以下の問題に答えなさい。
ある袋の中に1~5の数字が書かれた5枚のカードが入っている。
袋からカードを取り出し、1列に並べて5桁の数を作る。
この時、奇数になる確立を求めなさい。
生野ともかの答え
『5枚のカードすべての並べ方は5!=5・4・3・2・1=120
奇数になるには一の位の数字が1、3、5になればよい。
したがって、4!×3=24×3=72 72通り
奇数になる確率は 72/120=3/5 終
教師のコメント
わかりやすい解答です。
吉井明久の答え
『奇数になる確率は3と断言します。』
教師のコメント
断言されても、間違いです。
土屋康太の答え
『奇数になる…はず。』
教師のコメント
偶数にもなりますから!
☆明久SIDE
明久「お、終わった……」
秀吉「さすがに疲れたのう……」
ムッツリーニ「……(コクコク)」
放送を聞いた途端、足から力が抜けていく。
翔子「……雄二、後夜祭楽しみ。」
雄二「翔子!?」
突然現れた霧島さんに驚く雄二
優子「終わったわね。」
愛子「優子、後夜祭は参加するのカナ」
優子「後夜祭?そんなもの参加しないわよ。」
みゆき「あれ、帰るの?」
優子「当たり前よ。土日でやる予定の勉強をしないと。」
こういう所で差が付くんだろうな。でも、木下さんはすごいなあ。
さくら「すごいですね。今日も勉強するんですか?」
優子「当たり前よ!」
そんな木下さんに
秀吉「姉上、見栄は張らない方が…って関節はそっちにまがら」
優子「何を言ってるのかしら秀吉?」
ムッツリーニ「……姉妹のスキンシップ(プシュー)」
明久「大丈夫、ムッツリーニ?」
どうみても秀吉が木下さんに関節を決められているようにしか見えない。
愛子「優子、そんなことしたら弟君が死んじゃうヨ」
みゆき「落ち着いてよ。」
一方、雄二と霧島さんは
翔子「……終わったら一緒に帰る。」
雄二「途中まで送ってやる。」
翔子「……一緒にお風呂に入って――」
雄二「ちょっと待て、」
翔子「―― 一緒に寝る。」
雄二「ちょっと待って」
なんて羨ましいんだ。いい加減籍を入れればいいのに!
秀吉「帰ったらそのまま寝てしまう…って姉上!!」
優子「この口を縫い付けたらいいのかしら?」
さくら「そんなことしたら木下君が可哀想ですよ。」
愛子「アハハ、優子も参加しなよ。」
優子「参加しないわよ。強制じゃないでしょ。」
明久「木下さん、後夜祭が嫌いなの?」
優子「嫌いっていうんじゃないわよ。」
明久「じゃあ、どうして参加しないの?」
こまった表情を浮かべる木下さん
優子「い、いいのよ。参加しないの。
ほら、みんな清涼祭は終わったのよ。早く片付けなさい。ほら、早く。」
みんなに諭して片付けを諭す木下さん。…どうしたんだろう。
雄二「おい明久。遊んでないで学園長室に行くぞ。」
雄二は呆れたような目で見ている。さっきまで霧島さんと戯れていたのに
秀吉「学園長室じゃと?二人とも学園長に何か用でもあるのか?」
雄二「ちょっとした取引の精算だ。喫茶店が忙しくて行けなかったからな。
遅くなったが今から行こうと思う。」
僕らなら問題なく動くとはいえ、一応約束だ。最低限報告くらいはしておかないといけないし。
秀吉「ならば、その間にワシは着替えを」
明久「そうはいかない!秀吉も一緒に連れて行く!」
ムッツリーニ「………(クイクイ)」
明久「あ、ムッツリーニも来る?」
ムッツリーニ「………(コクコク)」
やはり同士だ。愛好家の在り方をきちんと心得ている。
秀吉「困ったのう。雄二、何とか言ってやってくれんか?」
雄二「ん~……ま、いいだろ。秀吉とムッツリーニも行こうぜ。
明久を説得するのも面倒だし。」
秀吉「…。」
お、雄二にシテは珍しく話が分かるじゃないか。
秀吉「やれやれ。雄二まで……。仕方ないのう。着替えは後回しじゃ。」
雄二「よし、ほら足を放してやれ。」
明久「うん。」
ムッツリーニ「………(コクリ)」
秀吉「やれやれ。ワシのこんな姿を見ても何の足しにもならんじゃろうに……」
消してそんなことは無いと思う。
みんなで学園長室を目指している道中
明久「そう言えば、姫路さんのお父さんはどうしたんだろう?」
雄二「ん?お義父さんが気になるのか?」
明久「なっ!?べ、べつにそういうわけじゃなくて!」
秀吉「後夜祭の後で話をしにいくと言っておったのう。結論はその時じゃな。」
ムッツリーニ「……(コクコク)」
そして、僕らは学園長室に着いた。
明久「失礼しまーす」
雄二「邪魔するぞ」
ノックと挨拶をして学園長室の扉を開けます
秀吉「お主ら、全く敬意を払っておらん気がするのじゃが……」
明久「そう?きちんとノックをして挨拶したけど?」
それに雄二よりマシな筈だ。
学園長「アタシは前に返事を待つようにいったはずだがねぇ。」
明久「あ、学園長。優勝の報告にきました。」
学園長「言われなくても分かっているよ。アンタ達に賞状を渡したのは誰だと思ってるんだい?」
相変わらず遠慮のないババアだ。少しは相手に気を遣う事を覚えた方が良いと思う。
学園長「それにしても、随分と仲間を引き連れてきたもんだねぇ。」
ムッツリーニと秀吉を見て咎めるように言い捨てる。何か文句でもあるのだろうか?
雄二「こいつらもババァの所為で迷惑をこうむったからな。
現況の頭くらい拝んでも罰は当たらないはずだ。」
学園長「……ふん、そうかい。そいつは悪かったね。」
つまらなそうに鼻を鳴らす。本当にかわいくないババァだ。可愛くても困るけどさ。
明久「それで、白銀の腕輪は返却した方が良いですか?」
学園長「いや、それは後で良いさね。どうせすぐに不具合は直せないんだ。」
秀吉「む?明久、不具合とはどういう意味じゃ?」
明久「あ、そっか。秀吉は知らなかったんだね。
この白銀の腕和はちょっと欠陥品でね、得点の高い人が使うと暴走しちゃうんだよ。」
秀吉「そうじゃったのか。……む?どうしたのじゃ雄二?」
雄二がまた考え込むしぐさを見せる。この部屋で考え事をするのが好きなのだろうか?
雄二(そう言えば、なんであいつらは俺たちがババァと繋がっている事を知っていたんだ……)
何かぶつぶつ言っているけど放っておこう。
明久「だから、教室の改修と交換を条件で僕と雄二がこれをゲットするっていう取引を学園長と――」
雄二「待て明久! その話はマズい!」
明久「え?」
雄二が急に真剣な顔で怒鳴りだした。
康太「……盗聴の気配」
雄二「やられたか!」
ムッツリーニの言葉を受け、雄二が駆け出して学園長室の扉をあけ放った。
すると、複数の足音が遠ざかっていくのが伝わって来た。
雄二「あいつら……追うぞ明久!」
明久「ちょっ……雄二、どういう事!?」
雄二「盗聴だ!あの連中、この部屋に盗聴器を仕掛けてやがったんだ!」
明久「なんだって!?」
雄二「今の一連の会話も聞かれていたはずだ。
もしも録音何てされていたら、相当マズいことになる。」
明久「録音!?冗談じゃない!」
そんなものが公開された日には今までの努力が全て水の泡だ!
学園の信頼は失墜して、学園の存続自体が怪しくなる。
そうなったら姫路さん一人どころか全員が転校だ!何としても証拠を隠滅しないと!
雄二「急げ!」
明久「わかった!秀吉とムッツリーニも協力して!」
秀吉「うむ!」
ムッツリーニ「………(コクリ)」
四人そろって学園長室を飛び出す。
明久「雄二!向こうは例の常夏コンビでしょ!」
雄二「そうだ!ちらっと例の髪型が見えたから間違いない!」
明久「ってことは二人組だよね!こっちも二人ずつに分かれよう!」
一人ずつで万が一返り討ちに会うとまずい。
秀吉「ならばワシらにもやつらの特徴を教えてくれ!」
明久「坊主先輩と小さなモヒカンだよ!見たらすぐにわかる!」
秀吉「了解じゃ!ワシとムッツリーニは外を探す!」
家に帰ったコピーでもされたら面倒だから、まずは出口から潰していくのか。
ムッツリーニ「……明久」
明久「ん?」
走りながらムッツリーニが何か渡して来た。これは、
明久「ムッツリーニ愛用の双眼鏡?」
ムッツリーニ「……予備」
2つどころか1つもいらないと思うけど、ここはありがたく借りておこう。
明久「サンキュ、ムッツリーニ!」
ムッツリーニ「……この学校は気に入ってる。」
それは女の子の制服が河合からだろうか?何にせよこの学園がつぶれてほしくないと思う気持ちは同じだ。
雄二「目標を見つけたら携帯に連絡を入れてくれ!」
秀吉「うむ!」
秀吉とムッツリーニは外に行く。
雄二「明久!まずは放送室を抑えるぞ!」
明久「オーケー!」
●康介SIDE
久保「ここに居たのかい?」
康介「久保か。どうした今俺は凄く眠いんだが。」
久保「マズいことになったんだよ。」
真剣な久保がさらに真剣になってる。
康介「どうした?」
久保「学園長から電話があってね。それが、・・・・(事情説明)」
康介「なるほど、それは大変だな。」
久保「吉井君たちが探しに行ってる。僕たちも」
・・・眠たい脳をフル回転させる。空転しないでくれよ。
康介「待て、盗聴されたんだよな。」
久保「そうだけど。」
・・・盗聴した内容が外に漏れれば大変なことになる。
保存する必要はない。内容をばらすなら今だ。
そして、客が減る前に流したいとすれば、学園長室から近くて表立った場所じゃない処
康介「久保、新校舎で放送室以外に全校放送できる設備がある場所を知らないか?」
久保「・・・職員室かな。ああ、それと屋上」
俺は携帯を取り出して悠斗にかける。
悠斗『なんだ!康介。』
康介「まだ捕まってないみたいだな。」
悠斗『もう、限界だ。助けてくれ!』
ひっ迫した状況が目に浮かぶ。
康介「今どこだ?」
悠斗『1年の廊下を走ってる!』
康介「新校舎の屋上まで来い!」
悠斗『わかった。』
康介「行くぞ。久保」
久保「ああ。どこに行くんだい?」
康介「守衛室だ。ここから一番近い!」
久保「屋上じゃなくて、守衛室にかい?」
康介「放送は割り込みできない。緊急の自動放送以外にはな。」
久保「そうか。」
いた。秀吉にムッツリーニだ。