アサシンクリード×コードギアス(仮題)   作:ランドール閣下

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始まり

2010年、8月10日。

 

神聖ブリタニア帝国が日本国に宣戦布告。

 

圧倒的な軍事力と物量によって瞬く間に日本の防衛線は破られ、更に実戦に置いて初めてナイトメアフレームが投入され、ナイトメアの力により日本は追い込まれ遂にブリタニアに対して無条件降伏を決断した。

 

日本は敗れさり国や文化、名前さえ奪われエリア11と日本国は名前を変えられ、日本人はイレヴンと呼ばれ差別される様になった。

 

日本が降伏し、悲しげに夕日が照らされる中で旧日本軍の兵士が火葬を間近で行う中、二人の少年と車椅子の少女、そして赤髪が特徴的な少女が立っていた。

 

四人は虚しげに力なくそこにいたがやがて、少年の一人が口を開いた。

 

「スザク・・・リリィ・・・僕は・・・ブリタニアを・・・ぶっ壊す!」

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~7年後、エリア11~

 

エリア11の政庁で行われるブリタニアの第三皇子クロヴィス主催の華やかなパーティーが行われていた。

 

クロヴィスの取り巻きや取り巻きになろうとする貴族達が集まってエリア11の状況など知らないとばかりに贅沢なパーティーを楽しんでいた。

 

ダンスや食事、談笑等と貴族達は思い思いに行動していた中、パーティー会場の隅にフードを深く被った少女が現れた。

 

「此処にクロヴィスがいる筈」  

 

少女はそう呟いて一度、目を閉じてからゆっくりと開くとパーティーの風景は変わり、パーティー会場にいる人々が様々な光に包まれていた。

 

青ばかりの光がある中、一人だけ黄色の人物がおり、少女はそれを確認すると視界は戻った。

 

「見つけたわよクロヴィス」

 

少女は探し人クロヴィスを見つけると移動する。

 

少女の服装は何処か貴族の様な装飾があるがフードが付いている事とそれを深く被っている事で会場内ではかなり目立つ筈だった。

 

しかし、回りの貴族達は少女など見えていないとばかりに気にも止めずにパーティーを続けており、少女はクロヴィスの元まで目前までやって来た時、クロヴィスは文官の一人である貴族から何か耳打ちされていた。

 

クロヴィスはそれを聞いて会場の舞台に登ると白いマントを身につけると同時に天井から会見用のテレビカメラが降りてきた。

 

暫くクロヴィスは何かしらの打ち合わせをした後、始まったのかクロヴィスはカメラに向かって演説を始めた。

 

「親愛なる帝国臣民の皆さん。そして協力を頂いている大多数のイレヴンの方々」

 

クロヴィスが演劇染みた演説を始めた中、少女は腕を組んで見守る。

 

「分かりますか?私の心は今、二つに引き裂かれています。悲しみと怒りの心に・・・しかし!このエリア11を預かるこの私がテロに屈する訳にはいきません!何故ならこれが正義の戦いだからです!全ての幸せを守る正義の・・・さぁ、皆さん。正義に殉じた八名に哀悼の意を捧げようではありませんか・・・」

 

クロヴィスがそう言って暫く追悼した後、テレビカメラが上がっていき、クロヴィスは舞台から降りてきた。

 

「素敵でしたわ殿下。先程までパーティーを楽しんでいたとは思えません」

 

「総督はエリア11の看板役者ですからね。この位の変わり身は」

 

「自信おありですね」

 

クロヴィスが婦人に対してそう言って婦人が褒める。

 

聞いていた少女は機会は今だと目を鋭くし、近づこうとした矢先、体が肥えた男が慌てた様子で走ってきた。

 

「殿下!」 

 

「何だ不粋な」

 

「申し訳ありません。しかし」

 

男はそう言ってクロヴィスに耳打ちすると、クロヴィスが明らかに怒りを露にした様子を見せた。

 

「愚か者!」

 

「け、警察にはただの医療機器としか・・・全軍を動かすと」

 

「直属を出せ!ナイトメアもだ!」

 

クロヴィスはそう命令すると早足に会場を後にし、男も続く。

 

少女は機会を逃したと舌打ちするとクロヴィスの後を追うべく会場を誰にも悟られずに立ち去った。

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少女はクロヴィスを追って行く中、少女の耳に付けられているインカムから通信が入る。

 

《リリィ。クロヴィスはどうした?》

 

「ごめん。何かのトラブルが起きたみたいでクロヴィスがパーティー会場から出ていったわ。クロヴィスが慌てた理由が思い当たる物はない?」

 

《探ってみる。お前はクロヴィスを引き続き追って奴から真実を暴き、始末してくれ》

 

インカムからの通信が切れると少女リリィは走り、開いていた窓から身を乗り出して飛んだ。

 

リリィはそのまま電工灯に乗って更に飛んで地面に転がりながら飛び降りると再び走る。

 

リリィは自身の目に写るクロヴィスと識別する黄色の光を辿ってやって来ると、クロヴィスは既にブリタニア帝国の移動司令部であるG-1ベースに乗り込んだ直後であり、多数の護衛と共に移動を開始した。

 

「何処まで手こずらせるつもりよ・・・!」

 

リリィが悪態をついた時、インカムから通信が入る。

 

《分かったぞリリィ!クロヴィスは自ら新宿ゲットーに潜んでいる日本人の抵抗勢力を潰す気だ!》

 

「何を言ってるのよ。何でクロヴィスが自ら」

 

《毒ガス》

 

リリィはそれを聞いて顔をしかめた。

  

《奴らはどうやら毒ガスをまんまと盗まれたらしい。それを必死になって取り返えし、次いでに抵抗勢力を潰す魂胆だ》

 

「成る程ね・・・分かったわ。クロヴィスは新宿ゲットーに向かったのよね?」

 

《そうだ。新宿ゲットーまでは遠い。足はあるか?》

 

「バイクならあるわ。また何かあれば連絡して」  

 

リリィはそう言って通信を切ると、走りだし、自身のバイクまで来ると素早く乗り、バイクを走らせた。

 

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