バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第12問:雑学

 如月急行電鉄からの出題

 問題:次の問題に答えなさい。解答は①~④の中から選びなさい。

 (1)急勾配を登るためジグザグに設置された線路を
    前進、後退運転を行う鉄道路線の事を( A )という。
    また、トンネルや橋梁を建設し、線路を螺旋状に敷設することで、
    急勾配を緩和する鉄道路線のことを( B )という。

     ①蛇 ②スイッチバック ③ループ線 ④環状線
 
 
 (2)鉄道線路の軌間で標準軌(世界での)とよばれるレール幅はどれになるか答えなさい。

     ①762mm  ②1067mm  ③1372mm  ④1435mm

 (3)0形を始め、多くの新幹線車両開発に(  )技術が使用されています。

     ①自動車  ②航空  ③船舶  ④潜水艦



 テスト問題が思いつかなくて、友人に相談した結果です。解答は『あとがき』をごらんください。おそらく正しい答えだと思います。

因みに、明久たちの回答が思い浮かばなかった…当然ですね…ため彼らの解答はありません。

ごめんなさい。



第14話バカテスト雑学:清涼祭1日目 真実

真実

 

 

まあ、何もできることがないので、

 

中華喫茶で寛いでいると、みゆき と さくら が帰って来た。

 

みゆき「ともかは大丈夫なの?」

 

康介「心配するのは生野にやられるチンピラの方だな。」

 

悠斗「ああ。」

 

ことり「そんなに強いんですか?」

 

悠斗「ああ、手が付けられないぐらいにな。」

 

かつて生野にボコボコニされたからな。

 

康介「暴れ馬だからな。」

 

さくら「二人とも、女の子にそういう風に言ったらいけないですよ。」

 

さくらには実害がないからな。

 

康介「じゃあ、じゃじゃ馬だ。」

 

みゆき「その言い方もどうかと思うけど…。それより、無事に帰って来てくれるといいんだけど。」

 

翔子「……大丈夫。雄二がいるから」

 

さくら「そうですね。」

 

生野に雄二、死なないでいてくれることを祈るか。

 

翔子「……ところで、音羽」

 

康介「何だ?」

 

翔子「……その格好とその子は?」

 

あ、忘れてた。

 

みゆき「誰なの?その子」

 

さくら「そういえば、『大正ロマンス』のウエイトレスの格好ですよね。」

 

悠斗「まさか、彼女が出来たのか。うらやましいな。」

 

何だかヤバい空気だ。

 

ってか、悠斗。貴様。彼女じゃないってわかって言ってるだろ。

 

何だそのニヤニヤした目は?

 

土井「やあ、やあ、みなさん。どうもどうも。」

 

みゆき「…土井先輩、何の御用ですか?」

 

土井「おや、おや。これはこれは、お取込み中でしたか?」

 

なんでこんな時に厄介な奴が来るんだ。

 

土井「それで、どうなんです?付き合ってるんですか?」

 

康介「だから、違うって言ってるうでしょ!」

 

土井「貴女はどうなんです。」

 

花見に聞く。

 

ことり「え、いや、つ、付き合って無いですよ。」

 

眉の形を変えて

 

土井「本当ですか?」

 

ことり「本当です。」

 

土井「それで、その格好は?」

 

ことり「ちひろ先輩にこれ着て宣伝に行くように言われたので」

 

康介「ま、もういいだろ。着替えるか。」

 

土井「チッ、スクープか思ったのに」

 

康介「何か言いましたか?」

 

土井「いいんやあ。それでは、さようなら~」

 

毎回毎回どうして、話の邪魔をしに来るんだろうか?

 

みゆき「音羽、その子写真部の後輩?」

 

康介「ああ。召喚戦争が見たいからって言うから

   部長たちと見に行ったんだけど途中ではぐれてしまって」

 

なんか、似非記者のおかげでなんとか空気がかわった。今回だけは感謝しよう。

 

さくら「じゃあ、見てたんですか?」

 

ことり「はい。凄かったです。」

 

目をキラキラして言う花見

 

みゆき「負け試合を見られて凄かったって言われてもね。」

 

康介「そうはいっても、いい試合だったしな。」

 

すくなくとも明久たちのアレはない。

 

 

 ことり「私も先輩達みたいにうまくなれますか?」

 

 みゆき「慣れしかないと思うけど。」

 

 さくら「初めのうちは難しいですよ。中々動いてくれませんし、変に体を力んでしまったりして。」

 

 

悠斗「にしてもお前――」

 

俺を上から下に見て

 

悠斗「――似合ってるな。」

 

康介「そうか?」

 

悠斗「ああ。お父さんみたいだ。」

 

バシーン

 

悠斗「何すんだ!」

 

康介「いやあ、扇子で頭叩いただけだが?」

 

悠斗「痛いだろ!」

 

康介「お前が変な事言うからだ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

明久たちの活躍により誘拐騒ぎも解決して

 

雄二の希望で生野とムッツリーニに護衛をさせて、女子を帰宅させた。

 

まあ、大方、霧島に居てほしくないだけなんだろうけど

 

花見は部活の方に行ってもらった。

 

喫茶店が終了したAクラスで、俺達はお茶を飲んでいた。

 

悠斗「おかわりをくれ」

 

康介「自分で煎れろ。」

 

悠斗は舌打ちをして自分で煎れようとする。

 

秀吉「しかし、遅くないかの。」

 

雄二「まあ待て。もうそろそろ来る頃だ。」

 

明久「来るって、誰が?」

 

雄二「ババァだ。」

 

康介「あのご老体がわざわざここに来るのか?」

 

明久「学園長がなんで来るの?」

 

雄二「俺が呼び出した。さっき廊下で会ったときに『話を聞かせろ』ってな。」

 

康介「フフフ、まさかあの妖怪を動かすなんてな。」

 

笑いが止まらない。

 

悠斗「今の話のどこに笑う要素があった?」

 

明久「話ねぇ……。ダメだよ雄二。一応相手は妖怪といえど目上の人なんだから、

   用事があるならこっちから行かないと」

 

雄二「用事もクソも……この一連の妨害はあのババァにの原因がある筈だからな。

   事情を説明させないと気がすまん。」

 

明久「ババァに原因が――えぇぇっ!?」

 

驚きに新事実

 

秀吉「何じゃと!?」

 

康介「あの妖怪め!」

 

俺が陰陽師だったら真っ先に滅してやるのに…

 

悠斗「俺は何も知らないんだが…」

 

康介「まあ、ご老体が来ればわかるだろう。」

 

学園長「……やれやれ、わざわざ来てやったのに、随分とご挨拶だねぇ、ガキどもが」

 

声がしたかと思ったら教室のドアが開いた。

 

盗み聞きしてたな。

 

雄二「来たかババァ」

 

明久「出たな、諸悪の根源め!」

 

学園長「おやおや、いつの間にかアタシが黒幕扱いされてないかい?」

 

久保「それは違うよ。吉井君。」

 

さらに久保が出てきた。

 

明久「く、久保君!?どうして」

 

雄二「静かにしろ明久、話が進まないだろうが。」

 

雄二は久保に視線を一瞬写し、再び学園長に戻し

   

雄二「黒幕ではないだろうが、俺達に話すべき事を話してないのは充分な裏切りだと思うがな。久保もな」

 

学園長「ふむ……。やれやれ、賢しい奴だとは思っていたけど、

    まさかアタシの考えに気がつくとは思わなかったよ。」

 

久保「隠していたことは謝るよ。だけど、事が事だけに迂闊に話すことが出来なかったんだよ。」

 

ほう。

 

雄二「最初に取引を持ち掛けられた時からおかしいとは思っていたんだ。

   あの話だったら、何も俺たちに頼む必要はない。

   もっと高得点をたたき出すことのできる優勝候補を使えば良いからな。」

 

明久「あ、そういえばそうだよね。優勝者から事情を話して譲ってもらうとかの手段もとれたはずだしね。」

 

雄二「そうだ。わざわざ、俺達を擁立するなんて、効率が悪すぎる。」

 

学園長「話を引き受けた教頭の手前おおぴっらに妨害することができない。とは考えなかったのかい?」

 

雄二「それなら教室の補習に関して渋ったりなんかしないはずだ。

   教育方針何てものの前にまず、生徒の健康状態が重要のはずだからな。

   教育者側、ましてや学園の長が反対するなんてありえない。」

 

明久「つまり、僕らを召喚大会に出場させる為に、わざと渋ったってこと?」

 

なるほどなあ。

 

雄二「そういう事だ。あの時、俺がババァに一つの提案をしたのを覚えているか?」

 

明久「提案? えーっと」

 

学園長「科目を決めさせろってヤツかい。成程ね、アレでアタシを試したってワケかい。」

 

雄二「ああ。めぼしい参加者全員に同じような提案をしている可能性を考えてな。

   もしそうだとしたら、俺達だけが有利になるような話には乗ってこない。だが、ババァは提案を呑んだ。」

   他にも学園祭の喫茶店ごときで営業妨害が出たり、

   俺たちの対戦相手に情報を流す密告者がいたりといろいろあったしな。」

   それになにより、俺たちの邪魔をしてくる連中が姫路たちを連れ出したのが決定的だった。

   ただの嫌がらせならここまでしない。」

 

かなり危なかったんだな。

 

学園長「そうかい。向こうはそこまで手段を選ばなかったのか……すまなかったね。

    アンタらの点数だったら、集中力を乱す程度で勝手につぶれるだろうと

    最初は考えていたのだろうけど……決勝まで進まれて焦ったんだろうね。」

 

雄二「さて、こちらのタネあかしはこれで終わりだ。今度はそっちの番だ。」

 

学園長「はぁ……。アタシの無能をさらすような話だから、出来れば伏せておきたかったんだけどね……。」

 

だから、誰にも公言しないでほしい。そんな前置きをする学園長。

 

学園長「アタシの目的は如月グランドパークのペアチケット何かじゃないさ。」

 

明久「ペアチケットじゃない!?どういうことですか!?」

 

学園長「アタシにとっちゃあ企業の企みなんてどうでもいいんだよ。アタシの目的はもう一つの賞品の方さ。」

 

雄二「もう一つというと『白金の腕輪』とやらか。」

 

明久「ああ。あの特殊能力がつくとかなんとかってやつ?」

 

学園長「そうさ。その腕輪をアンタらに勝ちとって貰いたかったのさ」

 

明久「僕らが勝ち取る?回収してほしい訳じゃなくて?」

 

雄二「あのな……。回収が目的だったら、俺たちに依頼する必要はないだろ? 

   そもそも、回収なんて真似は極力避けたいだろうし、な?」

 

康介「なるほど、欠陥があったな。ババア。」

 

秀吉「どういうことじゃ。」

 

康介「よくある話だ。新技術をとり入れて不具合が出るってことがな。」

 

学園長は俺に視線を移して

 

学園長「苦しいこと言ってくれるね。」

 

雄二「別に恥じる事じゃない。失敗はつきものだからな。」

 

学園長はやれやれと首をふる。

 

悠斗「どんな欠陥なんですか?」

 

学園長「入出力がある一定水準を超えると、腕輪に不具合が起きるんだよ。

    だから坂本と吉井が使うなら、暴走は起こらずに済むんだよ。」

 

雄二「成程な、得点の高い優勝候補を使えないわけだ。」

 

苦笑いする雄二

 

明久「えーっと、つまり・・・・・?」

 

学園長「アンタらみたいな『優勝の可能性を持つ低得点者』ってのが一番都合が良かったってわあけさ。」

 

久保「が、学園長、それは」

 

明久「よくわからないけど、とりあえず褒められているってことでいいのかな?」

 

康介「お前らはバカだと言われているんだ。」

 

明久「なんだとババァ!!」

 

秀吉「説明されないとわからん時点で否定はできぬと思うんじゃが?」

 

秀吉のツッコミで、明久は苦々しい顔をした。

 

学園長「二つある腕輪の内片方の召喚フィールド作製用はある程度まで耐えられるんだけどねぇ……。

    もう片方の同時召喚用は、現状のままだと平均点程度で暴走する可能性がある。

    だからそっちは出来れば吉井専用にと」

 

頭を抱える久保。こんな話し方すれば敵を作るよなあ。

 

明久「雄二、これは褒められてると取っていいんだよね?」

 

 悠斗「明久は大丈夫なのか?」

 

 康介「最初はそう思ったよ。」

 

 秀吉「物差しで測れるようなバカではないからのう。」

 

雄二「いや、馬鹿にされてる。もの凄い勢いで」

 

明久「なんだとババァ!」

 

雄二「いい加減自分で気づけ!」

 

悠斗「となると、邪魔をしてくるのは学園長の失脚で蜜を吸う人間。」

 

秀吉「なるほどのう、すると文月学園に生徒を奪われた他校の関係者じゃろうな。」

 

康介「他校の関係者だけなら良いんだろうが…。」

 

学園長「御名答。身内の恥をさらすみたいだけど、隠しておくわけにもいかないからね。

    恐らく一連の手引きは教頭の竹原によるものだね。

    近隣の私立高に出入りしていたなんて話も聞くし、まず間違いないさね。」

 

明久「みんな、そうやって僕を置いて行くのは辞めてくれないかな。」

 

雄二「やれやれ、このバカが……。

   俺達の邪魔をするってことは、腕輪の暴走を阻止されたら困るってことだろ?

   そんな学園の醜聞をよしとする奴なんて、

   うちの学校に生徒を取られた他校の経営者ぐらいしかいないだろうが。」

 

明久「それじゃあ、どうして、竹原先生が手引きするのさ。」

 

悠斗「大方、他校でいいポジションを与えて貰える約束でもあるんだろ。」

 

明久「そうか。なるほどね。それじゃあ、僕らの邪魔をしてきた常夏コンビや、チンピラは?」

 

雄二「教頭の差し金だろうな。理由はわからないが。」

 

康介「金か大学だろ。」

 

明久「あのさ、コレって―――かなりマズい話じゃない?」

 

雄二「そうだな。文月学園の存続がかかっている話になるな。」

 

学園長「試験召喚システムに教育方針が各方面から問われているからね。」

 

確かに、AやFクラスの環境を公開すれば学校というそのものの定義が問われることになるだろう。

 

明久「あ、でも。いざとなったら優勝車に事情を話して回収したら――」

 

康介「残念ながらそれは無理だ。何せ、水谷と秋月を負かした相手は常夏コンビだからな。」

 

雄二がポケットから対戦表を取り出す。

 

雄二「奴らは教頭側の人間だ。」

 

秀吉「危機として暴走を引き起こすじゃろうな。」

 

雄二「当然回収の交渉はできない。」

 

久保「だから、吉井君と坂本君が便りなんだよ。」

 

康介「しかし、ここまで学園長も追い詰められるとは。」

 

学園長「研究と開発で低一杯でね。」

 

明久「学園長、質問です。」

 

学園長「なんだい?」

 

明久「腕輪の暴走って、総合科目で平均点ぬ行かなければ起こらないんですか?」

 

学園長「そうさ。一つや二つの科目が高得点でも、その程度なら暴走は起きないよ。」

 

明久「そうですか。それはよかった。」

 

明久の総合科目って700点程度だったような。

 

明久「聞きたいことは聞けたし、今日はもう帰ろう。」

 

雄二「そうだな。家に帰ってやることもあるし――明日も早いしな。」

 

 康介「俺らも帰るか。」

 

 秀吉「そうじゃな。」

 

 悠斗「今日の晩御飯は何だ?」

 

学園長「それじゃ、アタシは学園長室に戻るとするかね。」

 

学園長と久保が静かに椅子から立ち上がった。

 

久保「頼んだよ。吉井君、坂本君。」

 

学園長「アタシからもお願いするさね。何としても勝ってもらわないといけないんでね。」

 

明久・雄二「「おう。」」

 

 康介「ああ、今日は好きに食べてください。」

 

 悠斗「そんなあ。」

 

明久「お願いがあるんだ。僕に日本史を教えてほしいんだ。」

 

まあ、仕方ないなあ。そんな目で頼みごとをされると断れないじゃないか。

 

康介「出前、とるか。」

 

 

 

 

 

 

 




《解答》
  (1)A ② 、B ③ (2)④ (3)② 

(2)日本は狭いから1064mm狭軌を採用したみたいなのですが、
   国土の広いオーストラリアも狭軌らしいです。
   これはイギリスの植民地だったからとのこと。

因みに、登場人物の名前を考える際、面倒だったのもあって駅、艦船艇、飛行場名から採っています。陸・海・空という感じで。
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