ぼくは蜂猫、小悪魔の眷属になっているらしい   作:蜂猫

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はじめ

 

 

ここは………どこだろう

なぜぼくはここにいるのだろう

 

 

(暗い………)

 

 

光を求めて助けを呼ぶ

 

 

(冷たい………)

 

 

温もりを求めて助けを呼ぶ

 

 

(怖い………)

 

 

安心を求めて助けを呼ぶ

 

誰でもいい、なんでもいいから助けて…

暗くて…

冷たくて…

怖いよ……

 

 

 

 

 

 

 

「……だ……ょ…ぶ!?い………ってあげ……!」

 

 

あぁ……なんだろう

体が温かくなってきた…

とても優しくて、安心が出来る温もりだ……

 

「安心して、コレからはトワ様がついてるからね!」

 

 

 

 

 

 

これが、ぼくとそのご主人様であるトワ様との出会いだった

 

 

 

 

 

 

 

「蜂、ご飯だよ〜…………ってまたゴロゴロしてる!もう、コレだからぽにょぽにょになっちゃうんだよ?少しは運動しなさい!」

 

(ご主人様の声だ、起きなきゃ…)

 

僕の名前は蜂猫、ご主人様からは『蜂』と呼ばれている。黄色い毛並みに黒い縞模様、蜂のような色合いだからそんな名前らしい。

ある冬の雨の日、捨て猫だったぼくはご主人様に拾われて飼われることになった。ご主人様はとても優しくて、いつもぼくを気遣ってくれた。

 

ご主人様……常闇トワ様はどうやら人間ではなく、人間の社会を学びに魔界から来た小悪魔らしい。ぼくにはとても悪魔とは思えないのだが、悪魔らしい。

 

ご主人様曰く今の時代では悪魔や天使、ドラゴン、ヴァンパイア、エルフ等様々な種族が入り混じって生きているから人間じゃない者がいてもそれほど珍しくないそうだ。

 

 

「それじゃトワは学校に行ってくるからね、ご飯食べたら運動する事!いいね?」

 

「にゃー」

 

「行ってきます!」ガチャ…バタン

 

 

ご主人様が学校に行った。学校とは勉強をする所らしい、詳しくは知らないけどご主人様がよく同じクラスの友達の天使やドラゴン、お菓子の国のお姫様、羊の女の子の話を聞かせてくれる。天使の子は生徒会という物に入っていて真面目ないい子だとか。ドラゴンの子は破天荒で荒々しい所もある反面、優しくて仲間思いなんだとか。お菓子の国のお姫様はとても可愛くて守ってあげたくなるだとか。羊の女の子は歌が上手かったりするらしい。

 

ぼくはまだご主人様以外、誰も会ったことがない。いつかご主人様の話に出てくる天使やドラゴンみたいな種族に会ってみたいのだが、ご主人様の心配性によって全然外には出してもらえないのでそれが叶うのはかなり先の事だろう……

 

 

さて、そろそろご飯も食べ終わったし、運動でもするかな

いや………でも

(…………寝るか。)

 

睡眠欲には勝てなかった………

 

 

 

 

 

 

これは小悪魔とその眷属である猫の物語である。

 

 




多分、続かない
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