赤潮の発生の原因を答えなさい。
《解答》
姫路瑞希の答え
『水中に太陽の光が届き、プランクトンが光合成を行うため。
また、工場排水や、生活排水が海に流れ込み栄養が多くなって、
プランクトンが異常発生するため。』
教師のコメント
そうですね。
赤潮がおこると、海水の酸素が欠乏して大量の魚が死んでしまうことがあります。
吉井明久の答え
『赤い絵の具をこぼしたから』
教師のコメント
どれだけ多くの絵の具をこぼすんですか?
誤解があるようですが赤潮と言っても必ずしも赤くなるわけではありません。
土屋康太の答え
『Hな妄想をしたから』
教師のコメント
海が染まるほど鼻血をたら、いや噴き出すのは君だけです。
工藤愛子の答え
『ムッツリーニ君にHな妄想をさせたから』
教師のコメント
海が染まるほど鼻血が出たら死にますよ!
☆明久SIDE
仕方なく僕のコレクションを売りお米を手に入れてお粥を作る。
はあ、涙の味がするよ。
間違えて買ったゲームとはいえ曲がりなりにも一度コレクションにしたものを売るってことが
こんなにきついこととは思わなかった。
さて、木下さんは起きているかな?
姉さんの部屋の前に行って
コンコン、
明久「木下さん、起きてる?」
・・・
どうしよう。入るのはマズい気がする。とは言ってもお粥が冷えちゃうし。
明久「木下さん、入るよ。」
恐る恐る扉を開けると、まだベットの上で寝ていた。
・・・だめだ。これ以上みてると、
そのまま回れ右をして部屋を出ようとすると、
優子「よ、吉井君?」
ドッキとした。
明久「う、うん。あ、目が覚めたんだ。お粥、作ったんだけど食べれる?」
木下さんの瞳孔が大きくなっていく。
優子「吉井君が?、吉井君が作ったの?」
明久「う、うん。そうだけど。」
・・・・・・・・・・・・・
木下さんは咳払いして、
優子「貰うわ。」
今さっきの間は何だったんだろう。
明久「食べれる?」
なるべく感情を殺してお粥を運ぶ。もしここで、感情があふれたりしたら、僕は社会的に抹殺される!
優子「ええ。」
食器をテーブルに乗せて、僕はそのまま部屋の外に行く。
明久「食べ終わったら言ってね。」
優子「わかったわ。」
部屋の扉を閉めて息を殺すように音も立てずに自分の部屋に転がり込んだ。
破壊力が半端なかった。
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▲悠斗SIDE
いつもはやらない掃除をやってみた。
さくら「ああ、それは台拭きですよ。」
悠斗「え!あ、あちゃぁ」
窓を拭いてしまった。
さくら「まあ、仕方ないですよ。台拭きは新しいのを出しましょう。」
悠斗「やはり、慣れないなあ。」
さくら「そうですね。」
悠斗「康介はよくするよ。」
さくら「ここが終わったら2Fと3Fの空き部屋もしましょう。」
悠斗「そうだな。上もやっておかないとダメだろうし。」
使って無い建物は傷むのが速いらしい。手入れをしないとだめだとか康介が言っていたな。
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●康介SIDE
どうしよう。とんでもないことになってしまった。
食事の席は盛り上がりは盛り上がったのだが、みゆきが今朝の事を再び聞いたことでただならぬ空気になってしまった。
みゆき「そういえば、今朝の事だけど。」
俺は口に運ぼうとしていた生麩を落としかけた。嫌な予感がする。
みゆき「お父さん、康介に何の『借り』があるの?」
哲男「それは・・・」
口ごもるおじさん。そんな態度に真っ先に気付いたのがみゆきのお婆さん、水谷トキ、そしておばさんだ。
視線をだれにも合わせないように極平然を装いエビのてんぷらを食していると、運よく携帯がポケットの中で暴れだした。
俺はこれ幸いと一礼して部屋を出る。一人のうらめしい視線を感じて
康介「どうした?明久。」
明久『あ、いや、その。何でもないんだ。』
・・・?
康介「大丈夫なのか?」
明久『うん。落ち着いたからね。』
康介「まあ、いいか。そういえば、明久、今どこに居るんだ?」
明久『僕の家だけど。』
家に帰ったのか。
康介「皐月壮に来なくて良かったのか?」
明久『あ、うん。・・・・じゃ、じゃあね。』
康介「おう」
電話が切れた。何だったんだ?
まあ、いいか。深く考えるのは辞めよう。さて、どうするか。
トキ「いい加減にしなさい!」
ばあさんの大きな声が離れた廊下まで聞こえてきた。
これはバレたんだな。4年前の真実が。
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☆明久SIDE
高揚した心を押えようとゲームをしたけどどうも収まらない。それで康介に電話をかけた。
雄二は霧島さんに使われてるだろうし、万が一感づかれでもしたら大事になる。
ムッツリーニは論外。秀吉は今頃ご飯食べてるだろうし、一番無難なのが康介だったから。
Prrrrr
康介『どうした?明久。』
明久「あ、いや、その。何でもないんだ。」
何て話そう。電話は駆けた物の・・・
康介『大丈夫なのか?』
マズい。心配されてる。
明久「うん。落ち着いたからね。」
康介『まあ、いいか。そういえば、明久、今どこに居るんだ?』
明久「僕の家だけど。」
なんだかバクバクなっていた心臓も収まって来た。
康介『皐月壮に来なくて良かったのか?』
明久「あ、うん。・・・・じゃ、じゃあね。」
康介『おう』
ふう。少しは落ち着いたかな。
優子「よ、吉井君。」
リビングにやって来た木下さん
明久「ああ、食べ終わったの?」
食器を受け取る。
明久「秀吉がもうすぐ来るよ。」
優子「秀吉が?」
明久「うん。秀吉が気を利かせてうまくやってくれてたみたいだよ。全く秀吉はすごいねえ。」
優子「そうね。」
・・・何かマズいことでも言ったかな。
優子「ね、ねえ。」
明久「どうしたの?」
優子「お風呂借りていいかしら?」
・・・・えっ!?
明久「も、もちろんだよ。」
すると、鋭い目で僕を睨んできた。
優子「変な事しないわよね!」
明久「変な事?」
僕がそう聞き返すとイライラした感じで
優子「覗くなって言ってるのよ!」
明久「ああ、ああ・・・お風呂はトイレの隣だから」
優子「わかったわ。」
どうしよう。心臓の鼓動がさっきより早くなってきた。
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★優子SIDE
お粥はすごくおいし・・・なんか負けた気がしてイライラしてきた。
ああ、もうなんなのよ!m、取りあえず食器を返しに行こう・・・
吉井君のお姉さんの部屋を出てリビング?に行く。
どうやって返したらいいのよ!
優子「よ、吉井君。」
ゲームを途中で中断して電話をしていたみたい。
明久「ああ、食べ終わったの?」
食器を捕りに来た吉井君に食器を自然に渡してしまった。
明久「秀吉がもうすぐ来るよ。」
優子「秀吉が?」
そういえば、昨日は家に帰らなかったし、怒られ・・・
明久「うん。秀吉が気を利かせてうまくやってくれてたみたいだよ。全く秀吉はすごいねえ。」
そうか。秀吉がね。本当にうまくやってくれているといいんだけど。
取りあえず感謝しておくわ秀吉。でも、何だかガックリとくる。
優子「そうね。」
吉井君の家は散らかっているけど、私の部屋ほどは無いし、料理もできる。そして、一人暮らし。
はあ、駄目ね。もう、沈むことしかないじゃない。
優子「ね、ねえ。」
明久「どうしたの?」
優子「お風呂借りていいかしら?」
全部流してしまいたい。
明久「も、もちろんだよ。」
何よ。その反応は
優子「変な事しないわよね!」
明久「変な事?」
どうしてわからないのかしら?吉井君は!
優子「覗くなって言ってるのよ!」
明久「ああ、ああ・・・お風呂はトイレの隣だから」
優子「わかったわ。」
本当に覗かないわよね。
いくら学年一のバカ・・・どうして学年一の馬鹿に出来て私は料理もできないのよ!
脱衣場で酒臭い服を脱いでお風呂に入った。
シャワーのパッキンを捻る。
お湯になるのを待つけどならない。
・・・どういうこと?お湯が出ないの?
明久「木下さん!今ガスが止められてるからお湯が出ないよ!」
・・・前言撤回よ。ガスが止められるなんてどういう状況よ!
明久「いきなりは危ないから、足や指先からゆっくりと慣らしていくといいよ。」
だれが冷水シャワーの浴び方なんて聞いたのかしらあ?
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●康介SIDE
戻ると、フラッシュバックした感覚に陥った。4年前の夏と同じだからだ。
しかし、4年も前の事で怒られるとは運がないなあ。
みゆき「あれ、どうしよう。」
康介「どうしようもないだろ。」
聞いていると日本各地で、死にかけたらしい。実際どれだけ死にかけたかわからない。
ばあさんは迷惑をかけてみっともない、というよりは生命の心配してるのだろうけど。
みゆき「元はといえば列車の中で康介が答えていれば・・・」
その通りだが、それじゃあ俺が悪いみたいじゃないか!
康介「どうして俺が責められにゃならんのだ。」
みゆき「まあ、そうだけど。」
康介「しかし、自分でまいた種だからな自分で詰まなきゃダメだろ。」
みゆき「そうね。」
おじさんに憐みの視線を向けるみゆき。
しかし、こればかりは・・・怖すぎて手が出せん。
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▲悠斗SIDE
よく考えると、康介がこうやって掃除していたから俺達がそのままはいれたんだよな。
器用に見えて不器用なんだよな。全く、少しは器用に生きればいいものを、
さくら「この部屋終わりましたか?」
悠斗「もう少しね。床拭くぐらいかな。」
さくら「手伝いましょうか?」
悠斗「いや、いいよ。」
さくら「廊下の掃除、やりますね。」
悠斗「ああ。うん。こっちが終わったら手伝うよ。」
さくら「わかりました。」
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★優子SIDE
どうしよう。酒臭い服を着る気にはなれないし、まず洗わないとダメよね。
このまま帰ったらばれちゃうし。
明久「あ、あのさ。」
優子「な、何よ!」
明久「皐月壮に行く?あそこならガスも使えるから。」
皐月壮ってさくら達が居る所よねえ。
とりあえずきていた服を着直して廊下に出る。すると、
ピンポ~ン
明久「今開けるよ。」
秀吉「明久、おお、姉上・・・風呂に入っておったのかの?」
優子「入ってないわよ。水しか出ないものね。」
明久「アハハハ。」
笑い事じゃないわよ!
明久「それで、秀吉。皐月壮に行こうかと。」
優子「ちょっと待って、お酒臭いのよ!外を歩けるわけないじゃない!」
秀吉「確かにの。」
・・・秀吉の服を借りて皐月壮に行って、その間に制服を洗濯すれば、秀吉に服を持ってきてもらって、
優子「秀吉、ちょっと耳貸しなさい。」
秀吉「あ、姉上!?なんだか嫌な予感がするのじゃが。」
優子「きているもの脱ぎなさい。それを私が着て皐月壮に行くから、
アンタは洗濯が終わった制服をもって家に帰りなさい。
くれぐれもアタシの制服を着るんじゃないわよ!」
秀吉「なんと!?ワシは何を着て帰ればよいのじゃ?」
そうね。
明久「どういう事?」
優子「吉井君は黙ってなさい!秀吉!」
秀吉「むう。仕方ないの。明久、お主の服を貸してもらえんかの?」
明久「え、いいけど。」
秀吉「すまんのう。このままではすっぽんぽんで帰らないと行けなくなるのでのう。助かったわい。」
吉井君は真っ赤になって
明久「ひ、秀吉がすっぽんぽん」
何を想像してるの吉井君。
秀吉「何を想像しておるのじゃ明久!」
明久「そ、そんな事は・・・」
優子「取りあえず、秀吉。」
秀吉を引っ張って無理やり脱衣場に引きずり込む。
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☆明久SIDE
秀吉「あ、やめるのじゃ。そこは引っ張ると・・・」
優子「早く脱ぎなさい!」
秀吉「待つのじゃ姉上!」
このドアの向こうで何が起きているんだろう。
ダメだ。開けたら社会的に抹殺される。
秀吉「あ~」
・・・何か温かいものが込み上げてきた。ポタポタ。