それでは本文です。
第一話
あのガトランティスとの戦いから三年。地球はさらなる発展をとげていた。滅びの方舟によって半壊した月もほぼ修復が完了し、もとの姿に戻っている。奇しくもガトランティスに勝利した地球連邦政府は、壊滅した艦隊を再編し軍を増強していた。しかし、次元断層を失った影響は大きくこの三年間で就役した艦艇は、たったの十三隻のみ。それでも軍の艦艇保有数は百五十隻を越えていた。
……2203年地球連邦政府会議室……
「芹沢君いい加減にしたまえ!」
藤堂長官の声が会議室内に響き渡った。
「しかし長官、またガトランティスのような物量で攻めてくる国家が現れたらどうするのです? 今の我が軍の艦艇保持数は先の戦争の五分の一にも満たないのですぞ!」
「君はまたあの戦争の時のような愚行を繰り返すつもりかね?」
「しかし……」
「とにかくこの波動砲艦隊再建計画を許可することは出来ない。我々はあのときのような事を繰り返してはならんのだ。 〔波動砲に頼らない艦艇を作る〕 これは決定事項だ。今日の会議は以上だ!」
あの会議から三年が経った。軍は波動砲を持たない駆逐艦や空母の建造を行ってきた。それでも、いまだに波動砲搭載艦は九十隻以上にのぼる。中でも、アンドロメダ級の波動砲はとても強力だ。だからこそ軍は波動砲の発射をどうしても使うざるを得ない時だけに限定した。そうしなければあのときの二の舞になってしまうから……
ガトランティスとの戦いを終息に導いたヤマトは東京湾の新海底ドックで真田志郎の指揮のもと、大幅な改修を受けていた。一方、元ヤマトの乗組員たちはヤマトの改修が終わるまで地球発展のために自分達の配置場所で弛まぬ努力を続けていた。
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ガミラス本星では、デスラー元総統が艦隊を連れて帰還し国民からの要望によって総統の地位に戻ることになった。そして国民にガミラス本星の寿命がもう短いことを伝え、新しい星を探しだし移住すると宣言した。まずディッツ提督が艦隊を率いて新天地になりそうな場所を見つけ、見つかり次第船団を何回かに分けて移住させるという。半年以内に星を探し出せなければ、ガミラス本星は地殻変動などの異常気象が始まり一年以内に崩壊してしまうだろう。猶予はなく、国民には混乱が広がっていた。
双子星であるイスカンダルでは、すでに地殻変動が始まりつつあった。王女であるスターシャは心配そうな顔で外を眺めていた。
「スターシャ姉様、私たちも脱出の準備をしたほうが良いとでは?」
「しかし、私がこの星を離れる訳にはいかないのです。」
「でも・・・・」
「脱出するならユリーシャだけにしなさい」
スターシャの決意は固いようだった。
いかがだったでしょうか。すごく字数が少ないと思います。しかし、初めてなのでしばらくはこのくらいの字数でやっていきたいと思います。ですがだんだんと字数を増やしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。