一、原則としてクラス対抗戦とする。各教科担当教師の立会いにより試験召喚システムが起動し、召喚が可能となる。
ただし、総合科目勝負については学年主任、補習担当教師の立会いのもとでのみ可能。
二、召喚獣は、該当科目においてもっとも近い時期に受けたテストの点数に比例した力を持つ。総合科目の点数は各科目最新の点数の和がこれにあたる。
三、召喚獣が消耗するとその割合に応じて点数も減点され、戦死にいたると0点となり、その戦争中は補習室にて補習を受講する義務を負う。
四、召喚獣のとどめを刺されて戦死しない限りは、テストを受けなおして点数を補充することが可能である。
五、相手が召喚獣を喚びだしたにもかかわらず召喚を行わなかった場合、戦闘放棄とみなし戦死者同様に扱う。
六、戦争の勝敗は、クラス代表の敗北を持ってのみ決定される。勝負は召喚戦争のみならず教師が認めた勝負である限り、経緯や手段は不問とする。
Dクラス戦
雄二「これからDクラス戦の部隊編成を発表する。
・まず、前線部隊だ。木下秀吉を隊長とする第一攻撃隊
吉井明久を隊長とする第二攻撃隊を編成し、それぞれ12名ずつ配置する。
前線部隊は渡り廊下で主に戦ってもらう。 」
明久「あれ、他に戦う場所ってあったけ?」
雄二「旧校舎の階段だ。」
明久「あ、そうか。」
雄二「さて、続けるぞ
・次に、支援部隊、音羽康介を隊長とする第一支援隊、8名を配置する。
支援部隊は前線部隊の掩護、科目変更のための教師の獲得が任務だ。
・最後に、主力部隊だが、俺を隊長に18名を配置する。
前半は旧校舎階段の守備にあたる。
姫路は回復試験を受けてくれ。ムッツリーニは偵察を頼む。
姫路「わかりました。頑張ります。」
ムッツリーニ「……承知」
(あれ?何気に一番戦死するリスクがあること言ってないか・・・)
開戦時間になり、Fクラス対Dクラスの試召戦争の火蓋は切って落とされた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明久「それじゃあ秀吉たちの援助に行ってくるよ。」
島田「第二攻撃隊いくわよ」
F「「「おぉーー」」」
雄二「おう、ああ、康介、世界史の田中を連れて来てくれ。」
康介「了解」
最者から呼んどきゃいいのに。
みゆき「じゃあ、職員室に行きましょうか。」
康介「ああ、支援部隊行くぞ。」
F「「「おぉーー」」」
横溝「くそぉ」
福村「てい」
康介「横溝、福村」
「援軍か」
みゆき「違うわ。職員室に行くのよ。」
旧校舎の階段の守りについている横溝たち
横溝「わかった。だが」
階段はDクラスによって閉鎖されている。
康介「川崎、新藤は召喚、敵を階段ギリギリまで追い戻せ。」
F「「了解」」
こちらが2名加わったところで敵が後退した。
福村「恩に着る」
康介「川崎、新藤は下に続く階段を守ってくれ。行くぞ。」
2F
誰もいないか。
みゆき「降りないの?」
康介「旧校舎の階段を使うか新校舎の階段を使うか・・・
よし、ここを頼む。1階側を守ってくれ。」
中原・安永「「了解。退路は引き受けた。」」
康介「さて、行くか。」
1Fにたどり着くと
D「「「Dクラス山田美香、香川希、小野寺優子、Fクラスに対し試召戦争を申し込みます。」」」
遠藤先生「承認します。」
D「「「試験召喚獣召喚、サモン」」」
みゆき「居たわね。」
康介「まあ、ただで行かしてくれるわけないからな。」
遠藤先生「召喚してください」
康介「俺と水谷で行く。」
康介・みゆき「「試験召喚獣召喚、サモン。」」
俺の召喚獣は軍服に日本刀と脇差し、みゆきのは着物に十文字槍
【英語】
Fクラス 音羽康介 113点 VS Dクラス 山田美香 90点
水谷みゆき 381点 VS 香川希 97点
小野寺優子 85点
みゆきは初っ端に小野寺を打ち取った。
小野寺「いやぁああ!」
山田「な、なんであんな点数・・・。」
俺は敵の西洋剣をかわし、一撃をくらわす。
香川「やばいよってああ。」
みゆき「えいっ」
みゆきが香川の召喚獣を真っ二つにする。
山田「ま、待って、あなたたち、どうしてそんな点数でFクラスなのよ!」
点数の高さに驚く山田さん。
康介「まあ、なんだ・・・。振り分け試験を受け損ねてな。学年末の点数なんだわ。」
そう言って、日本刀で敵を斬りつけた。
康介「ごめんね。」
山田「そんな。」
鉄人「戦死者は補修!」
「「「いやあ。助けてええ」」」
F「「おお、すげえ」」
みゆき「みんな、ここを守ってて。」
F「「了解。」」
康介「遠藤先生、すみませんが、Fクラスに行ってもらえませんか。」
英語は使わないかもしれないが、何かに使うかもしれない。
遠藤「わかりました。頑張って下さい。」
土井「どうも新聞部の土井藍子です。文月新聞のネタにしますので、2人を倒した今のお気持ちは?」
みゆきにマイクをむける深部部部員
なに、この無理やり感。普通は了解を取るよね。
みゆき「気持ちって…うれしくはないわね。」
土井「フムフム、嬉しくないと。それで、そちらの彼氏さんは?」
ハッ、殺気
康介「んなわけあるか。」
土井「興奮するところが怪しいですね。で、素直にどうなんです?気あります?」」
何この人。これが報道員?うそだろ。
康介「ないね。」
土井「なるほど、…それで、情け容赦なく山田さんを補習室に送りましたが、いかがなお気持ちで?」
康介「情け容赦ないって、仕方ないだろ。戦争なんだから。」
土井「なるほど、仕方がないと…それで、お気持ちの方は?」
康介「気持ち?」
土井「はい。倒した感想を」
康介「ないな。」
土井「え~ご協力ありがとうございました。脚色して発行しますので、さようならあ」
脚色って、報道員がそんな事していいのか。
1F:新校舎
康介「いないな。」
みゆき「そうね。なんかドキドキしない。」
康介「ああ。」
Dクラスに出くわさないまま職員室へ
「「失礼します。」」
出入口で一礼して室内に入る。
ええっと、田中先生のデスクは・・・。
みゆき「あ、あそこ」
探しているとみゆきが声をあげた。
指差す方を見ると男子?
D「ん、Fクラス!?」
Dクラスだったのか。
敵の顔が引きつるのがわかった。恐らく点数が無いのだろう。
さあ、どうしようか。ここで戦うのは無益とも言って良い。
康介「一時休戦しないか。俺達だけで。」
D「いいのか?」
康介「ああ、構わない。それじゃあ、一時休戦だ。」
みゆき「いいの?」
康介「良いんじゃない。俺たちは田中先生を連れてかえるのが仕事だから。」
D「すまない。」
そう言ってDクラスの男子は数学の木内先生を連れて職員室を出て行った。
俺達は田中先生を連れて来た道をもどり無事にFクラスについた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教室
雄二「ご苦労だった。それで、被害は?」
康介「特にないな。」
みゆき「3人補修室に送ったよ」
雄二「ほお、それじゃあ少し休んでていいぞ。」
康介「それと雄二、敵は木内先生を連れて行ってたぞ。」
雄二「木内か。すると数学か・・・須川、前線部隊に通達。」
須川「了解。」
須川が前線に伝えに行ってしばらくすると帰って来た。
雄二「なるほど・・・よし、ゴニョゴニョゴニョ。」
須川はニヤッと笑って「行ってくる。」
と言って出て行った。
しばらくして、
ピンポンパンポーン
《船越先生、船越先生。》
《吉井明久が体育館裏で待っています。》
《生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです。》
ピンポンパンポーン
婚期を逃し、単位を盾に生徒に交際を迫るキケンな女教師それが船越。
…明久に敬礼。三階級いや四階級特進でもかまわない。
明久「須川あああああああっっ!」
明久の魂の叫び声が戦場に轟く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雄二「よし、そろそろ出るぞ。準備しろ。」
F「よおし、行くか。」
F「一著やってやってろう。」
本隊はやる気十分。戦意は高い。
雄二「明久たちを迎えに行く。そろそろ限界だろう。」
廊下に出て進軍する本隊、渡り廊下で応戦する明久たちが見えた。
雄二「明久、あと少し持ちこたえろ。」
声を張る雄二。
突如、ガッシャアアン
ガラスの割れる音が聞こえたらたちまち前線が『白い霧』に包まれる。
その後、スプリンクラーが作動し、霧が晴れた。
中原「待たせたな、吉井。Fクラス近藤吉宗参戦します。」
川崎・新藤・安永「俺達もいくぜ!」
「「「「試験召喚獣召喚(サモン)」」」」
Dクラス指揮官「くそう。ここは引くぞ!全員遅れるな!」
雄二「深追いするな。攻撃隊を回収したら一旦戻るぞ。」
普段なら笑いながら追いかける雄二だが、深追いして相手の本隊が出てくるのを嫌ったんだろう。
雄二「さて、無事なようだな明久。」
明久「まあね。」
雄二「康介、後を頼めるか。」
康介「ここを守れという事か?」
雄二「そうだ。ちょうど英語の遠藤先生がいる。」
みゆき「それじゃあ、がんばるわよ。」
雄二「頼んだぞ。」
康介「わかった。」
雄二率いる本隊は支援隊を残し第一攻撃隊と第二攻撃隊の残存兵力を回収し、教室に帰っていく。
康介「さて、守るぞ。」
とは言ったものの、敵は来ない。相手もまだ攻めてこないとわかっているのだろう。
中原「暇だなあ。」
川崎「そうだなあ。」
確かに暇だ。一応俺たち以外誰もいない廊下。だけれどもこれから先の廊下には伏兵がいるかもしれない。
新藤「しりとりしようぜ。」
安永「いいな!」
そこにみゆきが「だめよ。」
康介「良いんじゃねえ。どうせ、気張ったって長いこと持たんだろう。」
「「「「「「じゃあ、やるか。」」」」」
みゆきはジロッと睨む。
「大丈夫なの?」
康介「知らん。」
みゆき「ちょっと!」
康介「余裕を見せることで敵の戦意がそれるかもしれないだろ。」
みゆきは そっか という顔をして
みゆき「そこまで考えていたんだ。」
康介「まあな。」本心:俺もしりとりがしたい。
・・・
【しりとり】
りんご-ごりら-ランドマーク-茎-気候-・・・・・・
康介「大砲」
みゆき「ほ、ほ・・・宝石」
新藤「それ二回目だ。」
とまあ、遊んでたわけで
みゆき「下校しだしたわね。」
康介「そろそろか。みんな、敵はこれに乗じて来るぞ。備えるんだ。」
「「「「了解。」」」」
Dクラス指揮官「渡り廊下を突破する。俺に続けぇ!」
康介「来たぞ。乱戦に備えるんだ。遠藤先生!」
遠藤「わかりました。承認します。」
フィールドが展開される。
FD両軍「「「「試験召喚獣召喚(サモン)」」」」
戦闘が始まったとほぼ同時に雄二率いる本隊が隊列を組まずにバラバラに突っ込んでくる。
Dクラス指揮官「下校する生徒に紛れて囲め!多数対一の状況を作るんだ。」
D「「「「了解」」」」
D「こっちから行く。先生」
F「しまった。」
先生「日本史承認」
F「お願いします。」
先生「古典勝負承認します。」
D「草生」
FクラスもDクラスも相手を取り囲んで討ち取る、姑息な戦法をとっている。
もはやここの戦線は意味をなしてない。
康介「戦闘中以外のものは本隊に合流しろ。」
「「行ってくるぜ。」」
F「Dクラス塚本、討ち取ったり!」
大きな声が響き渡る。Dクラスの指揮官は塚本だったのか。何より指揮官がいなくなったのなら好都合だ。
と思った矢先、
平賀(Dクラス代表)「援軍に来たぞ。もう大丈夫だ!皆、落ち着いて取り囲まれないように気を付けろ。」
敵の本隊か
平賀「本体の半分は坂本を捕りに行け!もう半分は囲まれてる奴の救助に行け。」
D「「「おおー!」」」
D「Fクラスに試召戦争を申し込む。」
くっそう。申し込まれたか。
「「試験召喚獣召喚(サモン)」」
【英語 】
Fクラス 音羽康介 100点 VS Dクラス 中野 健太 102点
VS 笹島 圭吾 96点
これは不味い。不味いねえ。
中野「へえ~、Dクラス並の点数か。」
笹島「だが、二人がかりなら・・・」
康介「ヤバいなあ。」
敵の攻撃を避けるので精いっぱい。それでも敵の刃物に当たって削られている。
みゆき「こ、いや音羽!」
みゆきが助けに来てくれた。
【英語 】
Fクラス 音羽康介 65点 VS Dクラス 中野 健太 102点
水谷みゆき 381点 VS 笹島 圭吾 96点
笹島「なんであんな点数………」
中野「後は任した。」
笹島「お、おいぃぃぃ」
中野という奴は笹島を残して(フレアにして)逃げた。
【英語 】
Fクラス 音羽康介 65点 VS Dクラス 笹島 圭吾 戦死
水谷みゆき 381点 VS
笹島「いやああ。」
鉄人に連れ去られて行く中島。
しかし、
F「「「うぉぉーーっ!勝ったぞおお!」」」
Dクラス代表 平賀源治の戦死の知らせが戦場を駆け抜けた。
Fクラスは勝鬨を上げ、Dクラスは悲鳴をあげる。
戦はFクラスの勝利に終わった。
みゆき「やったね。」
康介「ああ、今日は鍋でもするか。」
みゆき「いいね。そしたら吉井たちも呼ぼう。」
康介「そうだな。」
F「凄ぇよ!本当にDクラスに勝てるなんて!」
F「これで畳や卓袱台ともおさらばだ!」
F「坂本雄二様様だな!」
F「姫路さん万歳!坂本万歳!Fクラス万歳!」
姫路と雄二をほめたたえる声がいたるところから聞こえる。
雄二「あー、まぁ。なんだ。そう手放しで褒められると、なんつーか。」
そういうと雄二は頭をポリポリかいて照れていた。
一方、Dクラスの代表平賀は周囲にいるクラスメイトと涙を流している。
雄二と明久の近くに行くと、
雄二は明久の腕を捻り上げていて
明久「ぐあッ!!」
明久が悲鳴をあげると同時に爪切りが床に落ちた。
明久「・・・・・・。」
雄二「・・・・・・。」
明久「……雄二、皆で何かをやり遂げるって素晴らしいね。」
明久は何事も無かったかのように雄二に話しかける。
雄二「・・・・・・。」
明久「僕、仲間との達成感がこんな素敵な事だなんて、今まで知らな関節が折れるように痛いっ!!」
明久が言っている途中で力強く腕を捻りあげた。
雄二「今、何をしようとした。」
明久「も、もちろん、喜びを分かち合うための握手を手首がもげるほどに痛いって!」
雄二はさらに力強く関節を捻りあげた。
雄二「おーい、誰かペンチを持ってきてくれー」
何やってるのかわからないが、明久の爪が無くなるみたいだ。
みゆき「何してんの?」
明久「あ、水谷さん!助けてよ。」
雄二「構うな。こいつは俺の爪を深爪にしようとしたんだ。」
深爪ぐらい可愛いものじゃないか。まあ、俺はごめんだけど。
みゆき「まあ、まあ。」
康介「何なら、次の宣戦布告の大使も明久にしたらどうだ。」
雄二「なるほど。それはいい。」
ニヤリと笑う雄二
明久「ちょ、ちょっと勝手にアガッ」
雄二「いいよなあ。あ、き、ひ、さぁ。」
明久「わ、わかったよ。」
平賀「まさか姫路さんがFクラスだったなんて・・・。」
後から声が聞こえた。
姫路「あ、その、さっきはすいません・・・。」
姫路は平賀に近づき声をかける。
「謝ることではない。全てはFクラスを甘くみていた俺達が悪いんだ。」
これも勝負。騙し討ちぽっかたけど、謝る必要はない。情報を集めてなかったから
平賀「ルールに則っりクラスを明け渡そう。ただ、今日はこんな時間だから、作業は明日からで良いか?」
これから3ヶ月間、仲間に恨まれながら過ごすことになるのか・・・。
明久「もちろん明日で良いよね、雄二?」
雄二「いや、その必要はない。」
?
明久「え?なんで?」
雄二「設備を奪う気はないからだ。」
明久「雄二、どういうこと?折角普通の設備を手に入れることができるのに」
雄二「忘れたか?俺達の目的はあくまでも、Aクラスのはずだろう?」
明久「でもそれなら、何で標的をAクラスにしないのさ。おかしいじゃないか。」
Fクラスの戦力じゃあ無理だから
雄二「少しは自分で考えろ。そんなんだから、お前は近所の中学生に『馬鹿なお兄ちゃん』なんて愛称をつけられるんだ。」
それも愛称とは言わないだろう。
明久「なっ!そんな半端にリアルな嘘をつかないでよ?」
あれ?
雄二「おっとすまない。近所の小学生だったか。」
明久「……人違いです。」
え?
雄二は信じられないっというようについに
雄二「まさか……本当に言われた事があるのか……?」
小学生にすらバカ呼ばわりされるとは。
雄二は溜息をついて
「明久の所為で話が脱線したが、Dクラスの設備には一切手を出すつもりはない。」
パァーと顔が晴れる平賀
平賀「それは俺達にはありがたいが……。それでいいのか?」
雄二「もちろん、条件がある。」
警戒してか。
平賀「一応きかせてもらおうか。」
雄二「なに。そんなに大したことじゃない。俺が指示を出したら、窓の外にあるアレを動かなくしてもらいたい。それだけだ。」
雄二が指差したのはDクラスの窓の外に設置されているエアコンの室外機。しかし、DクラスのものではなくBクラスの物である。
スペースの都合で置かれている。因みにDクラスは一般的な高校の設備なのでエアコンがない。
雄二「設備を壊すんだから、当然教師にある程度睨まれる可能性もあるとは思うが、そう悪い取引じゃないだろう?」
確かにFクラスで3ヶ月過ごすことを考えれば、悪い取引ではない。うまく事故に見せかけるだけで済むだろう。
平賀「なぜ、そんなことを?」
雄二「次のBクラス戦の作戦に必要なんでな。」
平賀「・・…そうか。ではその提案を呑ませて貰おう。」
雄二「タイミングについては後日詳しく話そう。今日はもういいぞ。」
平賀「ああ。ありがとう。お前らがAクラスに勝てるように祈ってるよ。」
雄二「ははっ。無理するなよ。勝てっこないと思ってるだろう。」
平賀「そりゃあそうだ。AクラスにFクラスが勝てるわけがない。ま、社交辞令だ。」
じゃあ、と手を挙げて去って行った。
雄二「さて、皆!今日はご苦労だった!明日は消費した点数の補給を行うから、今日のところは帰ってゆっくりと休んでくれ!解散!」
雄二が号令をかけると皆、雑談を交えながら教室にかえる。
康介「帰ろうか。」
雄二「そうだな。」
姫路「あっ、あのっ、坂本君。」
雄二「お、どうした姫路?」
坂本「実は聞きたいことがあるんです。」
姫路は胸に手を当てながら興奮気味に話す。
康介「行こう。」
みゆき「うん」
秀吉「そうじゃな。」
ムッツリーニ「……明久。」
トントンと明久の肩を叩く。
明久「なに?」
康介「帰るぞ。」
渋々ついて来る明久。
教室に帰り
康介「さあて、帰るとするか。皆はどうするんだ?」
秀吉「ワシは今日は部活が休みじゃから帰るとするかの。」
みゆき「私も帰る。」
ムッツリーニ「……俺は用事がある。」
康介「ああ、なるほど。」
ムッツリーニ「……じゃあ。」
続きを言う前にそそくさと逃げて行った。大方隠しカメラを仕掛けに行ったんだろう。
ムッツリーニと入れ替えで雄二と姫路が入って来た。
康介「もういいのか。」
雄二「ああ。」
秀吉「さて、ワシらは帰るが雄二はどうするのじゃ。」
雄二「そうだな。帰るか。」
明久「僕も帰ろうかな。」
帰り道
康介「明久、晩飯食って行くか。」
明久「え、いいの。」
雄二「良かったな明久、久しぶりの飯だぞ。」
康介「雄二もどうだ。」
みゆき「今夜は鍋らしいから。」
雄二「ああ、すまんな。」
そう言うと雄二は携帯を出して電話を掛けてる。
康介「そうか。じゃあ、晩飯の材料買に行こうか。」
明久「何鍋するの。」
康介「魚があったら魚にする。なかったら肉だな。」
みゆき「肉も入れよう。」
明久「僕からもお願い。」
雄二「確かにな肉欲しいよな。」
康介「わかったよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから俺らは買い物をし、皐月荘に帰ってきた。
明久「前来た時とあんまり変わってないね。」
今年の春休みにみゆきの父親が持ってたアパートを学校に提供し、1F部分だけ改装されて他は手を付けられていない。
改装と言っても管理人室、洗濯機を設置しただけだ。
雄二「金をあまりかけなかったからだろ。」
中に入る。
明久「あ、中は変わってるんだね。」
雄二「管理人はそういえば誰なんだ。」
福原「ようこそ、吉井君、坂本君」
明久「何で、福原先生がここに!?」
福原「私がここ、皐月荘の管理人ってことになってます。」
「「ええええ」」
福原「二人とも騒ぎすぎです。それより、晩御飯はどうなりましたか。」
康介「晩御飯は魚と肉の鍋です。」
福原「わかりました。お願いします。」
康介「任されました。」
明久「ああ、僕も手伝うよ。」
雄二「俺も手伝おう。人ん家で飯もらうからな。」
康介「すまんな。」
みゆき「私も手伝うよ。」