バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第8問:日本史

 問 肥大化した公企業の簡素化が求められ中曽根内閣により民営化された三公社を全て答えなさい。


《解答》
 姫路瑞希の答え
  『1、日本電信電話公社 2、日本国有鉄道 3、日本専売公社』

  教師のコメント
   流石ですね。正解です。

 
 吉井明久の答え
  『1、小学校 2、中学校 3、高校』

  教師のコメント
   思わず吹き出しました。


 土屋康太の答え
  『ムッツリ商会』

  教師のコメント
   民営化以前に国有化もされていません。


 





第8話バカテスト日本史:強化合宿3日目 交渉

☆明久SIDE

 

 

明久「それで、どこから行くの?」

 

雄二「当然Aクラスだ。久保を説得するのがいいな。」

 

秀吉「久保ならそっちにおったぞい。」

 

秀吉が指差した方を見ると久保君が居た。

 

雄二「話を付けに行くか。」

 

久保君の近くまでいて

 

雄二「久保、ちょっといいか?」

 

雄二がそう声をかけると久保君は単語帳から目を放して僕らを見回して

 

久保「何か事情がありそうだね。」

 

久保君はそう言って立ち上がり

 

久保「良かったら部屋で話さないかい?」

 

雄二「ありがたい。」

 

久保君を伴って僕らの部屋に帰る。

 

部屋に入って、

 

久保「それで、どんな話なんだい?」

 

明久「女子風呂を覗くのを手伝ってほしいんだ!」

 

久保君は面をくらいそして

 

久保「女子風呂を覗く? 本気でそんな事を言っているのかい。」

 

秀吉「じつはじゃな・・・・」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ 事情説明中 ・ ・ ・ ・ ・

 

 

久保「なるほど、いきなり言われるもんだからびっくりしたよ。

   わかった。協力しよう。ただAクラス男子全員というのは難しいな。」

 

いくら久保君でも全員は動かせないらしい。

 

雄二「感謝する。」

 

ギュッと手を握る二人。まるで外交官のようだ。

 

ムッツリーニ「……一先ず安心。」

 

しかし、久保君が物わかりが良くて良かった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

○康介SIDE

 

 

『~9:09発日南線各駅停車南郷行きは…~』

 

蓮「パパ、早く!」

 

鈴「あ、こらっ!切符を見せてないでしょ!」

 

「お、坊や!」

 

改札で切符を見せずに改札を通り抜けホームへの階段をかける蓮

 

康介「すみません。」

 

「あはは、いいん・・・パ・・・パ?」

 

くぅう・・・やはり蓮にはパパと言わないように厳しく言わないと!

 

改札していた駅員は俺と鈴姉を見て、蓮の駆け上がって行った階段を見た。

 

康介「あはは、はい、切符・・・です。」

 

聞かれないうちに切符を渡す。

 

駅員は切符にスタンプをそれぞれ押して

 

「どうぞ。きちんと見ていて下さい!」

 

康介「どうも。」

 

切符を受けとって蓮を追いかけ階段を駆け上がる。

 

鈴「頼むね連の事。」

 

はいはい。

 

ホームに上がったところで蓮がまっていた。

 

康介「おまえねえ、切符を持って入らないと捕まるぞ。」

 

鈴「ハア、ハア、ダメでしょ。」

 

蓮「ごめんなさい。」

 

はあ、これは前途多難だなあ。

 

 鈴「ちゃんとパパのいう事聞くのよ。」

 

 蓮「うん。」

 

康介「だれがパパだ!」

 

叔父さんが泣いてるんだぞ。俺がパパって呼ばれるたびに・・・見てられないんだよ。

 

蓮「パパ、早く行こう。」

 

はあ、バカは死なないと直らない・・・とは思いたくないけど、

 

いつになったらパパって呼ぶのをやめてくれるか。

 

康介「じゃ、乗るか。」

 

止まっている列車に乗り込みボックス席に座った。

 

天井に着いている扇風機がどこか懐かしい。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

☆明久SIDE

 

 自習室

 

 

明久「ところで雄二、他の仲間は増やさなくてもいいの?」

 

雄二「そうだな。明久、他のクラスに交渉に行って来い。」

 

明久「待ってよ!何で僕なのさ!」

 

雄二「お前が言いだしたんだろう。」

 

明久「交渉なら雄二の方が得意でしょ!」

 

雄二はああ、と頷き。

 

雄二「やれやれ、仕方ないな。それじゃあ、行くか?」

 

秀吉「折角じゃしワシらも一緒に行こうかのう。」

 

ムッツリーニ「……(コクリ)」

 

明久「それはそうだけど、今は一応授業中だよ?」

 

自習とはいっても監視の目がある。

 

雄二「それはわかってる。」

 

雄二が鋭い目つきで鉄人の隙を窺っている。

 

そんなとき横から突然声を掛けられた。

 

美波「こらっ。アンタたち、また何か悪巧みしてるでしょ。」

 

瑞希「吉井君、悪さしたらダメですよ。」

 

くう、目ざといな。どう対処しようか考えていると

 

みゆき「美波、ここの問題教えてほしいんだけど。」

 

エイミー「口語訳ハどう書いタラ良いカ教エテくだサイ。」

 

水谷さんとエイミーが美波の注意をひいてくれた。

 

瑞希「わかりました。」

 

美波「問題を起こすな、なんて無理を言う気はないけどよりによって覗きなんて・・・。

   少しは除かれる方の気持ちも考えてみなさい。」

 

姫路さんと美波はそう言うと水谷さんとエイミーの方に行った。

 

確かに美波の言っていることは正しいけど、

 

僕が脅迫を受けていなくて、無実なのに拷問を受けていなくて

 

姫路さんの胸がもう少し小さかったらきっと考えを改めているだろう。

 

それより、もしかして水谷さんとエイミー、僕らに協力してくれたのかな?

 

雄二「明久、秀吉、ムッツリーニ、今だ。見つからないように脱出するぞ」

 

いきなり雄二がそんな事を言う。よく見ると悠斗や秋月さん、生野さんが鉄人に話しかけて注意を引きつけてくれている。

 

水谷さんとエイミーは姫路さんと美波が僕らに背を向くように座らせてくれている。

 

すぐに、音を立てずに出入り口に向かい、廊下に出てそっと扉を閉めた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

○康介SIDE

 

 

さっきまでひたすら海岸沿いを走っていた列車は山中を走しりだした。

 

鈴「あらら、寝ちゃって。」

 

蓮は今俺の腕にしがみ付いて寝ている。

 

康介「あつくてしかたない。」

 

鈴「がまんよパパ。」

 

康介「パパじゃない!」

 

鈴「そうね。」

 

?物思いの顔をした鈴姉に声を掛けようとしたが警笛が鳴り

 

列車はトンネルに入って声が聞こえずらくなった。

 

俺が話しかけた声は結局聞こえなかったみたい。

 

やがてトンネルを抜け、もう一度話しかけようか迷っていると

 

もう一度警笛が鳴り列車はトンネルに入った。

 

3分ぐらいで再びトンネルを抜けた。

 

まあいいか。気にはなるけど・・・

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

☆明久SIDE

 

 

 D・Eの自習室前

 

明久「やっぱりこっちにも監督の教師がいるね。」

 

雄二「当然だな」

 

廊下をこそこそと歩くこと数分。

 

僕らはDクラスとEクラスの合同学習室で中の様子を窺っていた。

 

秀吉「して、どうするのじゃ?このままでは交渉を進められんが・・・。」

 

ムッツリーニ「……侵入も難しい。」

 

よりによってここは出入り口の前に監督の先生が陣取っていた。

 

雄二「簡単だ。一人が囮になって教師を引きつければいい。」

 

明久「断る。」

 

こういうのは大抵僕の役割になってしまうので、何かを言われる前に先手を打っておいた。

 

雄二「やれやれ。それなら、ゲームで決めないか?」

 

くっ、またもや雄二の提案だ。

 

明久「ゲームって、何?」

 

雄二「古今東西だ。」

 

これだったら僕にだって勝ち目はあるはずだ。今度こそ雄二に勝ってやる!

 

明久「わかったよ。やってやろうじゃないか。」

 

雄二「よし。それならいくぞ。」

 

よし、雄二を陥れてやる。

 

雄二「坂本雄二から始まるっ」

 

「「「イェーッ!」」」(僕と秀吉とムッツリーニの合いの手)

 

「古今東西っ」

 

「「「イェーッ!」」」

 

「【A】から始まる英単語っ」

 

・・・へ?

 

パンパン(手拍子)→雄二の番

 

雄二「【Appole】!」

 

パンパン(手拍子)→僕の番

 

明久「・・・僕の負けだ・・・」

 

雄二「一つも思いつかんのか!?」

 

くぅっ!違うんだ!これはとっさの事で反応できなかっただけで、落ち着いたら答えられたはず。

 

明久「で、でも、ムッツリーニもこんなのできないよね?」

 

こうなったらムッツリーニもこちら側に引き込んでしまおう!

 

保健体育以外は僕と同じくらいなんだ。きっとできないはず!

 

ムッツリーニ「……そんなことはない。」

 

僕の予想を覆す台詞が帰って来た。

 

明久「そ、そうなの?」

 

ムッツリーニ「……やってみせる。」

 

僕と入れ替わるようにムッツリーニが雄二の前に出た。

 

「それじゃ・・・古今東西、【A】から始まる英単語っ」

 

パンパン(手拍子)→雄二の番

 

雄二「【Amond】」

 

パンパン(手拍子)→ムッツリーニの番

 

ムッツリーニ「……【AV】」

 

英単語?

 

明久「ちょっと待って二人とも」

 

雄二「なんだ、明久?」

 

明久「今のムッツリーニの英単語はどうかと思うんだ。」

 

微妙に違う気がする。

 

雄二「何を言っている。きちんとAから始まっていただろうが。」

 

明久「ああ、うん。一応そうだけど・・・。」

 

雄二「それなら問題ないだろう。続きをやるぞ。」

 

パンパン(手拍子)→雄二の番

 

雄二「【Agent】」

 

パンパン(手拍子)→ムッツリーニの番

 

ムッツリーニ「……【Akihesa】」

 

僕の名前を呼ばれた気がする。

 

明久「はい待って二人とも。」

 

雄二「今度は何だ明久」←雄二

 

明久「いつの間に僕の名前は英単語になったのかな?」

 

ムッツリーニ「………【名詞】バカの意。またはそれ相応の人物の総称【ful】で形容詞。」

 

明久「何!?そうやってまるで本当に辞書に載っているような説明はやめてよ!」

 

雄二「例文:He is so Akihisaful.(訳:彼はこの上なく愚かな人物だ。)」

 

最近馬鹿にされる方法がどんどん高度になっている気がする。

 

明久「とにかく、固有名詞や略語は反則だからね!」

 

雄二「あー、わかったわかった。んじゃ、続き行くぞ。」

 

パンパン(手拍子)→雄二の番

 

雄二「【Arrival】」

 

パンパン(手拍子)→ムッツリーニの番

 

ムッツリーニ「……【Amen】・・・ボ」

 

明久「ねぇ、今小さい声で『ボ』って言ったよ!?今のは明らかに『アメンボ』だよね!?」

 

パンパン(手拍子)→雄二の番

 

雄二「【Action】」

 

パンパン(手拍子)→ムッツリーニの番

 

ムッツリーニ「【……A――☆●◆▽×▲□】」

 

明久「ごまかした!今思いつかなかったから早口でそれっぽく言ってごまかしたよ!」

 

雄二「ふぅ・・・。決着がつかないな。もう充分だろ。」

 

ムッツリーニ「……(コクリ)」

 

明久「くそぉぉっ!全然納得がいかない!どうしてムッツリーニへの判定はそこまで甘いの!?」

 

雄二「おい明久。そんなに大声出すと――」

 

ガラッ

 

布施「廊下で騒いでるのは誰ですか!今は自習中のはずですよ!」

 

明久「うわっ!布施先生だ!雄二、どうする――っていない!?いつの間に!?」

 

布施「吉井君、そこを動かないように!」

 

明久「やっぱりこうなるのかっ!」

 

布施「こらっ!待ちなさい!」

 

結局、僕が布施先生を引きつけて逃げ回るのか・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

△雄二SIDE

 

 

雄二「――先生に見つかるぞ・・・。」

 

秀吉「しかし、うまく引きつけてくれたようじゃな。」

 

ムッツリーニ「……(コクリ)」

 

まあ、結果オーライだ。

 

雄二「さて、交渉に行くぞ。」

 

秀吉「そうじゃな。」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

○康介SIDE

 

 

『ご乗車ありがとうございました。まもなく飫肥・・・・』

 

康介「降りるぞ。」

 

鈴「え、?は、わ!?」

 

はあ、

 

口のところに涎が付いてるぞとジャスチャーすると

 

鈴「!?」

 

慌ててハンカチで口元を拭く鈴姉、

 

さて蓮は・・・あれ?この濡れた感じ・・・

 

康介「蓮、起きろ。」

 

蓮「ん?あ、降りるの?」

 

欠伸しながら言う蓮

 

そして、俺の着ていた服の左腕の部分が濃くなっている。

 

着替えたいが店は無いだろうな。

 

列車から降りて駅を出ると

 

鈴「ええっとこっちね。」

 

地図をもって指差す鈴姉、だけど

 

康介「おい、こっちだ。」

 

鈴「えっ!?」

 

鈴姉がハイキングなんかのリーダーになったら遭難間違いなしだな。

 

蓮「おねえちゃん、またぁ。」

 

康介「地図の向きを合わせろよ。」

 

鈴「ご、ごめん。まちがえちゃった。」

 

『ご、ごめん。ましがえちゃった。(テヘ)』で殺されてたまるか!

 

鈴「じゃあ、行こうよ!」

 

だから

 

康介「そっちじゃない!こっちだ!」

 

蓮「ねえ、なんでパパの服濡れてるの?」

 

何の脈絡の無い質問をしてきた蓮

 

康介「あのねえ、お前が俺の腕を枕にして寝て、涎食ったから濡れているんでしょうが!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

☆明久SIDE

 

 

明久「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・。なん、とか、撒いた、かな・・・。」

 

雄二「明久、ご苦労だったな。」

 

後ろを振り返ると雄二と秀吉、ムッツリーニが居た。

 

明久「苦労、したよ、途中から、大島先生が、出てきて・・・。」

 

雄二「おかげでD・Eクラスの協力を取り付ける事ができた。」

 

明久「それは良かったよ。これで戦力は一気に増えたね。」

 

雄二「ああ。次はBクラスとCクラスだな。もう一度頼むぞ明久。」

 

まるでそれが当然のように告げる雄二。でも、そうは問屋が卸さない。

 

明久「そう簡単に引き受けるわけにはいかないよ。

   さっきの勝負も納得がいってないし、もう一度勝負だ!」

 

雄二「別にいいが、時間の無駄だと思うぞ?」

 

明久「ふふっ。そうかな?僕をさっきまでの僕と思わない方がいいよ。」

 

さっき散々逃げ回りながら英単語一度について考えたんだ。今度は必ず勝つ!

 

明久「それじゃ・・・吉井明久から始まるっ」

 

「「「イェーッ!」」」←(雄二と秀吉とムッツリーニの合いの手)

 

「古今東西っ」

 

「「「イェーッ!」」」

 

「【O】から始まる英単語っ」

 

パンパン(手拍子)→僕の番

 

明久「オーガスト!(August)」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

五十嵐「持ちなさい!吉井君はどうして自習中に出歩いているのですか?」

 

明久「すみません!色々と事情があるんです!」

 

くそう、走っても走っても差が開かない!

 

五十嵐先生は意外と足が速いってことがわかった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

○康介SIDE

 

鈴「・・・今どこだっけ?」

 

康介「かせ!お前に任せてたらどこに行くかわからん!」

 

地図を鈴姉から奪いとる。

 

蓮「僕もうつかれた。」

 

康介「行き過ぎただけだな。一キロほど・・・」

 

鈴「あはは・・・」

 

康介「蓮、歩けるか?」

 

座り込んでいる蓮、

 

鈴「ね、もう少しだから。」

 

蓮「・・・」

 

康介「はあ、わかったおんぶしてやるから、寝るなよ。」

 

蓮「うん!」

 

鈴「ごめんね。」

 

康介「そう思うなら地図の見方を覚えてくれ。」

 

歩くこと数分、ようやく目的の城跡の近くまできた。

 

鈴「ついにやって来たのね。」

 

康介「とりあえず、そこの飯屋に行こう。」

 

蓮「パパ、カレー食べたい。」

 

康介「そうか?俺はどちらかというとチキン南蛮だけどな。」

 

二人で食堂に入ろうとしていると

 

鈴「ちょっと二人とも!」

 

後ろを振り返って

 

康介「疲れたんだよ。あれほど言ったのに間違えるし。」

 

蓮「おねえちゃん、どんどん先に行っちゃうんだから!」

 

店の扉開けて先に入る。店内は外と違ってすずしかった。

 

あとから鈴姉も追いかけて入ってくる。

 

それから蓮が寝てしまい、蓮をおぶさって鈴姉と城跡、武家屋敷をめぐり帰路に着いた。

 

 

 

 

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