バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第6話バカテスト物理:清涼祭前日

 

 

 

文化祭前日

 

美波「いつもはただのバカに見えるけど、坂本の統率力は凄いわね。」

 

明久「ホント、いつもはただのバカなのにね。あ、康介。」

 

俺らは小汚いFクラス教室から豪華なAクラス教室に場所を移して、

 

中華風の喫茶店を構えることが出来た。

 

隣にはAクラスのメイド喫茶、教室内に異なる二つの店がある。

 

康介「よお、中々気合入ってるな。」

 

明久「康介達の方は終わったの?」

 

康介「ああ、後は俺の腕が持つかどうかだがな。」

 

明久「アハハ、がんばってね。」

 

康介「(おまえらもな。)」

 

明久「(康介知ってるの?)」

 

康介「(砂かけババアに聞いた)」

 

明久「(なるほど)」

 

さくら「もういいんですか?」

 

大方店が完成に近づいて手空きになっていたさくらがやってきた。

 

康介「ああ、まあな。それより手伝う事は?」

 

さくら「ないですよ。」

 

ともか「来るのが遅い。」

 

金槌を持ったままやって来る。

 

さくら「そんな、ちゃんと仕事して来たんですから」

 

ともか「甘いわよ。」

 

悠斗「ふう、やっと終わった。おう、康介」

 

生野の手伝いをしていた悠斗がやって来た。

 

普通、悠斗が金槌で生野が釘持ちだろ。

 

たぶん悠斗のへたさに自分ですると言って金槌を奪い取ったんだろうけど…情けない。

 

明久「この立派なテーブルいくらするんだろう。」

 

Aクラスの備品のテーブルで3つ供用されてる。他にも椅子や調度品なども貸してくれてる。

 

他にもFクラスには見た目も含めた女子が4人しか居ないためAクラスからも応援に来てもらえる。

 

もちろん、ただという分けではなく、Aクラスには料理できる人が居ないとの事。まあ、そういう分けで、

 

康介「聞かない方がいいんじゃないか。」

 

みゆき「もし、100万とかだったらどうする?」

 

明久「売る!」

 

優子「売るって何を売るの?吉井君」

 

黒いオーラを発する秀吉のお姉さん

 

明久「な、なんでもないよ。」

 

雄二「なんだ明久。何か怒らせることでもしたのか?」

 

明久「ゆ、ゆう…じ、何その…」

 

やって来た雄二は手に枷をはめられいる。

 

雄二「翔子に掴まてな。」

 

翔子「……雄二、浮気は禁止。」

 

突然霧島さんが現れ、雄二の顔を

 

雄二「ぐああ、」

 

掴んだ。

 

…はて、雄二が誰に浮気したんだろう。

 

優子「代表、何やってるの?」

 

翔子「雄二にお仕置きしている。」

 

愛子「坂本君が何をしたんカナ」

 

翔子「吉井に浮気した。」

 

…何コレ笑う所ですか。

 

明久をすごい形相で見る秀吉のお姉さん

 

明久「何を言っているの霧島さん。雄二と逢引何てしてないし、どうせするなら秀吉だよ。」

 

 

秀吉「あ、明久…その…」

 

顔を赤らめながら言う秀吉

 

みゆき「もの凄いカミングアウトね。」

 

ともか「秀吉って優子の…」

 

優子「弟よ。」

 

さくら「でも、弟君は普通に見ると女の子に」

 

悠斗「みえるな。」

 

優子「やめてくれない。」

 

愛子「そうだ。ねえ、吉井君」

 

明久「何かな工藤さん。」

 

愛子「叶わない恋をするよりさ、叶う恋をしたら?」

 

明久「?」

 

愛子「優子だよ。吉井君」

 

優子「な、な、何を言ってるの愛子。私が…」

 

顔を真っ赤にして言うが途中で言葉が途切れる。

 

愛子「どうカナ。吉井君」

 

明久「そ、それは」

 

秀吉「悪いことは言わん明久。姉上はやめた……待つのじゃ姉上。関節がアアアア!」

 

真っ赤な顔をしながら秀吉を手に掛ける秀吉のお姉さん。

 

瑞希「美波ちゃん。」

 

美波「ええ、行くわよ瑞希。」

 

島田と姫路により明久は高速され、

 

明久「わああ、姫路さん!腕が、美波もあああ!」

 

のたうち回る明久そして、

 

雄二「いいぞ。やれ。」

 

明久「雄二!何てこと言うんだ!」

 

雄二「元はと言えばおまえの所為で俺は、俺は」

 

秀吉「随分なやつあたりじゃのう。」

 

もがきながら

 

明久「霧島さん!この前雄二が女子更衣室に覗きに行ってたよ。」

 

雄二「て、てめえ。わ、しょ、翔子、そ、それはな、なんd」

 

雄二の顔を握る霧島。バキバキいってるのは気のせい。

 

翔子「……雄二、覚悟できてる?」

 

雄二「ぎやああああああ」

 

二人は諦めよう。

 

 

 愛子「吉井君は可愛いもの好きの優子に……」

 

 優子「愛子、それ以上言ったら…」

 

 さくら「落ち着きましょう。優子ちゃん。」

 

 

康介「そういえばムッツリーニは?」

 

みゆき「試食品を作ってるわよ。」

 

康介「試食品か。」

 

ムッツリーニ「………試食品を持ってきた。」

 

康介「おわっ」

 

いきなり後ろから響くムッツリーニの声。いつもながら気配を消すのが巧い。

(別に常にそんなことをしなくてもいいのに)

 

ムッツリーニがカートから取り出したのは、木のお盆。

 

上には陶器のティーセットと胡麻団子が載っていた。

 

みゆき「わぁ……。美味しそう……」

 

美波「土屋、これウチらが食べちゃっていいの?」

 

ムッツリーニ「………(コクリ)」

 

秀吉「では、遠慮なく頂こうかの。」

 

さくら「おいしそうですね。私たちも食べてもいいですか?」

 

愛子「いいよね。ムッツリーニ君。」

 

ムッツリーニ「………(コクリ)」

 

作りたての胡麻団子を頬張るみんな。

 

さくら「お、美味しいです!」

 

ともか「ホントね」

 

美波「本当!表面はカリカリで中はモチモチで食感も良いし!」

 

瑞希「おいしいです。」

 

秀吉「甘すぎないところも良いのう。」

 

康介「お茶もおいしいな。」

 

ムッツリーニ「……ジャスミン茶」

 

普段は飲む機会がない。

 

明久「それじゃ、僕も貰おうかな」

 

「………(コクコク)」

 

明久がゴマ団子に手を出す。

 

明久「ふむふむ。表面はゴリゴリでありながら中はネバネバ。

   甘すぎず、辛すぎる味わいがとっても――んコパっ」

 

康介「おい、それ本当にムッツリーニが作ったんだよな。」

 

ムッツリーニ「………俺が作ったのは、10個…6個増えてることになる。」

 

悠斗「食べてなくて良かった。ということは大丈夫なのは1個か」

 

康介「生存できる確率は6割だったのか。」

 

冷汗が止まらない。

 

雄二「翔子、最後まで聞いてくれ。」

 

翔子「……善処する。」

 

雄二「頼むから」

 

久保「二人は仲良しだね。」

 

翔子「……ありがとう。」

 

そこに久保と一緒に戻って来た雄二が。

 

久保「やあ、にぎやかだね。」

 

雄二「お。美味そうだな。どれどれ?」

 

久保「僕も貰っていいかな?」

 

康介「ま、待って」

 

雄二は躊躇いなくバイオ兵器を口に運ぶ。

 

秀吉「……たいした男じゃ」

 

明久「雄二。キミは今、最高に輝いてるよ」

 

康介「雄二。今までありがとう。俺がそっちに行ったらよろしく頼む。」

 

ともか「かわいそうに」

 

さくら「無念でしょうね。」

 

雄二「?お前らが何を言ってるのかわからんが……。ふむふむ。

   表面はゴリゴリでありながら中はネバネバ。

   甘すぎず、辛すぎず味わいがとっても……んコパっ」

 

明久と同じ反応だった。

 

「あ―、雄二。とってもおいしかったよね。」

 

と生き返った明久が問いかける。

 

雄二「ふっ何の問題もない。」

 

悠斗「助かったみたいだな。」

 

さくら「死人が出なくて良かった…」

 

雄二「あの川を渡ればいいんだろう?」

 

助かってないし死人が出る。

 

明久「ゆ、雄二!その川は駄目だ。渡ったら絶対に戻ってこないから。」

 

秀吉「戻って来るのじゃ雄二」

 

みゆき「だれかそのゴマだんごを食べて坂本のところに行けば…」

 

自分の口にした言葉の意味が分かったのか途中で言葉が途切れる。

 

何と恐ろしいことを言うんだ。それじゃあ俺達の中から犠牲者を出すという事じゃないか。

 

何か周囲の雰囲気が『誰か逝け』ってなっている。

 

明久「ここは責任とってムッツリーニがって、む、ムッツリーニ!

   どうして胡麻団子を僕の口の中に押し込もうとするの!?無理だよ!食べられないよ!」

 

久保「ここは僕が行こう。」

 

「「「「「えっ」」」」

 

明久「久保君だ、駄目だよ。あっ」

 

団子を頬張る久保。勇者だ。そして、

 

久保「表面はカリカリで中はモチモチ…おいしいよ普通の団子だね。」

 

1/6という確率で助かった久保。

 

ムッツリーニはスタンガンを構え 

 

明久「む、ムッツリー」

 

バチバチバチ…ガク

 

倒れた明久に団子の残り全部放り込み顎を動かし咀嚼させる。

 

ムッツリーニ「……手が滑った。」

 

康介「人殺しの目してたぞ。」

 

ムッツリーニ「……(ブンブン)」

 

悠斗「手が滑って咀嚼までするか!」

 

ムッツリーニ「……可能性はゼロじゃない。」

 

ともか「大丈夫かしら」

 

 瑞希「え?坂本君はどうしたんですか?って吉井君も」

 

 美波「なんでアキと坂本は倒れてるの?」

 

 トリップしていた姫路と島田がこっちの様子に気が付く。

 

 ムッツリーニ「……足が攣っただけ」

 

康介「おい、大丈夫か?渡ったらだめだぞ。」

 

悠斗「戻って来い。生きるんだ。」

 

心臓マッサージを必死でする秀吉と久保

 

駄目かもしれない。せめて盛大に送り出してあげよう。

 

すると

 

 明久「雄二、何やってるの?」

 

 雄二「ああ、この爺さんが渡し賃を6万よこせって言ってるんだ。」

 

 明久「6万?なんで」

 

 雄二「はあ、知らないのか。渡船の料金は六文と定められているんだ。」

 

 明久「渡し船に乗ってどこに行くのさ雄二」

 

 雄二「どこって、ハッ!?」

 

康介「ゆ、雄二!戻って来たんだな。」

 

さくら「よかったあ。」

 

ともか「言葉がつながってヤバいとおもったけど」

 

みゆき「ちゃんと戻ってこれたわね。」

 

明久「はあ、あ、戻って来たのかあ。あ、雄二」

 

雄二「明久か…何だったんださっきのは」

 

さくら「臨死体験したのを覚えてないんですね。」

 

雄二「そういえば胡麻…」

 

雄二の言葉にかぶせるように

 

ムッツリーニ「シフォンケーキとモンブラン、パンナコッタも作って来た。」

 

珍しくいや初めてムッツリーニの大声を聞いた。

 

雄二「ほう、どれどれ」

 

パク、モンブランを咀嚼する雄二。…雄二がそういうの食べるって似合わないなあ。

 

明久「ど、どう雄二?」

 

もしかすると姫路作った可能性がある。

 

全員が緊張した面持ちで雄二を見つめる。

 

雄二「うまいな。お前らはたべないのか?」

 

どうやら大丈夫だったみたいだ。何か自然と雄二に毒味させていた。ごめん。

 

悠斗「じゃ、俺はこのパンナコッタを」

 

康介「あ、俺も貰おう。」

 

瑞希「私もいただきます。」

 

美波「瑞希、この資本ケーキおいしいわよ。」

 

ともか「モンブランおいしい。」

 

みゆき「私はシフォンケーキかな。」

 

さくら「シフォンケーキもおいしいですよ。」

 

うん、うまいなあ。次は、…モンブランを口にした…

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

第4問:物理

 

 問 以下のの問いに答えなさい。

 

  『(1)ある物体が5.0sの間に55m移動したとすると、この物体の平均の速さはいくらになるか

   (2)10m/sの速さで動いていた物体が5.0s艦に20m/sまで加速した。

      この物体の平均加速度はいくらか』

   

 

《解答》

 三浦悠斗の答え

  『(1)v=55/5.0

       =11       11(m/s)

 

   (2)a=20-10/5.0

       =2.0       2.0(m/s²) 』

 

  教師のコメント

   そのとおりです。

 

 

 生野ともかの答え

  『(1)v=20m/5.0s

       =11(m/s)

 

   (2)a=20m-10m/5.0s

       =2.0(m/s²)     』

 

  教師のコメント

   正解です。丁寧に説いていますね。

 

 

 木下秀吉の答え

  『(1)55÷5.0=11

                      11(m/s)

 

   (2)(20-10)÷5.0=2.0

                      2.0(m/s²)     』  

 

  教師のコメント

   (1)正解です。

 

 

 吉井明久の答え

  『(1)55÷5.0=11

                      平均の速さは11

 

   (2)20÷5.0=4.0

                      平均加速度は4.0 』  

 

 

  教師のコメント

   まあ、吉井君にしては数字はできたんで驚いています。・・・単位を書いてください。

   (2)は残念ながら違います。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

目が覚めると花畑の中に居た。霧がかかってよくわからないが人影が見える。

 

康介「あ、悠斗」

 

悠斗「おお、康介か。ここはどこなんだ。資本ケーキをたべたらここに居たんんだ。」

 

康介「俺はモンブランを…俺ら死んだのか?」

 

悠斗「え、縁起でもない事言うなよ。」

 

康介「そ、そうだよな。」

 

少し歩いていくと大河にかかる赤い橋が見えてきた。

 

何かみんな白い服を着て渡って行っている。

 

……

 

これ、本当の三途の川ってこと?

 

じゃあ、俺らはこれからあの橋を渡って閻魔大王に裁かれて苦しまないと行けないってことか

 

いやいや、死にたくないから。

 

悠斗「誰か来たぞ。」

 

後を振り返ると

 

康介「く、久保か。」

 

驚いた。

 

久保「やあ、三浦君に音羽君」

 

康介「久保も食中毒か」

 

久保「パンナコッタを頂いたんだけど記憶がなくてね。」

 

間違いない。この橋の向こう、川の対岸は冥界。地獄だ。

 

康介「どうしよう。俺らもう現世には戻れないのか?」

 

悠斗「いやいや、戻ろうぜ。」

 

久保「来た道を戻れば帰れないかなあ。」

 

康介「だけどあの霧の花畑は無限ループだったりしないのか。」

 

悠斗「まあ、とりあえず行ってみようぜ。」

 

「おい、おまえらそこで何をしている。」

 

ふいにかかった声に驚き後ろを向くと

 

久保「……鬼か」

 

そこには真っ赤ではないが頭に角を生やし、尖った4つの牙をもった生物・・・鬼が居た。

 

悠斗「お、おれはまだ生きたいんだ。」ダッシュ

 

康介「あ、待て。」俺もダッシュ

 

久保「旅は道連れだからね。」久保もダッシュ

 

康介「道連れにされてたまるか。」

 

「おい、待ておまえら。」

 

無我夢中で走りまくった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ぼんやり視界が…

 

みゆきが心配そうな顔をして覗き込んでいる。

 

康介「ここは?」

 

みゆき「よ、よかった。」

 

あったかい水滴が顔に落ちてきた。慌てて起き上がる。

 

康介「な、泣くなよ。」

 

みゆき「だ、だって、みんなバッタバッタ倒れていくし――」

 

周りを見ると

 

明久に雄二、霧島、秀吉のお姉さんが倒れていた。

 

必死で介護する秀吉とムッツリーニ、工藤にさくら、生野

 

この事態を招いた張本人の姫路はオロオロしている。

 

みゆき「――よかった。戻ってきて。」

 

なるほど。本当にヤバかったみたいだ。

 

久保「目が冷めたみたいだね。」

 

悠斗「おお、無事だったか。」

 

康介「ああ、スゲエ体験だった。」

 

みゆき「どんな、体験だったの?」

 

康介「気が付くと霧深くきれいな花畑の中に居た。」

 

悠斗「それから康介に会って、適当に歩いていたら大きな川がみえてな。」

 

久保「橋の上を白い着物を着た人が歩いてね。」

 

康介「どうしようか3人で話していたら」

 

久保「鬼に話しかけられて」

 

悠斗「全力で逃げた。」

 

みゆき「こわかった?」

 

康介「ああ。」

 

悠斗「震えが止まらない。」

 

久保「まあ、振り返ってみれば良かったとおもってるよ。

   体験できないことを体験できたからね。」

 

さすが学年次席

 

雄二「ああ、ここは・・・」

 

翔子「……雄二。結婚して」

 

雄二「ま、待て翔子。アアア」

 

翔子「……待てない。」

 

明久「生き返った。」

 

優子「ここは、って愛子なにやってるの」

 

良かった。みんな目が覚めたようだ。

 

秀吉「一時はどうなるかと思ったわい。」

 

ムッツリーニ「……良かった。」

 

姫路「みなさん大丈夫なんですか?」

 

美波「みんな一斉に倒れたからどうなるかとおもったけど」

 

しかし、恐ろしいもんだ。

 

康介「これが俺達だったから良かったものの」

 

みゆき「お客さんだったら大変なことになっていたわね。」

 

 

この後の準備は恙なく終わった。

 

 

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