宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち(妄想)   作:国連宇宙軍

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第八話

 ゴルバ

 

 

「主砲をイスカンダル地表に向けて発射せよ」

 

「はっ。主砲発射」

 

 艦体中央の膨らみが開いていく。そして開ききると同時に太いビームが発射された。

 

 

 

 

 

 

 ヤマト・第一艦橋

 

「敵艦より高エネルギー反応を感知。イスカンダル表面に向かっています」

 

「何?」

 

 

 ゴルバから発射されたビームは、スターシャのいる街から百キロ離れた場所に着弾した。そして着弾した場所からキノコ雲が上がり、衝撃波がスターシャのいる王宮を揺らす。

 

「何て威力だ!」

 

 

 

 

 

 

 バーガー艦隊

 

「おい、動ける艦はいくつだ」

 

「十隻です」

 

「そんだけあれば充分だ。全艦、あれに突撃する。エンジン全開!」

 

 

 

 

 

 

「ガミラス艦隊が敵艦に突撃していきます」

 

「相原、バーガーに通信を繋いでくれ」

 

「了解しました」

 

 ノイ・ランベアに通信が繋げられる。

 

「バーガー、何をしているんだ。むやみに突っ込んでも何も変わらないぞ」

 

「いや、イスカンダルを攻撃されたんだ! 黙っていられるかよ。俺たちは何としてもあれを倒す」

 

「通信終了しました」

 

「バーガー……」

 

 

 

 

 

 

 

「全艦、主砲発射!」

 

 

 

 ガミラス艦隊から赤色のビームが発射される。しかし、ゴルバの表面装甲に弾かれてしまう。

 

「ビーム弾かれました。効果がありません」

 

「くっ!」

 

 

 

 ゴルバ・艦橋

 

「目障りなハエだ。やってしまえ」

 

 ゴルバの上部が回転しながら上昇していく。回転が終わると同時にビームとミサイルが同時に発射される。

 

 

 

 

 

「ビームならびにミサイル接近。迎撃不能です」

 

「全艦、回避だ!」

 

「間に合いません」

 

 ガミラス艦隊は回避が間に合わず、次々に命中していく。

 

「デストリア、クリピテラ全艦轟沈。〔ノイ・バルグレイ〕〔ノイ・シュデルグ〕被害甚大」

 

「第二波。来ます」

 

「右舷艦首、左舷補助エンジンに直撃弾。エンジン出力三十パーセント低下。右舷速射魚雷損傷」

 

「ちっ、これ以上被弾したら持たないぞ」

 

「ミサイル第三波、来ます」

 

「直撃まで五、四、三、ん? ミサイル全弾反応消失」

 

「これは、コスモタイガーです」

 

「古代!」

 

「バーガー、後は任せろ」

 

「主砲、エネルギー装填」

 

「エネルギー装填完了」

 

「撃て──ー」

 

 ヤマトから九発のビームが発射される。しかし、装甲に弾かれてしまう。

 

「ヤマトの主砲でもダメなのか?」

 

「古代、あの戦艦は偏向バリアーみたいなものを搭載しているんだ。だから実弾なら効果があるはずだ」

 

「主砲、三式弾装填!」

 

「主砲、三式弾装填完了」

 

「撃ち~方始め‼」

 

 ヤマトから発射された三式弾が、ゴルバの下方部分に当たり装甲が変色する。

 

「三式弾なら少しなりとも効果がありそうですね!」

 

「艦首魚雷発射管開け。撃て──」

 

 ゴルバの装甲が少しずつ剥離されていく。

 

 

「ゴルバから戦艦サイズの大きさの艦艇が十隻発進されました」

 

 

「何だと! ゴルバは中に戦艦をしまえるのか?」

 

「敵艦、来ます」

 

 

「しょうがない。主砲をショックカノンに切り替えろ」

 

「切り替え完了しました」

 

「撃てー‼」

 

「敵艦発砲してきました」

 

「敵ビーム来ます」

 

「ビーム直撃、しかし損傷なしです」

 

「第二波、来ます」

 

「全弾直撃。波動経始圧低下」

 

 

「これ以上被弾すると波動防壁が持ちません」

 

「何としても、敵艦を落とすんだ。主砲撃てー‼」

 

「敵艦三隻撃沈」

 

「第三波来ます」

 

「波動防壁完全に消滅。衝撃来ます!」

 

 ヤマトを強い衝撃が襲う。

 

「右舷第四デッキに被弾、隔壁閉鎖します」

 

「ダメージコントロール始め‼」

 

「怯むな、弾幕張り続けろ!」

 

 主砲からビームが発射され敵艦に向かっていく。そして敵艦を貫通し敵艦が爆発する。

 

「敵艦残り六隻です」

 

「上方よりミサイル接近迎撃不能域まで残り十秒」

 

「パルスレーザー砲撃てー」

 

「ミサイル二本直撃します」

 

 強い衝撃が再び襲う。

 

「被害状況知らせ!」

 

「煙突ミサイル発射口大破」

 

「第三主砲応答なし」

 

「消火作業追い付きません」

 

「波動エンジン出力低下。航行能力下がりました」

 

 六隻の敵艦から、ビームが放たれこちらに飛んで来る。

 

「ビーム直撃。左舷魚雷発射管大破。第二甲板剥離。第二主砲使用不可。コスモレーダー破損。索敵能力低下しました」

 

 

「残りの火力で敵艦を殲滅する。弾幕張り続けろ」

 

 ヤマトからありったけの弾幕が形成される。

 

「敵艦、数減ってきています」

 

「よしこのまま押しきるぞ」

 

「敵艦殲滅完了」

 

「艦の被害拡大。ダメージ量五十パーセントを越えました」

 

「南部、各武装の被害は?」

 

「第二・第三砲搭沈黙。SAM ミサイル、艦首魚雷発射不可能。第二副砲砲身融解。結構な被害を受けています」

 

「雪、ゴルバの動きは?」

 

「古代君、大変。ゴルバから高エネルギー反応をキャッチ。主砲を発射するのだと思われます」

 

「何だと!」

 

 

 

 ゴルバから再び太いビームが発射される。そしてビームが向かう先はイスカンダルだった。

 

 

「イスカンダルにビームが!」

 

「イスカンダル地表に着弾を確認しました。イスカンダルはあと一回の砲撃で崩壊してしまいます」

 

「何だと! 絶対に撃たせてはならない。残った火力で撃沈させる。撃ち~方始め‼」

 

 ヤマトから次々と実弾が発射される。

 

 

 

 

 

 ゴルバ

 

「あと一回の砲撃でイスカンダルは崩壊します」

 

「よし次弾発射急げ」

 

「発射準備完了しました」

 

「発射せよ」

 

 

 

 ゴルバの膨らみが回転し開く。そしてビームが発射される。

 

 

 

 

「やらせるかよ!」

 

 

 発射される寸前にノイ・ランベアが砲搭に突っ込む。

 

 

「バーガー!」

 

「古代、俺ごと撃破しろ。今ならこの砲搭から誘爆して倒せるはずだ」

 

「しかし」

 

「早くするんだ」

 

 古代はバーガーの気持ちを汲み取り、主砲をゴルバに向けた。




あと一話で完結です。感想等ありましたらお気軽にどうぞ。
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