問 以下の問いに答えなさい。
現在の民法では男女の結婚適齢は何歳か答えなさい。
《解答》
姫路瑞希の答え
『男性は18歳、女性は16歳』
教師のコメント
正解です。さすがですね、姫路さん。
吉井明久の答え
『愛があれば歳の差は関係ありませんよ』
教師のコメント
夢と希望をありがとうございます。
霧島翔子の答え
『結婚は形。愛があれば問題ない。』
教師のコメント
何か名言になりそうな言葉って、えっ!霧島さん!
吉井明子登場
明久「この上ない屈辱だ!」
ちひろ「結構似合ってるわよ。」
ことり「男子だなんて誰も気づきませんね。」
僕の着付けを手伝ってくれた娘だ。そうか、康介の後輩だったんだ。
秀吉「そうじゃなあ。」
雄二から連絡を受けてわざわざやって来た秀吉が、
喫茶店の更衣室で僕の着付けとメイクをたった数分でやってくれた。
凄い。けど、ありがたくない。
雄二「何、声を殺してさめざめと泣いているんだ明子ちゃん?」
明久「そんな呼び方はやめて!雄二が原因なんだからね。」
秀吉「では、ワシは中華喫茶の方に戻るぞい。存分に悪党をのしてくるが良い。」
明久「ん、りょうかーい。」
秀吉と別れ、再び喫茶店にはいる僕。なんだろう。周囲の視線がすごく気になる。
常村「とにかく不味かったよな。」
夏川「ああ、気絶するほどの不味さだからな。」
あの連中、まだそんな会話を続けているのか。
あいつらにとってはただの嫌がらせでも、
僕にしてみれば大事なクラスメイトの命運をかけた喫茶店なのに。許せない。
「お客様」
しずしずと歩く。だってブーツが・・・歩きにくいもん。
このクラスのウェイトレスであるかのようにかける。こいつら、絶対に潰す。
夏川「なんだ?――へぇ。こんなコもいたんだな。」
常夏「結構可愛いな。」
舐めるような視線が僕をまとわりつく。もの凄く気持ち悪い。
明久「お客様、足元を掃除しますので、少々よろしいでしょうか?」
夏川「掃除?さっさと済ませてくれよ?」
二人が席から立ち上がる。
明久「ありがとうございます。それでは――きゃっ」
い、今、お尻を撫でられた。
夏川「あ、悪い。手が当たった。」
明久「くたばれぇぇっ!」
夏川「ごばぁぁっ!」
しまった。気持ち悪くてつい。
夏川「き、キサマは、Fクラスの吉井……!まさか女装趣味が――」
明久「こ、この人、今私のお尻を触りました!」
夏川「ちょっと待て!だから……ぐぶぁっ!」
雄二「こんな公衆の面前で痴漢行為とは、このゲス野郎が!」
痴漢退治という大義名分を得て雄二が登場。モヒカン先輩はパンチをくらって倒れる。
雄二「ウエイトレス。そっちで倒れている男は任せたぞ。」
明久「え?あ、はい。わかりました。」
そういえば、今の僕はウエイトレスだった。
う~ん。この坊主、どうしよう?
とりあえず秀吉に押し付けられたブラでも頭に浸けてみるかな。ええっと、瞬間接着剤で。
雄二「さて。痴漢行為の取調べの為に来てもらおうか。」
一方で指を鳴らしながらモヒカン先輩に近づく雄二。
連行して、どうしてこんな嫌がらせをしているのか、じっくりと教室で吐かせるつもりだろ。
常村「くっ!行くぞ夏川!」
状況を不利と見て逃げるモヒカン先輩。
「こ、これ、外れねぇじゃねえか!畜生!覚えてろよ変態めっ!」
ボウズ先輩は頭にブラをつけたまま走り去って行った。
雄二「逃がすか!追うぞアキちゃん!」
明久「了解!でもその呼び方勘弁して!」
二人の後を追って僕と雄二も飛び出す。
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悠斗SIDE
悠斗「全く騒々しいな。」
ともか「ほんとね。」
さくら「でも、これで、悪いうわさは猛広がりませんね。」
しかし、どうするかな。雄二が居なくなったってことは・・・
美波「ちょっと、瑞希。先に会場に行っているわね。」
瑞希「ああ、そういうことですね。それなら私も…」
葉月「葉月も着いていくですっ。」
みゆき「急がないと不戦敗になるわね。」
さくら「早くいきましょうか。」
翔子「……私も行かないと」
・・・・あれ。これって俺とともかだけに
ともか「リズムなぎなたが・・・」
もしかして、・・・これはヤバくない。俺も行かなくては・・・一人になる。
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ことり「あれ?10番さんが居ない。」
「どうしよう」
さっきまで大所帯でいたお客さんが忽然と姿を消してる。
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康介SIDE
ことり「せ、先輩」
康介「どうした。いつになく真面目だな。本郷さん、ケッチャップない?」
ことり「10番さんが蒸発しました。」
・・・・・はい? ボテッ、本郷さんがケチャップを落とす。
幸作「じゃあ、作った料理を他に回せ。大夫たまってるはずだ。」
矢加部先輩はすぐに指示した。やっぱりこの先輩はすごいなあ。
宗義「康介、本郷さん。伝票を見て指示出して。」
康介・薫「わかりました。」
・・・そして、暫く立った。
康介「10番さんはどこのバカたちだ。縛り首にしてやる。」
薫「まあ、無駄にならなくて良かったです。」
宗義「しかし、飯食って金払わないのはわかるけど。なんで飯食って行かないんだろ。」
幸平「どのみち迷惑だ。」
薫「でも、在庫ほとんど吐けましたし。」
康介「明日は早々に引き揚げだな。」
幸作「しかし、良く客が来たもんだ。」
宗義「おかげで疲れたけどな。」
厨房の雰囲気が明るくなったと思ったら、
ことり「あ、あのう、喜んでるところ悪いんですが、ちひろ先輩が追加発注を…」
花見の言っている意味が分かるのに大夫時間を要した。
宗義「俺達を殺す気か!」
康介「労働基準はどうなってるんだ!」
宗義「そうだ。ストライキ決行だ!」
幸作「やろう。コックが居なければ料理はできない!!」
もし、俺らがストライキを起こせばいくら傍若無人の森下先輩だっていう事を聞くはず!!
薫「ぶ、部長…」
本郷さんから見れば矢加部先輩は部長になる。
康介「署名を集めるんだ。」
昔の国鉄みたいだ。わざとノロノロ運転したりしてたんだよなあ。
まあ、だからといってゆっくり料理作るなんてしない。やるなら、何もしないだ。
宗義「よし、これより我らコックの労働基準改善に向けたストライキを決行する!」
幸作「要件は、ウエイター同様の労働基準の採用だ。
ウエイターは2時間の労働に対し、我々は5時間だ。これは改善に値する。」
康介「そうだ!」
宗義「バリケードを築くぞ!」
あれ、悪寒が・・・
ちひろ「だれが、なにケードを築いて、なにライキを決行するですって?」
あ、ヤバい死んだ。死にました。死んじゃった。の三段変格活用だっ。
いつの間にか森下先輩は部長にせまっていた。
ヤバい。さ、早く料理を作ろう。
薫「ええっと、オムライス一つ、ナポリタン一つ」
「「了解。」」
宗義「お、おい。さっきの固い結束は?」
そんな物知らない。労働者にとって一番怖いにはやっぱり雇い主だ。
ストライキって難しいなあ……
ちひろ「言ってみなさい?」
宗義「あ、ああ、あーけーどを築こうかなあって・・・なんちゃって」
ことり「ちひろ先輩、あ、あのう…」
ちひろ「ごめね。ちょっと忙しいから後でね。」
ことり「…はい。」
宗義「ちょっと、そこは諦めないでっ!お前らもさ!」
連れて行かれる部長。誰も振り返らない。振り返れば泣いてしまうだろう。
たぶん、誰もが心の中で敵中に単身で乗り込む部長に最敬礼していたにちがいない。
でも、これを昔話に例えたら、
鬼退治に行くのに桃太郎単身で突っ込ませて、動物たちは恐ろしさにあまり逃げている感じか
これ、完全に俺らが悪者じゃんか。
そして、ようやく2時くらいに俺らは解放された。