バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第7問:現代社会

 問 ユニバーサルデザインの定義を説明しなさい。

《解答》
 姫路瑞希の答え
  障害の有無にかかわらず、すべての人にとって使いやすいようにつくられた
  製品や施設、情報のデザインのこと。
   
  教師のコメント
    正解です。
    ユニバーサルデザインの原則として、1、誰でも公平に利用できる
                     2、使用において自由度が高い
                     3、使用方法が簡単にわかる
                     4、必要な情報がすぐに理解できる
                     5、ミスや危険につながらないようなデザイン
                     6、無理のない姿勢で少ない力で楽に使用できる。
                     7、使いやすい大きさ
    
    の7つがあります。予備知識として7つあることを覚えておいてください。


 水谷みゆきの答え
  障害の有無にかかわらず、全ての人にとって使いやすいようにつくられた
  製品や情報、環境のデザインのこと。

  教師のコメント
    正解です。7つの原則も覚えておいてください。



第8話バカテスト現代社会:エイミー・ヤシマ

エイミーを連れてFクラスの教室に戻ると明久と秀吉、みゆきがいた。

 

康介「明久、よくもやってくれたな!」

 

逆恨みの何物でもないけど

 

明久「それは雄二じゃないか!」

 

確かにそうだが文句の一言でも行ってやらんとな。

 

秀吉「帰ったのか康介」

 

みゆき「ここに居て良いの?」

 

康介「今はムッツリーニが追いかけられてる。」

 

明久「ムッツリーニが!」

 

康介「まあ、経緯は置いておいて、おい、入って来い!」

 

おっかなびっくり教室に入って来た。

 

みゆき「わあ、誰あの娘?」

 

秀吉「康介のいいなずけかの?」

 

心臓がとび上がる冗談はやめてほしい。

 

みゆき・明久「「えっ!?」」

 

康介「秀吉、言動には気を付けてくれ!」

 

また追いかけられるのはごめんだ。

 

康介「紹介する。イギリスから留学して来た、エイミー・ヤシマさん15歳、

   期間は1年間、Fクラスで一緒に勉強することになった。」

 

エイミー「初めマシテ、エイミー・ヤシマです。」

 

みゆき・明久・秀吉「「「えっ(なんと)!?」」」 

 

驚く三人を置いて、

 

康介「さらに、ババアからのお達しでな。皐月壮の空いている305号室に入る事にもなった。」

 

みゆき「ええっ!?」

 

康介「そういうことで、俺は忙しいので、自己紹介ぐらいして、親睦を深めててよ。

   ああ、あと、校内案内の方もよろしく。」

 

みゆき「ちょっと!」

 

教室を出ていこうとする俺にみゆきが駆け寄って来る。

 

康介「なんだ?」

 

みゆき「なんだって言うけど、…」

 

康介「外人だからって気にしすぎなんだよ。同じ人間なんだからさ。分かり合えるって。」

 

みゆき「だけど……」

 

康介「あのね、これから1年間、同じ釜の飯食って、一緒の風呂は入いって、

   同じ屋根の下で暮らすの。今分かり合わなくて、いつ分かり合えるんだ?

   向こうは結構積極的だからさ。すぐ仲良くなれるって。

   それが要員して雄二が撃沈、ムッツリーニもおそらくな。だから心配いらないって。」

 

みゆき「じゃあ、康介は今から何をするの?」

 

康介「俺はね、お前らが時間を稼いでくれてる間に、やらないといけないことが沢山あるの。

   肉屋と交渉しておいしい牛肉を手配したり、5号室は手入れはしているとはいえ

   掃除機くらいかけないといけないだろ。1万キロ離れた国からやってきてるんだ。」

 

みゆき「イギリスと日本って1万キロしか離れていないんだ。」

 

康介「しかって、東京から福岡の小倉まで新幹線の線路で1千キロあるんだ。それの10倍だぞ。」

 

みゆき「ええっと、博多まで5時間だよね。」

 

康介「だいたいな。小倉まで4時間4、50分ってところだ。」

 

みゆき「48時間、丸二日か。」

 

康介「まあ、陸と空を比較するのもどうかと思けど。」

 

みゆき「わかったよ。頑張ってみる。」

 

康介「ああ、後な生野に速く帰って来るように言っておいてくれ。」

 

みゆき「わかった。じゃあね。」

 

康介「はいはい。」

 

教室を後のして、俺ら6人に留学生、

 

まあ、明久や秀吉あたりが来ることも考えて…大体2倍くらい用意するか。

 

何だかんだで愉快な仲間たちを引き連れてくるだろうし、

 

さあて、どうしようか。予算がなあ~。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

□みゆきSIDE

 

みゆき「私は水谷みゆき、皐月壮の201号室の住人だよ。」

 

エイミー「はじめマシテ、よろしくお願いシマス。」

 

明久「僕は吉井明久、よろしくね。」

 

エイミー「ヨシイアキヒサ?」

 

明久「ボクの事知ってるの?」

 

エイミー「学園長から聞いタヨ。歩く火薬庫って。」

 

そのたとえはどうなんだろう。まあ、校舎の爆破?も考えるとわからなくもないけど。

 

秀吉「ワシは木下秀吉じゃ。よく女子と…」

 

どうしたんだろう?キラキラしたまなざしで

 

明久「どうしたの?秀吉の顔はいつも通り可愛いけど。」

 

エイミー「Oh、時代劇!?」

 

そう言って秀吉を覗き込むように見つめる。

 

秀吉「な、なんじゃ!?」

 

・・・康介、なんかこの娘おかしいよ。

 

明久「取りあえず、校舎を案内したらどうかな?」

 

みゆき「そ、そうだね。」

 

秀吉「ちょ、ちょっと離れてもらえぬかの?」

 

エイミー「You are very cool and cute!」

 

秀吉「な、なんじゃ。」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

●康介SIDE

 

康介「そこを頼みますよ。ね。」

 

肉屋店主「6000円でこれだっけはちょっとなあ!せめて8000だ。」

 

康介「家も厳しいんです。」

 

肉屋店主「それはウチもだ!」

 

康介「そうか、残念だな。外国人に和牛の味をっと思っていたのに。」

 

わざと残念そうに未練がましく言う。

 

肉屋店主「なにぃ!留学生か!?」

 

康介「ええ。」

 

上手くいったか。

 

悩む店長、

 

康介「まあ、無理ならいいんですよ。」

 

わざと店を出ていくふりをする。

 

肉屋店主「よっしゃー!わかったぁ!5000円でいい!」

 

おおお!

 

康介「いいんですか?」

 

肉屋店主「背に腹は代えられん!持っていけ!」

 

康介「ハイ5000円」

 

肉屋店主「まいどー」

 

涙ぐんでいる感じの声、徳感がはんぱない。

 

それにしても今日はおばさんいなかったんだな。

 

さあてと、後は・・・白菜、ネギ、白滝、春菊、もやし、ああ、椎茸は高いんだよね。

 

豆腐もか。卵も買わないといけないし、前途多難か。災厄、みんなから徴収するしかないか。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

□みゆきSIDE

 

エイミー「わあ、ここは何ですか?」

 

エイミーが指差したのはAクラス

 

みゆき「広いでしょ。」

 

エイミー「ハイ!すごく豪華です。」

 

秀吉「ここはFクラスの6倍の広さを持つ教室じゃからの。」

 

明久「僕らはこのAクラスを取ろうと頑張ったんだけどね。」

 

エイミー「?」

 

みゆき「試召戦争って聞いてない?」

 

エイミー「ああ、聞きマシタ。」

 

秀吉「その試召戦争をして勝つことができれば教室を入れ替えることができるのじゃ。」

 

明久「負けると設備のランクが一つ落とされるんだよね。」

 

エイミー「へぇ、…私の召喚獣、見てみタイです!」

 

みゆき・明久「「えっ!?」」

 

秀吉「教師の許可が居るの。雄二が居ればいいんじゃが。」

 

そういえば、坂本はどうしたんだろう。

 

さっきやられたみたいなことを言ってたけど。

 

優子「そこで、何してるの?」

 

明久「き、木下さん!?」

 

秀吉「あ、姉上!」

 

愛子「はろはろ、僕もいるヨ!」

 

・・・あちゃあ。

 

みゆき「優子と愛子、どうしたの?」

 

優子「教室に…ってその子・・・」

 

愛子「わあ、かわいい!どうしたの?」

 

秀吉「イギリスからの留学生じゃ。」

 

エイミーに釘付けの優子、

 

愛子「留学生?どうしてFクラスなの?」

 

・・・それは聞いてない。

 

 

  優子「初めまして、木下優子よ。」

 

  エイミー「エイミー・ヤシマです。」

 

じっとエイミーを見つめる優子。  

 

・・・・

 

愛子「優子、その子はお人形じゃないよ!」

 

優子「わ、わかってるわよ!」

 

エイミー「どっちが本物なんですか?」

 

ああ、優子と木下の事か。

 

どっちがってホンモノ以前に別人なんだけど。

 

優子「ねえ、秀吉」

 

秀吉「ま、待つのじゃ姉上!」

 

愛子「そうだよ!」

 

エイミー「?」

 

みゆき「こっちは木下優子、こっちの木下秀吉のお姉さん、分身じゃないのよ。」

 

エイミー「……そうですか。」

 

がっかりするエイミー。

 

明久「でも、そっくりだよね。」

 

優子「吉井君、あとで体育館の裏に来てくれない?」

 

なんか優子の周りに黒いオーラ―が見える気がする。

 

明久「えっ!?」

 

吉井はどんな勘違いをしてるんだろう。

 

まあ、それは良いとして

 

愛子「ところで、何してるの?学校案内?」

 

みゆき「そう。音羽に押し付けられちゃって、晩御飯の用意とかで。」

 

すると、愛子は目をキラキラさせて

 

愛子「そうか。今日は歓迎会するんだ!じゃあ、ボクも参加しても良いかな?」

 

優子「ちょっと、アタシたちが行っても…」

 

愛子が優子の耳元で何か言っている。

 

優子「――そうね。行ってもいいかしら?

   一緒にご飯を食べれるなんて経験にもなるし。」

 

みゆき「いいと思うよ。」

 

愛子「優子も素直じゃないなあ。留学生・・・ええっと名前は何だっけ?」

 

エイミー「エイミー・ヤシマです。」

 

愛子「ボクは工藤愛子、愛子って呼んでね。」

 

エイミー「ハイ、ああ、皆さんもエイミーって呼ンデください!」

 

愛子「ところで、瑞希ちゃんや美波ちゃんは?」

 

秀吉「二人なら帰ったんじゃないかの。」

 

明久「美波は今日両親が居ないから葉月ちゃんの面倒を

   見ないといけないってさっさと帰って行ったけど。」

 

そうなんだ。二人で食べるよりみんなと一緒に食べた方が良いよね。

 

みゆき「じゃあ、美波と瑞希も呼ぼうか?」

 

明久「そうだね、美波に電話してみるよ!あと、ムッツリーニも

   雄二は・・・霧島さんかな。」

 

優子「代表・・・」

 

秀吉「それがいいじゃろ。明久に懐いておったしの。」

 

愛子「じゃあ、優子。ボクは荷物持って皐月壮に行くから。」

 

優子「荷物って?」

 

愛子「遅くなりそうだからね!寝間着とか。」

 

今日は眠れそうにない。

 

優子「泊まる気なの!」

 

愛子「だってさ、楽しいんだもん。それに夜道は危ないよ~」

 

優子「なっ・・・・それはそうだけど。」

 

明久「確かに、襲われかねないしね。泊まって行ったら?」

 

泊まって行ったらって吉井、あなたは皐月荘の住人じゃないでしょ!

 

愛子「あれれ、優子、顔赤いよ~。もしかして、」

 

優子「何でもないわよ!それ以上言ったら口を縫うわよ!」

 

みゆき「それじゃあ、優子も泊まるのね。」

 

康介に一回電話を入れておこうかな。朝ごはんのこともあるし。

 

するとエイミーが制服の裾を引っ張って

 

エイミー「召喚獣を見てみタイです。」

 

秀吉「ちょうどそこに先生がおるの。」

 

遠藤先生と三沢先生が歩いて来た。

 

 三沢「へえ、遠藤先生は女子高だったんですか。俺は男子校だったんです。」

 

 遠藤「そうだったんですか。」

 

秀吉「済まぬが模擬試召戦争をしたいのじゃが、召喚許可を頂けまいか」

 

木下がそう言うと、三沢先生は少し顔が強張った。

 

邪魔しちゃったかな。

 

遠藤「召喚許可ですか?目的は模擬戦ですね?」

 

みゆき「そうですけど。」

 

どうしたんだろ。いつもはすぐにフィールドを出してくれるのに。

 

三沢「科目はどうする?俺は物理と化学が出来るけど。遠藤先生は英語な。」

 

エイミー「化学でお願いします。」

 

三沢「お、もしかして」

 

遠藤「エイミー・ヤシマさんですか?私は英語を教えています。遠藤です。」

 

三沢「俺は三沢だ。よろしくな。担当はさっき言った通り科学と物理だ。」

 

エイミー「よろしくお願いします。」

 

遠藤「模擬戦という事ですが、対戦車はどうしますか?」

 

みんな顔を見合わせて、一人に注目が行く。

 

明久「えっ!?ぼく?」

 

優子「召喚獣を一番多く扱ってるじゃない。」

 

愛子「優子、吉井君を押すね!」

 

優子「アタシはただ…」

 

愛子「わかってるよ。」

 

愛子は全然わかってないと思うけど、

 

みゆき「確かに教えるとなると吉井がいいんじゃない?」

 

秀吉「そうじゃな。手とり足とり教えてもらうが良い。」

 

秀吉がエイミーにそう言うと

 

エイミー「アキヒサ、お願いシます。」

 

明久「やれやれ仕方ないな。」

 

三沢「じゃあ、フィールドを展開するぜ!」

 

明久「試験召喚!サモン」

 

ポン、お馴染みの吉井の召喚獣が姿を現す。

 

エイミー「Wow it’s very cute!!」

 

明久「えっ!?わーお?給湯器?」

 

噴き出してしまった。

 

愛子「吉井君、それはキュート、可愛いって意味だよ。」

 

優子「本当に大丈夫なのかしら?吉井君」

 

愛子「優子が手とり足とり教えてあげたら?」

 

優子「な、な、何をいって、コホン、やっぱり縫いつけるしかないのかしら?」

 

愛子「怖いよ優子」

 

吉井の頭のコンピューターは2進数で表すと0と1と2から成り立ているって言ってたけど

 

エイミー「触ってイイですか?」

 

明久「えっ!?、ま、まあいいけど。いたくしないでね」

 

エイミーは吉井の召喚獣をだきかかえて撫でたり、抱いたり、そしてキスした。

 

明久「んなっ!?」

 

エイミー「かわいいデス。」

 

・・・間接キスになるのかな?

 

三沢「吉井の召喚獣って・・・」

 

みゆき「物に触れられますね。」

 

秀吉「感触も当然本人に伝わる事のなるからの。」

 

明久「・・・・・・(ボケ~)」

 

優子「ということは」

 

愛子「関節キッスだね!」

 

吉井の顔が真っ赤になっていく。完熟トマトのように

 

三沢「召喚許可取り消し!!」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

●康介SIDE

 

皐月壮に帰って来て、悠斗と5号室の掃除にかかった。

 

悠斗「しかし、女子ばかりになったな。」

 

言われてみればそうだな。

 

康介「確かにな。」

 

悠斗「よし、ここは終わった。」

 

ほう、手際が良いじゃないか。

 

康介「そしたら、風呂か。」

 

悠斗「俺が洗っとく。・・・どうした?」

 

康介「おまえに何があった?悪いものでも食ったのか?」

 

悠斗「何だよ!俺が働いたらおかしいのか?」

 

康介「いや、いつもはぐうたらしてるだろ。最近皿も洗うようになったし。」

 

悠斗「俺でも変わるさ。」

 

・・・できればトマトの皮も食ってくれればありがたいんだけど。

 




音羽康介のネームソースは『防護巡洋艦音羽』、同型艦は無い。予算の都合で新高型二等巡洋艦より小規模な艦。建造は横須賀海軍工廠

三浦悠斗のネームソースは『輸送艦みうら』、みうら型輸送艦の1番館として石川島播磨東京工場で建造されました。

生野ともかのネームソースは『海防艦生野』、鵜来型海防艦11番艦として浦賀船渠で建造されました。

秋月さくらのネームソースは『駆逐艦秋月』、秋月型駆逐艦1番艦、防空駆逐艦として有名。舞鶴工廠で建造した。

水谷みゆきのネームソースは『熊本電鉄 八景水谷駅(はけのみやえき)』なのですが(みずたに)と勘違いして使ってしまいました。

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