戦姫絶唱シンフォギア~魂を纏う者~   作:難波01

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恋愛って年齢関係なく話題になるよね!?

「ねぇ、和真って医者が苦手なの?」

 

アッシュが翼に尋ねると翼は肯定して言う。

 

「何でも昔の医療ミスが原因で嫌煙しているそうだ。だが、私達とて今回ばかりは目を瞑れん」

 

「和真はほっとくと無茶ばかりするからね。正直、自分の身を削るのも惜しくはないって感じでさ」

 

「ま、そのお蔭でアタシらはイレギュラーの戦闘データをじっくり見る機会があったのは確かだけどな。」

 

途中で響に任せて戻ってきた奏が、翼の返答から続けるように言うとクリスが今までの戦いにおいてヒントをくれたのも間違いはないと肯定した。

 

「・・・イレギュラーが出たの?あの回収されたレプリロイドのほかにも!?」

 

驚くアッシュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和真の検査結果、ソレは思ったほど酷くはないが良くもない。

 

怪我こそなかった物の異常な衰弱が見受けられ、医療スタッフが目を丸くして驚いていたのだ。

 

さて、話を戻そう。

 

「畜生、やっぱ無理やりどのコネクタも合うのがない!」

 

当然といえば当然の状態に陥っていた。

 

レプリロイドから情報を抜き出す、言葉にすると簡単だが数世紀・・・否。

 

遥か未来のロボットの記憶を覗くと言うのは難題だった。

 

S.O.N.G.偽装研究所の職員が悲鳴を上げたので応援に出向いた和真とエルフナインと藤尭の三人は、ベルメットの一部を外して外部接続用コネクタを引き出したまでは良かった。

 

「市販されているUSBコネクタは全種試しましたね」

 

「と言うか市販品で通じると思った和真君の思考が疑わしい」

 

散乱したパッケージを片付けるエルフナインが呟き、げんなりとした藤尭が吐き捨てるように言った。

 

『仮に接続できてもこの世界の技術レベルじゃ処理しきれないぞ?』

 

モデルHが見かねて言う。

 

『それよりもアンタ、早く響ちゃんにはっきり返事しなさいよ!』

 

『と言うか告白したらどうだ?』

 

モデルL、モデルPと続けてコレである。

 

『次の戦いじゃ、生きて帰れる保証はないんだ。憂いは断っておいた方が良いよ?』

 

「モデルX、それを世間ではフラグと言うんだ。死ぬ気はないし殺される気もな

い・・・・ところで皆、この時代でレプリロイドの接続に使えそうなケーブルに心当たりない?」

 

あれよあれよとライブメタル達の野次や心配する声を聞きながら和真は作業を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弦十郎が下した決断は、和真が回復するまでイレギュラーについてはアッシュが対応して、奏者は主に援護が主体。

 

奏者達もフルメンバーが稼動できるわけではないので主に翼と奏とクリス、この三人がアッシュと供に戦線を張る形となる。

 

和真は了承し、先に述べたとおり回収された二体の四天王から情報を引き出すことに躍起になっている。

 

響も例に漏れずに待機組で、回復を待っている。

 

ま、単身ファントムと殴り合っていた時間があったんだから仕方ない。

 

響は最近になって気がついたことがある。

 

未来に抱く一緒に居たいと言う思いとは別に、和真が他の女性といると気になって仕方ない。

 

未来に言わせれば「響って意外と独占欲高いんだ」と言う事らしい。

 

「和真君、入るね~」

 

何時ものように、響は和真の自室の扉を潜ると居るはずの主はいなかった。

 

「あ、響。和真なら研究所だよ」

 

代わりに奏がいた。

 

「あれ、奏さん。今日は待機当番じゃありませんでした?」

 

「そうなんだけどさ、出動が無い時は和真と駄弁ってるんだ。仕事も本格的に復帰したら愚痴くらい聞いてやるって言うから甘えてんだ」

 

「むむっ、それは私にはまだ分からない世界ですね!ソレはそうと御菓子食べます?」

 

「あっ!ゴミのたまりが早いと思ったら犯人は響か!?」

 

「えへへ~」

 

撃槍コンビは談笑しながら時間を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何事なく過ぎていく時間と言うものをアッシュはあまり関わりがないものだった。

 

ハンター稼業なんてしていると政府からの依頼で戦闘になったり、旧世代の遺跡に潜ればイレギュラー化したメカニロイドやレプリロイドと遭遇することなんて当たり前。

 

マリアから進められたファッション雑誌を眺めながら欠伸を一つ挟んで伸びをする。

 

「ん~!こうして何もないと暇でしょうがないわ」

 

「アッシュは身体を動かしていた方が良いの?」

 

そのぼやきに調が尋ねた。

 

「そうねぇ、篭ってるより出向いた方が楽って言うのはあるかも。」

 

実際、アッシュが経験した戦いの殆どが敵地に出向いてと言う物だった。

 

「いいじゃない、戦闘がないのは。それとも戦って居たいのかしら?」

 

「んな分けないでしょ!平和ならそれが一番よ、こうしてのんびりしている事事態があんまり縁のないことだったから」

 

アッシュとしてはこうして雑誌を眺め、時間を過ごすというのはイレギュラーに襲われて天涯孤独になるまででも、なってからでも初の体験なので活発な彼女からすると退屈なのだ。

 

『アイツの実力を知りたくても今は安静だしな』

 

モデルAのぼやきにアッシュも同様に和真の実力を疑っていた部分があった。

 

それを確認しようにも確認できないのでこうしてマリア達待機組と談笑しているわけなのだが。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・結果を聞こう」

 

司令室に戻ると仁王立ちしている弦十郎が待っていた。

 

何でもこの組織の前進である風鳴機関のトップ、平たく言うと弦十郎の親父さんから結果を示せといわれているらしい。

 

何つったっけ?老害・・・あ、訃堂とか言うらしい。

 

翼の爺さんでもあるのであまり誹謗中傷はしたくないのだが、和真やアッシュを敵視しているので和真も一度相対したがけんか腰で会話にはならなかった。

 

ま、その時に「アンタが捨てるなら全部俺が拾う」なんて啖呵切ったもんだから自分の首を絞める結果になったんだけども。

 

「情報の引き出しは無理そうです。」

 

藤尭が言う。

 

「何んだと?」

 

「補足すると市販品・研究機関などで使用される特注品等あの研究所にある全てのプラグを試した上ライブメタルたちにも協力してもらったんですが・・・・」

 

「既存の物では合うプラグは無く、仮に接続できたとしても解析にはかなりの時間を必要とすると推測されます。」

 

ピクリと左眉が反応して尋ね返す弦十郎に和真とエルフナインが補足説明を入れる。

 

「むぅ・・・予想できたことは言え悪い方向に当たる物か」

 

「逆の発想で行きましょう。ハルヒュイア達からが無理なら、ファーブニル達から聞けば良いんです」

 

「は?」

 

唸る弦十郎に和真が言うとぽかんと開いた口から間の抜けた声を漏らす藤尭。

 

「ほら、アイツ等って撤退する時ジェム割って魔法陣出すでしょ?」

 

「まさか、飛び込むとか言い出すんじゃないだろうな?」

 

「弦十郎さん、それっきゃないでしょ。」

 

「許可するとでも思っているのか!?」

 

「一つの手段ですよ、頭の片隅にでも置いといてください」

 

弦十郎が反対するのは分かっていたことだ。

 

和真は話を切り上げると自室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

自室から出てくる二人と鉢合わせ、和真はまたかと思いたる節があった。

 

「響、お菓子パーティしてたのか?」

 

「あ、分かる?」

 

否定しない所を見ると奏が何時ものように駄弁りに来ていたが空振りし、そこに響が訪れたってところか。

 

「さて、アタシは戻るかね。何があるか分からないからな」

 

とそれっぽいことを言って奏は出て行く。すれ違い様に、

 

「早くしないと病んじまうぞ」

 

と耳打ちしていった。

 

(頃合かなぁ・・・俺としても悶々としているのは柄じゃないし)

 

腹を決めることにした。

 

「響、ちょっと話があるんだ・・・・」

 

「え?どうしたの、急に改まって」

 

「前の返事・・・・かな。」

 

扉が閉じた後、和真は直ぐに監視カメラがないか確認する。

 

改めてみれば、部屋に監視カメラは無かった。いや、今にして思えば素人目に見て“目立つ所”には無かったわけで。

 

「あ、うん。」

 

和真の行動と台詞に響も思わずドキッとした。

 

出来ればもっとムードが欲しいし、場所も選んで欲しい。けどそんなことを言っていられる状況ではないのは理解している。

 

「俺はもしかしたら元の世界に帰るかも知れない。」

 

「うん・・・」

 

響の声のトーンが落ちていく、そんな“もしも”の話を聞きたいんじゃない。けど、和真はそれの可能性を捨て切れないというのも理解している。

 

傷つけたくないという優しさも。

 

「それでも、俺は気持ちを伝えるよ。不器用だからこんな風にしかいえないけど・・・好きだ。響、こんな俺でよければよろしくお願いします!」

 

響の目の前で綺麗なお辞儀と供に出された手、目じりに浮かんだ涙で滲む。

 

「うん、うん!こちらこ・・・」

 

プシュッ!と扉が開く空気の漏れる音が響いて二人は固まった。

 

廊下には弦十郎を初めにオペレーター二人、天井には緒川。奏を初めとして翼が、切歌が、調が、マリアがドアに耳を当てていたのだろう体制で固まって、後ろの方でクリスが赤くなっていてアッシュがグッと親指を立てた。

 

「ようやく言ったな、和真君!」

 

「お、俺は止めたんだよ!?」

 

「おめでとう、響ちゃん!」

 

「む、武藤・・・流石、武士らしく潔い・・・」

 

「翼さん、和真さんは武士じゃないですよ」

 

「二人共おめでとうなのデス!」

 

「さて、旦那。簡潔なお祝いしようか!」

 

「これで私は吹っ切れるわね・・・それとおめでとう、響」

 

「その、何だ・・・おめでとう」

 

「漸く言いましたね、おめでとうございます」

 

「なんだかんだ言って決めたじゃない!欲を言えばもっとムードが欲しい所よね。次があればしっかり・・・アレ?なんで拳握り締めてんの?」

 

因みに上から弦十郎→藤尭→友里→翼→調→切歌→奏→マリア→クリス→緒川→アッシュの順で、ゆらりと動いた和真に全員の顔色が変わった。

 

「うん、本部内で(こく)る手前秘密裏にとは行かないとは思ってたよ?」

 

「だからって何で皆揃って聞きに来るんですかぁ!?」

 

響の女々しい抗議の後、誰もが動いて、撤退も早かった。

 

一度体験している手前、殿を弦十郎と緒川が担当して赤面して肩をプルプルと振るわせる響を尻目に通路で大乱闘が勃発した。

 

 

 

『ついに言ったね』

 

『これでコイツは強く変わるだろうな』

 

『なるのか?』

 

『なるのよ。男ってのは意外と単純だもの』

 

『モデルF、守る者があると強くなるってよく言うだろう?』

 

『だが、あまり無茶もされては拙者達も響殿に申し訳が立たないな』

 

ライブメタルたちもこんなことを言ってたそうな。

 

因みにモデルX→モデルZ→モデルF→モデルL→モデルH→モデルPの順である。




・皆でデバガメ

緒川さんなら平気で天井とか走りそうだし、天井に垂直に立つとかやりそうだし。




皆さんはロックマンXダイヴなるアプリをご存知かな?

日本じゃ配信してないんだけど色々手段を講じて作者が一番は待っているアプリ。
そこから和真が使用するモデルXの最終拡張形態を拝借するよ。

後、Xシリーズから二名ほど出陣していただきます。

ヒント、一人は絶唱しないシンフォギア絡み。

二人目はゼロ(Xシリーズ)のトラウマです。

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