 明久「ムッツリーニ!?どうしたの!?」

 

突然、ムッツリーニの顔面に血の花が咲いた。

 

 

秀吉「大方、女子の下着でも見つけたんじゃろ。」

 

 

 明久「しっかりしてムッツリーニ!傷は浅いよ!てか一体何があったの!?」

 

 ムッツリーニ「……ブービー・・・トラップ・・・か・・・。」

 

 

・・・はっ?

 

 

ムッツリーニ「……気を、つけろ・・・みんな・・・。

       工藤愛子は・・・、俺たちを、皆殺しに・・・(ガクッ)」

 

 

それで死ぬのはムッツリーニだけです。

 

悠斗「パンツぐらいで沈むかよ・・・。」

 

皐月壮だと取り忘れた下着が・・・何てことがあったりする。

 

 

  雄二「あ、アレは・・・っ!」

 

 

突然、雄二の何かに気づいた声が聞こえてきた。

 

悠斗「あっちにもあったのか。」

 

おかしいな。霧島があっちこっちに置くような真似は・・・。

 

  明久「雄二、問題を見つけたの?」

 

  雄二「く・・・っ!強化ガラスか!?

     何か、何か壊すための道具は・・・!」

 

 

強化ガラス?

 

  明久「・・・何やってんのさ。」

 

よく見ると、雄二がなにやら壁に埋め込まれた

 

物体にへばりついていた・・・。

 

一体何をやっているんだ・・・。

 

模擬試験を見つけるんじゃなかったのか?

 

  明久「何やってるのさ雄二。問題は見つかったの?」

 

  雄二「明久!ちょうどいいところに来てくれた!

     コレを取り出すのに協力してくれ!」

 

そう言って雄二が指し示したのは、分厚いガラス。

 

悠斗「なんだあれ?」

 

秀吉「ふむ、雄二の慌てようからして恐らく婚姻届けとかではなかろうか?」

 

康介「なるほど。道理で、必死になるわけだ。」

 

悠斗「取り出そうにも取り出させそうにないんだが・・・。」

 

 

  明久「いやいや。見るからに無理っぽいよ。

     それより問題を捜さないと。」

 

  雄二「バカを言うな!俺がどれだけコレを捜していたと・・・!

     翔子のヤツ、弁護士に預けただなんて嘘をつきやがって・・・!

     これが隠してあるから鍵なんてかけていやがったのか・・・!」

 

 

秀吉「ワシらだけでするとするかの。」

 

悠斗「そうだな・・・。」

 

黙々と作業を続け・・・

 

康介「これだ最後だ。」

 

ふう、

 

秀吉「終わったわい。」

 

見つけた模擬試験を全部開封し終えた。

 

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