バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第18問:英語

 問 次の英文を訳しなさい。

  『She became sentimental feelings.』


《解答》
 姫路瑞希の答え
  『彼女は感傷的な気持ちになった。』

  教師のコメント
     正解です。
 


 吉井明久の答え
  『彼女はセンチメートルな気持ちになった。』

  教師のコメント
     物差しで気持ちを測れるのですか?


 土屋康太の答え
  『彼女は』

  教師のコメント
     訳せたのはそこだけですか・・・。
     後で吉井君と一緒に職員室に来てください。




第18話バカテスト英語:その後

 

 

悠斗「うわぁあああ・・・。眠いな。もう寝るか。」

 

雄二への追悼が終わり、悠斗が手を挙げて体を伸ばす。

 

秀吉「うむ、それは良いの、じゃが明久とムッツリーニが帰ってきておらんのじゃが。」

 

康介「明久は迷ってるんだろうな。

   ムッツリーニは・・・鼻血垂らして寝てるんじゃなか?」

 

悠斗「ありえるな。」

 

康介「まあいい、寝る前にトイレ行きたいからな。

   ついでにさがすとするか。」

 

秀吉「ワシも一緒に行って良いかの?」

 

悠斗「俺も行くぜ。」

 

康介「ああ、そうしたら行くか。」

 

部屋を出て、廊下を歩くこと暫く。

 

悠斗「居なかったな。」

 

トイレに到着した。

 

秀吉「康介、先に良いぞ。」

 

康介「ああ、すまん。」

 

先に行かせてもらい、その後秀吉、悠斗の順でトイレに入る。

 

悠斗がトイレから出て、明久を探そうかと思っていると、

 

生野に続き、さくら、工藤が来た。

 

悠斗「なに、お前ら連れション?」

 

愛子「ダメだよ三浦君、女の子にそんないいかたしちゃあ。」

 

ともか「コイツにそんな事言っても無駄よ。デリカシーがないんだから。」

 

悠斗「酷い言われ用だな・・・。」

 

まあ、一概にそうでもないと思うんだが・・・。

 

さくら「そんなんじゃ、女の子にもてませんよ。」

 

愛子「そうだね~。でもさ、ともかにとってはその方が良いんじゃないカナ?」

 

ニカっと笑いながら言う工藤。

 

悠斗「それはどういう(グベバッ)!?」

 

腹に一撃をくらい後ろに倒れ込む悠斗。

 

ともか「な、何を言っているのよ!」

 

愛子「ふふふ、ともか可愛いなあ~。」

 

・・・取りあえず、向こうにはかかわらないでおこう。

 

生野に標的が絞られている以上、俺には飛び火しないはずだ。

 

康介「大丈夫か悠斗?」

 

悠斗「あ、ああ。リバースするかと思ったぜ・・・。」

 

秀吉「して、お主らはどうしたんじゃ?」

 

さくら「坂本君が婚姻届けを取り返そうとしていたのが代表にばれたんですよ。

    その時、坂本君が大声を出したのでみんな起きちゃって・・・。」

 

秀吉「なるほどの。やはり、見つかったんじゃな。」

 

それよりも、

 

康介「ところで、明久見てないか?

   随分前にトイレに行ったきり戻ってこないんだが。」

 

愛子「え、吉井君も?」

 

悠斗「そっちも誰かいないのか?」

 

ともか「起きたら優子が居なくて、待ったけど、戻ってこないのよ。」

 

康介「やれやれ、迷子か。」

 

大きい家もこうなると不便だな。

 

愛子「もしかして、逢引きしてたりとか・・・う~ん、興奮するな~。」

 

逢引きね・・・。

 

ともか「ホント愛子の頭はピンク色よね・・・。」

 

愛子「え~だって、ボク、こういう話を言わない死んじゃうよ~。」

 

死にはしないと思う。

 

秀吉「じゃが、それなら遅いことも頷けるの。」

 

愛子「お!やっぱ、弟君もそう思うの?

   優子、吉井君の事が大好きだからね。」

 

悠斗「そうなのか秀吉!」

 

秀吉「うむ、いや、近頃の姉上は何かとのう・・・。」

 

愛子「うんうん、話して弟君!」

 

目をキラキラさせ、秀吉に迫る工藤。

 

秀吉「むっ!?いかんのじゃ!これ以上話すと姉上に殺されてしまうぞい。」

 

愛子「む~。じゃあ、弟君、ボクといいことしない?」

 

秀吉に腕をからめる工藤。

 

秀吉「な、何を言っておるのかわかっておるのかお主!

   だいたい、お主のすき人はムッツリーニじゃろうが。」

 

愛子「ああ、ムッツリーニ君ならまだ寝てるんじゃないのカナ?」

 

工藤は視線を生野に向けながら言う。

 

康介「寝てる?」

 

ともか「気絶しただけよ。」

 

なるほど、殺られたのか。

 

康介「・・・辞めとけと言ったのに。」

 

秀吉「仕方ないじゃろうて、云うて辞めるような男ではないからの。」

 

悠斗「そしたら、エイミーはどうしているんだ?」

 

さくら「みゆきちゃんたちと探していますよ。」

 

悠斗「そうか、それじゃあ、俺らもここでだべってないで、探しに行くか。」

 

ともか「アンタが話しかけてきたんでしょう!」

 

悠斗「そうだっけ?」

 

生野は溜息を吐いて、

 

ともか「それじゃあ、行くわよ。」

 

俺らは完全に手ぶら、それに対して、懐中電灯を持ってきている さくら たち。

 

ともか「だいたい、探しに行く気があるなら懐中電灯ぐらい持ってきなさいよ。」

 

秀吉「うっかりしとったわい。」

 

愛子「ともか だって、さくら が言わないと忘れてたよね♪」

 

ともか「なっ・・・。」

 

悠斗「どっちも変わらないじゃないか。」

 

ゲシット音がすると、

 

悠斗「痛ぇじゃねえか!」

 

悠斗の足を蹴ったのか。悠斗が足を抱えてさすっている。

 

暫く長い廊下を進み、

 

さくら「広い家って、夜になると怖いですね。」

 

愛子「そうだよね~。でも、男の子ってこういう雰囲気は興奮するんじゃない?」

 

ここで、振って来るか!

 

肯定も否定もどっちも地雷という。

 

俺らは誰が言うか、必死に目で会話している。

 

さくら「あわぁあ!!」

 

そんな声がすると、いきなり後ろから衝撃が加わった。

 

そして、俺は前を歩いていた悠斗にぶつかった。

 

さくら「ご、ごめんなさい。後ろから押されて・・・。」

 

意識しないようにしてたけど、薄暗い中で、薄着・・・興奮する。

 

康介「あ・・・いや、大丈夫だよ。」

 

が、そんなのは生野の怒声で一気に吹き飛んだ。

 

悠斗「んーー痛え~・・・かすかに柔らかい感触が・・・。」

 

ともか「・・・ふ、ふ、ふざけるな!」

 

悠斗「グペッパ!?」

 

悠斗はバランスを崩した後、生野を押し倒したらしい。

 

さらに、胸を揉ん・・・触ったらしい。

 

結果、悠斗は脇腹に一発食らい、廊下に伏した。

 

ともか「ふんだ!」

 

ズンズンと前を歩いて行く生野。

 

さくら「ま、待ってください。」

 

愛子「(せっかく、チャンスを作ってあげたのに・・・

    優子も可愛いけど、ともか もかわいいな~♪)」

 

悪女め!

 

さくら「(もう知りません!)」

 

愛子「(でもさ・・・)」

 

ん~何て言っているか聞こえない。

 

さくら「(あ、愛子ちゃん!)」

 

?なんて言ったんだろう。よく聞き取れなかった。

 

康介「(秀吉、工藤が何ていったか聞こえたか?)」

 

秀吉「(ん?まあ、お主は気にせんほうが良いじゃろう。

    それより、明久らを探す方に集中せんかの?)」

 

康介「(そうだな。)」

 

やみくもに探してもこの広い家だ。簡単には見つからないだろう。

 

康介「ところで、生野。」

 

ともか「なに?」

 

機嫌悪そうに言う。

 

康介「トイレのあったところからどのへんか今わかるか?」

 

ともか「さあ?」

 

は~い?

 

康介「ちょっと待て、俺らが今どのあたりに居るかわかっていないのか?」

 

ともか「・・・そりゃあ、闇雲に歩いているから・・・。」

 

康介「それじゃあ、俺らも迷子やないかい!」

 

つい突っ込んでしまった!

 

ともか「それじゃあ、アンタが先頭に行けばよかったじゃない!」

 

康介「懐中電灯を持っていたのはおまえだろうが!」

 

何を言っているんだ。

 

さくら「待ってください!」

 

うん?

 

秀吉「今は過程を議論するよりも、これからを話し合わねばならんじゃろ。」

 

・・・。まあ、言われてみればそうだ。

 

深呼吸して、ヒートアップしていた頭を落ち着かせる。

 

康介「取りあえず、今どこなのかを把握しよう。」

 

悠斗「具体的にはどうするんだ?」

 

・・・。

 

康介「それを今から考えよう。」

 

全員が滑った。

 

愛子「フフフ、あ~面白かった。」

 

ともか「どこがおもしろいのよ・・・。」

 

ま、場が和んだならいいか。

 

さくら「そう言えば、『ミノタウロスの迷宮』って話がありましたよね。」

 

あの、子供を生贄にしてた話か。

 

ともか「一度通った道を糸を引いてわかるようにしたって話ね。」

 

ふ~ん。

 

愛子「でも、ボクらは糸なんて持ってないよ。」

 

・・・。

 

秀吉「どうしたもんじゃろうか・・・。」

 

悩んでいるところに悠斗が、

 

悠斗「なあ、こっちこっち。」

 

うん?どうした。悠斗が手招きしている。

 

ともか「どうしたのよ?」

 

悠斗「吉井と木下が居た。」

 

え?マジでか!

 

悠斗が手招きしていたところにやって来ると、

 

鉄格子の付いた扉の奥で、すやすやと眠っている明久と秀吉の姉がいた。

 

・・・。

 

さくら「大胆ですね。」

 

愛子「優子、遂に落としたんだんね♪」

 

ともか「不潔な。」

 

愛子「おやおや♪」

 

ともか「な、何よ!」

 

愛子「(三浦君と一緒に寝たかったんじゃないかな~って)」

 

ともか「!?」

 

愛子「い、痛い。痛いよ!ともか!」

 

 

 秀吉「姉上気持ちよさそうに眠っておるの。」

 

 悠斗「このままにしておくか?」

 

 

となると、この部屋は昼に来た時に通ったところ・・・

 

じゃあ、向こうが勉強した部屋か。

 

となると、食事したのが・・・わかった!わかったぞ!帰り道が!

 

 

ともか「と、とにかく、二人をこのまま連れて帰るわよ。」

 

康介「起こさないか?」

 

ともか「起こして居心地の悪い気分になったらどうするのよ。」

 

さいですか・・・。

 

秀吉「うむ、居心地がどうこうよりも、

   起こして、慌てた姉上が明久をやりかえねんしの。」

 

悠斗「それじゃあ、どうやって連れて帰る?」

 

さくら「おぶっていくんですか?」

 

愛子「う~ん。ボクはこのまま二人を寝かしておいてあげたいな♪」

 

ともか「愛子は黙って。」

 

はあ、それよりも、

 

康介「この扉を開けないとな。」

 

悠斗「うん?簡単に開くぞ。」

 

?だったらどうして出なかったんだ?

 

やっぱり逢引きなのか?

 

秀吉「なんじゃ、この扉、向こう側じゃとドアノブが動かんぞい。」

 

ガチャガチャとノブを回す秀吉。

 

秀吉「う~む。説教部屋と似たつくりじゃな。」

 

さくら「説教部屋ってどういうことですか?」

 

秀吉「うむ、ワシら・・・というか、ほとんどはそこで寝ておる明久と雄二じゃが、

   悪さをすると、西村教諭につれていかれるのじゃ。」

 

・・・なるほど、生徒指導室とはそんな恐ろしい部屋だったのか。

 

ともか「日頃から、きちんとしておけばいいのよ。」

 

そういいながら、生野は さくら に懐中電灯を渡して、

 

秀吉の姉をそっと抱きかかえる。

 

ともか「優子運んでいくから、さくら前を照らして?」

 

さくら「はい。」

 

愛子「一緒に寝かせておいてあげればいいのに~。」

 

ともか「そうしたら、朝冷えるから二人とも・・・優子が風邪ひくわよ。」

 

・・・。

 

悠斗「(今、言い直したよな。)」

 

秀吉「(バカは風邪をひかないということじゃろ。)」

 

康介「(まあ、バカはともかく、ギリギリの生活してたからな。

    体は丈夫なのかもしれん。)」

 

ともか「アンタらもさっさと寝なさいよ。それじゃあ。」

 

さくら「おやすみなさい。」

 

愛子「ムッツリーニ君に宜しく言っといてね。」

 

ん?    

 

悠斗「ムッツリーニってどこに居るんだ?」

 

ともか「アンタたちの部屋よ。眠らせた後、運んでおいたの。」

 

さいですか。準備良いことで。

 

悠斗「わかった。んじゃな。」

 

康介「おやすみ。」

 

秀吉「おやすみなのじゃ。」

 

明久を連れて、部屋の前まで来ると、

 

廊下に毛布でぐるぐる巻きにされたムッツリーニが転がっていた。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 

 

翌日

 

 

う~ん、体が・・・昨日遅くまで起きていたからな。まだ、眠いや。

 

ゴソゴソっと布団から出る。

 

秀吉「なんじゃ、もう起きたのか?」

 

康介「ああ、癖でな。」

 

紙を解いている秀吉も新鮮だな。

 

秀吉「そうじゃったか。ワシも、朝早く起きて運動しておるからの。

   つい、早く起きてしまったのじゃ。」

 

康介「そうか。悠斗と明久は相変わらず、まだ寝ているな。」

 

横で寝ている悠斗と明久は気持ちよさそうに涎を垂らして寝ている。

 

一方、

 

秀吉「ムッツリーニは干からびておるの。」

 

康介「まあ、仕方ないだろ。」

 

 

 明久「う~ん・・・木下さん・・・。

    だ、だめだよ。死んじゃうって。」

 

 

突然明久が寝言を言った。

 

秀吉「あ、明久はどんな夢を見ておるのじゃろうか?」

 

 

 明久「ひ、秀吉・・・。」

 

 

康介「秀吉がやられた夢じゃないのか?」

 

秀吉「む~。何だか腑に落ちんの~。」

 

ぷにぷにと明久の頬を指で押す秀吉。

 

 

 明久「う~ん・・・ハッ!?」

 

 

明久が目を覚ました。そして、みるみる顔を赤くしていく明久。

 

明久「あ、あ、あ。」

 

秀吉「落ち着くのじゃ、明久。姉上ではない。ワシじゃ。」

 

明久「ひ、秀吉・・・。ってここは?」

 

サっと起き上がってあたりを見回す明久。

 

康介「俺らの部屋だ。」

 

明久「あれ・・・?」

 

康介「全く大変だったんだぞ。ここまで連れて帰るのは。」

 

明久「えっと・・・。」

 

秀吉「姉上なら生野たちが連れて帰ったぞい。」

 

そう言うと、明久の顔が再び真っ赤に染まる。

 

明久「・・・////」

 

康介「安心しろ、多分、一緒に寝ていたってことは誰も言わないと思うから。」

 

雄二は霧島に捕縛され、ムッツリーニは工藤に骨抜きにされていたし。

 

他が口外するとも思えないし。

 

秀吉「にしても、お主も大胆な事をしたの。」

 

 

・・・いじられることしばらく・・・

 

 

秀吉「まあ、おそらく、向こう側では姉上が同じ目にあっているじゃろうて。」

 

明久「・・・うぅぅ。」

 

恥ずかしさのあまり、声も出なくなってしまった明久。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

朝食の際は明久と秀吉の姉が目を合わせては逸らして、赤くなるという面白いもので、

 

その後の勉強も、時々目が合い、逸らしてはの繰り替えし。

 

因みに、雄二は霧島から鎖でつながれ、ムッツリーニはエイミーや工藤に鼻血を搾り取られ沈んでいった。

 

そして、昼食も終わって皆帰路に着いた。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

霧島の家からの帰り道、

 

悠斗「ふぁああ~。終わったな~。」

 

エイミー「?テストはコレカラですヨ。」

 

ともか「気を抜いてると、音羽にまた負けるわよ。」

 

悠斗「わかってるよ。」

 

 

 

みゆき「それにしても吉井は大丈夫かな?」

 

さくら「優子ちゃんも心配ですよね。」

 

康介「まあ、明久はともかく、木下は大丈夫だろ。」

 

みゆき「どうして?」

 

康介「木下は気持ちの切り替えがうまくできるだろう?」

 

さくら「そうですね。」

 

Aクラス上位者でもなると、

 

スイッチを押せば電気が付くように気持ちの切り替えができるからな・・・。

 

康介「ま、でも、明久も明日になれば忘れてるんじゃないか?」

 

明久にとって、姉貴の方が大変らしいからな。

 

他の事に気を割いている時間なんてないだろうし。

 

みゆき「そうね。どこ行くの?」

 

康介「ああ、晩飯の買いもの・・・――」

 

と思ったが、霧島の家で食べたのがおいしかったとか言われそうだしな。

 

康介「――出前でもとるか?」

 

作りたくない。

 

悠斗「お、いいな。俺、ピザ!」

 

手をバシッと上げて言う悠斗、それに対して、

 

ともか「そうね・・・この前私食べてないかったし・・・。」

 

ゴゴゴっという表現が合う。

   

さくら「そ、そうですね。」

 

エイミー「ピザがイイと思いアス!」

 

みゆき「うん。いいんじゃないかな。」

 

生野の気にあてられ皆肯定する。

 

悠斗は、目を逸らし合わせないように目線を宙に舞っている。

 

ま、いいか。

 

康介「ピザにするか。」

 

 

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