ネコ耳ステラのGBN探訪!(仮)   作:しろくないくま

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第12話 vs ガンダムバルバトスルプスレクス戦!

目標との会敵まで180秒……

ステラのガイアは、目標との距離をグングンと詰める。

 

「この反応……“エイハブリアクター”」

 

『エイハブリアクター』とは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する相転移変換炉である。

作中では単に「リアクター」と呼ばれることもあり、モビルスーツや艦船など一部兵器やスペースコロニーの動力に使用される。

 

向こうもステラの存在に気付いたらしく、相手側の陣形が戦闘用のモノに変わっていくのが、ガイアのレーダーでも確認できた。

どうやら、彼女に警戒しているようだ。

 

「ステラのガイア、向こうも気付いた……」

 

目標との距離、残り14000……時間にして約100秒。

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場所は変わって、相手のフォース。

こちら側も、ステラの機影をレーダーで捉えていた。

 

「団長!コチラに近づく反応が……ッ!!?」

 

「ライド、そう騒ぐな!オレにも見えてるよ!」

 

「それにしても、速すぎじゃねぇか……ッ?」

 

「ドムか?ホバー移動なら、ワンチャン…………」

 

「いやいや、シノ……ドムとか比べモンにならねぇぞ。」

 

「じゃあ、逆にアキヒロはどんなヤツだと思うんだ?」

 

「バクゥ……とか………」

 

「ラゴゥって!!?馬鹿か、オメェ?」

 

「んだとォッ!!?」

 

「シノ、アキヒロ!言い争ってる場合か!」

 

「オルガはどうする?オルガが命令するなら……!」

 

「ミカも落ち着け……相手の出方が分からない以上コチラから………」

 

その時だった。

轟音と共に砲弾が放物線を描き、ステラのもとへ飛んで行く。

 

「馬鹿野郎ッ!誰だッ!!?勝手に砲撃したのはァッ!!?」

 

勝手な砲撃に怒りを表す、団長のオルガ……

砲撃をしたのは、マゼンタ色の装甲色が特徴のガンプラ『ガンダムフラウロス』こと『四代目 流星号』……ダイバーは『シノ』だ。

 

「何をやってる!シノ!誰が攻撃して良いと………ッ!!?」

 

「仕方ねぇよ団長……見てみろよ相手の接近速度……アッチはヤル気満々だぜぇ?それに戦いの基本は先手必勝!一撃必殺だろッ!!?」

 

「んな滅茶苦茶な……ミカ、戦闘になる!頼んだぞ……ッ!」

 

「うん、任せてよ。オルガ………」

 

バルバトスを駆る三日月は、舌舐めずりをしてニヤリと笑う。

 

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場面はさらに変わり、ステラは相手からの攻撃を確認した。

 

「砲撃……だけどステラには………」

 

ガイアは飛んでくる砲弾を華麗に回避する。

 

「敵、見えた!あれか………!」

 

ステラはガイアを変形させると、ビームライフルを構えて相手と対面した。

 

「相手のフォースは………“鉄華団”!」

 

鉄華団とは、『機動戦士ガンダム鉄血のオフェンス』に登場する少年兵が立ち上げた民間警備会社である。

 

相手のフォースはその名を冠していた。

ここ数ヵ月で頭角を表しており、そのフォース内には個人ランキング上位に食い込むトップランカーがいる。

 

ステラが色々とリサーチしていると、相手側から通信が入った。

 

『ガイアのビルダー、聞こえるか?』

 

「聞こえてる………」

 

相手の呼び掛けに、ステラが応答する。

 

『良かった……俺はフォース鉄華団の団長、オルガだ。』

 

「私はステラ……ビルド・ダイバーズのステラ……」

 

『ビルド・ダイバーズ!!?あの第二次有志連合戦の……』

 

「(フルフル)……ソレ違う。ステラのビルド・ダイバーズとは別……」

 

『ややこしいな……』

 

「余計なお世話……ステラも聞くけど、どうして撃ったの?ステラ、別に戦うつもり、なかった……」

 

『すまねぇ……アンタが猛スピードで近づいて来るから、戦闘行為だと思った仲間が勝手に……』

 

「なにソレ?意味が分からない……勝手な行動を取るアナタの仲間は、躾のなっていないワンちゃんといっしょだよ?」

 

ステラの放つ辛辣な一言に相手のリーダーが反応する。

 

『ワンちゃん……俺たちを犬呼ばわりだと?』

 

「そう……チームの一員でありながら、自分勝手な行動を取った。馬鹿だよ?アナタの仲間……ステラ、何も間違ったこと、言ってない。」

 

いつものおっとりとした彼女と違い、ステラは相手を煽りに煽った。

 

『野郎……!』

 

彼女の言葉に怒りを隠せないオルガ……

他の仲間も通信越しに、ステラに向かって文句を言う。

一人を除いて……

 

『言いたいことは終わり?』

 

オルガとステラの通信に割って入って来たのは、落ち着いた雰囲気で無機質な表情の少年だった。

 

「アナタは?」

 

『俺は三日月……』

 

少年は自身のビルダーネームを名乗る。

彼が駆るのは『ガンダムバルバトス・ルプスレクス』……ステラの機体の素体となっているガンプラだ。

 

「ステラ、アナタのリーダーと話してた。邪魔しな…………」

 

『ゴチャゴチャうるさいんだよ、お前……ねぇ、オルガ……もう良いでしょ?コイツぶっ飛ばしても……』

 

ステラの言葉が終わらないうちに三日月と名乗った少年は、機体を操り手にした『超大型メイス』を使って、ステラの攻撃を仕掛ける。

爆発的な俊敏性でガイアとの間合いを詰めると、大質量のメイスをガイア目掛けて叩きつけて来た。

 

ステラは機体を操作し、バルバトスの攻撃に対して咄嗟に回避運動を取る。

メイスは空を切り、地面を大きく抉った。

その衝撃は凄まじく、猛烈な土煙が上がる。

 

その中からガイアが、勢い良く飛び出した。

ガイアはすかさず、ビームライフルを三日月のバルバトスに向けると、ライフルのトリガーを数回引く。

 

緑色の閃光が数本バルバトスに向かって伸びるが、その全てはバルバトスの装甲の前に弾かれてしまった。

 

「やっぱり、ナノラミネートアーマー……!ステラのガイア、ビームが弾かれる!」

 

ガイアに続き、三日月のバルバトスも土煙から飛び出す。

同時にメイスを横凪ぎに振るった。

空中での回避は間に合わないと察したステラは、『機動防盾(シールド)』での防御を選択した。

 

バルバトスのメイスが、ガイアのシールドに直撃した瞬間、凄まじい衝撃がコックピットのステラを襲う。

 

「キャアアァァァーーーッ!!!」

 

大質量の衝撃を受け流せなかったガイアは、勢い良く岩壁に叩きつけれた。

 

「オルガ、終わったよ……」

 

無機質な淡々とした声で三日月は、鉄華団団長のオルガに戦闘の終わりを告げる。

 

『あ、ああ………』

 

三日月の駆るバルバトスの圧倒的な戦闘力に、オルガは言葉も出ない。

他のメンバーも感嘆の声を上げている。

 

やはり、個人ランキング上位である三日月だ。

まだまだ新人ビルダーのステラとはレベルが違うように思える。

しかし、ここで予想外の出来事が起きた。

 

『キミ、けっこう、やる、ね……』

 

ステラから通信が入ったかと思うと、ガイアはゆっくりと立ちあがり、三日月の機体へと歩み寄って来たのだ。

そしてガイアは、両翼にマウントしている“エクスカリバー”と“アロンダイト”を抜いて装備する。

二対の対艦刀の刀身に、それぞれレーザーとビームの刃が走る。

 

「へぇー意外とガッツがあるじゃん……」

 

三日月は、嬉しそうにニヤケた。

ステラのガイアと三日月のバルバトスが、互いに向かい合う。

 

『ステラ、ちょっと、油断した……』

 

先に動いたのは、ステラだった。

スラスターで強化した跳躍力で三日月のバルバトスに迫ると、袈裟がけの要領で“エクスカリバー・レーザー対艦刀”を振るう。

しかし、三日月はステラの攻撃をバックステップで対処した。

 

「まだまだ!」

 

ステラは負けじと左手の“アロンダイト・ビームソード”を横に薙ぐ。

この攻撃にも三日月は落ち着いて対処して見せた。

 

「コレならどおッ!!?」

 

ステラは三日月のバルバトス対し、さらに“テールブレード”で追撃をかける。

ガイア本体と“テールブレード”を繋ぐ特殊粘性合金製のワイヤーが唸りを上げた。

ガイアから放たれる“テールブレード”は、地を這う大蛇のようにバルバトスを襲う。

 

『くッ!!?』

 

油断した三日月のバルバトスに、ガイアのテールブレードが迫った。

しかし、さすが阿頼耶識を持つバルバトス……

脅威の反応速度で、致命傷クラスの一撃を往なしてみせた。

 

『ぶっちゃけ、アンタの事、舐めてたよ……』

 

「手を抜いた?ステラ、馬鹿にされてる?」

 

『別に馬鹿にはしてないさ……ただ今までは準備運動みたいなモン。』

 

「やっぱり、馬鹿にしてる!」

 

ステラが再度攻勢に出る。

接近戦で互いに激しくぶつかり、火花を散らした。

 

『アンタとやりあってやっと分かった……アンタのガンプラ、俺のバルバトスと同じだな……!』

 

「そうだよ。ステラのガンプラ、“ガイアガンダム・ルプスレクス”!内部構造はキミのといっしょ!」

 

『じゃあ、本気で行かないと負ける。』

 

三日月は気合いを入れる。

 

「なあ、バルバトス……お前の本気をアイツに見せてやろう。お前の全部を俺に寄越せッ!」

 

次の瞬間、バルバトスのデュアルセンサーアイが紅く発光し、各関節部に青白い炎のようなエフェクトが掛かった。

 

『行くよ………』

 

三日月の呼び掛けに応えたバルバトスは、ガイアの視界から突如として消え、またガイアのコックピット内では、警報がけたたましく鳴り響く。

 

ステラが反応したときには、彼のバルバトスはガイアの後方に回り込んでいた。

やられるとステラが覚悟したときだった。

彼女の座るコックピットが赤く発光し始める。

 

「コレは………!」

 

ダイバーギアを介してガイアガンダムに組み込まれた“EDI-SYSTEM”が、彼女の意思に反して起動したのだ。

ガイアのデュエルセンサーアイが深紅染まり、関節から蒼白い炎を模したエフェクトが掛かる。

 

『まさか、アイツのガンプラも俺のバルバトスと同じように覚醒するのか……ッ!!?』

 

驚愕した三日月……

そして、エディによって覚醒したガイアは、バルバトスの装備する大型メイスから繰り出された必殺の一撃をガイアは二本の対艦刀をクロスさせて受け止め、そのまま往なす。

 

しかし、大質量の攻撃の前にエクスカリバーとアロンダイトは、耐えきれず真っ二つに折れてしまった。

 

「こんの………ッ!」

 

ステラと入れ替わったエディは、ガイアを操作し、折れた対艦刀を捨て、お返しとばかりにレクスネイルを三日月のバルバトスに突き立てるのだった。

 

次回に続く。




鉄華団メンバー構成、、、

団長 オルガ 『辟邪 S型』

副団長 ユージン 『獅電改 S型 ホワイトカラー』

相談役 及び ご意見番 ビスケット 『ランドマンロディ』

特攻隊長 三日月 『ガンダムバルバトスルプスレクス』

筋肉隊長 昭弘『ガンダムグシオンリベイクフルシティ』

砲撃隊長 シノ『ガンダムフラウロスD型』
シノ補佐役 ヤマギ 『フラウロス』のナビゲーター 兼
火器管制官

ハッシュ 『辟邪 A型』

ライド 『獅電改 改め、雷電号』

他、獅電が3機。。。

古参メンバー タカキ
アストン
チャド
ダンテ

古参メンバー ランドマン・ロディをしよう。
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