バカな親友らとテストと召喚獣   作:音羽2600

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お久しぶりです。

そして、遅いですが

          明けましておめでとうございます。



第5章 期末試験編
第1話バカテスト日本史:休日1


日曜日の朝、いつも通りに起きたらしとしとと雨が降っていた。

 

ねぶけまなこで階段を降りて、縁側に出て庭を眺めている。

 

いつも庭先に来ているウグイスの姿は見えない。

 

・・・今度空いた時間に庭の手入れでもするか。

 

前にも同じような事を考えたような・・・

 

まあいいや、朝飯の準備にかかろうとしたその時、

 

ガラガラガラ、っと玄関の方で扉が開く音がした。

 

え、なに!?

 

もしかして泥棒?

 

家(うち)には金目な物なんてありませんのよ。

 

・・・くそ、まずいな。

 

生野は・・・さくらとエイミーと一緒に霧島の家に泊まりに行っていたっけ。

 

悠斗は・・・使い捨て、いや【鍋のふた】にしかならんだろうし・・・。

 

先生は・・・無理だな。というか起こしに行くと時間がかかるし。

 

みゆきは論外。

 

しかたがない。包丁だと過剰防衛になるかもしれない。

 

ここは鍋で応戦するか・・・。

 

歩いてくる音が段々大きくなってきた。

 

息を殺して、全神経を音のする方に集中させる。

 

数は一人、もうすぐ階段だという所だ。

 

あともう少しだ。そう思ったとき、足音は階段に向かって行った。

 

なにぃ!まずい。どうしよう。追いかけたら気づかれるし、とはいっても・・・

 

みゆきは鍵かけているだろうけど、悠斗は・・・ズボラだからな・・・。

 

そうこう考えているうちに足音は小さくなった。二階に行ったか。

 

・・・仕方がない。なるべく足音を立てないように上がる。

 

死ぬかもしれん。マジで・・・。

 

心臓がバクバクと音を立てて・・はあ、はあ、落ち着け。落ち着くんだ。

 

このまま行ったらマジで死ぬぞ。冷静になるんだ。

 

陰に隠れながら泥棒を見る。

 

201号室の扉の前で止まった。そしてドアノブを回した。

 

あのバカッ!鍵をかけとけとあれほど言っていたのに・・・。

 

覚悟を決めて隠れていた階段と廊下の角から飛び出す。

 

泥棒「へ、は、!?」

 

は?

 

・・・聞き覚えのある声に足が止まった。

 

康介「悠斗?」

 

悠斗「おまえ、なにやってるの?」

 

拍子抜けした。

 

康介「それはこっちの台詞だ。

   こんな時間に帰って来るっていったいどこに行っていたんだ?」

 

悠斗「ああ、昨日の夜、明久に呼ばれてさっきまでゲームしてた。」

 

康介「お前なあ・・・泥棒と思ってひやひやしたんだぞ。」

 

悠斗「ああ、悪い悪い。まあ、そういうことで、今から寝るんで、じゃあな。」

 

一人で勝手に心配して盛り上がって・・・俺はバカか。

 

朝飯を作ろうと体を180°開店させと、その前に、

 

康介「鍵を閉めろと何度言ったらわかる。」

 

扉を閉めようとした悠斗を静止して言う。

 

悠斗「ごめん、鍵どっかやっちゃった。」

 

このズボラが!

 

康介「どうせ部屋の中にあるんだから探しとけよ。」

 

悠斗「そうだな。近いうちに片付けるか。」

 

まったく、・・・。

 

下に降りると先生が起きていた。

 

康介「おはようございます。」

 

福原「おはようございます・・・」

 

?先生の目線が下がって・・・俺の右手に

 

康介「ああ、いや、ま、勘違いで・・・。」

 

福原「何を勘違いしたのかはわかりませんが、とりあえず朝食の準備をしましょうか。」

 

康介「はい。」

 

それから悠斗の分を抜いた三人分の朝食を作り、降りてきたみゆきと朝食を食べた。

 

あと、先生が痛いものを見る目で俺を見ていたのは俺の勘違いだと嬉しい。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

10時を過ぎたころ、

 

先生は夕方までには帰ると言ってついさっき出ていった。

 

大方本屋めぐりだろうか。そういえば良い感じの喫茶店を見つけたといって喜んでたな。

 

今度紹介してもらおう。それにしても、今日は落ち着いているなあ。

 

本当なら今日は写真部でバスで40分と行ったところにある古城に行く予定だったのだが、

 

天気の関係でテスト明けに繰越になり、暇を持て余していた。

 

まあ、濡れた城もいいと思うけど・・・、雨が降りそそぐ庭、

 

『五月雨に 濡れて輝く 緑草』

 

緑草=雑草

 

・・・アジサイでも植えときゃよかったな。

 

そう思っていると、

 

みゆき「ねえ。」

 

不意に後ろから声を掛けられた。

 

康介「どうした?」

 

みゆき「お昼ご飯なんだけど。」

 

康介「ああ、何か希望でもある?」

 

そろそろ買いに行くか。

 

みゆき「その、食べに行かない?ラ・ペディスに。」

 

康介「ラ・・・」

 

何だって?

 

みゆき「ラ・ペディス。」

 

康介「ラピュデス。」

 

みゆき「うふふ、ラ・ペディス、ラ、ペ、ディ、スだよ。」

 

くう、・・・横文字は苦手なんだ。

 

康介「ラ、ペ、ディ、ス・・・。」

 

みゆき「よくできました。」

 

何なんだこの言いにくい店名は・・・

 

おそらく店の常連の内の2割は正しく言えてないはずだ。

 

康介「ああ、パンナコッタの。」

 

 

【第2章第3話後半を参照ください。】

 

 

みゆき「覚えてたんだ。そう、そのお店。」

 

康介「ああ、いいんじゃないか。」

 

みゆき「うん。それじゃあ、行こう。」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

傘をさしながら駅前まで行く。

 

みゆき「ここだよ。」

 

建物を指さしながら言うみゆき、建物に近づくと甘く心地よい香りがする。

 

ただ、外見からして喫茶店としてはかなり大きめの店だ。

 

俺としては隠れ家的にひっそりした感じの店がいいんだが・・・

 

みゆきが扉を開けるとカランコロンという音が鳴った。

 

店内は割と混み合っていた。う~ん。俺好みじゃないな・・・。

 

「いらっしゃいませ。」

 

客を出迎えに来たウェイトレス

 

「二名様ですね。ご案内します。」

 

ウエイトレスに窓側の席に案内され、メニューとお冷を出された。

 

「ご注文が決まりましたらお呼び下さい。」

 

一礼して下がっていく。

 

みゆき「なににする?」

 

康介「ナポリタンにブラレンドにしようか。」

 

 

みゆき「私はミックスサンドにブレンド、食後にパンナコッタ食べない?」

 

カロリーが高そうだけど・・・まあいいか。この際だし。

 

康介「そうだな。」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

ナポリタンは美味しかった。あのやさしいケチャップ味・・・。

 

パンナコッタなめらかな舌触りで上品な甘さ。これはいい。

 

オリジナルブレンドは柔らかく良い香りがしておいしかった。くせになりそう。

 

更にお変わりできるところが嬉しい。

 

ただ、残念なところはこの店の広さと込み具合・・・。

 

会計は二人で1600円だった。

 

これぐらい混んでないとこの価格は難しいんだろうな。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

店に入るまで降っていた雨はもう止んでいた。

 

みゆき「本当によかったの。」

 

康介「いいよ。今月は余裕があるから。」

 

食事を終えて二人で皐月荘への帰り道、突然、周りの視線がある一点に集められていた。

 

みゆき「ん?」

 

康介「どうし・・・。」

 

俺らもそれに従って周りのみんなが見ている方向に視線がいく。

 

そして言葉を失った。

 

なぜなら、バスローブ姿のナイスバディな女性が

 

バスローブ姿で歩くことをさも当然であるかのように

 

悠々とそして堂々と歩いていたからだ。

 

・・・

 

バスローブじゃなくてスーツならバリバリのキャリアウーマンなんだが・・・。

 

みゆき「ちょ、み、見ちゃだめだよ!」

 

康介「え、あ、うん。」

 

ハッと現実に引き返して、バスローブ姿で悠々と歩くナイスバディな女性に背を向ける。

 

みゆき「いま、見とれてなかった?」

 

康介「見とれ・・・てません。」

 

みゆき「本当?」

 

康介「ああ。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

第1問 :日本史

 

 以下の文章の( )に正しい言葉を入れなさい

   

 1858年、井伊直弼とハリスとの間に( )が結ばれた。

    

 

《解答》

 姫路瑞希の答え

  『日米修好通商条約』

 

   教師のコメント

      よく出来ました

 

 

 土屋康太の答え

  『契り』

 

   教師のコメント

      男同士・・・ですか。

 

 

 吉井明久の答え

  『日米通商条約』

 

   教師のコメント

      おしい・・・。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

☆明久SIDE

 

 

梅雨前線の影響をあまり受けないこの地域にしては珍しく、

 

午前中に少しだけ雨が降った日曜日の午後。

 

今はすっかり雨も上がって晴れ渡ってはいるものの、

 

外に出かけることもなく家の中でゲームをしていた。

 

明久「はっ!よっ!とっ!」

 

先週末に出たばかりのボクシング体感ゲームをTV画面に映し、

 

夢中でコントローラを振り回す。

 

昨日、徹夜で雄二と悠斗と三人でゲームしたところ、

 

悠斗は僕とほぼ互角だったけど、雄二は僕らより上手にプレーしていた。

 

アイツにしてみればこういった反射神経や動体視力を使うようなゲームは得意な部類に入るんだろうけど・・・

 

明久「だからと言って、あのバカに負けるのには腹が立つ・・・!」

 

明日の放課後の再戦に向けてゲームの猛特訓をしていた。

 

―――ピンポーン

 

そんな中、呼び鈴の音がリビングに響いた。

 

ん?宅配便かな?まったく、良い所なのに・・・

 

明久「タイミングが悪いな・・・。」

 

仕方がないので、僕はため息交じりでゲームを一時停止にして玄関に出る事にした。

 

明久「は~い、どちらさまですか?」

 

返事をしながら鍵を外し、扉を押し開ける。

 

夏特有の熱気と湿気を孕んだ空気が流れ込んできた。

 

その不快な風に顔をしかめながらも、更にドアを押し開ける。

 

扉の向こうに見えたのは、雨上りの晴れ渡った青空と

 

それに溶け込みかけている淡い虹の残滓。

 

そして――大きな旅行バックを携えたショートカットの女の人。

 

明久「・・・え?あれ・・・?」

 

思わずわが目を疑うかのようにマジマジと相手の姿を観察してしまう。

 

大きな瞳、涼やかな表情・・・なんだろう?

 

僕の知っている人によく似ている気がする。

 

・・・すごく、嫌な予感がする。

 

明久「・・・ね、姉・・・さん・・・?」

 

肯定されたくない問いかけをいつの間にかしていた。

 

玲「はい、お久しぶりですね。アキ君。」

 

そう言って、短めに揃えた髪をわずかに揺らしながら静かに微笑んだ。

 

 

―――なぜか、バスローブの姿で・・・。

 

 




年末に友人らと始めたマインクラフト、

30分かけて作った TNTの山 を爆破したところパソコンが動かなくなって・・・乙


買い直しました。
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