バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第3問:英語

 以下の英文を訳しなさい。

 The stray cat ran away at the sight of me.


《解答》
 水谷みゆきの答え
   [その野良猫は私を見て逃げ出した。  ]

  教師のコメント
   正解です。

 土屋康太の答え
   [ねこが私に嫉妬して逃げ出した物語  ]

  教師のコメント
   思わず吹き出しました。



第3話バカテスト英語:休日1

 

★優子SIDE

 

 

・・・あ、ね、う、え!」

 

う~ん・・・ん?

 

優子「秀吉?」

 

秀吉「秀吉?ではないじゃろ。買い物から帰って来てみれば・・・

   何も身に付けずに眠っておるではないか。」

 

優子「うるさいわね・・・。下着は付けてるでしょ。」

 

秀吉「やれやれ、はやめの昼食を食べた後、

   霧島らと約束があるからワシが買いものに出る前に

   起こしてくれと頼んだのは姉上ではないか。

   準備するつもりではなかったのかの?」

 

優子「・・・そういえばそうだったわね。」

 

秀吉「昼飯は言われた通り軽めじゃが良いのじゃな?」

 

優子「ええ。顔を洗ってくるわ。」

 

 

秀吉SIDE

 

まったく姉上は・・・。

 

そう言うワシも急がねばならんの。明久たちと待ち合わせをしとったからの。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

優子「はちみつ取って。」

 

秀吉「うむ。あ、そういえば―――。」

 

明久に頼まれていたことを忘れておったわい。

 

優子「ん?」

 

秀吉「昨日、明久からこれを返しておいてくれとのことじゃ。」

 

分厚い本を姉上に渡す。

 

優子「ああ、ね、吉井君何か言ってた?」

 

 

 秀吉「お主がこんな分厚い本を読むとは意外じゃな。」

 

 明久「そお?」

 

 秀吉「お主が読む分厚い本はゲームの攻略本か、マンガじゃろ。」

 

 明久「む、僕だって、そう言う本は読むんだよ。」

 

 秀吉「そうじゃったか。面白いのかの?」

 

 明久「う~ん、そうだね。読んでいたら途中で辞められなくなるかな。」

 

 秀吉「今度ワシも、姉上に借りて読んでみようかの。」

 

 明久「うん、はまると思うよ。」

 

 

秀吉「ん、面白かったといっておったぞ。」

 

優子「ふーん・・・。」

 

・・・口元が綻んだの。

 

秀吉「姉上、嬉しそうじゃな。」

 

優子「ふぇっ!?」

 

見事に熟れたの・・・。

 

ふむ、ちょっと踏み込んでみるかの。

 

秀吉「まあ、明久は料理をはじめ家事全般が得意じゃからの。

   ただ、少し抜けておる所がある故、

   姉上がそれを補えば・・・。」

 

姉上の様子を確かめてみると、

 

姉上「な、なにを言っているのかしら秀吉。

   そ、そんなこと、あるわけない。うんないわよ。」

 

手に持っているのはトーストではなく先ほどの本、

 

に、はちみつを塗ろうとしておる。

 

秀吉「姉上、それを食べたら大惨事になるぞい。」

 

優子「ふぇ、あ、いや!?」

 

凄い動揺っぷりじゃ。これはやはり本当に明久の事を好いておるのかの。

 

・・・なんか寂しい気がするの。

 

姉上はてーぶりに本を置くと、

 

うん?両手を近づけ・・・!?

 

秀吉「あ、姉上く、苦しいのじゃ!?」

 

優子「ふー、ゴホン、どうしたのかしら秀吉。」

 

秀吉「・・・首元を締めてけておる手をはなしてもらえんかの・・・。」

 

優子「そう――」

 

締め付けが更にきつく・・・。

 

優子「――秀吉、ちょっと頼みたいことがあるんだけど。」

 

秀吉「なん、じゃ?」

 

優子「これから代表とカラオケに行くんだけど・・・。」

 

秀吉「なんと、姉上は音程が!・・・。」

 

いかん。空気が・・・。

 

優子「それで、秀吉、アタシにものまねして行ってくれないかしら?」

 

ギブじゃ・・・(バンバン)←椅子を叩く音

 

ふう、ようやく放してくれたわい。

 

秀吉「そ、それがじゃな・・・。」

 

優子「なあに?まさか・・・断るなんてこと、ないわよね?」

 

般若じゃな・・・。

 

秀吉「実はじゃな明久と待ち合わせを――」

 

 

ピンポ~ン♪、ピンポ~ン♪

 

玄関の呼び出しベルが鳴ったの。

 

時計を確認すると、

 

むむ、もうこんな時間じゃったか。

 

秀吉「すまんの姉上、どうやら明久が来たようなのじゃ。」

 

優子「よ、吉井君が!?」

 

秀吉「うむ、返却されたノートを間違えて持って帰ってしまったようでな。

   返しに来たのじゃ。あ、姉上?」

 

いきなり立ち上がると、脱ぎ散らかしていた服や、

 

乱雑に置いておった薄い本を片付け出しおった。

 

優子「な、何をしているの秀吉、片付けなさい!!!!!」

 

秀吉「なんじゃ、明久はワシの部屋に案内するゆえ、大丈夫じゃぞ。

   それより、その下着姿をどうにかするべきではないかの?」

 

リビングには通さんとしても、廊下などで出会う可能性はあるからの。

 

優子「!!!!????」

 

雷に打たれたかのように手元で丸めておった服を身に着けだした。

 

秀吉「姉上、それはジャージじゃぞい。人前では着らんのではなかったかの。」

 

優子「!!!!????」

 

手を止め、部屋に戻ろうとしたのじゃろうが、

 

途中で履きかけたままだったズボンの裾を踏んで盛大にこけてしまいおった。

 

痛かったじゃろうな。アレは・・・。

 

すぐさま立ち上がり、リビングを飛び出し、階段を駆け上がって行く音が聞こえてきた

 

・・・。なんじゃろうか?あのかわいい生き物は。

 

いや、姉上なんじゃがな・・・。

 

さて、明久を待たせておったな。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

玄関の戸を開ける。

 

秀吉「すまんの。待たせてしまって。」

 

明久「別にいいよ。それよりなんだかすごい音がしていたけど大丈夫?」

 

秀吉「ああ、ちょっとあっての。

   ま、立ち話も何じゃしワシの部屋でくつろいでおいてくれぬか?」

 

明久「わかった。」

 

靴を脱いで階段を上がっていく。姉上、間違えても出てくる出ないぞ。

 

明久「ああ、それと雄二がさ、ここに来る途中、霧島さんに連れて行かれちゃって。」

 

秀吉「なんと、まあ、雄二も覚悟を決める潮時かもしれんの。」

 

明久「そうだよね♪」

 

秀吉「嬉しそうじゃな。」

 

明久「そりゃ、霧島さんが幸せになることを良いことだからね。」

 

秀吉「うむ。それじゃ、ワシは何か飲み物を持ってくるからしばし待っておいてくれまいか?」

 

明久「うん。」

 

明久を部屋に招き入れ、ワシは飲み物を取りに廊下に出る。

 

ふう、さてどうむぐっつ!!??

 

秀吉「姉ヴ・・・。」

 

優子「(静かにしなさい。)」

 

がんばって頷く。

 

優子「(アンタはアタシのふりをして代表のところに行きなさい。)」

 

右腕と左足・・・ワシに拒否権はないの。

 

秀吉「(承知したぞい。しかし、部屋には明久がおるのじゃが、着替えはどうすのじゃ?)」

 

優子「(吉井君をトイレに行かせるなりしなさいよ。)」

 

秀吉「(んな無茶な・・・。)」

 

!?

 

秀吉「(やるのじゃ。だから右腕を放して貰えまいかの?)」

 

優子「(物わかりの良い弟を持って良かったわ。)」

 

・・・それは脅迫というのじゃぞ。

 

秀吉「(まあ、明久ならワシが着替えるといえば普通に部屋を出ていくと思うぞい。)」

 

優子「(ちなみ聞くけど、坂本君とかは?)」

 

秀吉「(同じくじゃ。)」

 

優子「(アンタも不憫ね・・・。)」

 

秀吉「(最近は島田や姫路までワシを目の敵にしておるしの・・・。)」

 

優子「・・・。(まあいいわ。そしたら早くしてよ。)」

 

 

さっそく、冷蔵庫からジュースを取り出し、明久の待つ部屋に戻る。

 

秀吉「またせたの。」

 

明久「いいや、大丈夫だよ。」

 

明久のジュースとお菓子を渡して、着ていたTシャツを脱ぐ動作をする。

 

明久「な、なにやってるのさ!」

 

秀吉「なにって?着替えるだけじゃが?」

 

明久「だ、ダメだよ!女の子がそんな・・・。」

 

秀吉「ワシは男じゃ!」

 

明久「じゃ、じゃあ、僕は部屋の外で待ってるからね。」

 

秀吉「はあ、しかたないの。

   ワシが外で着替えてくるから部屋で待っておいてくれまいか?」

 

さて、なるべく体のラインが隠れる服を・・・。

 

明久「え!?でも、それは悪いし・・・。」

 

秀吉「明久は客人じゃ。それでは申し訳がないではないか。」

 

ま、こんなもんかの。

 

明久「遠慮なんてしなくていいのに・・・。」

 

秀吉「とにかく、着替えて繰るぞい。」

 

部屋の扉を開け、廊下に出る。後ろ手で扉を閉める。

 

ふう、ま、計画通りじゃな。

 

さて、姉上の部屋に向かうとするかの。

 

 

★優子SIDE

 

優子「まあ、無難な服ね。」

 

・・・ちょっと、ズボンがきついけど。何この敗北感・・・。

 

秀吉「うむ、それじゃ、ワシは霧島のところに行ってくるぞい。」

 

優子「待ちなさい。携帯。」

 

秀吉の携帯をよこせと、手を広げて前に出す。

 

秀吉「うん?ワシは携帯を持っておらんぞ。」

 

・・・は?

 

優子「買い直してなかったの?」

 

秀吉「まあ、特別必要はないからの。」

 

まあ、普段から秀吉が携帯を持ってないなら仕方がないわね。

 

優子「いい、秀吉、アンタは今、木下優子なの。

   何でもできる優等生、木下優子なの。わかっているわね?」

 

秀吉「もちろんじゃ。」

 

本当に大丈夫でしょうね・・・。

 

ま、心配しても仕方がないわよね・・・。

 

秀吉「それじゃ、姉上も気を付けるのじゃぞ。」

 

優子「わかってるわよ。」

 

秀吉を見送って、アタシは吉井君が待つ秀吉の部屋に行く。

 

ふう、深呼吸・・・。よし。

 

優子「またせたの~明久。」

 

明久「?どうしたのなんだか・・・気のせいかな?。」

 

ドキドキさせてくれるじゃないの・・・。

 

明久「・・・う~ん、まあいいか。それじゃ行こうか?」

 

優子「うむ。」

 

初っ端から疲れてどうするのよアタシ!

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

○康介SIDE

 

 

くそ、悠斗の所為で遅くなってしまった。

 

待ち合わせのバス停に小走りで向かう。

 

先生と生野は、学校に。

 

みゆき と さくら は島田、姫路と一緒に買い物に行くらしい。

 

二人を送り出した後、悠斗を置いて先に出るはずだったんだが、

 

悠斗は部屋の鍵どころか大元の鍵までどこかにやってしまったらしい。

 

悠斗は久保と出かける約束をしていたようで、

 

おかげで準備する悠斗に待たされた次第だ。

 

ことり「先輩~。」

 

宗義「走れよ。」

 

ちひろ「二分遅刻!」

 

待ち合わせのバス停の前では俺以外全員揃っていた。

 

康介「すいません。」

 

ちひろ「罰として、荷物持ち。」

 

・・・。

 

チラッと部長の方に目をやると、手を挙げて『あきらめろ』とジェスチャーする。

 

ま、部長が逆らえるわ分けないか。

 

はあ、やれやれ。

 

写真部の機材が入ったケースをちひろさんから受け取る。

 

これが重いんだよな。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

☆明久SIDE

 

明久「それでさ、姉さんがウニと間違えてたわしを切ってさ。」

 

優子「明久も大変じゃの。(ウニとたわしを間違えるってどういうお姉さんよ・・・。」

 

なんでだろう?今日の秀吉には違和感がある。

 

どことなくだけど。

 

明久「処で秀吉。」

 

優子「な、なんじゃ?(バレた・・・?)」

 

明久「どこに行こうか?」

 

取りあえず、駅前まで出てきたけど、

 

本来ならゲーセンで一戦交えるつもりだったんだけど、

 

雄二もムッツリーニもいないからな・・・。

 

優子「そうじゃの・・・。」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

▽秀吉SIDE

 

ええっと、3番・・・、ここかの。

 

よし、完璧に姉上を演じ切って見せるぞい。

 

扉をノックして開けると、

 

翔子「……おはよう優子。」

 

2年Aクラス代表霧島翔子と・・・ロープで縛られて足かせと手枷をされておる雄二がいた。

 

秀吉「・・・おはよう代表、その・・・。」

 

翔子「……コレは気にしなくていい。」

 

雄二「・・・。」

 

秀吉「坂本君、動いてないようだけど生きている・・・のよね?」

 

翔子「……うん。大丈夫、暴れて迷惑がかからないように気絶させた。」

 

・・・。まあ、雄二には申し訳ないが好都合じゃ。万が一バレルと困るからの。

 

秀吉「アハハ・・・ハハ。えっと、それで・・・。」

 

翔子「……雄二に聞かせたい曲の練習をしたい。」

 

秀吉「わかったわ。」

 

翔子「……ありがとう。それじゃ、さっそく見てほしい。」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

★優子SIDE

 

明久「それじゃあ、カラオケでも行こうか?」

 

カラオケ?冗談じゃないわよ!

 

それが嫌で秀吉に行かせたんじゃない!

 

優子「しかし、二人でカラオケというのも寂しくないかの。」

 

明久「う~ん、それじゃ康介や悠斗でも呼ぼうか?

   あ、でも、悠斗は用事があるって言ったし、

   康介はカラオケ誘っても絶対来ないしなあ。」

 

へえ、音羽君、音痴なのかしら?

    

明久「ゲームセンターは混んでいるだろうし・・・。」

 

ふと、目の前を走って行ったバスに目がいった。

 

正確には、車体全面を使って描かれている広告に。

 

明久「どうしたの秀吉・・・水族館に行きたいの?」

 

!?これは思いがけないチャンス。

 

カラオケから脱出できるわ!

 

それに、これは吉井君が提案してきたわけだし。

 

優子「そうじゃの。たまにはそういう所もいいかもしれん。

   夏じゃしの。」

 

明久「う~ん・・・。まあ、大丈夫かな?」

 

お財布を確認しながら困った顔をする吉井君。

 

またお金がないのかしら?

 

優子「なんじゃ、お金がないのかの?」

 

明久「実はね。皐月壮での食費と部屋のレンタル料の支払いでね・・・。」

 

え?吉井君部屋借りてたの?でも、マンションがあるのに?

 

優子「部屋のレンタル料ってなんじゃ?」

 

明久「ああ、僕のコレクションを姉さんから守る為にね、

   皐月壮の空き部屋にこっそり移動させてたんだ。

   元々はご飯食べた後、そのまま泊まって悠斗と遊んでいただけだったんだけど、

   姉さんが来てからというもの、僕のプライバシーが無いに等しいからね。」

 

優子「そうじゃったか。」

 

お姉さんか・・・、そう言えば合宿の時言ってたけど、どういう人なんだろう。

 

でも、秀吉には話しているかもしれないし、聞くのは辞めときましょう。

 

明久「うん。それより、水族館だと駅前からバスに乗るしかないよね。」

 

・・・そうなの?

 

優子「そうじゃな。」

 

無難に相槌を打っておこう。

 

明久「昔は姉さんによく連れられて言ったけ。」

 

へえ、思い出の場所なんだ。

 

明久「女装させられてだけど・・・。」

 

・・・吉井君の女装・・・かわいいかも。ってお姉さん何を考えているの!?

 

さすがにアタシ・・・いや、秀吉はセーフよ、セーフ。

 

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