宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち(妄想)   作:国連宇宙軍

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今回で、最終回です。設定集に書いてある艦隊など出てきていないものもありますが次の作品で出す予定です。





それでは本編です。


第九話

 古代は、残った火力をゴルバと半壊しているノイ・ランベアに向けた。

 

「全艦、撃……「やめてー!」

 

 突如、通信にスターシャが割り込んできた

 

「イスカンダリウムが欲しいならあげます。これ以上の戦闘はやめてください」

 

「しかし」

 

「古代、スターシャの言うことを聞くんだ」

 

「デスラー」

 

 タランチュラ星雲から帰還したハイゼラード級に乗り、デスラーが来ていた。

 

「また会うことができて、光栄の至り。スターシャの言うとうりにするんだ」

 

「しかしだな」

 

 その時、ゴルバから不敵の笑みが聞こえてきた。

 

 

「ものわかりのいい女王だ。よし、砲門のガミラス艦を切り離しイスカンダルに降下する」

 

「はっ」

 

 

 

 砲門からノイ・ランベアが切り離された。そしてイスカンダルに降下を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉さま、脱出しましょう」

 

「私はここに残ります」

 

「でも」

 

「さようなら、ユリーシャ。サーシャを頼みます」

 

「お姉さま──ー」

 

「アベルト、さようなら」

 

 王宮の脱出ロケットが発進する。そしてスターシャはテーブルのボタンを押した。

 

 それと同時にイスカンダルは爆発しゴルバと共に消えていった。

 

 

 

 

 ハイゼラード級の艦橋でデスラーは呟いた。

 

「スターシャ…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「古代君、イスカンダルからの脱出ロケットを確認したわよ」

 

 

「そうか、救命艇を発進させろ」

 

 

 

 

 ロケットに救命艇が向かっていき、帰還する。古代たちは格納庫に急いだ。

 

 

 救命艇の扉が開き、ユリーシャが少女を連れて出てくる。

 

「ユリーシャ、スターシャさんは?」

 

 ユリーシャは黙ってうつむいた。

 

「そうか、その子は?」

 

「この子は、スターシャ姉さまと守さんの子供よ」

 

「そうか、兄さんの」

 

「こだぁいー!」

 

 ユリーシャは感情が溢れだし古代に抱きついた。

 

「ユリーシャ」

 

 古代は優しく頭を撫でた。そして、雪に頼んでベッドにつれていった。ユリーシャは泣き疲れて寝てしまった。

 一方、サーシャは雪につれられヤマト艦内を見学していた。

 

 

「これより、ヤマトは地球に帰還する。両舷全速、ヤマト発進」

 

 

 ヤマトは地球に向かって発進していった。

 

 

 

 一方ガミラスでは、兄妹星のイスカンダルがなくなったことにより、気候が変動し寿命がさらに縮まっていた。

 

 

「ディッツ君なるベく早くしてくれたまえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後日

 

 

 

 ユリーシャは、古代と雪の家に潜り込んでいた。また、雪になついているサーシャも雪の家にいた。これは、また、暗殺されないようにする政府の判断でもある。

 

 

「ユリーシャ、いつまで家にいるつもりなんだ」

 

「いいじゃない。いても」

 

「しかし」

 

「わたしのこと、嫌いなの? どっちなの?」

 

「いや、そういうことじゃなくてだな」

 

 

 

 古代家の平和はまだ始まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗黒星団帝国

 

 

 

「何、メルダースがやられただと」

 

「はい、太陽系の地球とマゼラン銀河のガミラスにです」

 

「では、戦争の資源が手に入らないのか?」

 

「しかし、地球は資源も豊富でいい星です。このうえは、全艦隊を派遣し地球を占領すべきかと」

 

「そうだな、全艦隊を各戦線から撤退させ、地球進行の準備を整えるのだ。あと最新の重核子爆弾を準備しろ」

 

「はっ、承知しました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 また新たな戦いが始まろうとしていた。……

 

 




駄文でしたがいままでご愛読ありがとうございました。また、次回作でお会いしましょう。できれば感想もよろしくお願いいたします。

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