バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第12話バカテスト英語:強化合宿3日目 決戦前夜3

○康介SIDE

 

 

タクシーで駅に着くと窓口で切符を買いホームに上がる。

 

しばらくするとハイパーサルーンの愛称で親しまれている銀色の車体をもった列車が入線してきた。

 

そういえば、蓮ぐらいの歳の時、俺はこのタイプの列車に乗れた時ははしゃいでだいたな。

 

ハイパーサルーンの先頭車は運転席と客室が壁ではなくがガラスで前面展望を望むことが出来きる。

 

しかし、旧型車両はただの壁でがっかりしたことこの上ない。

 

今では時刻表が読めるようにはなったけど・・・

 

列車に乗ると疲れていたのか睡魔が襲ってきて、車掌の検札が来た後すぐに眠った。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

第12問:英語

 

次の英文を否定文と疑問文に直しなさい。

 

例文: Tanaka is going to learn Chinese next year.

 

 

《解答》

 吉井明久の答え

『 否定文:No Tanaka is going to learn Chinese next year.

 

  疑問文:Tanaka is going to learn Chinese next year?   』

 

 

  教師のコメント

   Noを付ければ否定文に、?を付ければ疑問文になるわけではありません。

   サービス問題だったのに・・・

 

 

 

 坂本雄二の答え

『 否定文:Tanaka is'nt going to learn Chinese next year.

 

  疑問文:Is Tanaka going to learn Chinese next year?   』

 

 

  教師のコメント

   正解です。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

☆明久SIDE

 

 

鉄人「どこに行ったぁぁああ!!吉井ぃぃいい!!出てこい!!」

 

のっしのっしっと通り過ぎていく鉄人

 

ふう、なんとか助かった。

 

とっさに消火栓の中に隠れて助かった。

 

そっと扉を開け外に出る。

 

鉄人は雄二が逃げた方に行ったみたいだ。

 

鉄人「(坂本ぉぉおお!!)」

 

鉄人の雄叫びが響いて来た。雄二が見つかったんだろうか。

 

鉄人「待てぇぇええ!!坂本ぉぉおお!!茶でも飲まんか!!」

 

怒鳴るように誘われても誰も行かないとおもうってこっち来た!?

 

扉が少し空いている部屋が目に留まり、

 

そこに滑り込んだ、滑り込んだ先にいた木下さんを押し倒して。

 

優子「よ、よしうんんむぐっつ!!」

 

明久「ごめん木下さん。」

 

 

ダッダッダッダ!!

 

 雄二「くそぉぉおお!!」

 

ドッドッドッド!!

 

 鉄人「大人しく指導を受けろ坂本!!」

 

 

ふう、一先ず――あっち――は何とかなった。

 

 

そして――こっち――、は顔を真っ赤にした木下さんが・・・、

 

明久「ごめん。」

 

許してもらえるとは思えないけど頭を下げる。

 

しかし、木下さんは顔を逸らせてかすれる声で

 

優子「う、うん。」

 

な、なんだ!? す、すごくかわいい。そして、僕は暴れる獅子を抑えるので一杯だった。

 

 

そんな時に、

 

ガラガラガラ

 

愛子「あれ~優子、どうしたのお腹の具合で・・・よよよ吉井君!?」

 

 

・・・終わった。僕の人生終わった。

 

トランクス一丁で木下さんを張り倒してその上に乗っている僕、もはや実刑は逃れはできないだろう。 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ともか「それで、パンツ一丁で女の子の部屋に入って

    優子に抱き付いていた理由はなあに?吉井君!!」

 

工藤さんの声で目を覚ました生野さんにより

 

僕は鳩尾に拳を数発叩き込まれ意識がもうろうとする中手足を縛られた。

 

そして飛びかけていた意識を冷水によって戻され、

 

棒状のものを持ち鬼神と化した生野さんに事情聴取を受けている。

 

康介や悠斗が恐れる理由が本当によくわかった。鉄人とは方向性が違う怖さだ。

 

さくら「まあ、まあ、ともかちゃんも落ち着いて。」

 

秋月さんが天の声をかけてくれた。

 

ともか「甘いわよ!こういうことをする奴は斬首の上、さらし首でも足りないわよ!」

 

斬首、さらし首・・・僕もう生きてここを出られる気がしない。

 

愛子「ちょ、ちょっと・・・」

 

ともか「ちょっとも何もないわよ!さっさと吐きなさい!そして介錯してあげるから!」

 

明久「か、介錯ってその過程が飛ばされているような・・・」

 

ともか「吉井君、聞かれたことに答えてくれる?私もう待てないから・・・」

 

ま、まずい。このままだと朝には体をカラスにむしられる事になる!?

 

明久「その・・・<事情説明中>・・・というわけで。」

 

優子「だ、代表・・・。」

 

愛子「いなくなったと思ったら吉井君たちの部屋に遊びに行っていたんだね。」

 

生野さんは手の持っていた棒状のものを下ろして、

 

ともか「仕方ないわね。そしたら――」

 

よかった、助かったみたいだ。

 

ともか「――左腕を切り落とすだけで許してあげるわ。」

 

明久「えぇぇえええ!!許してくれたんじゃないの!?」

 

左腕を切り落とすなんて許してくれているとは思えない。

 

ともか「許す?何を言っているの?優子に怖い目をさせて誤まるのは優子にでしょ!!」

 

確かにそうだ。

 

明久「その、木下さん、本当にごめんなさい。」

 

優子「う、うん。・・・もう、いい、から。」

 

マズい。口ではああ入っているものの、顔を真っ赤にして怒っている。

 

鉄人から逃げていたという緊急事態だったとはいえ、

 

ああなってしまった以上これまでの関係を保つことは困難だ。

 

さっきから木下さんは顔を真っ赤にして怒っているし・・・

 

そっと横目で生野さんを見ると、

 

ともか「はあ、仕方ないわね。今回は許してあげるけど――」

 

目をキッとするどくして、

 

ともか「――次やったら・・・」

 

生野さんはそういいながら手足の拘束を外してくれて、秋月さんが予備の浴衣を渡してくれた。

 

明久「わかったよ!」

 

それに続く言葉は気にはなったけど聞きたくなかった。

 

愛子「それでさあ、吉井君」

 

とつぜん工藤さんが、

 

明久「な、なに工藤さん?」

 

愛子「優子とはどこまでいったのカナ?」

 

明久「へ?」

 

優子「あ、あ、愛子!?」

 

明久「どこまでって・・・」

 

愛子「清涼祭の後優子を持ち帰って本当になにもなかったの?」

 

持ち帰ったって・・・カッアアアァァ

 

愛子「ムフフ、吉井君、顔が真っ赤だよ。」

 

優子「よ、よ、吉井君!愛子も何言っているのよ!」

 

愛子「それじゃあ、優子をテイクアウトして何もしなかったの?」

 

優子「愛子!!」

 

テイクアウト・・・離陸する

 

どういう意味だろう。

 

何も答えなかったからか工藤さんはため息交じりで

 

愛子「二人とも本当に進展ないの?」

 

優子「無いわよ!」

 

即答する木下さん、しんてんって何だろう?

 

愛子「本当かな?――」

 

工藤さんはそう言って僕の方を向いて

 

愛子「――吉井君?」

 

明久「あ、え、ええっと・・・」

 

優子「無いわよ!ないわよね吉井君ってさくら!?」

 

木下さんを秋月さんが押さえつける。

 

愛子「ちょっと優子は黙っててね~、それで、吉井君どうなのさ?」

 

明久「その・・・」

 

愛子「うんうん。」

 

優子「吉井君んむぐっ!」

 

 さくら「ちょっと静かにしてくださいね。」

 

明久「しんてんってどういう事?」

 

あれ?おかしいな空気が固まった気が・・・

 

ともか「・・・あ、開いた口が塞がらないわね。」

 

さくら「答えに期待していたのがバカみたいです。」

 

愛子「吉井君、それは無いよ~。」

 

優子「吉井君がバカで良かったわ。」

 

泣きたい気分だ。

 

その後木下さんたちの部屋を後にして部屋に戻った。

 

なんとか助かったけど木下さんとは大きな溝が出来てしまった。

 

部屋に戻ると

 

秀吉がかわいらしい寝息をたてて寝ていた。壁際では輸血をしているムッツリーニ

 

雄二はまだ帰って来てないみたいだ。うん・・・

 

!?き、き、霧島さん

 

どうして?

 

翔子「……吉井、雄二は?」

 

そこには雄二の帰りを待つ霧島さんがいた。

 

くうぅぅぅ!!雄二め!どうしてここまでしてくれる霧島さんを!

 

明久「雄二は鉄人に捕まっちゃったからね。まだ戻ってこないんじゃないかな。」

 

翔子「……そう。」

 

がっかりした感じの声で霧島さんは言った。

 

明久「それより部屋に戻らないの?」

 

翔子「……雄二に辛い思いをさせたのは私の所為、だから雄二に・・・」

 

その先の言葉は聞こえなかったけど顔を真っ赤にさせて言うところから察するに・・・

 

雄二を八つ裂きにして殺りたい。心の底からそう思った。

 

 

 秀吉「Zzz、Zzz」

 

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