バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

81 / 123
第6問:日本史

 問 以下の問いに答えなさい。

  平治の乱で敗れ伊豆国に流され、後に平氏打倒の兵を挙げたのは誰か。

《解答》
 吉井明久の答え
  『源頼朝』

  教師のコメント
   正解です。この調子で頑張ってください。
 

 須川亮の答え
  『坂本雄二の前世』

  教師のコメント
   冷酷な政治家ですか・・・。無事に試召戦争を過ごせるといいですね。



第6話バカテスト日本史:戦争前事6

秀吉「まったくお主らは、何という失態を・・・。」

 

Fクラスに戻って来た明久と島田、姫路

 

美波「だって仕方がないじゃない!あんな台詞言えるわけないもの!

   しかも録音されているかもしれないのよ!?」

 

明久「そ、そうだよっ!それに美波があんなにかわいいセリフを言えるわけがあれ?

   右手の感覚がなくなってきたような?」

 

それは島田が掴んでいるからだ。

 

瑞希「あ、それなら木下君、お手本を見せてもらえませんか?」

 

姫路がポン、と手を叩く。

 

なるほど、演技のプロのお手本を見せてもらえばもう少しましになるかもしれない。

 

秀吉「んむ?別に良いが。」

 

そう言って秀吉は台本を取り、じっと見つめる。

 

秀吉「よいぞ。」

 

秀吉は本を置き、戸惑うこと無く明久の手を握り締め、

 

秀吉(美波ボイス)「わざわざこんなところによびだしてごめんね、アキ・・・。

          あのね、ウチは、アキのことが好きなのっ!』

 

す、すごい色っぽい・・・。

 

秀吉(美波ボイス)「初めて会ったときからずっとアキのことが好き!

          本当はただの友達でいるなんて、我慢できなかったのに!」

 

こ、これは・・・

 

秀吉(美波ボイス)「アキ・・・。あんなことしちゃった後で今更だけど、

          改めて・・・貴方のことが好きです。

          ウチと、付き合ってください。」

 

・・・

 

明久「母さん・・・。今僕は、初めて貴女に心から感謝します・・・。

   僕を生んでくれて、本当にありがとう・・・。」

 

 

秀吉「―――と、まあこんな感じゃ。」

 

見ていた俺でも心臓バクバクだ。

 

秀吉のメンタリティはすごいな・・・。

 

美波「す、すごいわね・・・。」

 

瑞希「そ、そうですね・・・。

   私が告白されたわけじゃないのに、思わずドキドキしちゃいました・・・。」

 

みゆき「そ、その・・・(私もあんな風に出来たら・・・)」

 

康介「心臓がバクバクだ。」

 

エイミー「師匠が伸びちゃってます・・・。」

 

ムッツリーニは鼻血を出して沈んでいた。

 

秀吉「そこまで褒められると照れくさいのじゃが・・・。

   まぁワシは勉強もせずにコレばかりやっているような人間じゃからな。

   これくらい当然じゃな。」

 

秀吉がポリポリと頬を書いている。

 

瑞希「?明久君、どうして泣いているんですか?」

 

明久「何でもないよ姫路さん・・・。

   ただ、少しの間だけ僕をそっとしておいてくれないかな・・・?」

 

明久にとって最高の時だったらしい。

 

秀吉「とにかくじゃ。

   このままでは清水が嫉妬するどころか全くその逆の結果になりかねん。

   序盤の台詞は台本通りじゃったから、向こうも真偽については訝しんで居るところじゃろ。

   まだ取り返せる範囲じゃ。ここからはきっちりと恋人どうしを演じてもらうぞい。」

 

明久・美波「「う・・・。」」

 

秀吉「先ほどは姫路の出番に入る前に中断となってしまったようじゃが、

   ここから先は姫路にも参加してもらうかの。」

 

瑞希「は、はいっ。頑張りますっ。」

 

秀吉「うむ。宜しく頼むのじゃ。」

 

姫路のやる気に秀吉は満足そうに頷いた。

 

明久「それはいいんだけど、そろそろ次の授業が始まっちゃうんじゃないの?」

 

明久の言うとおり午後の授業が始まっている時間だ。

 

雄二「午後の授業なら自習だ。

   教師は他のクラスのテストの監督や祭典で手一杯だからな。

   だから言って来い。」

 

 

秀吉「それでは、次は島田と明久が教室を抜け出して外で逢引をしているという設定でいくぞい。

   明久と島田は腕を組むのじゃ。」

 

明久・美波「「・・・。」」

 

明久と島田は気まずそうに顔を見合わせる。

 

瑞希「あ、あのっ、木下君。べ、別に腕を組む必要は無いんじゃ・・・?」

 

秀吉「姫路よ。お主の気持ちもわからんでもないが、

   移動の間にカメラや人の目があるやもしれん。これは必要なことなのじゃ。」

 

瑞希「で、でも・・・!」

 

・・・どうもなあ。

 

秀吉「明久、島田。先ほどの失敗を返上する為にも頑張るのじゃ。

   視覚的な効果は役作りの上でお主ら自身にも都合が良いのじゃ。」

 

秀吉が腕を組む理由を言うと、

 

島田は不承不承と言った感じで小さく頷いて明久の腕を取った。

 

秀吉「うむ。それでは舞台は今一度屋上としよう。

   人目にもつかんし、逢引にはちょうど良いじゃろ。」

 

明久「うん、わかったよ。じゃあ、行こうか美波?」

 

美波「・・・一応腕は組むけど、他のところに触ったりしたら殺すからね。」

 

明久「りょ、了解。気をつけるよ。」

 

明久と島田はギスギスした雰囲気のまま腕を組んで廊下に出た。

 

康介「大丈夫か、アレ?」

 

雄二「大丈夫じゃなくともやってもらわんと困る。」

 

みゆき「さらに悪化しそうな気がするんだけど・・・。」

 

 

 

☆明久SIDE

 

 

明久「あはは。美波ってば、そんなに腕をギュッてされたら歩きにくいよ。」

 

美波「ふふっ。別にいいでしょ? ウチらは付き合っているんだから、これくらい。」

 

ひじの関節がギシギシと嫌な音を立てているけど、それでも、笑顔は崩さない。

 

何だって、僕らは恋人同士なのだから。

 

明久「でも美波、そのせいでさっきから肘に当たってるんだけど。」

 

美波「え!? こ、この、スケベっ!」

 

明久「──アバラ骨が・・・。」

 

ゴツゴツしていてとても痛い。

 

美波「うふふふ。アキってば、冗談が好きなんだから。本当にかわいいわね。」

 

明久「あはは、やだなぁ美波、さっきよりも更にくっつくなんて。」

 

美波「いいじゃない。思いっきり強く抱きしめていたいんだもの。」

 

明久「まったく美波は甘えん坊だなぁ。」

 

ま、マズい。腕がどす黒く変色して来た。

 

そのまま指先の感覚がない状態で廊下を歩く。さて、何を話そうか?

 

恋人同士の会話、恋人同士の会話っと・・・。

 

明久「ねぇ美波。」

 

美波「うん? なぁに、アキ?」

 

明久「美波は僕のどこが好きかな?」

 

美波「そんなの、決まってるじゃない。頭の天辺から眉毛まで、全部好き!」

 

・・・・・・

 

美波「そう言うアキはどうなの?」

 

明久「そりゃあ、勿論美波と一緒だよ。」

 

美波「もうっ。アキったら。ホントに可愛いんだから・・・っ!」

 

屋上に着いた頃にはひじから先が小刻みに震えるようになっていた。

 

 

 

○康介SIDE

 

 

屋上に着いたのだろう。ハンディキャップに会話が入って来た。

 

明久『・・・背中がゾクゾクするね。』

 

美波『寒いの?それならもっとくっ付かない?』

 

明久『いやいや、もう充分だよ』

 

美波『何言ってるの。照れることなんてないでしょ?』

 

 

雄二「何をやっているんだ?これじゃあ恋人同士の会話には思えないだろうが!」

 

雄二がそう言った直後、

 

 

瑞希『ふ、二人とも何をしているんですかっ!今は授業中なんですよ!?』

 

 

姫路が登場した。なんとなく素で怒っているように聞こえる。

 

 

美波『瑞希・・・。』

 

瑞希『そんなにくっついて、腕まで組んで・・・!

   そんなのまるで、その・・・つ、付き合っているみたいじゃないですかっ!』

 

 

台本の前後のページをめくっていると、

 

みゆき「どうしたの?」

 

康介「いや、どこにもこのセリフ書いてないんだが。」

 

雄二「飛ばしてるんじゃないのか?」

 

秀吉「書いた覚えがないんじゃが・・・。アドリブかの?」

 

・・・

 

嫌な汗が流れる。

 

 

明久『えっと、姫路さん・・・?』

 

美波『そうよ瑞希。ウチとアキは付き合ってるの。』

 

瑞希『え・・・?つ、付き合っているって、本当ですか・・・?』

 

美波『うん。黙っていてゴメンね、瑞希。』

 

瑞希『美波ちゃん・・・。やっぱり明久君のこと、好きだったんですか・・・?』

 

美波『それも・・・黙っていてゴメン。瑞希の気持ち、ウチは知っていたのに。』

 

 

康介「良いんじゃないのか?」

 

 

明久『やめて二人ともっ! 僕の為に争わないでっ!』

 

 

『ゴキンッ!!』

 

 

もの凄い音がした。

 

ムッツリーニ「……屋上に行ってくる。」

 

エイミー「あ、し、師匠!」

 

おそらく盗聴器の不具合を装って聴かせないようにするのだろうけど・・・

 

窓から外に出て、そのまま外壁を登って行く。

 

そしてエイミーの表情がパァァッっと晴れる。そんなに嬉しいのか・・・。

 

みゆき「い、今の音って?」

 

秀吉「大方、島田が明久の関節を外したんじゃろ。」

 

全然よくなかった。

 

康介「いや、というか鍵を外すみたいな感じで言うなよ・・・。」

 

 

 

瑞希『やっぱりそうでしたか・・・。美波ちゃんも、明久君のことが・・・。』

 

美波『謝って済むことだとは思わないけど・・・ごめんなさい。

   ウチのこと、許せないでしょうね・・・。』

 

瑞希『いえ。美波ちゃんの気持ち、私もなんとなくわかっていましたから・・・。

   むしろこうやってハッキリ言ってもらったことで気分が楽になったくらいです。』

 

美波『え? 許してくれるの、瑞希?』

 

瑞希『許すとか許さないとかじゃなくて・・・。

   その、人を好きになることは自由だと思いますから。

   美波ちゃんのことを責めるなんて、私にはできません。』

 

美波『瑞希・・・。ありがとう・・・。』

 

 

 

凄い。台本に乗っていないことをスラスラと・・・

 

康介「これは暴走しているな。」

 

秀吉「まあ、島田も姫路も明久を好いているからの。本気になるのはわかるが――」

 

 

 

瑞希『でも、今朝のキスは許しません。アレは反則ですっ!

   しかも明久君の初めてだったみたいですし!』

 

美波『そ、それは、だって、あんなメールとか色々あったから、つい!』

 

瑞希『つい、じゃないですっ!あんなズルは、神様が許しても私が許しません!』

 

 

秀吉「――これはマズいのう。完全に常軌を逸しとるわい。」

 

みゆき「マジになってるわね。」

 

雄二は頭に手を当てている。

 

 

瑞希『・・・美波ちゃんのバカッ!』

 

美波『あっ! 瑞希っ!』

 

 

 

「「「「「!?」」」」」」

 

 

皆で顔を合わせる。そして、

 

 

美波『ちょ、ちょっとアキ!? 何瑞希の後を追おうとしているのよ!?』

 

 

「「「「「!?」」」」」」

 

雄二「あの・・・バカッ!」

 

とりあえず、もう演技どころではない。

 

秀吉「上に行ってくるかの・・・。」

 

みゆき「わ、私も・・・。」

 

後は無言で立ち上がって屋上に向かう。

 

 

 

☆明久SIDE 

 

 

ま、マズい。指どころか肘関節の動きも怪しい。

 

どうしよう、このままだと【隻腕の観察処分者】なんてちょっと格好いい渾名を付けられる茶うかもしれない。

 

これはもう演技どころじゃない。急いで保健室に行って治療してもらわないと!

 

美波の腕をほどいて――

 

美波「ちょ、ちょっとアキ!? 何瑞希の後を追おうとしているのよ!?」

 

姫路さんの跡を追う?何を言っているんだ美波は、僕は保健室に行くんだ!

 

くぅぅっ!美波が全然腕を放してくれない!今は僕の身体の一大事だというのに!

 

美波「(まさか、本当にこういう場面が来たら、アキは瑞希を選ぶっていうの・・・?)」

 

美波が何かをぶつぶつと言って僕の腕の様子に気づいてくれない。

 

ひぃぃっ!腕の色が制止できないほど酷いものに!大ピンチだ!

 

 

美波「(そ、それならウチだって・・・。)

   ねぇ、アキ・・・。ウチと一緒にいて?

   ウチはその・・・アキのことが、(好き)なんだから・・・。」

 

も、もう限界だ!

 

 

明久「み、美波ゴメンっ! 僕、行かなきゃいけないところがあるんだっ!」

 

美波「あ・・・っ!!」

 

必死に美波の腕を振り払って走り出す。保健室!保健室!保健室!!

 

早く保健室に行かないと取り返しのつかないことに!

 

少しでも早く保健室を目指す!

 

 

 

○康介SIDE

 

 

屋上の扉を押し開けると

 

美波「・・・・・・そう・・・・・・。そういうことなの・・・。」

 

俯いてボソボソ呟いている島田、明久の姿は見えない。

 

秀吉「し、島田、落ち着くのじゃ。迂闊な台詞は・・・。」

 

美波「もういいわ!演劇なんておしまい。」

 

エイミー「あ、アノ。」

 

美波「どうせ、・・・どうせ、瑞希みたいな女の子が好きなんでしょ・・・!」

 

みゆき「・・・。」

 

何か言おうとして口を閉じたみゆき、もはや取り付く島がない。

 

ムッツリーニ「……スタ。」

 

音もなくムッツリーニが現れた。

 

雄二「どこまで清水に伝わっている?」

 

ムッツリーニ「……姫路が出ていくまで。」

 

そう言ってムッツリーニが盗聴器を前に出す。

 

ムッツリーニ「……屋上に仕掛けてあった盗聴器は接触不良を装って止めた。

       でも、姫路本人に仕掛けられた盗聴器は

       カメラの有効範囲に居たため手出しができなかった。」

 

雄二「そうか。」

 

康介「姫路本人に仕掛けるとは・・・」

 

よりよってカメラのあるところでやったのか・・・。

 

ムッツリーニ「……明久が姫路を追おうとするような内容もおそらく伝わっている。」

 

それは作戦失敗を意味していた。

 

秀吉「最悪じゃのう・・・。」

 

雄二「全くだ。」

 

 

 

☆明久SIFD

 

 

保健室に駆け込むと先生は驚いていた。

 

そして必死な処置のおかげで、僕の腕は動くようになった。

 

胸をなでおろして教室に向かっていると、その途中で姫路さんが正面から歩いて来るのが見えた。

 

なんだろう?なにかなやみごとでもあるのだろうか?

 

ぼうっとしているように見える。

 

明久「姫路さん?」

 

瑞希「あ・・・。明久君。」

 

声をかけて、溶着僕に気が付いたように顔を上げる日未次さん。

 

明久「どうしたの?元気がないみたいだけど。」

 

瑞希「そう見えますか?」

 

明久「うん、なんだか寂しそうだった。」

 

瑞希「寂しそう・・・ですか?特にそんなつもりは無いんですけど・・・。」

 

姫路さんが不思議そうに小さく首を傾ける。

 

瑞希「でも、そう見えるのでしたら、それはきっと――」

 

明久「それはきっと?」

 

瑞希「――自分の好きな人を取られちゃうのが哀しかったのかもしれません。

   ・・・それが演技だとわかっていても・・・。」

 

一瞬、姫路さんの表情が翳る。

 

そっか、ただの演技なのにそれを友達に取られるのがつらいなんて、

 

僕の周りのガサツな男どもだったら考えられない。

 

明久「大丈夫だよ、姫路さん。アレはあくまでお芝居なんだから。」

 

瑞希「はい、そうですよね。お芝居ですよね。」

 

明久「うんうん。」

 

そう、お芝居なんだから。

 

それに、姫路さんと美波の二人に好かれるほどの魅力があるヤツなんて、僕には全く想像もつかない。

 

もしもそんな奴がいるとしたら、頭も顔も運動神経も良くて、すごくやさしい男なんだろう。

 

瑞希「もしも・・・本当にああいう場面が来たら・・・。

   その時、明久君はどうしますか・・・?」

 

明久「え?」

 

気が付けば切実な表情で姫路さんが僕の目を覗き込んでいた。

 

そんなにさっきの話で不安になってしまったんだろうか?

 

演技でそこまで考えてしまうなんて、姫路さんは結構感受性が強いのかもしれない。

 

ここは真剣に答えないと・・・

 

少し考えて、

 

明久「そうだね。もしもそんな場面が来たら――僕なら、一生懸命考えるかな。」

 

瑞希「考える・・・ですか?」

 

明久「うん。僕はこのとおり頭は良くないけど・・・。

   それでも、僕なりに一生懸命考える。それで、考えたことを包み隠さず話すよ。」

 

そう答えると姫路さんは少しだけ困ったような顔をして笑った。

 

あれ?姫路さんの求めている答えと誓ったかな?

 

瑞希「(どちらを選ぶのか聞いたつもりだったんですけど、ね。)」

 

姫路さんは蚊の鳴くような小さな声で何かを言った。

 

明久「ん?なに?」

 

瑞希「いいえ、なんでもないんです。」

 

何だろう少し気になる。

 

明久「ところで、姫路さん、演技とかの経験があったわけじゃないの?」

 

瑞希「はい、そうですけど。」

 

明久「そうなんだ。それは凄いなあ・・・。」

 

瑞希「?何がですか?」

 

明久「さっきのはとても演技には見えなかったよ。」

   

瑞希「・・・え?」

 

明久「本当に好きな人がいるんじゃないかって。」

 

瑞希「え!?、え!?、え!?」

 

明久「だから、姫路さんはもしかすると――」

 

瑞希「そ、それはですねっ。えっと、その・・・っ!実は・・・っ!」

 

明久「――演劇の才能があるのかもしれないよ?」

 

・・・あれ?

 

瑞希「あ・・・、そういうことですか・・・?」

 

どうしたんだろう。

 

褒めたつもりなのに、姫路さんはがっかりしているように見える。

 

瑞希「(・・・バカ)」

 

なぜか一瞬、姫路さんがすねたような顔をした。

 

明久「え?何か言った?」

 

瑞希「いいえ、それよりもそろそろ教室に戻らないと。

   さっきのお芝居がうまくいったのかも気になりますし。」

 

明久「そう言えばそうだったね。

   姫路さんがあんまり驚かすから頭から飛んじゃったよ。」

 

瑞希「ふふっ、ごめんなさい。」

 

こんなところでゆっくりしている場合じゃなかった。

 

さっきの演技で清水さんを騙せたかどうかで僕らの設備の行く末が決まるのだから。

 

でも大丈夫!あんな痛みを堪えて頑張ったから。

 

きっとうまく言ってるさ!

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。