バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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第15問:日本史

 問 日清戦争の賠償金を準備金として1897年、確立した制度は何か答えなさい。


《解答》
 姫路瑞希の答え
  『金本位制』

  教師のコメント
   さすが姫路さん、正解です。
   

 吉井明久の答え
  『賠償準備制度』

  教師のコメント
   つなげればいいというものではありません。



第17話バカテスト日本史:第二次Bクラス戦5

11:35

 

◎Bクラス

 

根本「そろそろ終わってもいいはずなんだが。」

 

「少し様子を見に行ってみようか。」

 

根本「ああ。」

  (どうして遅い。どうして終わらない。

   まさか・・・いや、それは考え過ぎか。)

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

11:30

 

◎Fクラス

 

○康介SIDE

 

 

廊下でBクラスの増援に警戒していると、鉄人が大量の戦死者を抱えて出てきた。

 

その姿はさながら、人食い鬼を連想させた。

 

康介「どうやら、片付いたようだな。」

 

みゆき「すごい人数。」

 

感心していると、教室に明かりがつき、ムッツリーニが教室から出てきた。

 

ムッツリーニ「……進入した敵は殲滅した。」

 

康介「ありがとう、ムッツリーニ。」

 

ムッツリーニ「……(コクリ)」

 

教室に入ると目を覆うクラスメイト達、それに先生たちが居た。

 

ところで鉄人は暗闇と明るい所を行き来したにもかかわらず目を押えなのはなぜなんだろう。

 

やはり、噂通り体の一部をサイボーグ化しているのだろうか・・・そんな分けないか。

 

美波「すごいわね。坂本が居なくても何とかなったじゃない。」

 

瑞希「ホッとしました。」

 

島田が感心そうに、姫路が安堵そうに言う。

 

秀吉「うむ。肩の荷が降りた感じじゃ。」

 

康介「そうだな。」

 

一応最大の難所であった峠は越えた。あとは下り坂に任せていけばいい。

 

みゆき「あとは根本と残りのBクラスだけね。」

 

エイミー「モウちょットです!」

 

うん。

 

康介「ムッツリーニ。」

 

ムッツリーニ「……なに?」

 

康介「敵の残存戦力は?」

 

ムッツリーニ「……Fクラス突入組30名は戦死、

       須川たちがたたいた敵が少なくとも10名、

       多く見積もって根本を含めた10名。」

 

康介「こちらが28名か。」

 

秀吉「うむ。昼休みになる前にけりをつけるかの。」

 

康介「そうだな。皆の視力が回復次第、Bクラスに進軍しよう。

   それと、秀吉。」

 

秀吉「なんじゃ?」

 

康介「Bクラスの設備には一切手を出さない旨を皆に説明してほしいんだが。」

 

明久「え?どうして?Bクラスの設備は手に入れないの?」

 

想像通りの言葉がかえってきた。

 

康介「あのなあ、俺らは今、先制攻撃権をはく奪されているんだぞ。」

 

連戦で忘れているかもしれないが、俺らは試召戦争を仕掛けることはできない。

 

明久「?」

 

康介「俺らと同じように剥奪されているクラスがあるだろ。」

 

瑞希「Cクラスですね。」

 

秀吉「なるほど、Cクラスはワシらより早くAクラスに試召戦争を行ったからの。

   権利が戻って来るのはワシらより先という分けか。」

 

康介「ああ、もし、俺らFクラスがBクラスと設備を入れ替えたとなれば、

   Cクラスからしたら絶好のカモになるだろ。

   Cクラス教室とBクラス教室の位置では戦線は一か所だけになる。

   点数で劣るFクラスは確実に負ける。」

 

できることならFクラスの設備と交換させて根本を奈落の底に落としたいところだが、

 

こんな理由がある以上仕方がない。

 

でも、だからと言って何の制裁も下さず引くわけにはいかない。

 

これ以上Fクラスに手を出してこないように、

 

Bクラス、もとい根本を再起不能までに叩き潰さないといけない。

 

秀吉「では、Bクラスに行く前に皆に説明しておくかの。」

 

康介「ああ。頼む。」

 

秀吉が壇上に上がっていく。

 

美波「安易にBクラスの設備を取っていたら、大変なことになっていたわね。」

 

康介「ああ。」

 

さて、

 

康介「ムッツリーニ。」

 

ムッツリーニ「……なに?」

 

康介「実はな(ゴニョゴニョゴニョ)」

 

ムッツリーニ「……了解。」

 

ニヤッと笑うムッツリーニ。

 

もし、雄二の件に根本が関与しているのなら根本を潰す。社会的に・・・

 

 

 

 ◇Bクラス進撃時

 

  クラス代表(仮) : 姫路瑞希

 

  部隊名    配 置     隊 長    隊員   

 

  本 隊  Bクラス教室(前) 木下秀吉   8名 

  分 隊  Bクラス教室(後) 音羽康介   7名 (17) 

 

  二番隊  本隊・分隊の護衛  島田美波   5名 元二番隊

  三番隊  本隊・分隊の護衛  ――――   5名 元三番隊 (11)

 

  三番隊   部隊全滅     福村幸平   3名 戦死者4名 

  四番隊   部隊全滅     近藤吉宗   3名 戦死者4名

 

  戦死者13+8名

 

 

 

秀吉「それでは、皆の者、出陣じゃ!」

 

『『『おおぉぉぉおおおお!!!』』』

 

教室に響く力のこもった声、

 

しかし、それを外で聞いていたものが居たことに誰も気づかなかった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

◎Fクラス教室前(廊下)

 

教室の外で盗み聞きしている男子の姿があった。

 

B(た、大変だ・・・。)

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

◎Bクラス教室

 

 

根本「な、なんだと・・・。」

 

放心状態の根本、主力部隊は文字通りの全滅・・・

 

B「どうするんだ!?」

 

B「勝てるっていうから戦争を始めたんだぞ!」

 

B「Fクラスと設備を交換させられるなんて嫌だぞ!」

 

根本「う、うるさい!」

 

B「なにぃいい!!」

 

根本の胸倉を掴む男子の姿、

 

高橋「やめなさい。」

 

凛とした声が響く。

 

B「くっ。」

 

押すように解放した男子

 

そんな時、

 

B「て、敵襲!数5・・・10・・・15・・・約30!」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

Bクラスに向けて進撃するFクラス

 

先頭は分隊が、中央に本隊、右翼に三番隊、左翼に二番隊という形でBクラスに向けて進撃する。

 

         △

        ◇▲◆

         

  ▲=本隊 △=分隊 ◆=三番隊 ◇=二番隊

 

 

二番隊は階段、トイレに敵が待伏せして居た場合に

 

本隊と分隊が足止めを食らわないようにするための処置だ。

 

まあ、ただでさえ少ない戦力を分散させるとは思えないが・・・、

 

今頃Bクラスは制御が聞かなくなっている頃だろうから、もしかしたらがあるかも知れない。

 

何事もないまま新校舎に突入。そのまま、Bクラスにたどり着いた。

 

教室の前には誰もいない。

 

予め決めたとおりに、分隊と左翼の二番隊は後ろの扉から、本隊と右翼の三番隊は前の扉から、

 

Bクラスに突入した。広い教室にはうなだれた根本を囲んだBクラスの生徒8名がいた。

 

その光景は

 

俺らが入ったことを確認すると、

 

B「Fクラスに対して総合科目勝負を申し込む!」

 

高橋「承認します。」

 

B「「「試験召喚(サモン)!!!」」」

 

・・・

 

秀吉「正面は姫路が、右翼は本隊と三番隊が、左翼は分隊と二番隊が対応するのじゃ!」

 

 

F『『『『『試験召喚(サモン)!!!!!』』』』』

 

 

【保健体育】

       Bクラス      VS      Fクラス

 

   野中長男   1846点      姫路瑞希   4331点

 

   芳野孝之   1774点      音羽康介   2694点

 

   工藤信二   1653点      水谷みゆき  2592点

 

   加賀谷寛   1745点      木下秀吉   1046点

 

   金田一香   1821点      吉井明久    806点

 

   田中 玲   1787点      西村雄一郎  1016点 

 

   菊入真由美  1754点      原田信孝    947点 

 

   岩下律子   1809点      有働住吉    846点

 

                     朝倉正弘    746点

 

                     柴崎 功    578点

 

                     武藤啓太    869点

 

                     君島 博    921点

                         

                          ・

 

                          ・

 

                          ・

 

 

点数はともかく圧倒的な人数差に次々と倒されていくBクラス。

 

最後の一人が倒され、いよいよ根本だけが残った。

 

根本「うっぐっ・・・。」

 

うめき声を発した根本。

 

高橋「召喚してください。このままでは戦闘放棄とみなし戦死者同様に扱われます。」

 

高橋先生は事務的に言った。この状況、もはや召喚したところでBクラスは負ける。

 

それはこの場にいるFクラスと

 

鉄人によって連れて行かれようとしているBクラスの誰もがわかっていることだろう。

 

高橋「戦闘放棄とみなします。勝者、Fクラスです。」

 

F『『『おおぉぉぉおおおお!!!』』』

 

F「勝った!勝ったぞ!」

 

F「よっしゃぁああ!!」

 

F「やってやったぜ!」

 

みゆき「勝ったね!」

 

康介「ああ。」

 

明久「雄二が居なくても勝てたよ!」

 

ムッツリーニ「……一安心。」

 

エイミー「やりマシたネ!」

 

瑞希「はあ、落ち着いたら何だかおなかが空いてきちゃいました。」

 

今は三時間目が丁度終わった時刻だ。おなかが空いても仕方がないな。

 

美波「瑞希ったら、食いしん坊ね。」

 

瑞希「は、はぅう!?」

 

歓喜に酔いしれるFクラスとは異なり、鉄人から解放されたBクラスは葬式のように暗い。

 

やがて、補修室送りにされていたF、Bクラス双方が教室になだれ込んできて、

 

さらに喜びと悲しみの違いが強調された。

 

地に這いつくばったままピクリとも動かない根本、その根元に対して冷ややかな目で見るBクラス。

 

康介「秀吉。」

 

秀吉「うむ。」

 

俺と秀吉、みゆき、明久で根本を取り囲む。

 

康介「こちらの条件を呑めばBクラスの設備に手を出さないでやってもいい。」

 

B「なんだと!」

 

真っ先に反応したのは根本ではなくBクラスの生徒だった。

 

B「それは本当か!」

 

B「だったら、何でもやる!Fクラスの設備になるよりましだ。」

 

わらにすがるようにBクラスの生徒は騒ぎ出す。

 

秀吉「条件はBクラスの先制攻撃権の剥奪じゃ。」

 

これで、今学期はおとなしくなる。

 

B「そ、それだけでいいのか!」

 

B「ありがとう。」

 

まあ、根本以外はこれだけだが、

 

しかし、礼を言われるとは複雑な気分だ。

 

高橋「それは教室設備の入れ替え権のみを破棄するという事ですね?」

 

秀吉「そういう事じゃな。」

 

高橋「わかりました。」

 

そう言って高橋先生はBクラスの教室を後にする。

 

康介「さて、根本、お前に一つ聞きたいことがある。」

 

根本「・・・なんだ?」

 

力の入らない声を出す根本、

 

康介「今朝の一件はキサマの仕業か?」

 

瞳孔が開くのがわかった。

 

根本「い、いや、違う!」

 

秀吉「黒じゃな。」

 

うん。

 

康介「ムッツリーニ、例の計画を。」

 

ムッツリーニ「……了解。」

 

ニヤッと笑い教室をタタタタっと駈け出して行くムッツリーニ。

 

明久「今朝の一件ってなに?」

 

康介「まあ、後から話すさ。」

 

みゆき「土屋はどこに行ったの?」

 

康介「ああ、職員室だ。」

 

???マークを頭に浮かべる二人、

 

明久「それって・・・」

 

明久の言葉を遮って、

 

?「恭二く~ん!」

 

と比較的に大きな声が教室に響いた。

 

凄い早いな。もう3Fまで登って来たのか。

 

教室に居る全員の視線が声の聞こえた扉の方を見る。

 

そこに居たのはムッツリーニと、男子ならだれもが知っており、

 

数学が苦手な男子は特にその姿を見るだけで悪寒がはしる。

 

婚期を逃して、単位を盾に生徒に交際を迫る数学教師、船越先生だ。

 

根本の顔が引きつり、慌てて立ち上がろうとする。

 

しかし、

 

船越「恭二く~ん!恥ずかしがらないで。」

 

根本「き、消えろ!クソボグギャハっ!?」

 

クラスメイトによって拳を鳩尾に叩き込まれ動くことが出来なくなった根本。

 

人望がない、とはこのことだ。

 

もがきながらも逃げようとするが、

 

得物を見つけたかのように迫りくる船越先生に捕獲され、

 

船越「もう!どうしたの?そんなに慌てて?」

 

根本「は、離せ!俺はこんなババアとは!」

 

ギュッと抱き寄せられ、唇を奪われる根本。

 

そんな吐き気を催す光景を見ていたのはFクラスやBクラスだけではなかった。

 

丁度休み時間だったこともあり、廊下に居た生徒も中を覗き込んでいる。

 

小山「アンタ、そう言う趣味が・・・」

 

Cクラス代表、小山友香、根本の彼女だったらしく、別れた今でも根本はアピールしていたとか。

 

恭二「ま、待ってくれ友香(むぎゃっ)もごもご!?」

 

再び奪われる唇。

 

小山「さようなら。もう二度と私の前に姿を現さないで。」

 

必死に叫ぼうとするが口をふさがれ叫ぶことのできない根本。

 

まあ、こんな所か。

 

秀吉「うむ。皆の者、帰るぞい!」

 

『『『おおぉぉぉおおおお!!!』』』

 

第二次Bクラス戦はFクラスの勝利で終わった。

 

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