問 以下の問いに答えなさい
中国の達磨によって開かれた仏教で、浄土宗と並ぶ中国の二大宗派の一つは何か答えなさい。
《解答》
生野ともかの答え
『禅宗』
教師のコメント
正解です。さすが!
三浦悠斗の答え
『浄土真宗』
教師のコメント
残念ながら違います。
浄土真宗は、鎌倉初期に法然の弟子の親鸞が浄土宗を継承発展させ、
後に教団として自立した仏教の日本独自の宗派です。
朝6:00
福原「そうですか。宮崎と言えば・・・日向夏は遅いですね。マンゴーを願いします。」
康介「お願いしますって・・・。」
直売所で買うか。
そう言っていつもより早めに出ていく先生
福原「音羽君が一番最後でしたよね。鍵をお願いしますね。」
康介「わかりました。」
先生を見送って朝飯の準備をする。
魚を焼いていると
ともか「魚ね。」
康介「おはよう、すまんが悠斗を起こしてきてくれ。」
ともか「・・・わかった!」
階段を上がっていく生野
さて、そろそろかな。
みゆき「魚焼いてるの?」
みゆきも起きたのか。
康介「ああ。」
みゆき「味噌溶こうか?」
康介「頼む。」
悠斗「ふぁああ」
さくら「また落ちますよ。」
悠斗「ああ。」
ともか「いっその事落ちたらどう?」
エイミー「怪我シマすよ。」
みんな起きてきたのか。
悠斗「おはよう。今日は魚か。」
さくら「おはようございます。」
エイミー「おはよー」
みゆき「おはよう。」
康介「悠斗、大根おろしてくれ。
さくら、お茶を
生野、エイミー、皿を持って行ってくれ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
悠斗「おまえやっぱりそっちに行くのか?」
康介「ああ。そう言っただろ。」
エイミー「それジャア、言ってキマスね。」
ともか「お土産よろしくね。」
康介「・・・」
さくら「じゃあ、行ってきますね。」
康介「気を付けてな。ん?」
みゆき「・・・じゃ、じゃあね。」
康介「ああ。」
ともか「それじゃあ、行きましょう。遅れるわよ。」
みゆき「うん。」
みんなを見送って皐月壮に戻る。
だれも居ない皐月荘はひどく寂しく、広く感じた。
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☆明久SIDE
車窓から眺める景色は緑が多くなってきた。
列車に乗ってから大体一時間、遠く離れた土地に来ていることを実感できる。
瑞希「あと二時間くらいはこのままですね。」
僕の正面に座っている姫路さんが操作していた携帯電話をポケットにしまう。
(車内:席順)
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| |吉 姫| |
| | | |
| |坂 島| |
通路
| |秀 水| |
| | | |
| |ム エ| |
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明久「二時間か。眠くもないし、何するかな。」
隣りに座っている雄二を見ると、退屈そうに欠伸をしている。
雄二「どうした明久?」
明久「何か暇潰せるもの無い?」
雄二「鏡がトイレにあったぞ。存分に見てくると言い。」
雄二はそう言って席を立って、通路への道を開ける。
明久「雄二、それは僕の顔が暇を潰せるほど面白いと言いたいのかな?」
雄二「いや、違う。お前の顔は割と――笑えない。」
明久「笑えない穂で何!? 笑えないほど憎い顔なの?」
雄二「それも否定はしないが――」
明久「最悪だよ!」
雄二「――俺が言っているのはお前の守護霊の事だ。」
明久「守護霊?そんなものが見えるの?」
雄二「ああ。血みどろで黒髪を振り乱している珍しい守護霊が。」
明久「それって僕を守るどころか殺そうとしてるよねっ!」
きっと世間では背後霊と呼ばれている存在だから!
雄二「安心しろ。半分冗談だ。」
明久「あ、なんだ。びっくりしたよ。」
雄二「本当は茶髪だ。」
明久「どうでもいいよそんな事!」
たぶん冗談だろうけど、少し怖い。
もう少ししたら階段のシーズンだし、最近の僕の運の無さを考えると撮りつかれ・・・
いや、それはない。ない。絶対ない・・・と思いたい。
ていうか雄二に霊なんて見えるはずなんてないよね。
明久「あれ美波?何を読んでいるの?」
雄二の対面に座ってる美波は手帳サイズの本を呼んでいる。
漢字の苦手な美波が本を読むなんて珍しい。
美波「ん、これ?これは心理テストの本。
100円均一で売ってたから買ってみたんだけど、意外と面白いの。」
心理テストか。ちょうどいい暇つぶしになりそうだ。
明久「へぇ~面白そうだね。美波、僕にその問題出してよ。」
美波「うん。いいわよ」
美波はそう答え、適当にページを捲る。
美波「それじゃいくわよ。『次の色でイメージする異性を挙げて下さい。』
①緑 ②オレンジ ③青 それぞれ似合うと思う人の名前を言ってもらえる?」
明久「えーっと・・・って美波。そんな怖い顔で睨み付けられてると答えにくいんだけど。」
美波「べ、別にそんなわけじゃ・・・!いいから早く答えなさい!」
明久「ん~・・・順番に『緑→美波 オレンジ→秀吉 青→姫路さん』って感じかな。」
ビリィッ!
美波の手元から凄い音がした。
明久「み、美波さま?どうして本を引き裂いておられるのですか?」
美波「どうして・・・。」
明久「は、はい?」
美波「どうしてウチが緑で瑞希が青なのか、説明してもらえる?」
ヤバい。何か美波を怒らせることしたのかな?
明久「ど、どうしてと仰られましても・・・。」
美波「怒らないから正直に言ってみて?」
明久「前に下着がライトグリーンだったから。」
・・・
美波「坂本、窓開けて。」
明久「捨てる気!?僕を窓から捨てる気!?」
雄二「島田。窓からゴミを捨てるな。」
明久「雄二。美波を止めてくれてありがとう。でも、今サラッと僕をゴミ扱いしたよね?」
美波「いいのよ。ゴミじゃなくてクズだから。」
明久「どうしよう。僕、ここまで酷い扱いを受けるのは久しぶりだよ。」
雄二「クズはきちんてクズカゴに入れるべきだ。」
明久「そして雄二もクズを否定しないんだね・・・。」
なんだか悲しくなってきた。
美波「あっ!ちょっと!?」
雄二「どれどれ?緑は『友達』、オレンジは『元気の源』、青は・・・なるほどなぁ。」
気づくと雄二は美波から真っ二つになった本を取り上げていた。
美波「さ、坂本!返しなさいよ!」
雄二「悪い悪い。面白そうだったのでついな。」
雄二は笑いながら美波に返した。
美波はむ~っとふくれっ面で睨んでいた。
明久「そう思うんなら雄二も参加したら?」
雄二「そうだな。島田、俺もちょいと混ぜて貰えるか?」
美波「それはいいけど・・・。さっきの問題に深い意味は無いんだからね!」
雄二「ああ、わかってるって。」
二人とも何を言っているんだろう?
秀吉「ワシも参加して良いのかの?」
通路を挟んで座っていた秀吉
みゆき「私もやってみて良い?」
美波「別にいいけど。」
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○康介SIDE
・・・ハッ、しまった。寝ていた。
今は・・・1時過ぎ、急がないと大阪を出るフェリーに間に合わない。
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☆明久SIDE
美波の心理テストをやって時間は過ぎていった。
ムッツリーニ「……(トントン)」
秀吉「目が覚めたようじゃな。」
ムッツリーニが秀吉の肩を叩いた。
明久「あ、ムッツリーニ。おはよう。」
ムッツリーニ「……空腹で起きた。」
エイミー「ふぁあ、お腹すキマした。」
みゆき「ご飯にしようか?」
明久「もうそんな時間?」
携帯電話で時間をみると13時15分、いつもならとっくに昼飯を済ませている時間だ。
秀吉「確かに良い頃合じゃの。そろそろ昼にせんか?」
明久「そうだね。」
美波「遅くなると晩飯が入らなくなるしね。」
瑞希「あ、お昼ですね。それなら――」
と姫路さんが鞄から何かを取り出そうとする。
嫌な予感がからだ中を駆け回る。
瑞希「――実は、お弁当を作ってきたんです。良かったら・・・」
雄二「姫路。悪いが俺も自分で作ってきたんだ。」
秀吉「すまぬ。ワシも自分で用意してしまっての。」
ムッツリーニ「……調理済み。」
みゆき「私たちも弁当持ってきてるから。」
即座に昼飯を見せるみんな、自衛策は万全のようだ。
雄二「そういうわけで、明久にでもご馳走して遣ってくれ。」
雄二が勝ち誇った顔を僕に向けてきた。
だけど、僕だって持ってきてるさ。予想できたことだからね。
明久「ごめん。実は僕もこうして総菜パンを。」
雄二「おっと、すまん。手が滑った(バシッ)。」
雄二が僕の手からパンを飛ばして・・・
ムッツリーニ「……足が滑った(グシャ)。」
ムッツリーニが踏みつぶした。
だが、踏まれた程度でパンを諦める僕じゃない!
明久「あはは、気を付けてよ。まったく、食べ物を粗末に――。」
雄二「――にしてはいけないからな。これは俺が責任をもって処分させてもらおう。
姫路、すまないが明久に弁当を分けてやってくれ。」
明久・雄二「「・・・・・・!!(ガンのくれ合い)」」
明久「おっと、ゴメン雄二。僕も手が――」
雄二「滑らないようにきっちりつかんでおいてやるからな。」
明久・雄二「「・・・・・・!!(メンチの切り合い)」」
瑞希「明久君、良かったら・・・」
おずおずと弁当を差し出してくる姫路さん。
・・・くそう、みんな見て見ぬふりをして
美波「ア、アキ、良かったらウチのお弁当食べてみない?」
どうやって腹痛の演技ができるか考えていると思いがけぬところから助け船が、
これはチャンスだ!
明久「ありがとう!美波も分けてくれるんだね!
そうだ!みんなでお弁当を広げて少しずつ掴もうよ!」
雄二「(キ・サ・マ)」
痛快痛快、人にすべてを押し付けようだなんて雄二、そういう事はいけないよ。
秀吉「ワ、ワシらは離れているので遠慮させてもらおうかの。」
エイミー「ドウんむぐっ」
ムッツリーニ「……(静かに)」
みゆき「そうだね。」
む。まあいい。僕の狙いは坂本雄二ただ一人なのだから!
雄二「ふん、俺も遠慮させてもらう。明久に貰ったパンがあるからな。」
和やかに笑いかけているようでその目はマジだ。
明久「でも・・」
雄二「そこまで言うならこれでも食ってろ!」
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○康介SIDE
『…まもなく三番線より・・・』
待ってくれ、頼む。階段を駆け上がり近くの扉に滑り込んだ。
康介「はあ、はあ、はあ。間に合った。」
直後、エアー音と共に扉が閉まりロックされる
新幹線で新大阪まで行ったら乗り継ぎで大阪南港か。
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☆明久SIDE
明久「もごあっ!?」
口の中に何か・・・これは・・・サンドイッチか?
急いで飲み込もうと口を動かす。
ふん、こんなアメリカクラブハウスサンドなんか、挟んである鳥のてりやき・・・
明久「・・・(こくん)うまい。これ、雄二の手作り?」
雄二「・・・悪いか?」
明久「いや、別に・・・」
全くみかけによらず器用な男だ。
美波「それじゃ、はい。ウチのもどうぞ。」
ふむふむ、美波のはオーソドックスなお弁当だ。
から揚げやシューマイ、アスパラ巻きなどがきれいに並べられている。
さっきまでご機嫌ななめだったのにこうして弁当を分けてくれるなんて。
明久「それじゃ、早速。」
早速シューマイをもらう。
美波「あのね、その・・・。勇気を出していうけどね・・・。
そのシューマイなんだけど、実は、アキに食べてもらおうと思ってね――。」
明久「ん?何?(モグモグ)」
美波「――二つに一つは辛子を入れてみたの。」
明久「君はバカかいっ!?」
辛ぁっ!ものすごく辛ぁっ!口の中が大変な事に!
雄二「明久、チャンスだ!」
水を求めてのたうち回っていると、僕の方に雄二の手が乗せられた。
チャンスって・・・そうか!
確かにこの事情なら味覚は完全に破壊されているから、もしかすると姫路さんの料理に耐えられるかもしれない!
明久「姫路さん、お弁当もらうねっ!」
瑞希「あ、はい。一杯食べてくださいね。」
明久「言っただっきまーす!」
おにぎり手に取り咀嚼して・・・・(意識が)
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○康介SIDE
『♪♪まもなく新大阪です。東海道線と地下鉄線はお乗り換えです。~』
さて、行きますか。