問 次の( )に入る正しい語句を答えなさい。
『明治維新で最も功績を上げた西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通の
三人を( )という。』
《解答》
音羽康介の答え
『維新の三傑』
教師のコメント
正解です。
吉井明久の答え
『三銃士』
教師のコメント
フランスの物語ですよ。
ただ、フィクションとはいえ、ダルタニャンを始めとする実在人物や
ラ・ロシェル包囲戦などの史実が多く登場しています。
因みに、『三銃士』とは『ダルタニャン物語』の第一部に当たります。
興味があるなら読んでみてはいかがでしょうか?
土屋康太の答え
『すごい人』
教師のコメント
確かに凄い人ですけど・・・。
Fクラス:昼休み
教壇の上に立ち、雄二は話し続けていた。
雄二「というわけだ。放課後、大会出場チームと模擬試召戦争をすることになった。
参加したい奴はいるか?」
という雄二の熱のかかった勧誘に対して、
F「放課後~帰ってダラダラしてぇよ。」
F「クーラーの効いた部屋でゲームしてぇんだ。」
全く興味がない様子だ。
雄二「15人必要なんだ。因みに俺の他に姫路と島田が参加するんだが・・・?」
F「いや、そう言えば、時間が開いてるんだ!」
F「そういえば、クーラーが壊れたんだ。」
さすがFクラス。キビを返し、教壇に一気に駆け寄っていく。
雄二「よしよし、わかったわかった。ココはくじ引きで決めよう。」
明久「ねえ、康介。」
康介「なんだ?」
雄二がメンバーを勧誘している一方で、俺らは昼飯を食べている。
明久「雄二たちが勝てると思う?」
康介「そうだな、勝機があるとすれば守りに徹することだろうな。」
明久「どうして?」
康介「通常、敵を攻撃するには、守っている兵力の三倍の兵力が必要になる。
だが、雄二の事だからな。守りに徹して、なんてことはないだろう。
どこに本陣を構えて、どう出るかだな。」
みゆき「フィールドはどこにするの?」
康介「裏山から廃校舎までだ。一番広く取れるからな。」
秀吉「して、ワシらはどこに陣を構えるのじゃ?」
康介「それは雄二に決めてもらう。
戦力としてはこちらが上だからな。」
ムッツリーニ「……科目はどうする?」
康介「それも雄二が決める。」
美波「でも、それだと、ウチらが有利になりすぎるんじゃない?」
秀吉「うむ、いささか任せきりではないかの?」
やれやれ、
康介「ああ、だって面倒くさいだろ。」
秀吉「お主は・・・。」
みんなからの呆れた視線が・・・。
康介「ま、それは半分冗談だ。」
エイミー「半分はメンドウなんですネ。」
そこはいいの。そこは!
康介「勝ち負けは関係ないの。
実戦じゃないんだから。
重要なのは一年生に本物の試召戦争を体験させること。
統制がとれるか確認すること。
屋外での戦いになれること。
通信機器の運用など、あげればきりがない。
こちらが不利な状況ほど、望ましいんだ。」
寄せ集めでどの程度戦えるものか確認しないといけないからな・・・。
瑞希「なるほど、そういうことなんですね。」
秀吉「確かに、課題が沢山あるの。」
明久「でも、統制なら取れるんじゃないかな?」
康介「だと、いいんだがな。」
俺達は連合という名の寄せ集め、それも初陣。
片や敵である雄二たちは互いの事がわかっている猛者たち。
それに、屋内ならまだしも、俺らも初めての完全な屋外。
距離感もあてにはならないからな。
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坂本雄二率いる二年Fクラス親衛隊は裏山を本陣に構えた。
使用する科目は『数学』、島田が居る時点で大体の予想は付いてたけど、
明久「雄二はやっぱりお山の大将がお似合いだね。」
双眼鏡で裏山を見ながら明久は言う。
秀吉「さながら山賊の長じゃな。」
宗義「山賊か、すると、俺たちはさしずめ山賊を退治しに来た警官隊か。」
ちひろ「ところで、対策とかは?注意するべき点とか?」
康介「そうですね、
我々は、不意打ちと孤立しないように気を付けてさえいれば大丈夫だと思います。
向こうは、点数からいって、正面から戦っても歯が立たないでしょうから。」
秀吉「孤立させ、取り囲んでから倒す。といった戦い方をしてくるじゃろう。」
みゆき「そうね、取り囲んだところを姫路さんの『熱線』で味方もろともというのが
十分にあり得るわね。」
優子「ただでさえ少ない戦力を自分から減らすの?」
わからないだろうな。Aクラスには。
秀吉「あって無いような点数じゃから、無くても構わないというのが雄二の考え方じゃ。」
信じられないといった感じで目を見開く。
明久「だまし討ちはもちろん、簡単に仲間を切り捨てるからね。
気を付けた方が良いよ。」
利光「・・・それは仲間という表現が適切ではないね。」
ムッツリーニ「……使い捨ての盾。」
幸平「憎いな。」
ボソリと呟く先輩。
みゆき「たぶんだけど、美波が前線に出てくるんじゃないかな?
瑞希は後方から『熱線』を撃って来ると思う。」
エイミー「アレは一瞬デス。」
薫「具体的にはどうすれば良いですか?」
秀吉「うむ、避ける他なかろう。ま、避けれればの話じゃが。」
ことり「ちょっと難しいですよね。」
秀吉「じゃが、アレはかなり点数を遣うからの。せいぜい2、3発が限度じゃろう。」
ムッツリーニ「……集まっているところを狙うのが効果的。」
戦力の分散は愚作であるが、この場合は分散させなければ全滅もありうる。
さくら「なるほど、そういうことですか。」
明久「それに、雄二は今後の人生がかかってるからね。
何が何でも勝ちに来るだろうし・・・。
いっそ、山に火を放って・・・。」
優子「吉井君、それをしたら退学どころじゃ済まないわよ。」
愛子「アハハ、代表が裏目に出ちゃったね。」
ちひろ「ま、山に火を放つのはなしとして、作戦を立てるわよ。」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
隊長
本 隊 高野優奈 森下ちひろ 工藤愛子 エイミー・ヤシマ
分 隊 木下優子 秋月さくら 本郷 薫 花見ことり
一番隊 音羽康介 水谷みゆき 吉井明久
二番隊 三浦悠斗 久保利光 木下秀吉 土屋康太
三番隊 青山宗義 矢加部幸平 埴生直美
優子「校舎の上に上がれれば、もう少し遠くまで見えるんだけど。」
廃校舎を見上げながら言う。
その校舎は窓ガラスが抜け、塗装は剥げ堕ち、時間と共に風化している。
愛子「床が抜けたら危ないよ。何十年も前から使って無いんだから。」
優子「そうだけど。」
愛子「あ、そうだ!肝試ししようよ!」
優子「余計危ないわよ。」
愛子「そうカナ?(吉井君にくっつき放題だよ。)」
優子「!!??な、そんなことしないわよ!」
ただでさえ入りたくないのに、夜に近くまで来るとか・・・遠慮したい。
明久「でも、なんかこの校舎・・・お化けや幽霊が出てきてもおかしくないよね。」
ムッツリーニ「……何か居ても可笑しくない。」
康介「学園長とか?」
『『『『ク、・・・ハハハハ!!!』』』』
みんなが大声で笑い出した。
悠斗「酷ぇえ・・・ク、クク。」
利光「フ、フ、フ・・・ゴホン、堪え切れないものだね。」
明久「アハハハハ・・・ババア長が・・・ハハハ・・・」
さくら「皆さん笑いすぎですよ。フ、フ、フ、可哀想じゃありませんか。」
エイミー「説得力ガないヨ~。」
みゆき「堪え切れないわね、ムグッ、ゴホゴホ。」
康介「大丈夫か?」
みゆき「う、うん。フー、大丈夫。」
優子「(ク、ク、ク)」
愛子「なに堪えてるの優子、ほら笑いなよ!」
優奈「学園長先生には悪いけど、想像しちゃった~。」
ちひろ「良いセンスしてるじゃない。」
ムッツリーニ「……今一番笑った。」
秀吉「うむ、不意疲れた感じじゃ。」
ことり「胸のつっかえがおりました。」
薫「ええ。」
直美「ふう、緊張していたのがちょうどよく解けた。」
宗義「ああ、気持ちよく笑えた。」
幸平「すっきりした。」
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笑いもようやく収まったところで、
ちひろ「そろそろね。」
利光「時間です。」
丁度、召喚フィールドが展開された。
『『『『『『試獣召喚(サモン)!!!!!』』』』』』
16:25模擬試召戦争開始、
制限時間は50分
【 数 学 】 オブジェクトブロウクン 模擬戦 44:11
日 本:2年Fクラス VS 日 本: 文月学園選抜Bチーム
合計点数 1910 0%減少 合計点数 4932 0%減少
合計点数 1910 戦死者 0 合計点数 4932 戦死者 0
【 数 学 】 合計点数 4932
3年Cクラス 青山宗義 429 Dクラス 高野優奈 162
森下ちひろ 392 矢加部幸平 154
2年Aクラス 久保利光 240 Fクラス 音羽康介 500
三浦悠斗 496 木下秀吉 142
秋月さくら 268 土屋康太 58
木下優子 361 吉井明久 138
工藤愛子 381 エイミ-・ヤシマ 221
水谷みゆき 169
1年Aクラス 本郷 薫 441 Eクラス 花見ことり 163
Bクラス 埴生直美 216
康介「端末は正常に作動してますね。」
ババアが試験運用にと渡して来た端末、
大きさは丁度いいのだが、その割に重量があるのが難だが、わかりやすくていい。
宗義「約2.6倍か。」
優奈「う~ん3倍にはならなかったね~。」
秀吉「ま、雄二ならその程度の差は気にせんじゃろ。」
わりきってるからな。特にAクラス戦を想定したばいいなどこれ以上の差だろう。
明久「うん、美波や姫路さんの点数がこれの3割ぐらいだろうしね。」
悠斗「どう出てくるんだろうな雄二は?」
康介「嬉しそうだな。」
悠斗「そりゃ、Fクラスと違ってAクラスは試召戦争なんてめったにないから、
召喚獣を暴れさせられることなんて出来ないからな。」
さくら「ええ、ちょっと寂しいですよね。」
愛子「だよね~。Fクラスはにぎやかで面白そうだし。」
まあ、文月学園といえば召喚戦争だから、気持ちはわからなくもない。
みゆき「したくて、しているわけじゃないんだけどね。」
エイミー「私が来てからは宣戦布告サれてバカりデス。」
悠斗「欲張りが・・・。」
恨めしそうに悠斗がつぶやいた。
秀吉「しかし、一学期だけですでに5回、おかげで、補修の嵐じゃぞい。」
ため息交じりに秀吉が言う。
悠斗「それは・・・いいや。」
優奈「でも、それだけ経験しているのは心強いわよ。」
宗義「確かに、実戦ではあと少しというのがあるからな。」
感慨深そうに部長が言う。
話しながら待つこと10分、
宗義「来ないな。そろそろ部隊展開させてるだろうに」
幸平「まあ、まる見えだからな。こちらが動くまで動く気がなのかもしれない。」
雄二の事だから何かしかけてくるかと思ったが、本格的に山にこもるつもりらしい。
宗義「それじゃあ、1番隊と、3番隊を出すか?」
ちひろ「Fクラスといっても実戦経験が豊富なのよ。それだけじゃ危険よ。」
優奈『本隊から分隊へ、状況を教えてくれる?』
・・・
優奈「あれ~?」
無線機を使って前に展開している分隊に連絡するが、
康介「話終わったらボタンから手を放してください。」
送受信は一方通行なんだよね。
優奈「ああ、ごめんね~。」
優子『Fクラスは依然、現れません。』
やはり、攻めては来ないのか?
宗義「むこうは山にこもる気だろな。」
幸平「出てきてもやられるだけだしな。
丁度良い機会だ。こちらから責めてみてはどうだろう。」