戦姫絶唱シンフォギア~魂を纏う者~   作:難波01

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本部にて3:ミーティング

歓迎会のあと、そう言えば・・・と弦十郎が切り出してきた。

 

「これから和真君はココで生活してもらうわけなんだが」

 

「いや、自宅ありますし」

 

「それなんですが、借りていた部屋のアパートはアルカノイズに破壊されていますよ?」

 

緒川が補足するように言った。

 

それは寝耳に水だ。てか、アパートから遠ざかるように立ち回った筈だが何故破壊されたのだろう。

 

昨日、初戦からの出来事を纏めるとこんな感じ。

 

・シンフォギア奏者と遭遇

 

・超常災害対策機動タスクフォースS.O.N.G.の実働チームへ参加要請、これを受託

 

・嘘だと断言されても可笑しくない境遇を受け入れるぶっ飛んだ組織と理解できた

 

この三点に尽きる。という訳で宛がわれた部屋で目を覚ました。

 

宛がわれた部屋にはS.O.N.G.の制服があった。サイズがぴったりなのが解せないがそこはそれ。

 

増設された上着の内ポケットあたりに拳銃ホルスターのようなライブメタル・ホルスターが増設された。

 

コレはありがたい。しかも、左右で六つ収納が出来るようだ。

 

「よし、行くか」

 

和真はあてがわれた自室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発令所には学生組を抜いたいつもの面々が揃っていた。本日は平日なので学生組は登校している。

 

そこに和真がやってきた。

 

「すみません、遅れました」

 

「いや、定刻通りだ。ではミーティングを始めるぞ」

 

和真を出迎えた弦十郎は司会よろしく、メンバーを見渡した。

 

本日のミーティングは最近出現した『アルカノイズを引き連れて暗躍する敵』に関してのものだった。

 

「皆知っての通り、最近になってアルカノイズを出現させる輩の出現が確認されている。この事についての意見交換を行いたい」

 

弦十郎の一言で会は始まった。

 

それを聞いたエルフナインがスクリーンに昨日までの出現場所を表示する。

 

「この様に出現場所に規則性はないのですが、共通しているのはアルカノイズを陽動に使っているという点です。」

 

「調査部の調査の結果、アルカノイズ出現地点から数キロ圏内いずれも骨董品を扱う展示会場がありました。」

 

緒川が補足するようにモニターに点を表示。

 

「出現、その全てが深夜に集中していることから作為的なものを感じずにはいられません。」

 

とエルフナイン。

 

「アルカノイズ出現時の観測データです。見事にアルカノイズの反応しかありませ・・・いや、待ってください。そう言えば・・・」

 

そう言って藤尭が詳細な反応データログを表示すると確かにアルカノイズ以外の反応があった。

 

「謎の反応があります。類似反応は日付は前回のアルカノイズ襲撃時、および三日前です」

 

「その日付はもしかして・・・ライブメタルか?」

 

ハッとして和真は呟く。

 

「そんなまさか!」

 

驚いたように友里が言う。確かにスキャン結果は鉄だったというのはあの時、皆聞いていた。

 

和真の任意同行の際に細かいメディカルチェックを行い、確認した弦十郎も同意する。

 

「最初に出会った時に主犯と思しき者を確認しました。その者はエックスとゼロが認め

たとかそんなことを言っていた」

 

「ついでに言えば、何処となく和真がロックマンとして活動する姿に似ていたわ。それに貴方は一方的に敵を知っているとも」

 

翼とマリアが口を開く。

 

エックスとゼロ、ライブメタルのモデルとなった英雄だと言うのは、先日に説明しているので割合する。

 

「ライブメタル・モデルHのオリジナルとなった英雄、それがハルピュイア。エックスの子に当たる」

 

「待って、エックスってロボットと言う話だろ?ロボットに子供なんて」

 

「それは後継機と言うことか?」

 

藤尭に続き、弦十郎が尋ねる。疑問は最もだ、現代の尺度だとそうなるだろう。

 

「ちょっと解釈の違いなんだけど、レプリロイドの子って言う概念は自分のDNAデータを元に作成されたかって所にあるんだ。エックスのDNAデータを元に製作されたレプリロイドは四人いる。」

 

弦十郎に視線を投げると「続けてくれ」と促された。

 

「ココからは持論と推測を交えての考察になる。先ず、この微妙に違う類似反応は四天王の物だと俺は思う」

 

「待ってください、四天王と言う事は?」

 

エルフナインだけではなく、この場に居た気が付いたようでエルフナインの疑問は代表して言ったようなものだ。

 

「そう、四体いるんだ。翼から聞いたけど前に“ゼロ”が出現し、ノイズを一掃した。こと戦闘能力に関しては同等クラスと思ってもらって良い。」

 

「何だと!?」

 

直接見ている翼は、その戦闘力がどれほどか体感しているという事だろう。

 

「待って、その四天王が本当にいるとは限らないのよ?」

 

異を唱えたのはマリアだった。不安を後ってもしかないと。

 

「推測だって、仮に敵が四天王なら情報は知っておくに越したことはない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一頻り、可能性を話しきると弦十郎にバトンタッチする。

 

「和真君の意見も無視できん、実際に一人は確認できているからな」

 

モニターの一部にハルピュイアのスクリーンショットが現れた。

 

何時撮ったの?

 

「それを踏まえた上で、どうするか・・・」

 

再び腕を組んで唸る弦十郎。

 

「もしも、ライブメタルを探す為なら、もう在り処ははっきりしている。だが、仕掛けてこないのは・・・」

 

「それだけではないわね。アルカノイズ、その制御も実験しているんじゃないかしら?先日の男も制御と言うより好き勝手させていたようだったわ」

 

翼が唸り、マリアが言う。

 

「ふむ、皆の意見は分かった。これからの対策はおいおい考えるとして・・・・マリア君、翼。話しがあるのではないか?」

 

弦十郎がミーティングを〆て、二人に話題を振った。

 

何でも二人は世間が注目するトップアーティスト、そんな(いままでなら)住む世界が違う人間がなんなのだ?

 




νコロナのお蔭で書く時間はタップリあるぜぇ(切実)
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