バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

122 / 123
第11問:古典

 問 『はべり』の已然形を用いた例文を書きなさい。


《解答》
 木下秀吉の答え
  『はかなきことだにかくこそはべれ。』

  教師のコメント  
   正解です。西村先生の補習の効果でしょうか?この調子で頑張ってください。

土屋康太の答え
  『女を侍らす。』

  教師のコメント
   例文はともかく置いておきましょう。
   ただ、『侍ら』では未然形です。
   已然形で答えてください。
   


第11話バカテスト古典:練習

 

練習を始めて一週間が過ぎたころ、

 

 

 明久「いいよ、大夫動きが良くなったね。よっと!

    ことり、そこで懐に飛び込んで!」

 

 ことり「はい!」

 

花見が薙刀を構えて飛び込む。

 

 明久「二人はことりが失敗した時のために・・・。」

 

 

明久の指示の元、直美と本郷が召喚獣を移動させる。

 

幸平「大夫動きが良くなったな。」

 

まだ少しぎこちないが、最初のころに比べると大夫良くなってきている。

 

 

 明久「そうするとさ、僕がことりを攻撃しようとすると、

    防御が出来なくなるから逃げなきゃいけなくなる。」

 

以前体験したDクラスとの戦いを思い出させる。

 

 

 薫「なるほど。」

 

 直美「流石先輩!」

 

 

主にFクラスの取る多勢に無勢の戦い方だ。

 

 

 明久「えへへ、照れるな~。」

   

 ことり「すごいですよ。」

 

 

 明久「次はちひろさんと僕の二人の相手を三人でして見てよ。」

 

 ちひろ「いくわよ!」

 

 直美・ことり・薫「「「はい!!!」」」

 

 

直美の召喚獣は警察官で武器はサーベル。

 

花見のは着物姿に鉢巻を巻いて日本刀を手にしている。

 

本郷のは巫女服だけども下がスカート、武器は弓とクナイ。

 

 

優奈「ちひろも張り切ってるわね。」

 

康介「明久とは気が合うようで。まあ、お互いに似てますからね。」

 

優奈「確かにね~。」

 

宗義「それって・・・(バカってことか?)」

 

康介「はい?そんな恐ろしい言った覚えはないですよ。」

 

死にたいのか!

 

幸平「言ったら間違いなく酷い目にあうな。」

 

宗義「今のは聴かなかったことで。」

 

康介「その方がいいでしょうね。」

 

さて、まあ、この後は実戦あるのみだな。

 

Fクラスの連中と戦っても良い。

 

そんなときに、

 

雄二「お、やってるな。アイツに教官が務まっているか?」

 

丁度良く雄二がやってきた。

 

康介「雄二か。霧島は?」

 

雄二「翔子ならほれ。」

 

雄二が指差す方に首を向けると居た。

 

みゆきたちと話している。

 

康介「何しに来たの?」

 

雄二「いやま、その・・・一緒に練習しないかなってな。」

 

歯切れが悪く言う雄二。

 

大方霧島と二人っきりで練習するのが嫌なんだろうけど。

 

康介「練習と言っても召喚獣連れて走って裏山に登るだけだぞ。」

 

雄二「模擬戦とかはしないのか?」

 

康介「一対一とかでやってはいるが、模擬戦をするには一年生がな。」

 

雄二「ところで、秀吉とムッツリーニは?」

 

康介「ああ、あいつ等なら鉄人のスーパーフルコースを受けてもらっている。」

 

雄二「させてるんだろうが・・・。」

 

康介「戦力を上げるには低得点者を中ほどにもっていけば、それなりになる。

   上位者を伸ばすことよりも、はるかに効率的だ。

   俺らは召喚獣の操作に関してはほぼ問題は無い。

   問題なのはテストの点数だ。

   機動力は高いが、火力に難があるからな。」

 

雄二「ま、二学期にAクラスを狙うから助かるけどな。」

 

 

 明久「そこで、薫はちひろさんを攻撃するんだ!直美は僕に!

    ことりは二人をフォローして!」

 

 

いわゆるAとa、Bとbの組み合わせで戦っていて、

 

突然Aにbが、Bにaが攻撃し、控えていたcがフォローする。

 

相手の意表を突く戦い方だ。

 

 

雄二「意外と務まっているな。」

 

感心そうに言う雄二。

 

康介「ああ。」

 

雄二「それにしても、おもしろそうじゃねぇか。」

 

康介「とは言っても雄二は競技が違うがな。」

 

・・・。あれ?雄二がへこんでいるだと!

 

康介「本来なら、あいつらは居なかったんだけどな。」

 

雄二「どういうことだ?」

 

康介「雄二を餌に霧島を釣って、明久を餌に島田と姫路を釣って

   作戦を雄二に丸投げする予定だったんだけどな。」

   

雄二「俺はおまえの道具じゃねぇぞ!」

 

康介「わりぃ、わりぃ。つい本音が。」

 

雄二「なお更悪いだろうがっ!」

 

怒るなよ。血管切れるよ。ブチって。

 

それより、雄二が折角来ていることだし、模擬戦の話をしておこうか。

 

康介「部長、いい機会ですから明々後日にでも模擬戦をして見ましょうか?」

 

今日は模擬戦をするには遅いからな。

 

宗義「そうだな。組み分けはどうする?」

 

優奈「紅組と白組に分かれるかな~。」

 

幸平「それもいいけど、折角、あの二年Fクラスの代表がいらしてるんだ。」

 

矢加部部長がらしからぬ笑みを浮かべて言う。

 

【あの】が付くほど有名なのか、Fクラスは。

 

雄二「なるほど、うちの連中とやり合おうと。おもしろい。」

 

雄二も笑みを浮かべ、誘いにのる。

 

優奈「それは面白そう~。それで、勝利条件はどうするの~?」

 

雄二の返事を受けて高野先輩は嬉しそうに言った。

 

康介「大会のルールにのっとった形で行いましょう。」

 

雄二「最後の一兵まで戦うやり方か。」

 

嬉しそうに雄二が言う。

 

宗義「そうだ。会場はどこにしようか?」

 

冷房きいいた校舎でやりたいけど、

 

康介「校舎はAチームが使ってますから無理でしょうね。」

 

無理ではないだろうが、明久や雄二が居る手前、鉢合わせすれば面倒になるかもしれないしな。

 

雄二「ほう、それじゃあ屋外か。これは面白そうだな。」

 

幸平「となると、裏山か。」

 

康介「それがいいでしょう。グランドは暑いですから。」

 

優奈「防具はどうする~?数が足りないよ~。」

 

宗義「なしでいいんじゃないか?」

 

それは・・・。

 

優奈「危ないよ。」

 

幸平「予備が確か4セットあったな。」

 

康介「ええ、それと、Aチームは屋内なので

   プロテクターは使っていないでしょうから借りましょうか。

   倉庫に置きっぱなしだったはずです。」

 

宗義「いや、でも何か言われたらな・・・。」

 

康介「暑いし、重いのはわかりますが、けがしたら元も子もないですよ。」

 

宗義「そうだな・・・。」

 

部長は仕方なく、やれやれとうけいれる。

 

幸平「それで、彼女はどうするんだ?Fクラスに混じってやるのか?」

 

翔子「……彼女じゃない。妻。」

 

雄二が気後れしている間に霧島がサッとあらわれ爆弾を投下した。

 

幸平「そ、そうか。」

 

雄二「違う!俺は結婚などしていない!」

 

幸平「そ、そうか・・・。」

 

翔子「……結婚は形、愛があれば問題ない。」

 

雄二「問題ありまくりだ!」

 

幸平「(ちょっと変わってるよな。)」

 

霧島をさして小声で言う矢加部部長

 

康介「(まあ、でも雄二もまんざらじゃないんですよね・・・。)」

 

 

 翔子「……もし雄二が勝ったら、一日にデートしてあげる。」

 

 雄二「そうか、だったら潔く負けをぉおおお!!」

 

 ネクタイをぎゅっと占めて、

 

 翔子「……負けたら、雄二は私に一日自由にされる。」

 

 雄二「何をするつもりだ!」

 

 翔子「……(ッポ)」

 

 雄二「言えないことをさせるのか!この変態!」

 

 

幸平「・・・。ボケてるのか?」

 

康介「いいえ、まじめにやってるんだと思いますよ。」

 

話が噛み合ってはいないものの。

 

優奈「2年Fクラスの代表、坂本雄二君か。

   これは久々に楽しめそうね。」

 

宗義「3年になってまだ一度もしていなかったしな。

   暴れまくるとするか。」

 

幸平「お前が暴れたら、1年の練習にならんだろうが。」

 

雄二「畜生!康介、悪いが俺の貞操を守る為に勝たせてもらう、覚悟しろ。」

 

康介「ま、勝てればいいけどな。」

 

雄二「くぅうう・・・。俺は絶対に勝つんだ!」

 

雄二の固い決意がグランドに響いた。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。