バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第4問:世界史

 問 ヨーロッパの南東部に位置するバルカン半島は
   かつて、半島の国々やロシア、オーストリアが領土をめぐる争い起こし、
   第一次世界大戦の引き金ともなった。
   当時、バルカン半島を『ヨーロッパの(  )』と称したか?
   (  )に入る言葉を答えなさい。
 

《解答》
 姫路瑞希の答え
   『ヨーロッパの(火薬庫)』

  教師のコメント
   正解です。

 土屋康太の答え
   『ヨーロッパの(爆弾)』

  教師のコメント
   なるほど、納得できましたが不正解です。


第4話バカテスト世界史:休日2

 

 

〆鉄人SIDE

 

 

鉄人「高橋先生――。」

 

高橋「西村先生。」

 

鉄人「いやぁ、すみません。遅くなりまして。」

 

待ち合わせ十分前に来ているとは・・・

 

高橋「いえいえ。」

 

鉄人「さて、行きましょうか?」

 

高橋「ええ。」

 

鉄人「それにしても学園長の思い付きには困ったものですな。」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 

 学園長「期末も無事終わったことだし、夏は大きなイベントがあるからね。

     パァアっと飲み会しよっかね。」

 

 高橋「飲み会ですか?」

 

 学園長「そうさね。ではお店を探してきてね。」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 

 

高橋「まぁあ、あの人らしいといえば・・・。」

     

鉄人「それで、どこから回りますか?」

 

高橋「西の方は布施先生たちが回ってくれてますし、

   西村先生は東側で心当たりの店ありますか?」

 

鉄人「あー、あるにはあるんですが・・・。

   私が普段行くお店って赤提灯が並んでいるようなお店なので・・・。」

 

どうもそういう店には縁がない・・・というか一人では入り辛い。

 

高橋「大人数は難しそうですね・・・。」

 

鉄人「高橋先生はどうですか?」

 

高橋「実はネットで幾つか目星を・・・」

 

バックに入れていた資料を取り出した。

 

鉄人「拝見いたします。」

 

視聴を受け取り、

 

高橋「このお店とかどうでしょうか?」

 

鉄人「雰囲気がいいですな。」

 

ほお、最近は送ってくれるサービスがあるのか。

 

 

 明久「それじゃあ、カラオケでも行こうか?」

 

 

この声は!?

 

 

鉄人「高橋先生!ちょっと!!」

 

高橋「えっ!?」

 

失礼だが、高橋先生を引っ張って銅像の陰に隠れる。

 

高橋「急にどうしたんですか?」

 

びっくりした。という表情で訪ねてきた。

 

鉄人「そっと、振り返ってください。」

 

高橋「はぁ・・・。」

 

 

 

 優子「しかし、二人でカラオケというのも寂しくないかの。」

 

 明久「う~ん、それじゃ康介や悠斗でも呼ぼうかな。

    あ、でも、康介はカラオケ誘っても絶対来ないしなあ。」

 

 明久「ゲームセンターは混んでいるだろうし・・・。」

 

 明久「どうしたの秀吉・・・水族館に行きたいの?」

 

 優子「そうじゃの。たまにはそういう所もいいかもしれん。」

 

 明久「う~ん・・・。まあ、大丈夫かな?」

 

 優子「なんじゃ、お金がないのかの?」

 

 明久「実はね。皐月壮での食費と部屋のレンタル料の支払いでね・・・。」

 

 優子「部屋のレンタル料ってなんじゃ?」

 

 明久「ああ、僕のコレクションを姉さんから守る為にね。

    元々はご飯食べた後、そのまま泊まって悠斗と遊んでいただけだったんだけど。」

 

 優子「そうじゃったか。」

 

 明久「うん。それより、動物園だと駅前からバスに乗るしかないよね。」

 

 優子「そうじゃな。」

 

 

高橋「あれは吉井君と木下・・・――」

 

鉄人「おそらくウチの木下でしょう。」

 

吉井には失礼だが、木下の姉と休日に出かけることはまずないだろう。

 

高橋「――いえ、う~ん。そうなんでしょうね。」

 

高橋先生にしては曖昧な答えだ。

 

鉄人「なにか?」

 

高橋「いえ、だめですね。自分の生徒かどうかわからないなんて。」

 

何をおっしゃるんですか。

 

鉄人「まあ、あの二人は似てますからな。」

 

高橋「ええ、どうやら駅の方に行くみたいですね。」

 

それは良かった。

 

鉄人「ちょうどよかった。さて、行きましょうか?まずはこのお店ですね。」

 

高橋「そうですね。」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

△雄二SIDE

 

 

はっ!?俺は確か翔子に・・・そうだ翔子にスタンガンを押し付けられて・・・

 

翔子「わーたしのゆーじはー・・・」

 

な、なんだこの歌は?

 

音程が外れてなんというか・・・酷い。

 

木下?それに翔子だと・・・。

 

秀吉「そこは少し上げた方が良いわよ。」

 

・・・ま、秀吉なわけないよな。

 

さて、とにかく意識が戻ったのは良いがこれでは逃げ出せない。

 

チャンスを、逃げ出せるチャンスを待つしかない。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

約10分後

 

翔子「……ちょっとお手洗いに行ってくる。」

 

おお、チャンス到来!

 

こんなに早く来るとは。

 

落ち着け、急ぐことは無い。落ち着いて、行こう。

 

翔子「……雄二、起きてる?」

 

!?なんだと、気づかれたというのか?

 

いや、違う。これは確認だ。大丈夫。

 

雄二「・・・。」

 

翔子「……念のため。」

 

念のため?そう言葉の意味を考えた直後、

 

雄二「あばばばばっばば!!!!!」

 

スタンガンを押し付けら、れ、た・・・。

 

穂で宇押「・・・大丈夫なの?」

 

翔子「……大丈夫、雄二は強いから。」

 

・・・まだ意識はある。フ、フフ・・・。

 

翔子「……それじゃ、なにかあったらスタンガンを使って。」

 

秀吉「ええ、・・・わかったわ。」

 

扉のしまる音がした。

 

翔子は今いない。まだだ、行動を起こすのはまだ早い。

 

直後、また扉の音がした。

 

?木下が出ていったのか?まあいい、好都合だ。

 

よい、しょっと!

 

く、く、くぅ・・・体が・・・動かん。

 

早く、出なくては。

 

扉を開け、周囲を確認すると、いつも行くカラオケ屋だった。

 

こっちか。よし。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

▽秀吉SIDE

 

 

ふう、なんとかなったわい。

 

しかし、雄二も不憫じゃの。

 

さて、どうしたものか?

 

姉上の携帯を開いて携帯を見ているふりをしながら考える。

 

姉上は明久とうまくやっとるじゃろうか・・・。

 

まあ、考えても仕方がないの。

 

部屋に戻るか。

 

っておらんではないか?

 

雄二はどこに行ったんじゃ?

 

翔子「……優子、どうしたの?」

 

ま、マジのじゃ!

 

秀吉「ええっと、坂本君が目を離したすきにって早い。」

 

シュパッと飛び出していきおった。

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

△雄二SIDE

 

はあ、はあ。ここまでくれば、ん?

 

何かを感じて振り向くとそこには翔子が迫ってくる姿が、

 

雄二「うそだろ・・・。」

 

くそぉおおお!!

 

翔子「……逃がさない。」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

それから20分後

 

翔子「……待って雄二。」

 

どうしてこうも持続するんだ。そろそろ限界だ。やはりスタンガンが聞いているのか。

 

雄二「スタンガンを片手に持っている相手から逃げるなという方がおかしいだろうが!」

 

翔子「……妻である私から逃げるという事は何か隠し事があるという事。」

 

雄二「どうしてそうなるんだ!」

 

翔子「……やっぱり雄二には浮気の疑いがある。」

 

雄二「なにぃいいい?」

 

翔子「……相手がだれなのか教えて!」

 

雄二「相手も何も付き合ってすらないんだぞ!」

 

翔子「……覚悟して雄二。」

 

雄二「覚悟できるかぁあああ!!」

 

どうして俺の周りには話を聞かない奴が多いんだ!?

 

雄二「畜生!どけどけ!」

 

道行く人をかき分け、しびれが残る体を頑張って動かす。

 

翔子「……逃がさない。」

 

差が全然開かない!

 

雄二「くっそう!!」

 

翔子「……雄二、待って。」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

〆鉄人SIDE

 

 

高橋「このあたりですね。」

 

鉄人「ええ、この写真を見る・・・ちょっと、高橋先生、奥の道に。」

 

高橋「え?」

 

何度も申し訳ない。

 

鉄人「アレです。」

 

高橋「アレって・・・坂本君ですか?それに・・・。」

 

 

 翔子「……待って雄二。」

 

 雄二「スタンガンを片手に持っている相手から逃げるなという方がおかしいだろうが!」

 

 翔子「……妻である私から逃げるという事は何か隠し事があるという事。」

 

 雄二「どうしてそうなるんだ!」

 

 翔子「……やっぱり雄二には浮気の疑いがある。」

 

 雄二「なにぃいいい?」

 

 翔子「……相手がだれなのか教えて!」

 

 雄二「相手も何も付き合ってすらないんだぞ!」

 

 翔子「……覚悟して雄二。」

 

 雄二「覚悟できるかぁあああ!!」

 

 

どたばたと走り去っていく。

 

鉄人「やれやれ。困ったものですな。」

 

全く、街中で騒ぎ立てるとは、みっちり指導してやらなければ。

 

高橋「ええ、ですが、見つかりましたよ。」

 

おお、中々よさそうな店だ。

 

鉄人「早速、空いているかどうか確認しましょう。」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

鉄人「空いてなかったですな。」

 

高橋「ええ、流石にカウンターという分けにはいけませんしね。」

 

鉄人「次は・・・このお店が近くにあるようです。」

 

高橋「行ってみましょう。」

 

再び、通りに戻り、目的の店を探す。

 

と、また。

 

鉄人「すみません高橋先生。」

 

前方から歩いて来る二人組は須川に近藤。

 

それにしてもよく合う日だ。

 

高橋「あれは・・・須川君ですよね。もう一人は・・・。」

 

鉄人「近藤です。さ、戻って枝道に逸れましょう。」

 

高橋「待ってください。霧島さんと坂本君が戻ってきました。」

 

鉄人「なんですと!あのバカ・・・いえ、失礼しました。」

 

高橋「いえ、それよりどう・・・。」

 

まずい、挟まれた・・・。

 

丁度そんな時、目の前のバス停にバスが停まろうと近づいて来る。

 

これは幸い。

 

鉄人「高橋先生、あのバスに乗りましょう。」

 

高橋「え、あ、はい。ですが・・・。」

 

 

 雄二「畜生!どけどけ!」

 

 翔子「……逃がさない。」

 

 

 

鉄人「さ、早く!」

 

高橋「は、はい。」

 

急いでバスに乗り込み、後ろの方の車道側の席に座る。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

△雄二SIDE

 

約10分後

 

も、もう限界だ。仕方がない。ここはおとなしく・・・。

 

翔子「……それ以上逃げ続けるなら、こちらにも考えがある。」

 

雄二「な、それは!?」

 

翔子の手に握られているものそれは、首輪。

 

翔子「……これで、逃げられないようにする。」

 

雄二「捕まってたまるかぁああ!!」

 

なにぃいい!?前から須川と近藤だと!?

 

 近藤「おい、あれ坂本と霧島だ。」

 

指を差して大声で言う近藤。

 

そして、携帯を取り出した須川。

 

Fクラスを召喚する気か!?

 

翔子だけでも手一杯というのに、

 

畜生!こうなったら、

 

雄二「明久が女子大生と仲良くしていたぞ。」

 

近藤「なにぃい?」

 

須川「落ち着け同志よ。――『私だ。異端者吉井を血祭りに上げろ。

   私と近藤も異端者坂本を血祭りに上げた後、合流する。

   そうだ、審問会は必要ない。

   議長である私がただいま異端者坂本と吉井に

   紐なしバンジージャンプをさせることを決定した。』

 

ちっ、あいつらが同時に二つの目標を追えるようになっただと!?

 

須川「同志近藤よ。目の前の犯罪を放置していては治安は守れない。

   そうではないか?」

 

近藤「会長・・・。」

 

須川「まずは、目の前の異端者の首を取るのだ。」

 

近藤「了解!」

   

余計な知識を身につけやがって・・・。

 

雄二「近藤は裏切り者だ!昨日、他校の女子とデートしていたぞ!」

 

 

 須川「ナンダト?」

 

 近藤「何を言っている坂本!」

 

 須川『私だ。吉井はどうでも良い。裏切り者の近藤を血祭りに上げろ。

    ヤツは審問官などではない。異端者だ。』

 

 

三つ以上の目標になると前の二つの目標は忘れるらしい。

 

結局はバカなんだな。

 

よし、とにかく目の前の二人は排除できた。あとは!

 

車道と歩道を分けている欄干を飛び越える。

 

直後、けたたましいクラクションの音が聞こえたが、今は非常事態だ。

 

車道を横切って翔子をまく。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

〆鉄人SIDE

 

目の前を坂本と霧島が通り過ぎていくのが確認できた。

 

扉が閉まり、バスは加速を始めた。

 

高橋「気づかずに通り過ぎていきましたね。」

 

鉄人「ええ。助かりましたな。」

 

と、その直後、バスは大きなクラクションを鳴らし、

 

急ブレーキをかけ大きな音をたてて止まった。

 

一体何が?

 

よくは聞こえないが運転士がどなっているのが確認できる。

 

ってあれは、あのバカ。何てことを。

 

鉄人「他人を巻き込みかねんことをするとは・・・。」

 

高橋「坂本君ですね。指導する必要がありますね。」

 

 

『お客さん、大丈夫でしたか?』

 

 

運転士に声を掛けられ、気づくと、高橋先生の顔がまじかに・・・!?

 

鉄人「こ、これは失礼しました。」

 

高橋「いいえ、私の方こそ・・・。」

 

 

『大丈夫そうですね。発車します。』

 

 

バスは再び動き出した。

 

それからどのくらい深呼吸しただろうか?

 

次の停留所にすらついていないのだから、そんなに時間はったってないはずだ。

 

とにかく、この空気をどうにかしなくては・・・。

 

鉄人「と、取りあえず次で降りましょうか。」

 

高橋「は、はい。あ、でも、このバスは・・・どうかされましたか?」

 

ふと、窓の外を見ると、これまた坂本、吉井に並ぶ要注意人物、土屋が居た。

 

高橋「あれは、工藤さんと土屋君ですね。二人付き合っているんでしょうか?」

 

土屋は工藤に手をつながれ引っ張られている。付き合っているとはまた違うような気がするが、

 

鉄人「さあ、まあ、似てますからな。」

 

高橋「ええ、そうですね。」

 

 

バスはスピードを落として停まった。

 

 

鉄人「停留所に着いたみたいです。ボタンは推してませんが、おろしてもらい・・・。」

 

な、なんだと!?あいつら載って来ただと!?

 

高橋「西村先生、このバスは卯月の方に行く直通バスですよ。

   降りられません。」

 

鉄人「いえ、そんなこと・・・そうなんですか。

   いや、それよりも、乗って来たんですよ。」

 

高橋「え?・・・どうしましょう。」

 

幸運な事に、二人は前の方に座った。

 

こちらで何か起きない限り後ろを見るっことは無いだろう。

 

鉄人「とにかく、目立つようなことはせず、乗り続けましょう。

   それしかありません。」

 

高橋「そうーですね。」

 

鉄人「それにしても、申し訳ありませんでした。

   私が行先も確認せずに乗らせたばかりに。」

 

高橋「いえ、あの場合乗る選択肢以外は無かったと思いますよ。

   それに、久しぶり行ってみたかったんです。」

 

鉄人「そうですか・・・。行ってみたかったというのは?」

 

高橋「卯月城ですよ。先月、ようやく改修工事が終わったんです。

   鉄道が復旧してから行こうと思っていたんですが、

   この際ですから。」

 

鉄人「はあ、わかりました。それでは、行きましょうか。」

 

高橋「はい。」

   

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

◆愛子SIDE

 

愛子「お待たせムッツリーニ君。」

 

ムッツリーニ「……何のようだ工藤愛子。」

 

サッと手を回し、ムッツリーニ君の動きを制する。

 

ムッツリーニ「な、なにを!?」

 

愛子「動いたらムッツリーニ君、どうなっちゃうカナ?」

 

ギリギリ当たるかあたらない。抵抗すれば・・・

 

ムッツリーニ「……卑怯な、工藤愛子!」

 

うん。でもこうでもしないと、勝てそうにないしね。

 

愛子「さ、行こう。」

 

ムッツリーニ「……行くってどこに?」

 

愛子「良いから♪ほら、こっちこっち。」

 

ムッツリーニ「……引っ張るな。」

 

 

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