宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち(妄想)   作:国連宇宙軍

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第七話

 マゼラン銀河外縁部・ヤマト

 

「半径、二百宇宙キロに敵影なし」

 

「なあ古代、もうこの辺に敵はいないんじゃないか」

 

「そうだな。ヤマトは敵捜索任務を終了し、帰投する」

 

「古代さん、ガミラスから通信です。〔イスカンダル上空二謎ノ敵影多数。バーガー大佐ノ艦隊ガイスカンダルヲ守ルタメ交戦中。支援二来テ欲シイ。〕だそうです」

 

「わかった。作戦を決めよう。全員中央作戦室に集まってくれ」

 

 

 

 中央作戦室

 

「敵はイスカンダル付近に三百三十二隻、上空に五十隻です」

 

「わかった。作戦はこうだ。まず敵艦隊から五千宇宙キロの地点で航空隊を下ろし、航空隊は上空の敵を殲滅。その間にヤマトは小ワープで敵艦隊の後方から接近、ガミラス艦隊と挟み撃ちで敵を叩く。以上だ」

 

「了解しました」

 

「航空隊の指揮は山本一尉に一任する」

 

「任せて下さい」

 

「作戦会議は以上だ。全艦、ワープ準備」

 

「はい」

 

 

 

 

 第一艦橋

 

「全艦、ワープ準備完了」

 

「全艦ワープ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イスカンダルから五千宇宙キロ

 

「ワープ終了」

 

「コスモタイガー隊全機発艦!」

 

 第二格納庫からコスモタイガーが発艦する。

 

「全機急ぐぞ‼」

 

「了解!」

 

「航空隊全機発艦完了」

 

「よし、我々は小ワープで敵艦隊の後方にワープする」

 

「ワープ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 イスカンダル付近、バーガー艦隊

 

「デストリア級五隻轟沈。クリピテラ級六隻被弾! 損害増えています」

 

「〔ノイ・バルグレイ〕波動防壁貫通。被弾しました」

 

「おい、これは不味いぞ」

 

「敵艦隊後方にワープアウト確認。ヤマトです」

 

「古代来てくれたか!」

 

 

 

 

 

 

「ワープアウト終了。全艦第一戦闘配置。全砲門開け!」

 

「全武装発射準備完了」

 

 

「撃ち~方、始め‼」

 

 ヤマトの主砲が敵を捉え、次々に撃沈していく。またドレッドノート級二隻も攻撃を開始する。

 

「艦首魚雷てぇ」

 

 ヤマトの艦首から六発の魚雷が発射され、宇宙に華を咲かせる。

 

 

 

 

 

 その頃、イスカンダル上空では

 

「全機、敵を撃破せよ」

 

「了解」

 

 コスモタイガー隊が到着し、採掘艦隊に対艦ミサイルを撃ち始めた。

 

「イーヤッホー、一隻撃沈」

 

「坂本、ふざけるな!」

 

「わかってますって」

 

 採掘艦隊は一つ、また一つと数を減らしていく。

 

 

 

 

 

「おい、こっちも負けてられないぞ。全艦攻撃を続行」

 

 ガミラスも隊列を立て直し、反撃を与えていく。一方、敵艦はみるみるうちに数を減らしていく。

 

 

 

「デーダー司令、味方艦、被害拡大。百三十五隻まで減りました」

 

「こしゃくな、全艦何としても叩きのめせ!」

 

「デーダー司令」

 

「どうした!」

 

「採掘艦隊が攻撃を受け、ほぼ壊滅しました」

 

「何だと! くっ、全艦イスカンダルに降下し、あのいまいましい都市ごと吹き飛ばしてしまえ!」

 

「はっ」

 

 第二征服艦隊は降下を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「敵艦隊降下を始めました。敵の目標はマザータウンです」

 

「全艦何としても食い止めるんだ!」

 

 

 地球艦隊・ガミラス艦隊も降下を始めた。その間にも各艦から放たれるビームが敵艦を貫き爆発させていく。しかしガミラス艦隊の被害は甚大で、残り二十隻まで減っていた」

 

「第一・第二主砲てぇー」

 

 二つの主砲から放たれる六門の筋が敵艦を貫通する。

 

 

「敵艦残り、三十隻です」

 

「艦首魚雷てぇー」

 

 

 六つの魚雷がすべて命中し敵艦が爆発する。また、爆発までいかなくても煙を上げ、水面に落下していく。

 

 

「火力を前方の旗艦に集中!」

 

「撃ち~方始め‼」

 

 九門の青い筋が旗艦に向けて向かっていく。しかし、ギリギリの所で避けられる。

 

 

「敵艦残り一隻です」

 

 ドレッドノート級やガミラス艦隊の頑張りにより残りは敵旗艦一隻となった。

 

「主砲てぇー」

 

「たいらげろ!」

 

 ヤマトから放たれた九門の青い筋とノイ・ランベアから放たれた六門の赤い筋が交わりながら飛んでいく。

 

 

 

 

 

「デーダー司令避けきれません!」

 

「馬鹿な、この私がやられるはずが……うわ────」

 

 

 

 

 

「敵艦全て撃破しました」

 

「勝った!」

 

「よっしゃー」

 

 艦橋で各々が声をあげて喜ぶ。

 

 

 

 

「よし、航空隊全機帰還する」

 

「山本、よくやってくれた」

 

「ありがとうございます。古代さん」

 

 

 

「ノイ・ランベアより通信です」

 

「よお、古代久しぶりだな!」

 

「バーガー、元気だったか?! 

 

「ああ、さっきは危なかったけどな。よく来てくれた。助かったぜ」

 

「こちらこそ間に合ってよかった。イスカンダルも被害はないみたいだし」

 

「イスカンダルは絶対に守らなければならない存在だからな。被害を出させないのは当たり前だ。ところで古代、戦いが終わったら今度近いうちに酒でも飲もうぜ」

 

 

「わかった。考えとくよ」

 

「古代さん、スターシャさんからです」

 

「ヤマトのみなさん、そしてガミラスのみなさん。イスカンダルを守って頂きありがとうございました。お陰で助かりました」

 

「私たちには、イスカンダルに恩があるのでこのくらい当然の事です」

 

「でも助けていただいたことに変わりはありません。本当にありがとうございました」

 

「では、私たちは地球に帰還します」

 

「そうですか。お気をつけて」

 

「はい。全艦発進準備」

 

 

「古代くん、待って」

 

「どうした雪?」

 

「レーダーに感。超大型の物体が接近してきます。パネルに出します」

 

 パネルに映し出されたのは全長八百メートルを超える壺のような逆円錐形のような真っ黒な物体だった。物体の中央辺りには丸く膨らんだ物が八個確認できる。

 

 

「何だこれは、とりあえず全艦第一戦闘配置で待機」

 

 

 

 

「私は、暗黒星団帝国第二征服艦隊司令メルダースである。先ほどの戦い、見事であった。しかしこの自動惑星ゴルバには勝てまい。降伏するがいい。さもなければ、お前たちは宇宙の塵となるだろう。一分だけ時間をやろう。じっくり考えるがいい」

 

「私たちは降伏などしない。戦い抜く」

 

「そうか。貴様らたちの意見はよくわかった。存分に相手をしてやろう」




これを含めてあと三話です
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