俺とペット達のワンニャン物語 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
「ただいま〜」
翼は今日のライブのリハーサルを終え、家に帰って来た。すると部屋にいた八紘が声をかけてきた。
「……翼かおかえり」
「ただいまお父様」
「今日は守の家に行ったのか」
「そうなの!!ペット達可愛いかったんだよ!!」
すると八紘は微笑みながら昔の事を言い出した。
「そう言えば昔私と喧嘩した事があったな……」
「うん……その時に私は守に会えたんだから」
そうして翼は昔の事を思い出す……あの日翼は八紘に怒られていた。
「おとうさまなんてだいっきらい!!」
「待て翼!!」
その日翼は始めて1人で家を出た、翼はただただひたすらに走って気付けば自分でも知らない所にいた。
「ヒッグ……わたしわるくないもん……」
そして翼は走り続けて疲れてしまった、すると向こうに公園があり翼はそこに行きベンチに座った。そして翼は周りに誰もいない事に気が付いた。
「ここどこ?」
公園はもう夕方で段々暗くなっていき、風の音とカラスの鳴き声が不気味に聞こえた。翼はやがてこの場所が怖くなり泣き始めた。
「こわいよ……おとうさま……」
すると向こうから誰かがやって来た。翼は怖くなり逃げようとしたが足がすくんで動けなかった。
「こないでぇ……いやぁ……」
「どうしたの?」
「え?」
するとそこには男の子がいた。男の子は翼に聞く。
「なんでないてるの?」
「……おとうさまとけんかしちゃってわたしおうちがわからないの」
「そうなんだ」
「おとうさま……うぅ……」
すると男の子は翼に手を差し伸べて言った。
「ならぼくのいえにいこうよ」
「え?」
すると男の子は翼の手を掴んで男の子の家に歩き始めた。男の子は翼に名前を聞いてきた。
「ぼくまもる6さいきみのなまえは?」
「……つばさ」
「とりみたいななまえだね」
「とりじゃないもん……つばさだもん」
「わかったつばさちゃん」
やがて守は自分の家に着き翼を連れて中に入った。
「ただいま」
「おう守おかえり……ってその嬢ちゃんは……」
「ないてたからつれてきたの」
「……ないてないもん」
「え?ないてたよ」
「ないてないもん!!」
守の父親銀二はとりあえず守と翼をリビングに連れて行き、銀二は八紘に電話した。
『今娘さん家にいるから迎えにこいよ』
『世話をかけたな銀二』
『礼ならうちの息子に言ってくれ』
『……分かった』
しばらくして八紘が翼を迎えに来た。そして翼は八紘を見ると泣きながら抱きついた。
「おとうさま……ヒッグ……ごめんなさい……」
「済まなかったな翼……」
そして銀二は八紘にこう言った。
「少しは正直になったらどうだ」
「……そうだな次からは気をつける……助かった」
八紘は翼を抱きしめたまま車に戻ろうとすると後ろから声がした。
「つばさちゃんをおこらないで」
「……そうだな分かったよ」
「つばさちゃんバイバイ」
すると翼はそれを見て小さく手を振った。そして翼は八紘と車に乗り家に向かった。しばらくして翼はある事を口にした。
「おとうさま……」
「どうしたんだ翼」
「わたしまもるくんとまたあいたい!!」
「……そうだな次の機会に会いに行くか」
「うん!!」
やがて翼は八紘に呼びかけられ再び現実に戻る。そして翼は八紘にある事を聞かれる。
「翼お前最近守とはどうなんだ……」
「え!?あ、いやその……」
「……私は守程いい男はいないと思うぞ」
「お、お父様!!からかわないで!!」
そして翼はある思いを胸に秘めながら八紘に言った。
「私は貴方の娘ですよ……自分でやってみせます」
「……そうだな」
そうして夜は過ぎてゆく……秘められた恋を胸に秘めながら……