第15問:数学
問 以下の英文を訳しなさい。
『指数』について説明しなさい。
《解答》
三浦悠斗の答え
『数や記号の右肩に書かれる小さな数又は記号のこと』
教師のコメント
正解です。説明するとなると難しいと思いますがよくできました。
吉井明久の答え
『指の数の事で手の指は手指数、足の指は足指数ということ。』
教師のコメント
納得した自分が怖いです。
○康介SIDE
合宿所の建物に入ると明久が姫路に、雄二が霧島に追い詰められているのが見えた。
翔子「……雄二、覚悟。」
振り上げられた日本刀が雄二の召喚獣を斬る寸前で
康介「(試獣召喚(サモン))」
霧島の召喚獣の右腕を切り落とした。
ふう、ギリギリだったな。
康介「またせたな坂本。」
すかさず二撃目を与えようとしたが霧島が召喚獣を引き下げ空振りに終わった。
翔子「……音羽。」
霧島がすごい睨んでる。
雄二「康介、おまえ。」
康介「行くんだろ?」
雄二の目に闘志がよみがえってきた。
雄二「俺としたことが、すまねえな。」
久保「やあ、済まないねえ吉井君。後は僕らが相手をするから早く行くんだ!」
明久「久保君!」
ともか「行くんでしょ?手伝うわ!」
悠斗「康介も来たし、形勢を逆転させるか?」
エイミー「師匠たチの名誉ヲ取り戻シに!」
さくら「お手伝いします!」
明久「どうして?」
優子「誤解を解きに行くんでしょ?」
みゆき「私たちみんな吉井君たちの味方よ。」
明久が涙目で俺の方を向く。
康介「よう!」
明久「康介!」
雄二「フハハハハ、行ける、行けるぞ!・・・行くぞ!テメェら!」
「「「「「「「「「「おうっ!」」」」」」」」」」
士気は最高潮といったところだろ。
瑞希「どうしてみなさん?」
敵に寝返ったみゆきたちに理解できないといった顔だ。
翔子「……瑞希、一度下がって建て直す!」
二人は高橋先生が守る階段の方に行った。
久保「坂本君、ここは僕たちに任せてほしい。」
雄二「ああ、頼んだぞ。よぉし、全員!突撃!」
「「「「「「「「「「おうっ!」」」」」」」」」」
俺達は階段を目指して進撃を始める。
明久「でも、どうして木下さんたちが協力してくれるの?」
優子「だって、吉井君たちは盗撮の真犯人を見つけるんでしょ?」
明久「どうして・・・」
悠斗「いやあ・・・
高橋先生の顔がゆがむ。
高橋「まさか、あなたたちまで・・・しかし、問題ありません。
ここは誰であろうと通しませんから、試獣召喚(サモン)。」
高橋先生の召喚獣が姿を現した。
康介「ムチか、やっかいだな。」
ともか「気をつけなさい。攻撃範囲がわからないから!」
「「「「「「「「「了解っ!」」」」」」」」」
雄二「明久、ムッツリーニ!」
明久「わかってるって。」
ムッツリーニ「……(コクリ)」
雄二の右腕のブレスレッド、あれは・・・
雄二「高橋女史!悪いがここは通らせてもらうぜ!行くぞ―――起動(アウェイクン)っ!」
雄二の掛け声で清涼祭で手に入れた『白金の腕輪』が起動した。
それと同時に雄二の召喚獣が消滅する。
雄二が持っている腕輪の能力は、召喚フィールドの作成。つまり――
高橋「干渉ですか・・・!やってくれましたね坂本君・・・!」
雄二「行け明久!ムッツリーニ!」
明久「行ってくる!」
ムッツリーニ「……任せておけ(グッ)」
異なる二種の科目のフィールドが重なり、召喚フィールドがバラバラに崩れて召喚獣も消失していく。
この隙に明久とムッツリーニが高橋先生のわきを抜けて行く。
「「「吉井達に続けーっ!」」」
その後ろに他の男子も続こうとするが、
高橋「く・・・!吉井君と土屋君は逃がしましたが、あなたたちまで通しはしません!」
その時には高橋先生が召喚獣を呼び直していた。
雄二「流石は高橋女史。判断が早い・・・」
雄二がうめき声を出す。
高橋先生は自分の召喚フィールドを消したのか、
雄二の召喚フィールドが残って召喚獣が再び姿を現す。
白金の腕輪は点数を消費するから雄二は簡単にフィールドのON・OFFを行えない。
ともか「坂本!後は私たちに任せなさい。」
優子「まさか高橋先生と戦うことになるなんて。」
さくら「日本史ですね。それなら任せてください。」
悠斗「日本史か・・・」
康介「日本史低いもんな、お前。」
悠斗「うるせー。」
みゆき「喧嘩しない!」
エイミー「イキマスヨ。」
【日本史】
Aクラス 生野ともか 425点
学年主任 高橋洋子 747点 Aクラス 木下優子 396点
Aクラス 秋月さくら 405点
Aクラス 霧島翔子 442点 VS Aクラス 三浦悠斗 223点
Fクラス 音羽康介 412点
Fクラス 姫路瑞希 381点 Fクラス 水谷みゆき 317点
Fクラス エイミー・ヤシマ251点
エイミー「わあ、サムライデス!」
・・・ん?
ともか「もしかして呼び出すのって・・・」
エイミー「初めてですよ。」
一人使えないことが分かった。
しかし、
康介「随分と点数が高いな。」
エイミー「ハイ!国語以外はローマ字でも良いっテ言ワレたノデ。」
それっていいのか。ズルくね。
高橋「行きます!」
ともか「ムチに気をつけなさい!」
しかし、
翔子「……ともか、こっち。」
霧島さんの一撃が生野に・・・を悠斗が受け止めた。
ともか「ありがとう。」
ふう、
高橋「よそ見してていいのですか?」
ハッまずい。
康介「下がれ!」
みゆきの召喚獣の首根っこをつかんで後ろに放り投げ下げさせる。
刀の鞘で直撃を回避する。が、ムチに鞘を持っていかれた。
カラン、カラン
刀を真っ直ぐ高橋先生の召喚獣の目に向けて構える。
あのムチ切れるか?
いや、するしかないな。
高橋「よく間に合いましたね。」
防御した方か、鞘から刀を抜いた方か・・・両方か。
しかし、衝撃だけで50点以上持っていかれたな・・・。
みゆき「ごめん。」
康介「気にするな。それよりこいつはとんでもない化け物だ。」
高橋「教師を化け物呼ばわりとは教育の必要がありそうですね。」
悪寒と後悔が・・・
さくら「大丈夫ですか?二人とも。」
優子「マズいわねえこれは。」
瑞希「えいっ!」
こちらの救いは『熱戦』が使えないとこだ。
各々自然と二人一組で戦っている。
が、俺とみゆきは圧倒的な点数から繰り出される攻撃をただただ受け止めるのが精一杯、
いや、向こうはあれで力をセーブしている。願わくば5割だが7割ぐらいはセーブしてそうだ。
もし、間合いにはいれても腕輪による特殊能力がある。
どうする?どうしたら・・・
みゆき「はあ、はあ。」
戦い始めて2分もたっていない。すでに息が上がってきている。
これ以上は無理だ、今でも防ぎきれてないのに。もう、後がない。
康介「エイミー」
エイミーは召喚獣を扱った事がないので後方で待機してもらっている。
エイミー「何デすか?」
康介「召喚獣の装備は?」
エイミー「刀と銃デス?」
今なんて言った?
康介「もう一回!」
エイミー「刀と銃デス!」
銃だって!?
まあいい。重要な飛び道具だ。
康介「弾は何発だ?」
エイミー「6発デス!」
全部で6発か
康介「いつでも打てるようにしてくれ!」
エイミー「え、あ、ハイ。」
慌てふためくエイミー
みゆき「大丈夫?」
エイミー「ハイ」
高橋「銃ですか。当たらないとは思いますが。」
そう言うと先ほどまでの攻撃がやんだ。
どうして?攻撃こそが最大の防御ともいえるのに。
みゆき「行くね!」
飛び出していくみゆきの召喚獣、そしてそれを笑みを浮かべている高橋先生
ハッ!?
ムチがだんだん変わっていく。それと共に先生の持ち点も下がっていく。
康介「みゆき、行くな!罠だ!」
みゆき「えっ?」
高橋「もう遅いですよ。」
ビュンッ
先ほどまでとは全く違う動きをするムチ。
康介「みゆき!」
雄二「下がれ!」
とっさに十文字槍の持ち手で受け止めようとするが、
(バッシンッッ)ムチに触れた途端真っ二つになった。
高橋「よく避けました。しかし、次はどうでしょうか?」
あれは、ムチじゃない。腕輪による特殊効果で別の素材になっている。
真上からみゆきの召喚獣に襲い掛かろうとしていた。
くっ、させるか。
高橋先生の召喚獣めがけて短刀を投げる。
パッシンッ
はじかれた。
高橋「良いチームワークです。」
今のでみゆきは助かった。
みゆき「ありがとう。でも、・・・」
武器を失ったみゆきの召喚獣
エイミー「コレ、使ってください!」
エイミーが自分の刀をみゆきに渡す。
みゆき「ごめん。借りるね。」
無いよりはましだけど、槍と刀では戦い方が違う。
高橋「覚悟はいいですね。」
まずい。殺られる。
高橋先生はムチみたいな刃を構える。
遠距離の攻撃はおそらくあのムチみたいな刃で防がれてしまうだろう。
そうなると相手の間合いに入るしかない。だが、その間合いに入る隙が無い。
そもそも間合いに入る前に召喚獣はバラバラにされる。
だからといって諦めるわけにはいかない。雄二たちの汚名を晴らさないわけに絶対いかん!
悔しいがあいつに殺ってもらう。みゆきとさくらと俺を盾にして、
ガクッ、
雄二「(ギリッ)チートすぎるだろ・・・。」
床に膝をついて崩れる雄二。
・・・もし、これが召喚獣という代理による戦いでなければここで刀を鞘に戻していたかもしれない。
康介「肉塊にされるのが早いか、致命傷級の一撃を与えるのが早いかか。賭けてみるか?」
みゆきが無言でうなずく。
康介「よし、さくら、エイミー協力してくれ!」
優子「良いわよ。私に任せて!高橋先生を倒しなさい!」
さくら「ありがとう!」
エイミー「ハイ!」
銃が当たるとは思えないけど、先生の気を少しでも逸らすことが出来れば隙が出来るかもしれん。
それにエイミーも戦わずして負けることになれば悔しいだろう。
高橋「いいですよ。何人掛かって来ようが同じことです。」
康介「行こう!」
みゆき「うん。」
高橋先生の召喚獣に飛び出すように駆けだした。
康介「エイミー!」
エイミー「ハイ!」
パンッ、―――乾いた音が響く。
高橋「無駄です!」
ビュンッ
ムチみたいな刃が俺とみゆきに迫って来る。
康介「背中を使って駆け上がれ!!」
みゆきの召喚獣が俺の召喚獣を踏み台にして高く舞い上がる。
その反動で俺の召喚獣は前かがみになりバランスを崩してムチみたいな刃をギリギリかわした。
少しでも、ほんのわずかな時間を稼ぐ。
すぐに立ち上がり先生の召喚獣を目指す。
高橋先生は上空のみゆきの召喚獣に照準を合わせる。
踏切場の無い場所では逃げ道がない。格好の標的だ。
さくらは高橋先生までまだ遠い。
パンッ、―――乾いた音が再び響く。
高橋先生は当たらないと思っているのか全く気にかけない。
ムチみたいな刃はみゆきの召喚獣を完全に補足している。
みゆきは刀で直撃を防いだが、足をバラバラにされた。
明久(バカ)仕様の召喚獣だったら溜まったもんじゃない。
みゆきの次は距離の一番近かった俺に来た。
まだやられるわけにいかない。せめて、もう少し・・・。
刀を目と同じ高さに構え、頭を守る。
体を突き抜かれてもまだ生けるかもしれない。
しかし、頭はやられるわけにはいかない。
パンッ、―――乾いた音が再三響く。
ビュンッ、
キィィィイイインンッ
ムチみたいな刃の弾道はかわした。
しかし、ムチみたいな刃は今度は後から俺を追撃しに来る。
生き物みたいに動きをする。終わったか。かわしてもおそらくは・・・
紙一重でかわした。
しかし、思った通りムチみたいな刃は曲がった。
召喚獣から鮮血があがった。
右半身がやられ、バランスを崩し倒れる。
かろうじて点数は残ったが、右手足を失い動けない。
高橋先生はニヤリとして、さくらに的を絞る。
だが、掛った!
ムチみたいな刃はさくらを取り囲むように・・・
さくらの召喚獣が横に真っ二つにされる、だが――
康介「(ニヤリ)」
ニヤリとした高橋先生
――だが、伏兵に気付いていない。こちらには生野がいる。
高橋「これで終わりです!」
さくらの召喚獣が真っ二つに―――
ともか「終るのは先生です!」
高橋「なっ!!」
生野の召喚獣が高橋先生の召喚獣の右腕(武器を持っている方)に突き刺し、刀を横に動かし腕を切断した。
―――ならなかった。
ムチみたいな刃はそのまま落下、直後
パンッ、―――乾いた音が再四響く。
エイミーの撃った弾丸が先生の召喚獣を撃ち抜いた。
先生の召喚獣は武器の特性上動かず一点にとどまっていた。
偶然か、エイミーの腕のおかげか4発目で命中した。
致命傷には至らなかったが足を打ち抜いた一撃は先生の召喚獣の動きを止めた。
パンッ、―――乾いた音がもう一度響いた。
その弾丸は先生の召喚獣の頭を撃ち抜いた。
【日本史】
Aクラス 霧島翔子 243点 VS Aクラス 生野ともか 212点
Aクラス 三浦悠斗 76点
Fクラス 姫路瑞希 181点 VS Aクラス 木下優子 146点
Aクラス 秋月さくら 186点
学年主任 高橋洋子 戦死 VS Fクラス 音羽康介 3点
Fクラス 水谷みゆき 17点
Fクラス エイミー・ヤシマ251点
生臭くなってしまいましたが、あの高橋先生ですからこれぐらいはと。
因みに武器ですが
エイミーの銃は坂本龍馬の持っていた[32口径のピストル]、
高橋先生の能力によって強化された武器は
『るろうに剣心』の登場人物:刀狩の張の[薄刃乃太刀]をモデルにしました。